セクシーの夜 Sexy al neon (1962) Documentary

The sexy documentary: Girls, Night, and Sexy
一世を風靡した「夜」のルポ・シリーズ映画は1959年の「Europa di notte(ヨーロッパの夜)」を皮切りに1960年の「Il Mondo di notte(世界の夜)」と「Il Mondo di notte II又はIl mondo di notte numero 2(続・世界の夜)」などの「夜」シリーズの映画が1960年代にイタリアで流行りました。1961年には北米と南米のナイトクラブをドキュメントしたAmerica di Notte(アメリカの夜)まであり、Marcello Giombini(マルチェロ・ジョンビーニ)が音楽を担当してLionel Hampton(ライオネル・ハンプトン)が出演しました。

主にフランスやイタリアで1959年から1970年まで100本ほど制作された夜のシリーズものの中に「世界の夜」に類似した1962年の「セクシーの夜(Sexy al neon)」があったのです。イタリア語のタイトルを直訳するとネオン街の魅惑でしょうか。 この映画は多分殆どの人が知らないでしょうがマニアには人気があるそうです。
☆Alessandro Blasetti(アレッサンドロ・ブラゼッティ)が監督した1959年の「Europa di notte(ヨーロッパの夜)からGianni Proia(ジャンニ・プロイア)が1976年に監督した「Mondo di notte oggi(ワールド・バイ・ナイトTODAY)」までの映画ポスターが見られるSexy - Jahsonic.com("Sexy al neon"は3番目の画像)

ご本家の「ヨーロッパの夜」はThe Platters(ザ・プラターズ)が"My dream"と"You'll never know"を歌ったのをはじめ、イギリスのロックバンドなど一流の芸人が出演して素晴らしかったです。ショッキングだったのはラストの方でセクシーなストリッパーがブラジャーを剥ぎ取ったら男性だと分った時! セクシーで綺麗な女性だと思ったのに。
David Lynch(デヴィッド・リンチ)がThe Platters(ザ・プラターズ)として出演している?と思ったら、当然デヴィッド・リンチ監督ではなくドゥーワップのボーカリストで初期のプラターズのテナーでした。
"Europa di notte" - YouTube
Colin Hicks & The Cabin Boys in "Europa di notte" - YouTube

Sexy al neon
「セクシーの夜」はパリ、ローマ、ハンブルグ、ロスアンゼルスと世界の町に花開くナイトクラブのショーを楽しませてくれるEttore Fecchi(エットレ・フェッキ)監督ドキュメンタリーで世界のナイトショーを収めた「夜シリーズ」ですから出演者は全て無名です。 ただし撮影はCatherine Spaak(カトリーヌ・スパーク)が主演した1962年の「La Voglia Matta(狂ったバカンス)」を手掛けたErico Menczer(エリコ・メンツェル)でした。
それに主にヨーロッパの夜を紹介していますから、先ずはフレンチカンカン、そしてエスメラルダの官能ショーから、黒人娘ネドラ・デュヴァルの貞操帯ストリップ、女を猛獣のように扱いムチをふるうサディスティックなヌードショー、南米のサンバ、日本からは女性のアクロバットなどなど盛りだくさんの内容だそうです。 多様なショーからストリップ主流になっていったこれらの夜シリーズ映画はポルノ映画の台頭により消えていきました。
"怪しくゆれる女体の乱舞"をお楽しみ下さい。(レコードの解説から引用)

Ettore Fecchi
この後は脚本も手掛けたエットレ・フェッキ監督は1962年の「セクシーの夜」の続編として1963年に同じくエリコ・メンツェルが撮影を担当した「Sexy al neon bis」も監督していますが、3本目の作品が同年の「Notti nude」となるとかなりの裸好きらしいです。 とはいえアメリカを基盤とした映画のデータベース「IMDb」以外には本国イタリアやフランスの映画データベースのサイトには情報が全くありません。

Sexy al neon - Soundtrack - Victor SS-1366
Sexy Trumpet / Sexy Twist
Sexy al neon Soundtrack
"Sexy Twist" from Sexy al neon Soundtrack - YouTube

"Sexy Trumpet"と"Sexy Twist"が収録された「Sexy al neon」サントラのイタリア盤オリジナル「GIOMBINI MARCELLO - SEXY AL NEON」 という45回転レコード(7inch (SP))が1962年にRCA Victorから発売されたそうですが、そのジャケットの表紙ではセクシーな女性ダンサーの写真ですが中袋は黒人のダンサーの写真が使用されています。 現在の価格は50.00 €(5000円強)。
上記の画像はどうにも写真が気に入りませんが、私が持っている日本でヴィクターから発売されたEP盤で、イタリア映画「セクシーの夜(Sexy al neon)」のMarcello Giombini(マルチェロ・ジョンビーニ)が音楽を担当したサウンドトラクですが、この他にもVictor SS-1346やRCA Records SS-2023などが発売されたそうです。
A面にセクシー・トランペット、B面にセクシー・ツイストを収録していますが、セクシーというタイトルのわりにはさしてセクシーでもない曲です。
「セクシー・トランペット」の方はセクシーというよりは寂しい単調なトランペットのイントロはやや間延びしていますが、その後にオーケストラが入ってきます。

Marcello Giombini
「アメリカの夜」と「セクシーの夜」の音楽を担当したマルチェロ・ジョンビーニはこの後の1967年の「Ballata per un pistolero(拳銃のバラード)」などのマカロニ・ウエスタン映画の音楽で「夜」シリーズの監督よりは有名です。 1975年の黒人奴隷映画の"Mandingo(マンディンゴ)"のイタリア版である1976年の超過激なポルノ風「Mandinga」(cattivo gusto e esplicito)をはじめ、エロティックなイタリアのホラーや猟奇映画の音楽をたくさん手掛けています。(映画「マンディンゴ」についてはダニエル・ダリュー Danielle Darrieux
Marcello Giombini - YouTube

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