
日曜はダメよ(1960年)
♪Melina Mercouri - Never On Sunday (Piraeus Children) - iLike.com
「日曜はダメよ」は原題はギリシャ語で"Pote tin Kyriaki"というそうですが、ギリシャ女優のMelina Mercouri(メリナ・メルクーリ)が主演してアメリカ人のJules Dassin(ジュールス・ダッシン)が監督及び出演したアメリカ・ギリシャ合作映画です。 ギリシャのPiraeus(ピレウス)という港町で堅物考古学者のHomer(ホーマー)氏と娼婦であるIlya(イリヤ)の恋物語(コメディ?)です。 そのはずでしたが、ホーマーがイリヤに娼婦をやめさせようとしたのに、いつのまにか取り巻きの連中と一緒に歌っていたというギリシャ版マイフェアレディにもちょっと似たようなお話です。(イリヤはレディにはならなかったですが。)
映画の題名の「Never The Sunday」ですが、どうして「日曜日は駄目よ」なのかというと、娼婦のメルクーリは日曜日には客を取らないで、彼女を崇める荒くれ男達と酒場で楽しく騒ぐのです。
「日曜はダメよ」は"日曜はだめよ"とか"日曜は駄目よ"などと表記されることもありますが、この映画のタイトルはギリシャ語で「Pott Tin Kyriaka」、イタリア語では「Mai Di Domenica」、フランス語では「Jamais Le Dimanche」です。
Never on Sunday - YouTube
「日曜はダメよ」でメリナ・メルクーリはカンヌ映画祭女優賞を受賞した他、Manus Hadjidaki(マノス・ハジダキス)作詞・作曲の映画と同名の主題歌「Never on Sunday(日曜はダメよ)」は1960年度の第33回アカデミー(オスカー)の歌曲賞(主題歌賞)を受賞しました。
※日本では1990年に"日曜はダメよ"のテーマ曲が佐藤浩一が出演したキリン一番搾り【新登場】篇で使用されたそうです。
Melina Mercouri sings Les Enfantes du Piree on Cine Chansons
フランス映画で使用されたシャンソンを集めたコンピレーション・アルバム「Cine Chansons」ではDalida(ダリダ)も歌っているLes Enfantes du Pireeとなっています。 1960年の7月にフランスのチャートで15週以上連続トップだったシングルで、映画のなかでメルクーリがギリシャ語で歌いチィターとアコーディオンのギリシャ風のエキゾチックな「日曜はダメよ」の主題歌が聴けるwfmuのラジオ・ショーのプレイリストPlaylist for Irwin - December 18, 2002(Listen to this show (RealAudio)をクリックして出たリアルプレーやのクリップ・ポジション(再生バー)を22分55秒まで移動すると"Les Enfants du Pirée"というタイトルのメルクーリの歌が聴けます。) この曲のタイトルは英語で"Piraeus Children"といいますがその"Piraeus(ピレウス)"とはギリシャ(アテネ)の港町の名前です。
英語では"Oh, you can kiss me on a Monday a Monday a Monday is very very good ..."と歌われたNever On Sundayの歌詞はNever On Sunday Lyrics - STLyrics.com
※現在入手困難ですが別の「Cine Chansons」にはLilian Harvey(リリアン・ハーヴェイ)の"Serait-Ce Un Rave"、Jean Gabin(ジャン・ギャバン)のQuand On S'Promene、Josephine Baker(ジョセフィン・ベイガーの"C'est"、Charles Trenet(シャルル・トレネ)の"La Route Enchantee"、Tino Rossi(ティノ・ロッシ)の"Tant Qu'Il Y Aura Des Etoiles"、Lys Gauty(リス・ゴーチ)の"A Paris, Dans Chaque Faubourg"、Mistinguett(ミスタンゲッツ)の"Paris" など全23曲を収録しています。
1950年にRichard Widmark(リチャード・ウィドマーク)が主演した「Night and the City(街の野獣)」を撮った後、アメリカ映画界の赤狩りから逃れてヨーロッパに渡ったジュールス・ダッシン監督は1955年にフランスでフレンチ・ノワールの名作と呼ばれる「Du rififi chez les hommes(男の争)」と メリナ・メルクーリも出演した1957年の「Celui qui doit mourir(宿命)」を監督し、イタリアでメリナ・メルクーリも出演したGina Lollobrigida(ジーナ・ロロブリジーダ)主演の「掟」を撮った後にギリシャで「日曜はダメよ」を監督しました。 この映画のテーマにはそんな事情も込められているようです。 ギリシャに落ち着いたジュールス・ダッシン監督は「日曜はダメよ」の後もフェードラ帽子で名高い舞台の映画化でメリナ・メルクーリを主役にして1962年のPhaedra(フェードラ/死んでもいい)や、1964年のTopkapi(トプカピ)などを監督しました。 ジュールス・ダッシンとメリナ・メルクーリは1966年に結婚していますが子供はありませんでした。 メリナ・メルクーリは惜しくも、1994年に68歳で亡くなりましたが、タバコによる肺がんのようです。
※ちなみに1970年代に活躍したシャンソン歌手で名曲「Les Champs-Elysées"(おお、シャンゼリゼ)を歌って知られているJoe Dassin(ジョー・ダッサン)はジュールス・ダッシン監督の先妻の息子だそうですが1980年に亡くなっています。
ジョー・ダッサンの沢山の歌が聴けるLes chansons de Joe Dassin(ダッサンが日本語で歌う"シャンゼリゼ"も聴けます。)
ジュールス・ダッシン監督はひとしきりギリシャで活動した後、1965年にメリナ・メルクーリも出演するアメリカとの合作映画を何本か監督しています。 1969年に幻の映画となった黒人パワーを扱った「Up Tight! 」があります。 時の情勢不安からかお蔵入りとなったそうです。
☆詳しくはAudio-Visual Trivia内のジュールス・ダッシンの公民権運動映画 Up Tight! (1968)
Never On Sunday: Original MGM Motion Picture Soundtrack [Enhanced CD]
Don Costa(ドン・コスタ)演奏の「日曜はダメよ」を収録したCDです。
♪ドン・コスタのNever On Sundayが聴けるNever On Sunday - Don Edrington's Big Band & Swing Era Songs(Don Costaで検索)
日曜はダメよ [DVD]
「日曜はダメよ」の日本語字幕付きDVD(白黒)が2009年にリリースされました。
下記の画像は原語版の国内向け「日曜はダメよ」輸入VHSビデオ「Never on Sunday」です。(新品だとビンデージ価格の1万円)
VHSでも「日曜はダメよ」の方はもっとヴィンテージ価格!(中古でも最高16,600円)ですが、1990年に発売された日本語字幕版も見つかります。(ASIN: B0000650Y7)
Never on Sunday
メリナ・メルクーリの出演映画の日本公開は少ないですが、フランスでのTVシリーズで人気がありましたのでフランスでもフランス語の歌のLPを出しています。
ギリシャの歌手としても名高いメリナ・メルクーリは「日曜はダメよ」以外にも映画「死んでもいい」ではフェードラのテーマ"Phaedra"を歌い、「トプカピ」でもTopkapi Opening scneで歌っていますが殆どの歌はギリシャ語ですから日本やアメリカでは殆ど見つかりません。 ギリシャではいまだにLPがリリースされているようです。
メリナ・メルクーリのレコードやCDについてはMelina Mercouri - Vangelismovements.com
元々政治家の家系のメリナ・メルクーリは、その後政治に傾倒していきます。 60年代に起こった軍事政権に反発し、1974年に保守派のカラマンスリ政権になるまで国籍を剥奪されていました。 政権交代後の1981年にはギリシャの文化科学大臣を務めたりして政界で活躍しました。 1982年に大英博物館に対するアテネ・パルテノン神殿の彫刻群のギリシャ返還とエジプトのスフィンクスのヒゲ返せ!」の要求運動が有名です。
メリナ・メルクーリの要求に応じて設置されたパルテノン英国委員会についてはTHE BRITISH COMMITTEE FOR THE RESTITUTION OF THE PARTHENON MARBLES(英語のサイト)
大英博物館に対する返還要求について
エジプト政府は大英博物館に返還を求めているのは、1801年にフランス軍が、英国とオスマン帝国の連合軍に敗れ、アレキサンダー条約によりロゼッタ・ストーンは英国に接収された「ロゼッタ・ストーン」と「スフィンクスの髭」です。
The Rosetta Stone(ロゼッタ・ストーン)
古代エジプトの神聖文字(ヒエログリフ、象形文字の一種)、デモティック(民衆文字)、ギリシャ文字の三種類が刻み込まれており、1798年のナポレオンによるエジプト遠征のときに支配下の一軍人が、ナイル河口西岸の商業地ロゼッタで砦を築く作業中に偶然発見し、その後、多くの学者が解読に挑戦しました。 ロゼッタ・ストーンについて書かれたRosettaStone(英語のサイト)
The Great Sphinx's beard (スフィンクスの顎ヒゲ)
4500年間ギザの砂漠に座り続ける守護神で、カフラー王が顔は自分に似せ身体はライオンの形に作ったと言われるが返還を求められても大英博物館ではなかなか見つからなかった。というのもなんと、ドア止めに使用していたんですと!
スフィンクスについて書かれたWhat is the Great Sphinx?(英語のサイト)
ギリシャに落ち着いたジュールス・ダッシン監督でしたが


最初に出合った時が普段着だったので、最後まで貧乏な修理工呼ばわりされたCameron Mitchell(キャメロン・ミッチェル)演ずるトム・ブルックマン氏はローレン・バコールにゾッコン!










![Perez Prado [Best of] - Mambo Ni Hablar](http://www.audio-visual-trivia.com/mamboCd.jpg)



☆Bourne Supremacy(ボーン・スプレマシー)とは「(ジェイソン・)ボーンの優越、支配権、至上権」といった意味らしいですが、「生まれつきの優越」とかけているのかも。



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ジュエルに気をつけろ!(2001年)





オリジナルの「太陽がいっぱい」と同じように1950年代のイタリアを背景に撮られた豪華なロケーション、その雰囲気を余すことなく捉えた映像の美しさと随所に挟さみ込まれたジャズの選曲がこれまた素晴らしいと大評判です。 特にナポリのジャズ・クラブカフェ・ラティーノのシーンは雰囲気が出ていますね。 この映画のためにジュード・ロウはサキソフォンを、マット・デイモンはピアノを練習したそうです。
音楽は作曲家



オリジナルは1993年というウーゴブランコのコーヒールンバを収録した「Grandes Exitos」は現在入手困難ですが、試聴は








カポーティ役は2004年に



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