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ハートに火をつけて/バックトラック Catchfire/Backtrack


Backtrack (1990) DVD
Backtrack by Dennis Hopper
Dennis Hopper as Milo and Jodie Foster as Anne in Catchfire
ハートに火をつけて(1990年)

ハートに火をつけて(1989年) Dennis Hopper aka Alan Smithee(アラン・スミシー)
日本初公開版 バックトラック/ハートに火をつけて[監督版] (1994年) Dennis Hopper(デニス・ホッパー)
日本劇場初公開版 Backtrack/バックトラック (1995年)
Dennis Hopper(デニス・ホッパー)が監督及び出演するサスペンス・ロード・ムービーです。 1991年5月公開の「ハートに火をつけて」の方は製作会社がサスペンスを強調した編集となり、デニス・ホッパーが監督にクレジットされることを拒否したので架空名のAlan Smithee(アラン・スミシー)となっています。 そんなわけで同じ年に2本の映画が出ました。 もう一つは日本では1995年の9月に公開されたデニス・ホッパー監督版(オリジナル)の「バックトラック/ハートに火をつけて」だそうですが、公開時期がややこしくなったぁ! 題名もややこしくなったぁ!
Catchfireはハートに火をつけて、Backtrackはバックトラック、Catchfire/Backtrack?・・・IMDbで検索するとCatchfireは1990年のアラン・スミシー版Backtrackになり、他では1989年のアラン・スミシー版Catchfire (aka Backtrack)となります。 BacktrackはアメリカではTV版を呼ぶそうです。 いづれにせよ、サスペンスを期待するにはアラン・スミシー版で、ロマンスならデニス・ホッパー監督版ということでしょうか。 公開当時はさほどでもなかったようですが、翌年1990年のThe Silence Of The Lambs(羊たちの沈黙)により、共演者のJodie Foster(ジョディ・フォスター)が大ブレイクしたおかげで再浮上した作品だそうです。

殺し屋「ミロ」を演じたデニス・ホッパーのほか、マフィアのLuponi Avoca親分にはホラー映画の大御所であるVincent Price(ヴィンセント・プライス)、1986年のBlue Velvet(ブルーベルベット)にも出演したDean Stockwell(ディーン・ストックウェル)はマフィアの子分のJohn Luponi(ジョン)役、ジョディ・フォスターが演じるアーティストのアンの恋人役のCharlie Sheen(チャーリー・シーン)は最初のほうだけでチラリと出てきます。 ちょい役で出演のCatherine Keener(キャサリン・キーナー)ですが、1999年にBeing John Malkovich(マルコビッチの穴)でMaxine(マキシン )役を演じ特異な存在感を示します。
「マルコビッチの穴」でマルちゃんとからむキャサリン・キーナーの写真が見られるmetroActive
チラリといえばなんと60年代の反戦歌手の Bob Dylan(ボブ・ディラン)がアーティスト役でカメオ出演しています。
ボブ・ディランの写真が見られるThe Official Bob Dylan Exhibition
ギャング役のヴィンセント・プライスはインテリでハンサムですがなぜかギャングなどの悪役や、SFホラーのThe Fly(蝿男の恐怖)や1960年のホラー映画「The Fall Of The House Of Usher(アッシャー家の惨劇)」などで有名なアメリカの俳優です。 ヴィンセント・プライスは同じくEdgar Allan Poe(エドガー・アラン・ポー)の小説で、Pluto(プルート)という黒猫が登場する1962年のTales of Terrorの一話「The Black Cat(黒猫の怨霊)」ではPeter Lorre(ピーター・ローレ)と共演しています。
※米国AIP社の傑作ホラーシリーズ「Edgar Allan Poe's Tales of Terror(ポォ怪奇コレクション)」のうちエドガー・アラン・ポー原作にもとづく3話構成のオムニバス映画、第1話「Morella((怪異ミイラの恐怖)」、第2話「The Black Cat(黒猫の怨霊)」、第3話「The Case of M.Valdemar(人妻を眠らす妖術)」を収録のDVDとVHSのTales of Terror(Morella, The Black Cat, The Case of M. Valdemar)

あっ、そうそう「ハートに火をつけて」でしたね、映画ではヒロインであるアーティストの”アン”がマフィアの襲撃現場を偶然目撃したために二重に追跡されます。 証言が欲しい警察と目撃証拠を消したいマフィアから。 そのマフィアからアンの始末を頼まれた雇われのが殺し屋のミロですが、ジャズフリークのクリント・イーストウッド監督みたいにジャズサックス奏者のCharlie "Bird" Parker(チャリーパーカー)を尊敬し、自らサックスを演奏するロマンチストで少々変態です。 なにかというとノリノリでサックスを吹きます。 殺しの下調べで暗殺のターゲットであるアンに興味を抱き、恋してしまった殺し屋はもはや役立ず! アンの黒い下着姿にデロデロで、イイシゴトしてません。
ジョディ・フォスターはEllen Barkin(エレン・バーキン)やIsabella Rossellini(イザベラ・ロッセリーニ)が出演した1987年の「Siesta(シエスタ)」でも黒いスリップ姿でベッドシーンを演じていますが、Rob Lowe(ロブ・ロウ)と共演した1984年のThe Hotel New Hampshire(ホテル・ニューハンプシャー)は家族の人生ドラマなので脱いでいません。 実生活で罠にかかったロブ・ロウはビデオ事件で痛い目をみましたがこれをバネにして立ち直り、より魅力的な性格俳優へと転身したのです。

videoBacktrackのトレーラーはNew York Timesしかありません。
ここでジョディ・フォスターのシャワーシーンがチラリ! ですが、観られなかったら取り合えずログインしてみて下さい。(私がニュースメールを購買しているアメリカの大手新聞ニューヨークタイムスですから安心ですよ)
日本公開時、ハートに火をつけての貴重な映画ポスターが見られる映画チラシ館 1991チラシ(6)(上段真ん中)

Catchfire(ハートに火をつけて)の音楽はCurt Sobel(カート・ソベル)で、監督版はフランスの作曲者であるMichel Colombier(ミシェル・コロンビエ)ですが、サウンドトラックは見つかりません。

DVDのカタログで「ハートに火をつけて」の画像があるbigtimeweb.jp(以前は予告編が観られたのですね)
日本公開時1991年の「ハートに火をつけて」のポスターが見られる1991 チラシ(ジョディ・フォスターの「羊たちの沈黙」もあります)

二人のメキシコへの逃避行中にミロがゲットしてきて、アンのベッドいっぱいに散らばせたピンク色したパンケーキですが、アメリカ南部のGeorgia(ジョージア)州のMacon(メーコン、黒人の多い地区)で1983年から始まった、3月に催される桜祭りで供されるものと同じかもしれません。 消防団のチャリティ5ドル朝食はピンクパンケーキ、ソーセージ、コーヒー、ジュースだそうです。 ☆georgiafamily.comを参考に。

記事のトップの画像はBacktrack(バックトラック)のDVDです。 このデニス・ホッパー がもっと変態になるホッパー自身の編集版「バックトラック」はアメリカで成人指定の映画になっています。 ジョディ・フォスターのシャワー・シーンが話題となりましたが、私はそのシーンより黒い下着姿の方がセクシーだと思いますが、ジョディ・フォスターのセクシーさを売るためか監督のご趣味かは不明です。

悪い奴を演じたら天下逸品、狂人を演じても天下一品というすご味のきいた性格俳優のDennis Hopper(デニス・ホッパー)のデビュー作品がなんと20歳の時にJoan Crawford(ジョーン・クロフォード)が主演してPeggy Lee(ペギー・リー)が歌った主題歌が大ヒットした1954年のJohnny Guitar(大砂塵)なんです。  その後4作のジェイムス・ディーン関連映画に出演した後、1969年にはEasy Rider(イージー・ライダー)になってしまいました。 ホッパーが監督もした「イージーライダー」には主演のPeter Fonda(ピーター・フォンダ)の他にJack Nicholson(ジャック・ニコルソン)が出演しています。 デニス・ホッパーはジェイムス・ディーン(理由なき反抗)に傾倒してか反逆精神旺盛です。 絵画やジャズの好きなライダー野郎、まさしくただものではありません。
1979年のApocalypse Now(地獄の黙示録)の写真はDennis Hopper - BBC news
1980年にホッパーが監督及び父役を狂演した日本未公開のOut of the Blue(アウト・オブ・ブルー)
1986年のBlue Velvet(ブルーベルベット)についてはブログ内のBlue Velvet ブルーベルベット
1999年にチャック・ワークマンが監督したドキュメント映画のThe Source(ビートニク)ではジャック・ケルアックやアレン・ギンズバーグなどのビート詩人、そしてジョニー・デップと共演している他、ジョン・コルトレーン、マイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカーなどのジャズメンの映像も観られます。


ページトップの画像は2001年にリリースされたアメリカのAmazon.comにあるAlan Smithee名義のRegion 1のDVDです。 「ハートに火をつけて」国内向けDVDはこちら。
Catchfire DVDハートに火をつけて
オリジナル版の「Backtrack」のDVDもあります。


Audio-Visual Trivia内のキャサリン・キーナーの2005年の出演映画
ザ・インタープリター
The 40-Year-Old Virginです。
Audio-Visual Trivia内のデニス・ホッパーの関連記事
地下街の住人のThe Source(ビートニク)
ブルー・ベルベット

投稿者 koukinobaaba : February 20, 2005 01:09 AM

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コメント

alex99さん、コメント有難う御座います。 そうですか・・・やっぱりもっとヘンタイなんですね。

投稿者 koukinobaaba : March 1, 2005 08:43 AM

バックトラック版?を観ました。
ジョディー・フォスターがデニス・ホッパーを徴発するシーンが扇情的でした。

投稿者 alex99 : March 1, 2005 03:21 AM

tornosさん、コメント有難うございます。 このような駄文に・・・なんか、申し訳ないです。 え?ボブ・ディラン? 気がつきませんでした。 残念!
バリ島ですか。 義兄が政府の仕事などで長いこといっていましたが、私は一度も言ったことがありません。 シンガポール止まりです。 これまた、残念!

投稿者 koukinobaaba : February 21, 2005 08:25 AM

こんにちは

「ハートに火をつけて(Catchfire)」 、映画館に観にいきましたよ。その頃デニス・ホッパーのファンでしたから。出来はアラン・スミシー名義にしてしまうくらい本人は納得してない(編集が)のでしょうが個人的には大好きな映画です。
ボブ・ディランが変なアーティスト役ででてるんですよね。
そういえば日本公開時のパンフレットにはジョディ・フォスターが羊を抱いてる写真が挿入されてました。「羊たちの沈黙」のスチールかもしれないですが、映画の雰囲気とあってたなあ。

投稿者 tornos : February 21, 2005 01:12 AM

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