

Sin CityのOld TownでNancy Callahanはストリッパーです。
シン・シティ(2005年)
パルプ・フィクション定番の野蛮で扇情的な無法都市The Naked City(裸の町 ニューヨーク)には何百万ものストーリーがぎっしり!
感情無き興奮!、悲しみ無き死!、罪責感無き犯罪!
そして意外性無き斬新さ!
ジェシカ・アルバのセクシー投げ縄ダンスに始り、Mickey Rourke(ミッキー・ローク)が演じる息を呑む漫画さながらのヘビーなメイクのMarv(マーヴ)、二刀流使いの日本娘などが劇画を散りばめて
あ~、もう~目がクギヅケ! 究極のハードボイルド!
Enter Sin City Now!
Frank Miller's Sin City
「シン・シティ」は劇画作家の「Frank Miller(フランク・ミラー)」原作の架空の都市[「Basin City」を舞台としたハードボイルドなクライム・コミックからSin City(罪深き町)のなかの「The Hard Goodbye」、「The Big Fat Kill」、「That Yellow Bastard」の三篇からなるオムニバスです。
冒頭に書いた「The Naked City(裸の町)とはニューヨークを指します。 事件現場のスクープで名高い写真家のWeegee(ウィージー)が1954年に出版した写真集の「Naked City」にはニューヨークで起こった事件の生々しい写真がつまっていました。 その写真集から1948年にJules Dassin(ジュールス・ダッシン)が監督したドキュメンタリー・タッチの犯罪ドラマが「The Naked City(裸の町)」です。
The Naked City - YouTube
原作者はアメリカン・コミックの代表的作家として有名なFrank Miller(フランク・ミラー)で、作者自身の念願だった映画化を誰にも譲らず、彼のコミックのファンであるRobert Rodriguez(ロバート・ロドリゲス)と共に監督しました。 Sky Captain and the World of Tomorrow(スカイ・キャプテン)など、過去にも数が少ないDigital Backlot(ブルースクリーン撮影)で撮影されたフィルム・ノワール調の映画で、部分カラーのモノクロです。 なにしろ原作者が監督ですから原作にまさに忠実に作られていて、セリフは殆どそのまんまだそうです。
※Film noir(フィルム・ノワール)とはフランス語で"黒い映画"という意味ですが、1940年代後期から1950年代のハリウッド映画の中でも犯罪ものを指します。 1930年代のアメリカの恐慌時代に始まった道徳的には如何わしくてセクシーな刺激を強調したハードボイルド映画に端を発しているそうです。
フランク・ミラーは1986年から連載されたDCコミック(アメコミ)のBatman:The Dark Knight Returns(バットマン:ダークナイト・リターンズ)が1989年にTimothy Burton(ティム・バートン)監督で「Batman(バットマン)」として映画化されたり、2005年の映画エレクトラのキャラクターの生みの親でもあります。
フランク・ミラーはアメリカ初期のハードボイルド・ミステリ作家であるMickey Spillane(ミッキー・スピレーン)からも影響を受けているそうです。
☆この後、同じくロドリゲス監督によりほぼ今作と同じキャストで2010年に続編として「Sin City 2」が製作される予定だそうですが、Johnny Depp(ジョニー・デップ)の出演が噂されている2012年の「Sin City 3: Hell & Back」の方が確実のようです。
Sin City Theme - Robert Rodriguez - YouTube
ロバート・ロドリゲス監督は監督協会に入っていないフランク・ミラーを共同監督にしましたが、規約違反だと監督協会からクレームをつけられて協会を脱退したのでメジャーの映画は撮れません。 よって予定されていたパラマウントのA Princess of Mars(火星のプリンセス)はスカイ・キャプテンのKerry Conran(ケリー・コンラン)監督が撮る事になりました。 ロドリゲス監督はこの作品にすごい入れ込みようです。
無実の罪での刑期を終えた刑事のJohn Hartigan(ハーディガン)にBruce Willis(ブルース・ウィリス)、悪徳警官「Jackie Boy Rafferty」にBenicio Del Toro(ベニチオ・デル・トロ又はベニシオ)など、そしてMickey Rourke(ミッキー・ローク)が演じるマーヴが一夜の恋の相手を殺した犯人を探してSin City's Old Town(シンシティの裏町、いわば赤線地帯)をさまようヤクザ男Marv(マーヴ)役で出ています。 「シン・シティ」の次に「The Black Dahlia(ブラック・ダリア)」で注目を浴びるJosh Hartnett(ジョシュ・ハートネット)が羊の皮をかぶったオオカミ(暗殺者)のThe Manとして映画の終盤に登場します。 ストリッパーNancy Callahan(ナンシー)役のJessica Alba(ジェシカ・アルバ)が可愛いくセクシー! 2000年から放映されたTVシリーズの「Dark Angel(ダーク・エンジェル)」で注目を集めたジェシカ・アルバは「シン・シティ」を共同監督したロバート・ロドリゲスやFools Rush In(愛さずにはいられない)などに出演した女優のSalma Hayek(サルマ・ハエック)などと同じく映画界では数少ないメキシコ系アメリカ人なのだそうです。
☆ジェシカ・アルバのスライドショーが見られるJessica Alba Photos - YouTube
ナンシーがストリッパーをしているバーでウェイトレスをしているのが2009年12月に心臓発作で急死したBrittany Murphy(ブリタニー・マーフィー)が演ずるShellie(シェリー)で、クライヴ・オーウェンが演じるDwight(ドワイト)の彼女です。
ブリタニー・マーフィーは、2001年にマイケル・ダグラスが医師役で主演したサスペンス映画の「Don't Say a Word(サウンド・オブ・サイレンス)」で謎の分裂症患者を演じて話題になりました。 その後は2002年にEminem(エミネム)と8 Mileに、2004年にはLittle Black Book(カレの嘘と彼女のヒミツ)などに出演している注目の若手女優です。 結果的に遺作となった2008年のThe Ramen Girl(ラーメンガール)」は2009年1月に公開だそうです。
原作者のフランク・ミラーが映画の中ほどでMarv(ミッキー・ローク)の懺悔を聴く司祭(神父)役でカメオ出演しています。 神父が告げた男「Kevin(ケヴィン)」が仇と確信するマーヴ。 最も強烈なキャラクターである無敵の男のケヴィンは1992年にForever Young(フォーエヴァー・ヤング 時を越えた告白)に出演したElijah Wood(イライジャ・ウッド)が演じます。 その後の目を覆う残虐シーン、うぐっ!ぐぐっ!Ugh!!!
イライジャ・ウッドが演じるケビンの写真が見られるElijah Wood in Sin City Photos
恐ろしいメイクのミッキー・ロークですが、私が始めて観たのがミッキー・ロークの1981年のメジャー・デビュー映画「Body Heat(白いドレスの女)」の不気味な爆弾小僧でした。 「白いドレスの女」は1998年のアニメ「Who Framed Roger Rabbit(ロジャー・ラビット)」でセクシーなJessica Rabbit(ジェシカ)の声を担当したKathleen Turner(キャスリーン・ターナー)がデビューしました。 その後成長したミッキー・ロークが南米の実業家でストイック・ゲームを止められないクールな男を演じたのが1990年のWild Orchid(蘭の女)です。 ヒロインの女性弁護士を演じたCarré Otis(キャリー・オーティス)と本番疑惑が飛び交ったほど激しいラブシーンを撮り終えてハーレーに二人乗りして結婚式場にまっしぐら! かどうかは不明ですが、ともかく撮影当時恋愛関係にあったElleのモデルだったキャリー・オーティスとミッキー・ロークの二人は実生活でも結婚したことがあります。(カットしてやっとR-ratingになったレイティング騒動の「蘭の女」はある意味ですごい映画)
恐るべし、ミッキー・ローク! 特殊メイクなしで風貌が変わってしまったミッキー・ロークが2007年の続編「シン・シティ2」以来、久々に"Randy 'The Ram' Robinson"役で主演したDarren Aronofsky(ダーレン・アロノフスキー)監督の低予算、短期間撮影の2008年の「The Wrestler」が第65回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞受賞か。
Kill Bill, Volume 1(キルビル)の「ゴーゴー夕張」のように、「シン・シティ」ではDevon Aoki(デボン青木)が演ずる二刀流のジャパニーズ・ガールのMihoが登場します。 その日本娘に首をかっ切られた悪徳警官の死体をClive Owen(クライブ・オーウェン)が演じるDwight McCarthyが車に乗せて捨てに行く間の二人の会話の1シーンをQuentin Tarantino(クエンティン・タランティーノ)が特別ゲスト監督として演出してます。 二人の会話?・・・そう、首の皮一枚でつながったベニシオ・デル・トロがしゃべるんだそうです。 お~、こわっ!
クエンティン・タランティーノ監督の次の出演作品は監督したRobert Rodriguez(ロバート・ロドリゲス)が音楽のTwo Against the Worldを手掛け、映画のタイトルに相応しく両監督が二流映画ぶりを競っています。 Planet Terror編をロドリゲス監督が書きタランティーノがDeath Proof編を書いたというGrindhouse(グラインドハウス)です。 すごいカーチェイスと美女の片足が機関銃となる恐ろしい"2本立て映画"で公開は2007年8月です。
※タイトルのGrindhouseとは主に60年代から70年代に多量に制作されたB級映画の2本立て上映館のことですが過激なバイオレンスやセックスを描写する映画の代名詞でもあります。
美女の片脚機関銃が異様で怖い!ロドリゲス監督が担当したPlanet Terror(プラネット・テラー)のサウンドトラック画像はGrindhouse: Planet Terror (Soundtrack - Amazon.co.jp)
タランティーノ監督が担当したDeath Proof(デス・プルーフ)のサントラの画像Death Proof (Soundtrack - Amazon.co.jp)
海外のサイトですが、「シン・シティ」の迫力ある原画とスチールの比較が観られるサイトはe-gor blod - "Sin City"
シン・シティの原画が見られるFrank Miller's Sin City(Person GalleryやArt Workなどをクリック)
「シン・シティ」のオフィシャル・サイトは現在は消滅しましたがちょっとThe Servantの"Cells"が聞こえている予告編はSin City Trailer - IMDb Video
Sin City with The Servant - Cells - YouTube
アメリカでは2005年4月に公開されましたが「R指定」で2005年4月公開ですが、日本は2005年10月だそうです。
Nancy's Dance Scene Sin City - YouTube
サウンドトラックの殆どは、多くの映画音楽を手掛けている作曲家のJohn Debney(ジョン・デブニー)とGraeme Revell(グレアム・レヴェル又はグレーム・レヴェル)のアシストのもとに監督のロバート・ロドリゲスが手がけた音楽ですが、予告編(Trailer)やDVDのメイン・メニューで流れた話題のThe Servantの"Cells"は収録されていませんが2005年の「Transporter 2(トランスポーター2)」のサントラにあります。
♪ Sin City -The Servant "Cells" instrumental - YouTube
Sin City [Original Motion Picture Soundtrack]
※ミステリアスな生涯を送ったメキシコのクラシック作曲家「Silvestre Revueltas(シルベストレ・レブエルタス)」の遺作(1938年作曲)でNicolas Guillen(ニコラス・ギレン)の詩に基づいて作曲された交響詩の"Sensemayá(マヤの夜又は蛇殺しの唄)"がHollywood Studio Symphonyの演奏で収録されています。(Sensemayaは試聴の23番)
※英語ですがシルベストレ・レブエルタスについて書かれたSilvestre Revueltas (1899-1940)(1938年の"Sensemayá"が聴け、シルベストレ・レブエルタスの写真もあり。)
☆ギターと作詞作曲のDan Black(ダン・ブラック)がリードヴォーカルをつとめるイギリスのオルタナロック・バンドのThe Servantのオフィシャルサイトが現在行方不明です。
※安室奈美恵(Namie Amuro)がロドリゲス監督の声「Welcome To Sin City!」入りコラボのシン・シティの日本版イメージソングの「Violet Sauce」を歌うとか。
2006年発売の「シン・シティ」DVD
シン・シティ プレミアム・エディション
「シン・シティ スタンダード・エディション」もあります。
Digital Backlot
ブルー・スクリーン撮影によるデジタル合成は青い(又は緑の)スクリーンの前で俳優の動きを撮影してから背景を入れる方法です。
人気の映画メイキング本(英語版ハードカバー)が出版されています。
Frank Miller's Sin City: The Making Of The Movie
「原語版書籍」は読むというより劇画を見る本!
劇画「シン・シティ」のイラストは成人限定のような画像だらけ!
「シンシティ」の基本はこれ! シン・シティのペーパー・バック
Sin City: The Hard Goodbye (Frank Miller's Sin City)
上記の他に、Frank Miller's Sin City: That Yellow Bastard 2nd Edition、Frank Miller's Sin City: The Big Fat Kill、Sin City: Hell and Back (Sin City)、Sin City - Booze, Broads and Bullets (SIN CITY)などがあります。
コレクションには原語版ペーパーバック「シン・シティ」全7巻セットの内1、3、5及び6巻が映画のストーリーに使用されています。(映画より過激かも)
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グレーム・レヴェルは1998年のThe Negotiator 交渉人
ジョン・デブニーはHot'n Coolのチキン・リトル



健太さん、情報を有難うございます。 公開はアメリカより半年遅れってことですね。
「シン・シティ」の日本劇場公開が10月1日(土)になりました!