太陽はひとりぼっち L'Eclisse (1962)


Monica Vitti et Alain Delon dans L'Eclisse
L'Eclisse - Alain Delon e Monica Vitti
わからない、何をしても虚しい、満たされない、いったいどうすれば。。。
木立を揺らして乾いた風が吹く
太陽はひとりぼっち(1962年)

Michelangelo Antonioni (1912 - 2007)
日本では「Il Grido(さすらい)」でメジャーデビューしたMichelangelo Antonioni(ミケランジェロ・アントニオーニ)が監督した「太陽はひとりぼっち」は1962年度カンヌ映画祭審査員特別賞受賞作品です。 1960年のL'Avventura(情事)と、死刑台のエレベーターのJeanne Moreau(ジャンヌ.モロー)も出演した1961年のLa Notte(夜)に続く 「疎外感欲望そして愛の不毛」を描くといわれる三部作の完結編です。 この後に制作されたIl Deserto Rosso(赤い砂漠)(1964年)を加えると4部作となります。 イタリア語タイトルのL'Eclisseはフランス語ではL'Eclipse、英語でEclipse(エクリプス)とは日蝕などの、(名声の)失墜などの意味があり、動詞では"食を起す、光をさえぎる、何か名声を失わせる、(他を)しのぐ、覆いかぶす"などの意味だそうです。
※Il Grido(さすらい)について詳しくはAudio-Visual Trivia 内のミケランジェロ・アントニオーニ Michelangelo Antonioni

L'Eclisse灼熱のローマ、沈黙の部屋で別れ話の男女の頭上にぬるまったい風を送る扇風機が廻る、廻る、廻る。。。
この映画は公開当時は最も過激(?)な映画とされ、万人向けではありませんが、前作二本と同様ストーリーの展開は無視されて、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の完全孤立の楽園に漂う荒涼とした映像を観ることができます。

Alain Delonアントニオーニの映画といえば、魅力的なハスキー・ヴォイスのイタリア女優のMonica Vitti(モニカ・ヴィッティ)! 「情事」、「夜」に続いて出演しヒロインのVittoria(ヴィットリア)役を演じます。 そしてMarie Laforet (マリー・ラフォレ)と共演したPlein Soleil (太陽がいっぱい)で既に大スターになっていたAlain Delon(アラン・ドロン)がヴィットリアのお相手の株式相場ディーラー役を演じます。
☆「情事」のテーマ曲の"Trust Me"が流れるモニカ・ヴィッティ総集編的ブログはMonica Vitti - MySpace
「情事」のテーマ」が試聴できるカンツォーネのコンピレーションCDは愛のカンツォーネ50

モニカ・ヴィッティがマルチェロ・マストロヤンニと共演したのは「夜」の他にEttore Scola(エットレ・スコーラ)が監督した1970年のコメディ映画「Dramma della gelosia - tutti i particolari in cronaca(ジェラシー)」があり、モニカ・ヴィッティは二人の男に愛されて悩む美女を演じます。 その解決策は自殺! Oh, no mai! 新しい男? 殺人!
エットレ・スコーラ監督はジャクリーヌ・ササールの「三月生れ」で脚本を担当したのが映画界デビューでした。
そして「赤い砂漠」と同じ1964年に「Fermo posta Tinto Brass(郵便屋)」で知られたイタリアのTinto Brass (ティント・ブラス)監督の日本デビュー作「Il Disco Volante(私は宇宙人を見た)」にEleonora Rossi Drago(エレオノラ・ロッシ・ドラゴ)と共に出演しています。 ティント・ブラス監督は1979年のCaligula(カリギュラ)が有名です。

私生活では長年連れ添った妻からの突然の別れを経験したミケランジェロ・アントニオーニ監督のナゼ?という疑問は「夜」に描かれていましたが、「太陽はひとりぼっち」では一貫して何を尋ねても「わからない・・・」とヒロインに言わせています。 そのヒロインを演じたモニカ・ビッティとは公私共にパートナーだったそうです。 無感情、無表情、おまけに倦怠感溢れるヒロイン役の"モニカ・ビッティ"が時折見せる笑顔がこれまた素晴らしい。

L'Eclisseアントニオーニ監督が2時間もかけてリアリスティックに描く現代社会への啓蒙 「現代病」
高度成長下の堕落しきった社会の物的生産至上主義・・・物質の豊かさのなかで心の豊かさを失い、 狂騒的な株式相場の暴落だっていつかは訪れるハズの危険に目を瞑ってきたツケがまわってきただけ、なんて、考えていると頭痛がしてくる。 どこかで重大なコトが起きているのにそれを知らず、機械の歯車のように、日々の行動を繰り返し続けていく。 備え有れば憂いなし? 備え万全なんてムリムリ! 60年代ですらそうなら、バブルがはじけた後のミレニアム以降はいったいどうなるのか? 歴史は繰り返す。

Monica Vitti et Alain Delon dans L'Eclisse現代社会のディスコミニケーション
又ある意味、最後にはこの世は人のつまらぬ感情を覆いかぶし(L'Eclisse)、残るは無感動な重々しい物質的現実だけが残るともとれる。 インターネットという実態のない世界にドップリはまり込んでしまい、現実の社会との絆が断ち切られようとしている今現在、この先、生身の人間同士の意思の疎通は図っていけるのだろうか。 夜通しドンチャン遊んで帰る朝のシラっとした虚しさにも似て自己嫌悪に陥る気分って分かります?あの盛り上がったのはなんだったのかって。(これは関係無い?)

倦怠感を紛らわせられるのか? 原始に戻ってのアフリカごっこで!
Monica VittiMonica Vitti背景の一つ一つが意味を持つこの作品では、美男スターのアラン・ドロンさへ風景化しています。 バスから吐き出される乗客、工事中のビル等の一見平凡とも見える情景ががタイトルのL'Eclisse(蝕)へと繋げていき、突如街灯に閃光が走ったかとおもうと真っ暗になる。 実質なき核開発「狂争」を伝える新聞の見出しが核による大量殺人でも目撃しているのでは?と暗示させます。 自分たちが自ら作り出した環境により破壊されるのかも。 この映画から40年以上経った今現在、なおその脅威は続いている。 そして、ラストはSFにも似た核爆発のような太陽の光で終わります。
黒人に扮したモニカ・ビッティが槍を持ってアフリカの踊りを踊るシーンのクリップが聴けるwfmuラジオのプレイリスト Playlist for Mark Allen - February 25, 2006(You can Listen to this show (RealAudio)をクリックしてクリップ・ポジション(再生バー)を41:43に移動、約2分)

Mina - L'elisseTwist - YouTube(only Mina's song)
Monica Vitti and Alain Delon in L'Eclisse - YouTube
The Last Scene in Michelangelo Antonioni's 'Eclipse 1962 - YouTube


☆日本公開時の「太陽はひとりぼっち」の日本公開当時のポスターは太陽はひとりぼっち Poster 蔵出し映画缶の方がお持ちです。(なんと!本物のポスターをデジカメで写して加工されたそうです。)
シナリオが載っている雑誌「映画評論」などのページもあります。(大変貴重なコレクション)

ちなみに日蝕などの「食」とは、太陽と地球の間に太陽と地球の間に太陽と地球の間に月が入ったため、太陽が隠されて見える現象だそうです。 太陽の一部が隠される場合を部分食、全部隠される場合を皆既食、月の周りに太陽の縁が輪のように見える場合を金環食というそうですが、蝕(食)そのものは「ある天体が他の天体の一部または全部をおおい隠す現象」を指すのだそうです。


L'Eclisse DVD
2002年発売の「太陽はひとりぼっち」の日本語字幕版DVD(白黒)ですが入手困難となっています。
L'Eclisse太陽はひとりぼっち


劣化していた以前のプリントを復元してアメリカで発売されました。
2005年発売のCriterion Collectionから二枚組みDVD (原語版)は"Region 1"でアメリカ・カナダ限定ですが、The Eye That Changed Cinemaという滅多にないミケランジェロ・アントニオーニ監督の1時間ドキュメンタリー付きだそうです。
L'EclisseL'Eclisse - Criterion Collection (1962)


L'Eclisse Soundtrack
Victor SS-1304
L'Eclisseの他アントニオーニ監督の映画テーマ曲を収録したサントラには「3 Italian Film Scores: L'Avventura/Deserto Rosso/L'Eclisse」があります。 試聴はありませんが国内では「Score」というCDタイトルになっています。
L'Eclisse Soundtrack私が所有している国内盤の「太陽はひとりぼっち」のサウンドトラックではこの映画音楽について岡俊雄氏、映画については荻昌弘氏が批評を書いています。 「太陽はひとりぼっち」の主題曲である"L'Eclisse(太陽はひとりぼっち)"の作曲は「情事」と同じくGiovanni Fusco(ジョヴァンニ・フスコ)で、フスコが採用したのはミーナの歌バージョンとイタリアのクラシック音楽家ですが健康上の問題でキャリアが短かったFranco Ferrara(フランコ・フェルラーラ)指揮によるオーケストラ演奏です。 原曲のL'elisseTwistは当時は流行だったTwist(ツイスト)のリズムで斬新なものですが、日本で発売されたサントラでは正体不明のコレット・テンピア楽団(Colletto Tempia and his Orchestra)がサックス(テナー?アルト?)の独特な音色でブルース風ツイストを演奏しています。
Listen「太陽はひとりぼっち」のコレット・テンピアとサントラバージョンが聴き比べ出来る珈琲と音楽クレシェンド - オールディズのお部屋(♪をクリック)
L'Eclisse/Collètto Tempia and his Orchestra - YouTube

当時、Tintarella Di Luna(月影のナポリ)で人気だったイタリアのカンツォーネ歌手のMina(ミーナ)の歌「Il twist」又は「L'elisseTwist(太陽はひとりぼっち)」はちょっと違和感がありますが、映画のオープニング・シーンで流れます。
「月影のナポリ」などミーナの原語歌詞がたくさん載っているサイトはMINA -Lyrics

試聴はありませんがコレット・テンピア楽団の「太陽はひとりぼっち」が収録されているCDは「S盤アワーVol.3」と「ベスト・オブ・S盤アワー60s」です。
※COLLETTO TEMPIA楽団のL'eclisseを始めNICO FIDENCOのI delfini、GIANNI MORANDIのSunlight Twist、JIMMY FONTANAのTWIST NO.9なども収録された「Best of S Ban Hour 60s」の曲目リストが見られ試聴が出来るBest of S Ban Hour 60s - CD Japan
※1952年から放送された洋楽ラジオ番組の「S盤アワー」については懐かしのラジオ番組 S盤アワー


ミーナが歌うL'elisseTwist(太陽はひとりぼっち)が収録されているCD
Best Of Mina太陽はひとりぼっち ベスト・オブ・ミーナ
(試聴無し)


Colletto Tempia and his Orchestra
コレット・テンピア楽団が演奏する「L'Eclisse」のテーマは海外でも素晴らしいと評判でもっと他の曲を聴きたいと探している方もいるようです。 私には確認のしようがありませんが、いくつかの情報によりますと、コレット・テンピア楽団というのは50年代〜60年代に海外の曲を数多くアレンジしていた日本の編曲者である寺岡真三氏率いる楽団だとする説があり、サントラのリリースにあたりフスコのEclisse Twistをそのままツイストのリズムで、かき集めたミュージシャンでスタジオ録音したそうです。 一説によるとコレット・テンピアの名前の由来はテンプルつまり「寺」岡真三氏なのだとか。 それにしてはわざわざアルファベットの"e"にフランス語のようにアクセントを付けているのが面白いです。
私の手持ちの1962年リリースのEPレコードはビクターですから、恐らくビクター専属バンドかもしれません。 しかしあのサックスは誰が吹いているのかは本当に不明です。 寺岡真三氏の情報は皆無に近いですが、軍歌や運動会用のマーチの編曲も手掛けていた「和製洋楽」の始祖ということです。 海外リリースのサウンドトラックでは当然フスコの曲だけでコレット・テンピア楽団の演奏はないでしょう。
当時はサントラはイタリアの例に倣ってか、日本バージョンのサントラがリリースされていました。 「L'Isola Di Arturo(禁じられた恋の島)」はカルロ・ルスティケッリの音楽ですが、Elio Bruno e la sua Orchestra (エリオ・ブルーノ楽団)がヒットパレードに登場しましたが、日本では編曲者の武富武馬氏でTAKEMARNE ONEMAN Symphony Orchestra (タケマーネ・ワンマン交響楽団)らしいです。 他にもUn Témoin dans la ville(彼奴を殺せ/きやつをけせ)とJ'Irai Cracher Sur Vos Tombes(墓にツバをかけろ)のテーマ曲が渡辺貞夫や猪俣猛などの一流ミュージシャンを三保敬太郎が率いるModern Jazz Playboys(モダン・ジャズ・プレイボーイズ)でリリースされました。 個人では覆面プレーヤーがかなり存在していたようです。(バンドマンの契約の問題かアルバイトか。)


L'Eclisse by Michelangelo Antonioni (1962)
eclis_title.jpg

Michelangelo Antonioni
1985年には脳梗塞で一時麻痺になったとはいえ、92歳でなおも映画を撮り続けていたPictorialist( ピクトリアリスト)のミケランジェロ・アントニオーニ監督でしたが、残念ながら2007年7月に亡くなりました。
ミケランジェロ・アントニオーニとは、人間の疎外感、意思の疎通の可、不可能性を実存主義的に抽象的に撮る映像作家です。 人の心のネオリアリズムを映す監督なのです。 作品中の背景がその心情を表す手段となっています。 しかし私には実存主義を理解するほどの裁量はありませんからひたすら映像美を楽しむ次第です。
※Pictorialist( ピクトリアリスト)とは欧米で19世紀終わり頃に始まった絵画的現実主義を遂行する芸術家、そして凝った映像の美的感覚を観客にアッピールするのがピクトリアリストなんだそうですが私にはよくは分かりません。

Monica Vitti in Un Château En Suède (1963)
私が観たいモニカ・ヴィッティが出演した映画には1963年にRoger Vadim(ロジェ・ヴァディム)が監督した豪華キャストにジャズが素敵な「Chateau En Suede(スエーデンの城)」がありますが、ヴィンテージ価格の字幕版VHSはなんとか入手できるようですが日本語字幕版DVDの「スエーデンの城」はもう販売されていないようです。
イタリア語のタイトルは"Il Castello in Svezia"というこのフランス映画はBonjour Tristesse(悲しみよこんにちは)の原作者として知られるFrançoise Sagan(フランソワーズ・サガン)が発表した1960年の戯曲"Château en Suède"をClaude Choublier(クロード・シュブリエ)とロジェ・ヴァディムが共同で脚色し映画化したものです。 魅惑のヒロインのEleonora(エレオノール)をモニカ・ヴィッティが演じる他、主な登場人物はエレオノールの最愛の兄のSebastiano(セバスチャン)にJean-Claude Brialy(ジャン・クロード・ブリアリ)、資産の多くを所有し全てに古風好むため皆がそれに従っている姉のアガートと住んでいた城主のUgo(ユゴー)にCurd Jürgens(クルト・ユルゲンス)、城主ユーゴーの遠縁(従弟)のEric(エリック)にJean-Louis Trintignant(ジャン・ルイ・トランティニャン)と名優ぞろいです。 1963年のEurovisionコンクールに出場し"Lamour sen va"で優勝したシャンソン歌手のFrançoise Hardy(フランソワーズ・アルディ)がないがしろにされるユーゴーの若い妻のOphélie(オフェリー)役でデビューして"Je Suis D'Accord"を歌っています。 モニカ・ヴィッティが演じる魔性の女"エレオノール"が引き起こす悲劇はスエーデンのストックホルムからほど遠い田舎の湖に浮かんだ島に聳え立つファルセン家の古城を舞台に繰り広げられます。 常習的に仮面舞踏会まがいのお遊びを好むこの城に住むユゴーは若妻のオフェリーがいるにも関わらずモニカ・ヴィッティが演じるエレオノールに夢中になり、それを悲観したオフェリーは投身自殺を試みた。 ユーゴーはこれ幸いと妻を死んだことにして幽閉しエレオノールと結婚をしてしまいます。 しかしエレオノールが愛するのは兄のセバスチャン、エレオノールがユゴーと結婚したのも兄の財産を救うため。 その兄が妹のエレオノールを案じて城に到着します。 ジャン・ルイ・トランティニャンが演じるユゴーの従弟のエリックも城にやって来ますが、たちまちエレオノールの魅力の虜になります。 そうこうするうちにエリックは死んだはずのオフェーリーに出会い、事実を知ったエリックはこのことをだしにしてモニカに結婚を迫ったのです。 それを知ったユゴーは恋敵となったエリックに殺意を抱いたのです。 それに気付いたエリックは城を出ざるを得なくなりました。 さて、命びろいのために城を後にしたものの深々とした雪に閉ざされた孤島の冬の戸外でエリックがどうなったか想像に易い。 このように城内の男女が哲学的な恋愛遊戯に耽るなか、ある日到着したFrederick(フレデリック)という男もこのゲームに参加することに、つまりエレオノールのお気に入りとなるのです。
Un Chateau En Suede Opening - YouTube
「スエーデンの城」の写真が見られるIl castello in Svezia Photos - FILM.TV.IT
※フランスのテレビ映画でJeanne Moreau(ジャンヌ・モロー)がヒロインのAgathe Falsen(アガタ)を演じたJosée Dayan(ジョゼ・ダヤン)監督の「Château en Suède(スエーデンの城)」が放映されたそうです。
「スエーデンの城」の音楽はRaymond le Senechal(レイモン・ル・セネシャル)で、テーマ曲の"Chateau En Suede"は国内盤だとKenny Drew(ケニー・ドリュー)のアルバムの「Kenny's Music Still Live On Vol 6」やEuropean Jazz Trio(ヨーロピアン・ジャズ・トリオ)の「Dolce Vita: Best Of」とか「Orange City」などに収録されていますが韓国盤だとDuke Jordan(デューク・ジョーダン)の「Beauty Of Scandinavia」もあります。
Françoise Hardy - Je Suis D'Accord
European Jazz Trio - Chateau En Suede - YouTube
「スエーデンの城」のサントラが聴けるCHATEAU EN SUE'DE 懐かしのヨーロッパ映画

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 旧ソ連の革命映画の作家エイゼンシュテインは、カール・マルクスの『資本論』の映像化を目指していたといわれています。そのための創作ノートは、すでに発見されて... Read More

太陽はひとりぼっち from にじばぶの映画 on July 25, 2007 8:13 AM

『太陽はひとりぼっち』(1962年) 上映時間:124 分 製作国:イタリア/フランス ジャンル:ドラマ/ロマンス 監督: ミケランジェロ... Read More

15 Comments

gotyanさんが中学生の時に「太陽はひとりぼっち」ご覧になったなら面白くない映画に違いありませんね。
コレット・テンピアのテーマ曲はラジオのヒットパレードなどで頻繁に流れていましたから映画を観なかった人々にも知れ渡っていました。てっきり映画のサントラだと思っていましたから45回転のEP盤を購入した私ですが実にセンセーショナルな曲でした。

わたくしが、中学生の頃、コレットテンピア楽団の太陽が一人ぼっち、圧倒的な印象があります。ベンチャーズの影がまだ日本に薄かった頃ですから、当時のアマチュアバンドがコピーしてこの曲を演奏しました。でもこの曲TVではほとんど聞いた事がない。我々団塊の世代はこの曲こそ聴きたい。楽器も当時のままで。アコースティクギターのえぐる様な低温、ドラムのイントロ、哀愁のサッックス。この曲のヒットで映画館も高校生を中心に満員でした。映画は大した事なかったけど。

トム(Tom5k) さん、そうでしたね。コレット・テンピアの件で驚かれてそのままでしたが、まさかトラックバックの「おねだり」もできずにいましたよ。アントニオーニの作品はそうは多くないですが、ちょっとミステリな「欲望」は未見です。 ヴァネッサ・レッドグレーヴやジェーン・バーキンなんて好きな女優が出演しているから見たいです。それに、多分私好みであろう反ファシズムが絡んだ「悪魔が夜来る」も観てみたいのです。あー、もう観たい映画はいっぱいで100歳まで生きても終ることはなさそう!

アントニオーニは一度映画館で観るだけでは駄目ですね。もっとも何度観ても理解不能かも。

教えて頂いた「欲望」のリンク先に行ってみました。トム(Tom5k)さんがコメントで食いついていましたね。

koukinobaabaさん
こちらにTB貼っていたつもりだったのに、貼っていなかったので、今さらながら送信しました。
ところで、アントニオーニは、他に御覧になっていますか?
彼の『欲望』について、こんなページがあります。

http://magic-ocean.at.webry.info/200609/article_2.html

では、また。

「にじばぶ」さん、早速のご訪問ありがとううございます。 どんな映画でもそうですがTVの名画座でみるとチョチョ切られてチンプンカンブンになります。 アントニオーニ監督のような心の内部を探るような映像はなおさらです。 ビデオも国内版はカットが多いそうですよ。 という私も劇場では観たもののポイントを掴めませんでした。 ブルジョワ世界が異質なのかと思いました。

書き込みありがとうございます。
早速、伺わせて頂きました。

アントニオーニに完全にはまるきっかけとなったのが本作でした。
他のアントニオーニ作品としては、『さすらい』『欲望』『夜』『赤い砂漠』辺りが好きです。
何故だか『情事』だけはそれほど好きになれませんでした・・・

わたくしもビクター72年版コレット・テンピア楽団の「太陽はひとりぼっち」のシングルレコードを持っていますが、こちらにお邪魔して日本の演奏であることをはじめて知りました。非常に驚き、大きなカルチャー・ショックを受けております。では、また。

トム(Tom5k)さん、コメント有難う御座います。 アントニオーニ監督は難しいと言われますが私はゴダールよりは分かる気がします。 イタリア的な情感が共有出来る部分を持っているのかも知れません。 コレット・テンピアについてのコメントも面白いでしょう?

はじめまして
わたしはアラン・ドロンのファンでして「太陽はひとりぼっち」はむかしから大好きでした。アントニオーニの他の作品は「さすらい」「情事」「赤い砂漠」「砂丘」などみていますが、この「太陽はひとりぼっち」に最も惹かれています。
アントニオーニの「愛の不毛」なるものの書評は非常に数は多いのですが、納得できるものには中々、巡り会えませんでした。こちらにお邪魔させていただいて非常に刺激を受けました。ありがとうございました。

禁じられた恋の島は私も「くちべに」の記事を書いているダミアノ・ダミアニ監督の作品で、音楽はこれも記事を書いた「刑事」のカルロ・ルスティケッリです。 日本での音楽は武富武馬氏でTAKEMARNE ONEMAN Symphony Orchestra (タケマーネ・ワンマン交響楽団)の演奏というのもあります。 hahaha

寺岡真三氏・・・50年代60年代は、ほんとにいろんな仕事をされているようですね。
コレット・テンピアは確かにこの寺岡さんです。
当時の青山のビクター・スタジオで、スタジオ・ミュージシャンを集めて急きょ録音されたらしいです。
ほかにも、エリオ・ブルーノ楽団(禁じられた恋の島)これも日本人らしいのですが、名前はまだ判明していません。
それから、コール・ケリーノ楽団・・・北村コレアキさん。(旅情・・だったかな)
ユージン・コスマン楽団・・・小関祐司・・・漢字が思い出せません(^^;)
こういうのを調べるのも、面白いですねえ。

woopieさん、貴重なご指摘を有難うございます。 実は私も演奏者を探しても見つからなかったのです。 作曲は確かにフスコですが、http://www.paper-plastic.com/record_cd_catalogue.htm にあるように多くのレコードが日本でリリースされています。 こちら http://www.xmission.com/pub/lists/exotica/archive/v02.n036 の4番に記述があるように演奏者コレット・テンピアをもっと聴きたいと探している方もいます。 実は50年代~60年代に海外の曲を沢山アレンジしていた日本の編曲者である寺岡真三氏による作品のようです。 つまり、コレット・テンピアの名前の由来はテンプルつまり「寺」岡真三氏というわけで、フスコのECLISSE TWIST をそのままツイストのリズムでかき集めたミュージシャンで演奏したそうです。 私の手持ちの1962年リリースのレコードはビクターですから、恐らくビクター専属バンドかもしれません。 しかしあのサックスは誰が吹いているのかは不明です。 軍歌や運動会用のマーチも手掛けていた「和製洋楽」の始祖です。 但し寺岡真三氏の情報は皆無に近いですから、私も裏は取れていません。 ご本人に直接伺いたいですね。 海外リリースのサウンドトラックではフスコの曲をミーナの歌バージョンとFranco Ferrara指揮による演奏だけでしょう。

はじめまして
あっちこっち検索してたどり着きました。
太陽はひとりぼっちの主題歌ですが、あの演奏、アメリカカナダ版DVDにも入っているのでしょうか?
 じつは、この曲日本で独自に付けられたと聞いているのですが・・・。
 コレット・テンピアというのも、じつは日本人だとか・・・。
 資料はあるのですが、まだウラが取れていなくて、確認中です。
 いきなり質問で申し訳ありません。
 

anupamさん、モニカとアントニオーニが結婚出来なかったのはイタリアのカトリックは離婚を禁じているからです。 が、この公私ともパートナーである二人が築いたイタリア映画界での歴史は素晴らしいですね。 モニカは鼻の件は別として、ハリウッド女優陣とは対象的に大変美しい人です。

昔雑誌にモニカのインタビュー記事がでていて「結婚なんてまった~~~く興味ありません」と断言していました。そのころはアントニオーニとは別れていたと記憶しています。

写真の撮られ方も徹底した要求があり、鼻が若干曲がっている側からは「NG」なんだそうです。まあ多くの女優さんがそうなのかもしれませんが・・

アントニオーニは「さすらいの二人」を見たけど大学生のころで理解不足・・かな。今見たらまた違う感覚をもつでしょうね・・

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