コールマン・ホーキンス Coleman Hawkins
Hawk: The Greatest Tenor Saxophone Player Ever
コールマン・ホーキンスはなんと9歳でサックスを吹き始めていたそうで、Lester Young(レスタ-・ヤング 1909-1959)と並びテナ-・サックスの巨人、又は始祖と呼ばれます。 コールマン・ホーキンスの後にはこれまた偉大なテナーマンのBen Webster(ベン・ウェブスター)やChu Berry(チュー・ベリー)が続きます。
ニューオリンズ・ジャズ時代にはSidney Bechet(シドニー・ベシェ)と共にトロンボーン奏者のKid Ory(キッド・オリー)のバンドに所属していたクラリネット奏者のJimmie Noone(ジミー・ヌーン)やJohnny Dodds(ジョニー・ドッズ)など巨匠に代表されるニューオリンズ・クラリネットがリード楽器でしたが、1920年頃になってジャズにサックスが使われるようになりました。 クラリネット奏者のシドニー・ベシェが初めて録音にソプラノ・サックスを使用してから一般化しましたそうです。 特にテナー・サックスはソロ楽器としてジャズ音楽の王様となったのです。
☆サキソフォンについては「サクソフォン演奏技法の変遷」のサクソフォンの楽器としての歴史
☆英語ですがコールマン・ホーキンスについて書かれたThe Red Hot Archive
Coleman Hawkins plays Body And Soul
ミズーリー州出身のコールマン・ホーキンスは1922年にブルースを最初に録音したというMamie Smith(マミー・スミス)のバック奏者としてニューヨークにやって来ました。 この頃はまだジャズがのなんたるかを知らなかったといわれるコールマン・ホーキンスは1923年からFletcher Henderson(フレッチャ-・ヘンダ-ソン)楽団に参加しました。 その翌年に本場もののニューオリンズからジャズがやって来たのでした。 つまりルイ・アームストロングが入団したのです。 それでニューヨークのジャズ・シーンは大騒ぎになったそうです。 コールマン・ホーキンスはヘンダ-ソン楽団10年在籍したのですが、1934年に渡欧、帰国後1939年の初レコーディングがBetty Boop(ベティちゃん)の漫画のテーマ曲を作ったピアニストのJohnny Green(ジョニー・グリーン)が1930年に作曲した”Body And Soul(身も心も)”だったのです。 当時としてはアドリブが効いた革新的演奏で、大ヒットとなります。 特にこのバージョンは決定版で、若いテナーマンのお手本となっています。 このようなジャズがヒットするなんて、かってのジュークボックスにはなかったことだったそうです。 主だったジャズメンがビバップに背を向けた時もコールマン・ホーキンスはこれを支持したというほど時代と共に新しいものを取り入れて演奏スタイルを変化させていきました。
Coleman Hawkins(コールマン・ホーキンス)が演奏する息漏れが聞えるハスキーなテナサックスのBody And Soul(ボデイ・アンド・ソウル)を聴くとCharlie "Bird" Parker(チャーリー・パーカー)のLover Man(ラバー・マン)と同じく、その畏敬をも感じさせるアドリブの迫力に引き込まれ、聴いている方が呼吸困難に近い状態になってしまいます。 自分が吹いているみたいに! ふ~!
☆Coleman Hawkins - Body And Soul 1967 with Teddy Wilson - YouTube
'50年代にはJ.A.T.P.(Jazz at the Philharmonic)に参加しました。
コールマン・ホーキンスはアドリブ演奏のために演奏する曲の歌詞を参照したといわれます。
1969年に肺炎で亡くなりましたが、一説には歳を取ることが耐えられなかったとか。
1930年にジョン・グリーンが作曲し、後にRobert Sour(ロバート・ソウア)、Edward Heyman(エドワード・ハイマン)、Frank Eyton(フランク・アイトン)の共作で歌詞がつけられたBody And Soul(ボデイ・アンド・ソウル)はジャズシンガーに大変人気があり、男性歌手ではLouis Armstrong、Frank SinatraやMel Tormeなど、女性ではElla Fitzgerald、Sarah VaughanやBillie Holidayなどが歌っています。
My heart is sad and lonely, For you I cry, For you, dear, only...と歌われたBody And Soulの歌詞はBody And Soul - LYRICS FREAK
コールマン・ホーキンスのボディ・アンド・ソウルが聴けるBody And Soul - Chicago Public Radio
オリジナルは1944年で、50年代初期に再リリースされたLPアルバム「Holiday in Sax」から「5054 Whitsett」が聴けるwfmuラジオのプレイリスト Playlist for Marc Grobman - December 22, 2002(You can Listen to this show (RealAudio)をクリックしてクリップ・ポジション(再生バー)を8:42に移動)
Body And Soul - Coleman Hawkins Orchestraはpatchy's the Satin Smoothies JukeboxesJike # 1(左のジュークボックスをクリックして別窓の上から5番目)
※「Holiday in Sax」のLP情報はmicrogroove.jp
☆1933年のJmamaica ShoutやThe Day You Came Along、1939年のBoby And SoulやShe's Funny That Wayなどなど 初期のコールマン・ホーキンスが聴けるColeman Hawkins - Jazz On Line.com(Coleman Hawkinsで検索、曲名をクリック)
☆コールマン・ホーキンスをフィーチャーしたニューオリンズのトランペッターのHenry "Red" Allen Jr.楽団」のI Cover The WaterfrontとSWonderfulが聴けるLibertyhall.com(6.Sound Samplesで検索) ヘンリー・アレンの父はNew Orleans Brass Bandのリーダーでした。
1966年のコールマン・ホーキンスとピアノのEarl Hines(アール・ハインズ)セッションのビデオはColeman Hawkins with Earl Hines - The Jazz Page(ページ上のメニューVideos>SingleVideos>上から7番目のクリップ)
1950年のコールマン・ホーキンスとCharlie Parker(チャーリー・パーカー)との貴重なNew YorkセッションビデオはもColeman Hawkins with Charlie Parker - The Jazz Page(ページ中ほど 私の好きな二人のバトル・・・息が止まる)
コールマン・ホーキンスのアルバム
Coleman Hawkins - Greatest Hits
上記のコールマン・ホーキンスのGreatest Hits はこれ!
Coleman Hawkins - Greatest Hits
Body & Soul: Original Recordings 1933-1949
1933年から1949年の録音をCD化した2001年のアルバム
Body & Soul: Original Recordings 1933-1949
※コールマン・ホーキンスの代表曲である”Body & Soul2は1996年盤のアルバム「Body & Soul」の他にもたくさんのアルバムに収録されていて、例えばColeman Hawkins & Tony Scott and the All Starsが演奏するアルバムの「The Original Decca Recordings: Coleman Hawkins In the '50s - Body & Soul Revisited」などのように全く違うバージョンもあります。 私が購入したアルバムはオリジナル盤の発売日が1996年という「Body & Soul」で”Meet Doctor Foo”が最初のトラックです。
At Ease with Coleman Hawkins
どうやったらあのような音がだせるのか? まるで睦言のような、囁くような、愛撫するような、エセリアル的、芸術的な演奏のFor You, For Me, Forevermoreなどのバラードを収録した1960年のアルバムのリマスター盤、ですが残念なことに試聴の音は落としてあります。
At Ease with Coleman Hawkins
Bean Stalkin'
オリジナルは1960年というアルバムのタイトル曲の”Bean Stalkin'”や”Crazy Rhythm”を収録した1991年発売のCD
Bean Stalkin'
”Hawk”とか”Bean”というのはコールマン・ホーキンスのニックネームで、他にもOn The BeanやOut To Lunchなどを収録した1993年にPrestigeからリリースされたコールマン・ホーキンスがFats Navarro(ファッツ・ナヴァロ)やThelonious Monk(セロニアス・モンク)と共演したBean and the Boysというちょっと音色の変ったアルバムがあり、まるでテキサステナーのようにホンクするRoll 'Em Peteが収録されています。
The Hawk Relaxes
1961年録音のリマスター盤で、歌うよりメリハリのあるホーキンスの強調されたビブラートがロマンティックな世界に誘うバラード曲集
The Hawk Relaxes
Jam Session in Swingville
オリジナルは1961年の録音というPee Wee Russell(ピー・ウィー・ラッセル)をフィーチャーしたJam Session In Swingville
Jam Session in Swingville
(Things Ain't What They Used To Be、Jammin' in Swingville、Love Me or Leave Me、etc.)
セントルイス出身のデキシー・クラリネット奏者であるピー・ウィー・ラッセルはこのレコーディングの8年後に亡くなりましたが、ラッセルについて書かれたRed Hot Jazz - Clarinetist Pee Wee Russell
☆上記の他にもアップテンポの”Jammin' in Swingville”や、ギターのイントロから入りホーキンスのテナーがイングランドの美しい民謡を感傷的に演奏するGreensleeves(グリーンスリーヴス)などを収録した1958年と1962年の録音をCD化したアルバムで、ジャズのスタンダードやブルースの曲をRed Garland,、Tommy Flanagan、Ron Carter、Kenny Burrellなどと演奏しているアルバムの「In a Mellow Tone」や、コールマン・ホーキンスの1929年から1963年の録音を集めたアルバムの「Retrospective (1929-1963)」では当時大流行の”Watermelon Man”に歌入りで挑戦しています。
コールマン・ホーキンスのSomeone To Watch Over MeはHollywood Stampede: Coleman Hawkinsや1945: Coleman Hawkinsなどに収録されています。
コールマン・ホーキンス、レスター・ヤング、ロイ・エルドリッジの写真が見られるイタリアのIl Bebop Il Bebop: L'inizio della rivoluzione: 1940-1941 - Jazzitalia.net(Charlie ParkerのBody and Soulのクリップあり)
☆レスター・ヤングのボディ・アンド・ソウルはアルバムの「The Complete Aladdin Recordings」の4番で試聴出来ます。(Boby And Soul by Lester Young)
I Left My Baby by Jimmy Rushing with Coleman Hawkins, Roy Eldridge, Count Basie, Ben Webster 1957 - YouTube
Sweet Lorrain by Nat King Cole with Oscar Peterson Trio & Coleman Hawkins - Youtube
Hawkins! Alive! at the Village Gate - Joshua fit The Battle Of Jericho (analog - Vinyl)
私が持っているコールマン・ホーキンス・カルテットのLPレコードはたった1枚で、1962年にVerveからリリースされたNew York's Village Gate(ニューヨークのヴィレッジ・ゲート)でのライヴ盤「Joshua fit The Battle Of Jericho - Coleman Hawkins(ジェリコの戦い:コールマン・ホーキンス)」です。 コールマン・ホーキンス・カルテットのメンバーはコールマン・ホーキンスのテナーにTommy Flanagan(トミー・フラナガン)のピアノ、Major Holley(メイジャー・ホリー)のベースにEddie Locke(エディ・ロック)のドラムです。 曲目はA面がAll the Things You Are、Joshua fit The Battle Of Jericho、B面がMack The Knife、It's The Talk Of The Town(町の噂)です。(SMV-1021 解説は油井正一)
このレコードは「ジェリコの戦い+2」又は「ジェリコの戦い+2 -Hawkins! Alive At The Village Gate」として2003年にCD化されています。 CDタイトルの”+2”とはオリジナルのLP収録曲に”Bean & The Boys”と”If I Had You”の2曲をボーナストラックとして追加したからです。
※タイトル曲の「ジェリコの戦い」は伝統的な黒人霊歌ですが、ドゥー・ワップのGolden Gate Quartet(ゴールデン・ゲイト・カルテット)でヒットしました。
「ジェリコの戦い+2」の試聴はジェリコの戦い+2 -Hawkins! Alive At The Village Gate - HMV
☆Audio-Visual Trivia内の関連記事はOscar Peterson
投稿者 koukinobaaba : July 29, 2005 10:29 PM
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