チャン・ツィイー 2046  (2004)


Why can't it be like it was before?
Zhang Ziyi as Bai Ling in 2046
ミステリートレインが欲望と喪失の過去へと運んでいく
でも誰も戻ってこない。 作者の私だけしか

2046(2004年)
香港女優のZhang Ziyi(チャン・ツィイー)が出演した「2046」は香港では2004年9月に公開されたのですが、やっとアメリカで2005年8月5日に限定公開されたそうです。 アメリカ人のこの映画の評価はいかに?

video「2046」のオフィシャル・サイトは2046 Official Site - Sony Classics.com(予告編が観られます)
日本では2004年10月公開されていますが日本語オフィシャルサイトは消滅しました。

Kar Wai Wong(王家衛 ウォン・カーウァイ)監督の最愛の故「Leslie Cheung(張國榮 レスリー・チャン)」が主演する美しい映像のミステリーロマン映画「2046」の原点はザビア・クガートのラテン音楽が印象的なカーウァイ監督の1990年の「欲望の翼(Days Of Being Wild)」、2000年の「花様年華(Fa yeung nin wa aka In the Mood for Love)の期待の続編ともいわれました。 ウォン・カーウァイ監督の8番目の長編映画であり初めてのシネマスコープ映画です。
Xavier Cugat - Jungle Drums - Days Of Being Wild - YouTube
「2046」は最初に2004年のカンヌ映画祭で上映されましたが、撮影の出来上がり時間が大幅に長引いてウルトラ遅刻をしましたし、しかも完成されていなかったせいで受賞は逃しました。 その1年後にテーマや構成を強調するようにちょっと特殊効果を加えています。

Leslie Cheung Sings
レスリー・チャンはアジアン・ポップスも歌ったらしく、1999年に「C」もしくは「C-THE BEST OF LESLIE CHEUNG(C-ザ・ベスト・オブ・レスリー・チャン)」というタイトルのCDや、2007年にはDVD付の「レスリー・フォーエバー」、そして2008年には「Tsuioku No Saigetsu(追憶の歳月)」といったアルバムがリリースされたようです。

「2046」では、現在カーウァイ監督のお気に入り俳優であるTony Leung Chiu-wai(梁朝偉 トニー・レオン)が主人公のチョビ髭のロマン作家を演じます。 作家はオリエンタル・ホテルの2046号室に泊まっている昔の恋人ルル(今はミミ)に遭遇しますが、次に行ってみると消えてしまっていたので隣の部屋2047号に入ってみると ビジョビジョ!

この「2046」に出演する各国の俳優達は、それぞれの自国語で会話します。 北京語、広東語そして日本語と、まるで完全に理解できているかのように 近未来のお話ですから。

「初恋のきた道」のZhang Yimou(張藝謀/チャン・イーモウ)監督のHERO(英雄/2002年)以来のトニー・レオンやMaggie Cheung(マギー・チャン)と共演するチャン・ツィイーですが、「2046」ではGong Li(鞏俐 コン・リー)などの大女優も加わるなか、魅惑の香港女優のZhang Ziyi(章子怡/チャン・ツィイー又はチャン・ツィー)が光っています。 同じくチャン・イーモウ監督のLOVERS(十面埋伏)では遊郭の盲目の踊り子実は飛刀門の一味を演じた清楚なイメージのチャン・ツィイーが作家と絡むはすっぱな売春婦「Bai Ling」を熱演して、2005年3月香港のアカデミー賞「第24回香港電影金像奨」で最優秀主演女優賞に輝きました。 ちなみにチャン・イーモウ監督の作品を始めて観たのがコン・リーが主演した1987年のRed Sorghum(紅高梁/紅いコーリャン)で、赤茶けたコーリャン畑を行く空恐ろしい興し入れを含めやたら不幸に見舞われるヒロインには気の毒を通り越して、その時代のその境遇に恐怖すら感じた映画でした。(日本軍が大陸で繰り広げた蛮行には反吐) さて、最後は2006年の壮大な時代劇のCurse of the Golden Flower(王妃の紋章)でどっちも観終わったらあまりにすごくて肩が凝った覚えがありますが、20年経ってもコン・リーが綺麗というのもすごい。

Zhang Ziyi - 2046 Footage - YouTube

2046 DVD
2005年に発売されたカーウァイ監督、トニー・レオン主演の「2046」の日本語字幕DVD
20462046
「ウォン・カーウァイ スペシャルコレクション / 『2046』<=>『in the Mood for Love ~花様年華』」にも「2046」が収録されています。

2046 Soundtrack
In The Mood For Love(花様年華)、House of the Flying Dagger(Shi mian mai fu=LOVERS 十面埋伏)、Zhou Yu's Train(Zhou Yu de huo che/たまゆらの女)でも音楽を担当したShigeru Umebayashi(梅林 茂)によるオリジナルのメインテーマなどとベリーニのオペラなどのクラッシック音楽意外はラテン色が濃いサントラです。 Xavier Cugat(ザビア・クガート)が演奏するラテン・スタンダードのシボネーやPerfidia(パーフィディア)からConnie Francis(コニー・フランシス)がスペイン語で歌う素晴らしいヴォーカル版Siboney(シボネー)、ディーン・マーチンのSway(スウェイ=Quien Sera)までを収録したサウンドトラックが評判です。
2046 Soundtrack2046 オリジナル・サウンドトラック
試聴は2046 (Enhanced) Soundtrack - Amazon.com

Siboney for some versions
♪ Xavier Cugat - Siboney

♪ Connie Francis - Siboney

♪ Dean Martin - Sway (Siboney)


中国人の女優「章子怡(チャン・ツィイー)」は19歳でチャン・イーモウ監督に見出され、「Wo de fu qin mu qin(初恋のきた道又はThe Road Home)」(1999年)の主人公を演じて、第50回ベルリン国際映画祭(2000年)で銀熊賞(グランプリ)を受賞しました。 もっと詳しくはziyifan.com
2005年5月に公開された鈴木清順監督のオペレッタ狸御殿で日本映画デビュー、2005年12月公開のスピルバーグ製作のMemoirs of a Geisha( SAYURI )に主演と大活躍です。

Zhang Ziyi - The Road Home DVD
Wo de fu qin mu qin初恋のきた道 [SUPERBIT(TM)]
チャン・ツィイーの出世作「Road Home(初恋のきた道)」の予告編はRoad Home Trailer - Videodetective
☆2006年発売のチャン・ツィイーの最新DVDは「SAYURI」、2008年にはMei Lanfang(花の生涯~梅蘭芳)があります。

video衝撃の美! 話題の2005年6月から放映のチャン・ツィイーが出演した花王のアジアンビューティTVコマーシャルASIENCEはkao.co.jp(テレビCMをクリックすると2005年と2006年のビデオが観られます。)
Zhang Ziyi Asience video

香港女優「チャン・ツィイー」の写真集はチャン・ツィイー Photo Gallery

Zhang Ziyi and Aviv "Vivi" Nevo
1993年に「Farewell My Concubine(さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき))」を監督したChen Kaige(陳凱歌/チェン・カイコー)の2008年の「Mei Lanfang(花の生涯~梅蘭芳(メイランファン)」が日本でも2009年に公開されますが、チャン・ツィイーは宝塚みたいに男役を演じるそうです。 そのチャン・ツィイーがなんと21歳にして41歳の子持ちバツイチの中年男性と2008年に婚約しました。 ヴィヴィ・ネヴォ氏はただのバツイチじゃありません。 世界でも有名な大富豪で映画会社のタイム・ワーナーの大株主なので、チャン・ツィイーがワーナー映画に出演するチャンスも増えるかも。 それにしてもあのようなあからさまなプライバシーを撮られて気の毒になります。

6 Comments

京野菜さん、本当に綺麗な写真がありますね。 貴方の不治の病は治療不要!

はじめまして。チャン・ツィイーは「初恋のきた道」以来のファンですが、今回の「SAYURI」は圧巻でしたね。「グリーンディスティニー」なんかは、彼女の魅力が生かされているとは思えませんでした。彼女の写真をたくさん掲載していますので、遊びに来てください。

「よし」さん、米国でのチャン・ツィイーへの演技力評価はファンにとって嬉しいことです。 Memoirs of a Geishaでアカデミー主演女優賞候補はすごいですね。 楽しみです。

アメリカではこの映画のチャン・ツィイーの演技に対して新聞や雑誌の評論で最高の誉め言葉をあたえています。確かにトニー・レオンが金を払おうとした時のチャン・ツィイーの顔の表情の変化などはすごいと思います。
この映画のアメリカでの配給元はソニーピクチャーです。”Memoirs of a Geisha”(ソニーピクチャー製作)でアカデミー主演女優賞の期待が高まるチャン・ツィイーを援護する為に公開したように私には見えます。

anupamさん、今晩は! TVの花王のCMでは美女になりましたが「初恋のきた道」では本当に幼いですね。 「2046」はそれだけ観るとチンプンカンプンと言う方が多いです。 アントニオーニ監督の3部作にも似て最初の映画から観たほうが分かるようです。 とはいえ、監督本人の心の内を理解できるかどうかは疑問です。

チャン・ツィイーは「初恋のきた道」で初めて見ました。もっと素朴であまりかわいくない女の子を使うべきだった・・だってあんな田舎にあんなかわいい子がいるわけないし・・っていう意見もあるようですが、私にとっては一種の寓話のような感覚だったので、これもアリ・・かなって感じでしたね。

「HERO」でも「LOVERS」でもとても美しかった。これからも楽しみだな~ただこの「2046」は未見なんですよ・・

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