シャルル・アズナブール Charles Aznavour
Charles Aznavour
シャルル・アズナブール(シャルル・アズナヴール)はMe Que Me Que(メケメケ)、Isabelle(イザベル)、La Bohème(ラ・ボエーム)、La mama(ラ・ママ)、Hier encore(帰り来ぬ青春)など数多くのヒット曲でお馴染みの「シャンソンの神様」と呼ばれるフランスを代表するシャンソ歌手の一人ですが、 1960年にフランソワ・トリュフォー監督の「Tirez sur le pianiste(ピアニストを撃て)」で脚光を浴びたあと、1962年には私の好きなFrancoise Arnoul(アルヌール)と共演した「Le diable et les dix commandements(フランス式十戒)」や、Hardy Grüger(Hardy Kruger/ハーディ・クリューガー)やLino Ventura(リノ・ヴァンチュラ)と共演した戦争映画のUn Taxi Pour Tobrouk(地獄の決死隊)に出演した他、60本もの映画に出演した俳優でもあります。
シャルル・アズナブールは1924年にパリ・サンジェルマン・デ・プレで生まれましたがアルメニア系で本名がヴァレンナーグ・アズナヴーリアンというそうです。 生活のために9歳から舞台に立ち、その時から芸名はシャルル・アズナブールです。 1946年に、フランスの有名なシャンソン歌手エディット・ピアフに認められて前座を務めて以来脚光を浴びるようになり、1957年には人気投票第1位に輝きました。 なぜかピアフとの関係には触れたがらないのだそうです。
※エゴヤン監督やアズナヴールの他にSylvie Vartan(シルヴィ・ヴァルタン)、Gregory Peck(グレゴリー・ペック)、Cher(シェール)、Marie Laforêt(マリー・ラフォレ)などもアルメニア系だといわれています。
Autobiographie
1991年5月27日アズナブール67歳にして来日、新宿厚生年金ホールにてLast Concert Tour in Japan(最後の日本コンサート・ツアー)公演を行いました。 Concerto Pour Une Voix(二人の天使)で知られたDanielle Licari(ダニエル・リカーリ)とのデュエットで手話を交えたMon Emouvant amour(声のない恋)などが歌われましたが、公演曲目などの詳細はアズナブール 新宿厚生年金ホール - park3.wakwak.com(実際に聴きに行かれた方) 私の母もプロモーター側の「3日間毎回違う曲」という謳い文句に釣られて数万円する3日通しチケットを購入しましたが、3日通して同じだったためえらくご不満でした。 その後80歳を迎えた2004年にも4月17日から5月17日までの一ヶ月間、Palais De Congres(パレ・デ・コングレ)で恒例のコンサートを開いたそうです。
※「声のない恋」はアズナヴールの編曲や伴奏を手掛けたことのあるポール・モーリアとの共作で80年代初期のアルバム「Autobiographie(自叙伝)」などもに収録されています。
Autobiographieの試聴が出来るAutobiographie - cdUniverse((Track Listingのタブをクリック、5番)
Charles Aznavour - Mon Emouvant amour (LIVE 2004) - YouTube
結構若い頃からアズナブールは髪は薄く、しわが多くて下がったモシャモシャ眉毛とお世辞にもハンサムとはいえず、風采のあがらない身長160センチほどの小男です。 ところがこの哀しみを秘めた瞳で、女に捨てられた未練を哀れっぽく歌いあげるこのシャンソン歌手は、とてもセクシーなのです。 やはり小男のセルジュ・ゲンズブールがそのセクシーさで美女連をメロメロにさせてしまうように。 ビブラートのかかった独特の唱法で、聴く人をドラマの主人公にしてしまう点では何やら日本の演歌歌手にも通ずるところありですね。 フランス人特有ともいべき表情豊かな手の動きがいっそうシャンソンを引き立てます。 こんな手を持ったアズナブールが舞台を離れてすることとは・・・なんと!手料理なんだそうですよ。 そんなアズナブールも2004年に80歳になりました。 若々しく見える秘訣は最近はまっている海洋療法だそうです。 アズナブールは若い時から関節炎とリウマチに悩まされていたので、おじいさんの気分だったのが、お陰でよくなったそうです。 フランスではリハビリや身体の新陳代謝を促す療法に、海水がさ かんに使われています。 ☆Thalassothèpapie(タラソテラピー)
シャルル・アズナブールの出演映画は数多くありますが、1959年、かってのB.B.の恋人Jacques Charrier(ジャック・シャリエ)主演のLes Dagueurs(今晩おひま?)
ゴダールの勝手にしやがれを蹴って出演したFrançois Truffaut(フランソワ・トリュフォー)監督のTirez sur le pianiste又はShoot the Piano Player) 「ピアニストを撃て」ではアズナブールがカフェのピアノ弾きを演じました。(アズナブールはShoot the Piano Player、西部劇ではPlease do not shoot the pianist. He is doing his best. エルトン・ジョンはDon't Shoot Me, I'm Only the Piano Player.)
それと、1963年、Sylvie Vartan(シルヴィー・ヴァルタン)主演のCherchez l'idole(アイドルを探せ)などが印象的です。
そして、2002年にAtom Egoyan(アトム・エゴヤン)監督のArarat(アララトの聖母)では主人公の映画監督役を演じました。(注:聖書ではノアの箱船が漂着したのがアララト山であると記述)
歴史の古い国ですが多くの異民族の侵入を受けてきた悲劇のアルメニア共和国ですが、トルコ政府は否定しているものの、1915年のトルコよるアララト聖山におけるアルメニア人大虐殺の史実に基づき、アルメニア人のアトム・エゴヤン監督がアルメニア人俳優のアズナブールを起用して自己を体現した映画です。 ☆トレーラー
※参考に2007年4月明石書店から出版された「中島偉晴」著の単行本アルメニア人ジェノサイド―民族4000年の歴史と文化
☆シャルル・アズナブールのオフィシャル・サイト (注!すぐHier Encore("帰り来ぬ青春"が流れます)
左上にメニューがあります。 出演映画やレコードなどの他、JUKE-BOXでは短いですがシャルル・アズナブールの15曲の試聴が出来ます。
☆シャルル・アズナブールのフランス語の歌詞はCharles Aznavour - Paroles.net又はCharles Aznavour - Chansons françaises("ラボエーム"はLa bohème又は boh鑪e、"愛のために死す"はMourir d'aimerで検索)
アズナブールのLa Bohèmeが聴けるanos60.com
anos60.comではEt PourtantやLa Mammaも聴けます。(要ログインかも registration req'd)
Isabelle、La Bohèmeが聴ける韓国語のシャンソンサイト Oh My Chanson.com(注!すぐ音、韓国語のシャンソン/Isabelleで検索)
※英語ですが歌詞について考える"Emmenez-moi(世界の果てに) & Take Me Along"考bbc.co.uk - French(2000年に開催されたパリのLe Palais des Congrèsでのさよならコンサートのクリップについて質問)
Venecia sin ti (Spanish) 1965 - YouTube
La Boheme 1965 - YouTube
Le Temps 1966 - YouTube
Paris au mois d'août 1966 - YouTube
Charles Aznavour Tout s'en Va 1968 - YouTube
Hier encore - YouTube
Desormais Live at the Olympia 1972 - YouTube
She - YouTube
シャンソン歌手のシャルル・アズナブールは映画に劣らず勿論シャンソン・アルバムも数多くリリースしています。 アマゾンだけでも100枚以上もありますから色々と試聴してみて下さい。
レアもののReste(レステ)を収録した2枚組みの輸入盤CD
Aznavour 2000: Live Au Palais Congres
類似したアルバムの「Ses Plus Grands Sucess」もあります。
シャルル・アズナブールはAnna Karina(アンナ・カリーナ)とJean Paul Belmondo(ジャン=ポール・ベルモンド)主演の1961年の音楽が重要な要素を占めるゴダールの「Une femme est une femme(女は女である)」で挿入歌で"Tu t'laisses aller(あきれたあんた)"を歌っています。 「女は女である」のサントラは見つかりませんがアズナヴールのアルバム「Je M'Voyais Deja」に収録されています。
試聴はJe M'Voyais Deja - Fnac.com(6番のPreviewをクリック)
奇跡が起こったようなラストシーンでは観客を泣かせた1999年の「Notting Hill(ノッティングヒルの恋人)」はJulia Roberts(ジュリア・ロバーツ)とHugh Grant(ヒュー・グラント)が共演していますが、アズナヴールの"She"がオープニングで流れます。 シャルル・アズナブールが英語で"美しいひと、夢のようなひと、ぜったいに忘れられない"と歌う映画主題歌の"She"はフランス語の原曲タイトルを"Tous Les Visages De L'Amour(忘れじのおもかげ)」といい、"Hier Encore"などシャルル・アズナブールとのコラボで有名な南ア生まれのジャーナリストで作詞家のHerbert Kretzmer(ハーバート・クレッツマー)の作詞だそうです。 「ノッティングヒルの恋人」のサウンドトラックではアズナヴールのようにビブラートが'特異'の英国ミュージシャンのElvis Costello(エルビス・コステロ)がエンディングの「She」を歌っています。
Elvis Costello - She in Notting Hill - YouTube
Charles Aznavour Best
アルバムに収録されている"She"は映画で使用されたのと同じものですが試聴が無いCDの「Jazznavour」もあります。
グレイテスト・ヒッツ・フォー・ジャパン
Sheの試聴はBarnes & Noble.com - Jazznavour(下から4番目ですがスイングしているバージョンで映画ではもっとスローです)
※映画でのTous Les Visages De L'Amourについて書かれたBradleyさんのブログ(音声クリップの比較リンク付き、上がフランス語で下が英語のShe)
She-Tous Les Visages De L'Amourの歌詞
エルビス・コステロはElvis Costello's She - Top Lyrics
シャルル・アズナブールはfr.lyrics-copy.com
Me Que Me Que: Charles Aznavour
Me Que Me Queはジルベール・ベコー作曲でシャルル・アズナブール作詞の曲です。 仏語で"Mais qu'est-ce que c'est?"のことですが意味は「それがどうしたっていうのさ」
Jezebel(2004年盤)
1996年初リリースの「Jezebel」もありますが、アルバム「Me Que Me Que」には試聴がありません。
日本ではメケメケの試聴が見つからなかったので、素晴らしいドイツのMe Que Me Que - Musicline.deで1番を試聴!
※「メケメケ」についてはAudio-Visual Trivia のMe Que Me Que
ページトップのCD「Best of Charles Aznavour」はアズナブールの代表曲を収録したものです。
以下はその曲目リスト
1.酔いしれて
2.僕の肩でお泣き
3.青春という宝
4.愛のあとで Apres L'amour
5.希望に満ちて
6.遠い想い出
7.それがわかれば
8.帰り来ぬ青春 Hier Encore
9.八月のパリ
10.ラ・ボエーム La Boheme(Bohemia)
11.愛のために死す Mourir d'aimer
12.昔かたぎの恋 Les Plaisirs Demodes
13.人々の言うように
14.想い出をみつめて
15.自叙伝
16.声のない恋 Mon Emouvant amour(デュエット:ダニエル・リカーリ)
17.キスしておくれ
18.想い出のシャンソン
19.きみと私
20.あなたの目よりも青く(デュエット:エディット・ピアフ)
シャルル・アズナブールのアルバム"20 Super Sucessos"にはLa Boheme、Et Pourtant、Emmenez-moi、、Que C´est Triste Venise、Yesterday When I Was Young、Je M´voyais Déja、Il Faut Savoir、Les Comediens、Qui?、For Me Formidable 、La Mamma、Trousse Chemise、Le Temps 、The Old Fashioned Way 、She、A Contre L´amour、Happy Anniversary 、Lets Turn Out the Light 、To Die of Love、How Sad Venise Can Beが収録されています。
シャルル・アズナブールの"La Terre Meurt"が収録されているのはアルバム「Colore Ma Vie」ですが試聴はドイツのAmazon.de - Colore Ma Vie von Charles Aznavour
Charles Aznavour - 20 Super Sucessos - Rádio UOL
投稿者 koukinobaaba : September 16, 2005 8:02 PM
コメント
ミミ Paquetさん、素敵なミュージカルを観ていらしたのですね。 80歳のアズナヴールですが、日本の方が演じるのは大変なことだと思います。 市村正親さんはミュージカル歴が長いですね。 20年程前に「ウエストサイド物語」を観たのですが出演してたような・・・たぶん。
投稿者 koukinobaaba : September 25, 2005 1:11 AM
9月22日にサントリーホールで市村正親のワン・アクターズショー『ペールギュントの旅』を観てきました。全編アズナブールの曲で構成されていました。ペール・ギュントとなぜかアズナブールがぴったり合い、また、50歳を過ぎた市村正親が見事に歌い上げていました。
投稿者 ミミ Paquet : September 25, 2005 12:52 AM
anupamさん、今晩は! フランソワーズ・アルディとはマニアックですね。 可愛かったですが。 スエーデンの城はモニカ・ヴィッティが出た映画ですが未見です。 観たいです。
一日じゅうスパム・コメントと格闘して今日は疲れた!
投稿者 koukinobaaba : September 16, 2005 10:26 PM
またも、なつかしの渋い人物を選択されていますね~
シャンソンはあまり聞く機会がなかったんですが、フランソワーズ・アルディを聞いてましたよ。アズナブール同様、彼女も映画界で女優として活躍していた時期がありましたよね。
投稿者 anupam : September 16, 2005 10:12 PM
すぐに反映されないこともあります。

試聴リン ク(CD、OST、サウンドトラック)
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