She wore blue velvet, Bluer than velvet was the night...
今から40年ほど前に、甘くやるせなく歌われた"Blue Velvet(ブルー・ベルベッ)"という曲が流行ました。 それは Bernie Wayne & Lee Morris(バーニー・ウェインとリー・モリス)が作曲及び作詞して1963年のBobby Vinton(ボビー・ヴィントン)の大ヒットとなった曲です。
このボビー・ヴィントンのブルー・ベルベットがタイトルとなった映画がDavid Lynch(デイヴィッド・リンチ)監督の狂気のサスペンス映画として20年後の今も心惑わされる「Blue Velvet(ブルー・ベルベット)」です。
以下の内容は驚くべきラストも書かれていますのでこれからビデオをご覧になる方は読まない方が楽しめます。
映画「ブルー・ベルベット」の冒頭では妖しげにゆらめくブルーのベルベットカーテンをバックにしたクレジットが流れた後、甘いゆったりとしたこの曲"Blue Velvet"が流れ、白い木製のフェンスに赤いバラをはじめにノースカロライン州にある物静かなLumberton(ランバートン)の町の風景が広がります。 居間でテレビを観る夫人に庭で水遣りをする初老の夫、なんとものどかな場面です。 が、ホースが絡まって水の勢いで抜けたことから不吉なことが始まる予感がします。 カメラは直撃されて倒れた男性がから地面をずっと辿っていき異様な光景が映し出されます。
野原を通って心臓発作で入院した父を見舞った真面目な大学生のJeffrey(ジェフリー)がその帰り道に不気味なモノを見たのです。 父とはあの水やりをしていた男性でした。 「うわっ、何だこりゃ。」とばかりに警察に届けます。 これをきっかけにジェフリーは切り取られ蝕まれた耳のなかに吸い込まれます。 いや、異様な事件に素人探偵よろしく首を突っ込っこみ、ごく平穏に見える町の裏側を覗き見たのです。 その結果、平常な生活からはうかがい知れない闇の世界を知ってしまうという怖い犯罪ミステリーです。 ハサミで切り落とされた耳のシーンにはじまり、夜に家族に気付かれないようにこっそりとジェフリーが家を出るシーンや、事件のことを聞きに地元のウィリアムス刑事の家を訪ねた後に娘のサンディが現れたシーンなど、アンジェロ・バダラメンティの音楽も効果的でいったい何事が始まるのかと期待を持たせます。 ただしミステリーといっても犯人探しがテーマではありません。 白昼夢ですがある意味ではラヴストーリーです。 奇怪で、美しく、しかもショッキングで野蛮なフィルム・ノワール「ブルー・ベルベット」は又かなり官能的かつ倒錯的な映画でもあります。
※ちなみにウィリアムス刑事の妻役で金髪美人だったHope Lange(ホープ・ラング)が出演しています。 ホープ・ラングはMarilyn Monroe(マリリン・モンロー)が主演したので金髪を茶髪に染められた1956年の「Bus Stop(バス停留所)」がメジャーデビューでした。 その後もMay Britt(メイ・ブリット)も出演した1958年の「The Young Lions(若き獅子たち)」ではMontgomery Clift(モンゴメリー・クリフト)の恋人役、1959年にはJoan Crawford(ジョーン・クロフォード)も出演した「The Best of Everything(大都会の女たち)」、「The Fastest Gun Alive(必殺の一弾)」の渋いGlenn Ford(グレン・フォード)と共演した1963年の「Love Is a Ball(プレイガール陥落す)」などに出演しました。
※Film noir(フィルム・ノワール)とはフランス語で"黒い映画"という意味ですが、1940年代後期から1950年代のハリウッド映画の中でも犯罪ものを指したそうです。 1930年代のアメリカの恐慌時代に始まった道徳的に曖昧(不道徳)でセクシーな刺激を強調したハードボイルド映画に端を発しているのだとか。
青と赤
映画史上でも最も悪党の一人として知られる信じられないほど凶暴な売春や麻薬を扱う闇の帝王ことFrank(フランク)をDennis Hopper(デニス・ホッパー)が怪演してアブノーマルな性心理を表現しました。 敵対する売人たちを殺し、拷問やレイプなどサディスティックな役を演じたことで低迷気味だったデニス・ホッパーが返り咲いたともいわれます。 青いビロードのような真っ青なシャドーと対比した真っ赤な口紅の妖気漂うDorothy(ドロシー)をイタリア女優のIsabella Rossellini(イザベラ・ロッセリーニ)が演じています。 真面目で好奇心旺盛な青年のジェフリーは1984年にデヴィッド・リンチが監督した「Dune(砂の惑星)」に続いて野々村真似のKyle MacLachlan(カイル・マクラクラン)が演じています。 ウィリアムス刑事の家に事件のことを聞きに行き深入りしないように忠告されたジェフリーは娘のサンディと会って事件のことをもっと知ろうとします。 歌手のドロシーが事件に関係あるらしいとサンディから聞いたジェフリーは作業員に変装してドロシーの住む古ぼけたDeep River Apartments(アパート)に忍び込んで鍵を手に入れたのです。 その晩にサンディからドロシーが出演していると聞いたジェフリーはThe Slow Club(スロー・クラブ)に行きます。 ステージでは"Miss Blue Lady"と紹介されたドロシーが登場し青いライトの下で"ブルー・ベルベット"をセクシーに歌いますが、この時のイザベラ・ロッセリーニの顔が母親のバーグマンそっくりなので驚きます。 歌の途中でジェフリーとサンディは席を立ちドロシーのアパートへ向かいジェフリーは盗んだ鍵を使ってドロシーの部屋"710号室"に入ります。 路肩に止めた車で待っていたサンディはドロシーが帰って来た合図のクラクション4回を鳴らしますがジェフリーが使った水洗トイレの音にかき消されて気付かれません。 よって突然入って来た物音に飛び上がったジェフリーは咄嗟に戸棚に隠れます。 潜んでいるジェフリーは真っ青なアイシャドーに真っ赤な口紅のまま黒い下着姿になったドロシーが電話でドン(Don Vallens)とかフランク(Frank Booth)の名前を口にしているのを聞きます。
注!以下は驚くべき結末も書かれています。これからビデオをご覧になる方は読まない方が楽しめます。
遠目ではありますが着替えているドロシーのオールヌードも拝見した戸棚のなかのジェフリーは微かな物音に気付いたドロシーに見つかってしまいます。 この時点でドロシーは素肌にブルーベルベットのガウンを着ています。 この青いガウンが映画のオープニングで揺れていたブルー・ベルベットであり、ラストでドロシーの夫が猿ぐつわ代わりに咥えさせられていたガウンの紐とフランクが手にしていた青いガウンです。
ドロシーはナイフでジェフリーを脅し衣服を脱がせてあわやという時、ドアを叩く音がしたので再び戸棚に押し込めます。 やって来たのは横暴な振る舞いをするフランクでした。 この後ジェフリーは凶暴なフランクに暴力をふるわれるドロシーを戸棚の中から覗き見て仰天しますが、なんとこれが二人のサドマゾ趣味だったわけです。(ドロシーがそう飼いならされた。) 最初はバーボンを飲んでいたフランクがポケットからマスクを取りだしガスを吸って「Mommy. Mommy. Mommy. Mommy.(マミー・・・)」と上ずった赤ちゃん声を発したのです。 凶暴で下劣な"ダディ"と子供のようにすすり泣きながらドロシーをレイプする"ベビー"の二重人格が現れます。 台本ではそのためのヘリウム(笑気ガス)となっていたのを実生活で麻薬体験者のデニス・ホッパーがそれは変だとクレームを付けたとか。 実際にダイバーや人工呼吸などに圧縮空気を使用するらしいですが、これを吸うとハイになりブラックアウトまでしてしまうそうです。
ジェフリーは帰り際に戸棚の中から覗き見た時に大事そうにドロシーがソファの下から引き出して見ていた物が気になって取り出してみると、それはフランクに監禁されているドロシーの夫と息子の写真でした。 夫はフランクに切り取られた耳の持ち主です。 息子を殺すと脅されてドロシーはフランクに強要されて喜んだふりをした挙句とうとう錯乱し自虐的な愛の喜びをみいだし、とうとうフランクの性の奴隷と化したのか。 その晩、ジェフリーは再びサンディを誘って見聞きした奇妙な出来事を話して、「なんでフランクのような人間がいるのか、何でこの世はこんなに異常なんだ!」と苦悩します。 それに対して純真なサンディは愛を説くのです。
この後、一人でドロシーの部屋を訪ねたジェフリーは欲情を感じたのかなんと愛を告白するのです。(但し、I like you, too) サンディがいるのに何で?これが哀しき男の性(さが)、男性の下半身は別人格といわれるゆえんです。 そして再びスロー・クラブでのドロシーの"ブルー・ベルベット"を一人で聞くジェフリーでしたが、向こうの席に感極まって聞いているフランクの姿を見つけてびびります。 とりつかれたようにフランクを調べあげようとするジェフリーは笑い興じてスロー・クラブから出てきたフランク一行の後をつけ、とあるビルの中で"Frank Booth"のネームプレートを見つけたのです。 別の日にジェフリーは再びドロシーを訪ねドロシーの「わたしをぶって!」という要求通りに暴力をふるって目くるめく官能の炎に身を焦がします。 このシーンでボビー・ヴィントンの"ブルー・ベルベット"が流れます。
ところが世の中そうは甘くない。 ジェフリーがドロシーの部屋を出ようとする時にフランクの一行が現れジェフリーとドロシーを車に乗せます。 ジェフリーも耳を切られるのか? いや、フランク一行が着いたところは麻薬つながりなのかフランクが言うところの"いかした"ベンのゲイバーでした。 照明用のライトをマイクがわりに下から顔にライトアップしたオカマのベンがRoy Orbison(ロイ・オービソン)の"In Dreams"を口パク歌いますが、感情的になるフランクの様子に途中で止め、一行は再び夜道を暴走します。 いきなり車を止めたフランクは例のマスクを取り出したのです。 案の定、ドロシーに暴行しようとしたフランクに堪らずジェフリーは無謀にもパンチを食らわが、当然ジェフリーは車の外に連れ出され手ひどい暴行を加えられるのですが、そこで口を血だらけにしたフランクは"In Dreams"の歌詞をなぞってラブレターについてのウンチクをたれます。 ジェフリーは生きていた、耳も無事だったが、テネシーのMeadow Lane(メドーレーン)に捨てられていた。 翌日警察署へ行くとデスクにはなんとフランクが話していた"T.R. Gordon"のネームプレートを見てジェフリーは愕然とする。 トム・ゴードンは麻薬取引でフランクに買収されている殺人課の刑事だ。 麻薬取引の現場で売人から麻薬を奪うと秘密裏にフランクに横流ししているのだ。 傷だらけの顔でジェフリーはウィリアムス刑事を訪ねるとフランクとGordon the Yellow Man(黄色ジャケットの男/ゴードン)のツーショット写真を見せると、ウィリアムス刑事は自分の娘のサンディが関与していないことを確かめた。 しかし、パーティに行くためにサンディを迎えに行った晩、ウィリアムス刑事の家にゴードンが現れたのだ。 なにやら二人が親しそうな様子を見たジェフリーに戦慄が走る。
友人宅でのパーティがお開きとなり帰途に着く二人が乗った車を追うサンディのボーイフレンドの仲間の車に激突された。 家に戻るとなんと暴行を受けたらしい全裸のドロシーがいた。 サンディの家に連れていくも錯乱してジェフリーにしがみつくドロシーの様子を見てサンディは悲しみと驚きと激怒を隠し切れない。 そこに家人が読んだ救急車が到着。 ジェフリーがタクシーでドロシーの部屋へ行くと黄色い上着の男と耳のない男が両手首を縛られ椅子座っているのが見えた。 良くみると二人とも頭から血を流して死んでいるようだ。 このシーンでKetty Lester(ケティ・レスター)の"Love Letters"が流れます。
♪ Ketty Lester - Love Letters - YouTube
あまりのことに呆然としたジェフリーが立ち去ろうとした時外に人影を見る。 前にも見たことがある麻薬関係者のヒゲの男が黒革の手袋をはめて銃を手に上がってきます。 急いで部屋に戻ったジェフリーはゴードン(黄色男)のポケットから警察無線を取り出し連絡すると例の戸棚に隠れます。 なんとその男がヒゲとカツラを取り外したらフランクだったのです。 ドロシーのブルーベルベットのガウンを手にしたフランクはまたもやポケットからマスクを取り出すとガスを吸引して気分を高揚させます。 隙を見て今度はゴードンの内ポケットから銃を取り出したジェフリーは戸棚を開けたフランクの額めがけて発砲します。 その時、サンディと父のウィリアムス刑事が部屋に飛び込んできました。 こうして凶暴な闇の帝王は消え去ったのです。 やっと"耳"から出たジェフリーは元の平穏な日常に戻りました。 ラストシーンは白い柵には美しい赤いバラの花。 息子を抱きしめるドロシー。 ゆらめくブルーベルベットの上にエンディング・ロールが流れます。
Laura Dern
ローラ・ダーンはジェフリーに事件のことを話すウィリアムス刑事の娘のSandy(サンディ)の役でドロシーとは正反対の純真な乙女を好演しています。 これが裏と表を意味する映画「ブルー・ベルベット」のポイントの一つとなっています。 私が始めてローラ・ダーンを見たのは1980年のFoxies(フォクシー・レディ)でしたがその時よりもずっと大人っぽくなりました。 そのローラ・ダーンはPeter Bogdanovich(ピーター・ボグダノヴィッチ)が監督した1984年の「Mask(マスク)」にも出演しています。
☆ニューヨークのマンハッタンで2006年3月に開催されるFilm Forumでは「ブルー・ベルベット」の20周年を記念して2週間上映するそうですが、映画「ブルー・ベルベット」の写真が見られるBlue Velvet Photos - MGM
(今ならMGMのサイトの下に音声ファイルもあり、デニス・ホッパーやイザベラ・ロッセリーニのセリフが聴けます。)
David Lynch's BLUE VELVET Review - at Film Forum.org
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トレーラーはBlue Velvet Trailer - VideoDetective
Blue Velvet Trailer - New York Times(要ログイン registration req'd)
☆Van Gogh(ゴッホ)の耳じゃないですが、ルイス・ブニュエル監督の目玉を切る怖い映画「Un chien andalou(アンダルシアの犬)」に出てくる手首みたいに気味悪く、切り取られて虫のたかった耳の写真など「ブルー・ベルベット」のスチールが沢山見られるBlue Velvet Pictures - LynchNet.com(4ページあり)
デイヴィッド・リンチ監督の「ブルー・ベルベット」について詳しくわかるThe City of Absurdity - David Lynch内のBlue Velvet - The City of Absurdity.com
「ブルー・ベルベット」ではヒロインを演じたイザベラ・ロッセリーニはメジャーデビューの翌年に「ブルー・ベルベット」に出演してヌードシーンが話題になりました。 マーティン・スコセッシとの結婚経歴もあるイザベラは「ブルー・ベルベット」撮影当時はデイヴィッド・リンチ監督のパートナーだったそうです。 その後デイヴィッド・リンチ監督は1990年〜1991年の「Twin Peaks(ツイン・ピークス・シリーズ)」でセクシーなオードリーや1992年の「Of Mice And Men(二十日鼠と人間)」で多情な農夫の妻を演じたSherilyn Fenn(シェリリン・フェン)と交際があったそうです。(ハリウッド恋愛相関図!)
イザベラ・ロッセリーニはその後、メリル・ストリープとゴールディ・ホーンが闘う1992年の「Death Becomes Her(永遠(とわ)に美しく)」でBruce Willis(ブルース・ウィルス)とも共演しました。 イザベラの暫く振りの映画は、2006年10月に公開のInfamous(日本未公開)で、サンドラ・ブロックやグウィネス・パルトロウと競演します。
イザベラ・ロッセリーニがパリの化粧品メーカー「Lancome(ランコム)」のモデルだったことは有名です。
ちなみに1942年の「カサブランカ」で有名な母親のイングリッド・バーグマンはスウェーデン出身ですが、父親のロベルト・ロッセリーニがイタリア人なので、イザベラ・ロッセリーニはイタリア国籍です。
Dean Stockwell
「ブルー・ベルベット」の奇異な登場人物は憎悪を抱かせるほど変態なフランクと淫靡な美しさのドロシーに加えてもう一人、Dean Stockwell(ディーン・ストックウェル)が演じるBen(ベン)がいます。 悪漢フランクが惹きつけられる位ですからその奇人ぶりは普通じゃありません。 ディーン・ストックウェルはリンチ監督の「ブルー・ベルベット」は全て気に入っていたそうです・・・監督が割り振った自分の役意外は。 Ben・・・この役作りは大変だったらしいです。 ディーン・ストックウェルがゲイバーで歌うシーンはトレーラーでも観られます。
1945年のシナトラのAnchors Aweigh(錨を上げて)では本当に"可愛い"子役だったディーン・ストックウェルですが、その後1948年のJoseph Losey(ジョセフ・ロージー)監督「The Boy with Green Hair(緑色の髪の少年)」などなんと100本以上もの映画に出演しています。 可愛いかったディーンの写真はDean Stockwell Photos - ClasicMovieKids.com
ストックウェルは「ブルー・ベルベット」の前には1984年にWim Wenders(ヴィム・ヴェンダース)監督のParis,Texas(パリ、テキサス)に主人公の兄であるWalt Henderson(ヘンダーソン)役で出演しています。 「ブルー・ベルベット」の後は音楽も評判が高かった1989年-1993年のTVの人気SFシリーズ「Quantum Leap(タイムマシーンにお願い)」で、ディーン・ストックウェルはAl Calavicci(アルバート・カラヴィッチ)を演じて1990年ゴールデングローブ賞で助演男優賞を獲得して異次元に行ったままとなりました。
Dean Stockwell In Dreams (Blue Velvet) - YouTube
In dreams, I walk with you.
In dreams, I talk to you.
In dreams, you're mine... all the time.
We're together.
Blue Velvet DVD
ページトップの画像は2000年にリリースされた輸入版「Blue Velvet」のDVDです。(英語) 下記の画像は2006年版ですが、リンクは2007年発売のDVDです。 デイヴィッド・リンチ監督の主義もあり何の修正も加えていない昔のままの「ブルー・ベルベット」 夢(悪夢)は夢のまま。 たくさんリリースされていてどのDVDが一番良いのか不明ですがなるべくカットされていない方が。
ブルーベルベット (特別編) オリジナル無修正版
この他に2007年廉価版の「ブルーベルベット 特別編 オリジナル無修正版」や「ブルーベルベット オリジナル無修正版 コレクターズ・エディション」などが見つかります。(無修正ってガスマスク・シーンのヘヤなんでしょうか。)
Blue Velvet Soundtrack
貴方をあのランバートンの闇の世界に誘う「ブルー・ベルベット」のサウンドトラック!
Blue Velvet: Original Motion Picture Soundtrack
試聴の8番のBlue Velvet/Blue Star/Montageはイザベラ・ロッセリーニのスモーキーな歌で映画の冒頭とエンディングに流れます。 13番がケティ・レスターのラブレターです。 サントラには三つのMysteries Of Loveが収録されており、最後のはこれまたデイヴィッド・リンチ監督の「ツイン・ピークス」でお馴染みのJulee Cruise(ジュリー・クルーズ)のヴォーカルです。 その他には1990年の映画「Pretty Woman(プリティ・ウーマン)」のタイトル曲「Oh, Pretty Woman」で有名な泣き節のRoy Orbison(ロイ・オービソン)のIn Dreamsなど。
☆Bobby VintonのBlue Velvet、Roy OrbinsonのIn Dreams、Ketty LesterのLove LettersとJulee CruiseのMysteries of Loveの歌詞が載っているThe City Of AbsurdityのBlue Velvet Lyrics - The City of Absurdity.com(lyric をクリック)
デイヴィッド・リンチの映画といえば音楽はAngelo Badalamenti(アンジェロ・バダラメンティ )ですが、バダラメンティはこの「ブルーベルベット」がデビュー作品で、映画の中ではジャズ・バー"Slow Club"のピアニストとして出演しています。 バダラメンティ はブルーベルベットの後、1999年の「Arlington Road(隣人は静かに笑う)」や2001年の「Mulholland Drive(マルホランド・ドライブ)」など数々の映画音楽を担当しています。
映画のタイトル曲ともなった「ブルー・ベルベット」を歌ったボビー・ヴィントンの経歴についてはBobby Vinton's Fans Web Site!!!
可愛いボビー・ヴィントンのCD、LPやEPのジャケット画像が見られるボビー・ヴィントンファンのホームペイジのミスターロンリー!!!
Baby wants to fuck. Get ready to fuck. You fucker's fucker. You fucker. Don't you fuckin' look at me!...Baby wants blue velvet...Don't fuckin' look at me. Don't fuckin' look at me. Don't you look at me. Daddy's coming. Daddy's coming home. Don't you fuckin' look at me. Daddy's coming home...Don't you fuckin' look at me. [blows out the candle] Now it's dark. Stay alive baby. Do it for Van Gogh.
なにやら狂気のフランクがドロシーに「ファッキン、ファッキン」と言っていますが歌の文句も入っているようです。
Love Letter
Do you know what a "Love Letter" is? Fucker! It's a bullet from my fucking gun! 'you receive a love letter from me, you'll be fucked forever!!!
Frank and Dorothy gas mask scene - YouTube
ところで、プラスティック・マスク(麻薬か?)でSM世界に入る悪党デニス・ホッパーがヒロインのイザベラ・ロッセリーニを脅すセリフというのが「Love letters straight from your heart!」ですが、これがなんとKetty Lester(ケティ・レスター)のヒット曲であるラヴレターの一節なのです。 音楽担当の作曲家「バダラメンティ」の意向なのか、はたまた「Catchfire/Backtrack(ハートに火をつけて/バックトラック)」でテナーサックスを吹く殺し屋を演じたジャズ好きのデニス・ホッパーか、もしくはリンチ監督なのかは不明ですが、ケティ・レスターの「ラブレター」が好きなのかも。 いや、それ以前に映画のタイトルにもなったボビー・ヴィントンのブルー・ベルベットが気に入っているのでしょう。
訃報
素晴らしい性格俳優だったデニス・ホッパーは2009年にガン宣告を受け現在は余命幾許もないと伝えられていましたが2010年5月29日に74歳で亡くなりました。 大変残念です。
2010年4月に発売された写真集の「Dennis Hopper and New Hollywood: Actor, Director, Artist(デニス・ホッパー・アンド・ニュー・ハリウッド)」は遺作になります。



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