Serge Gainsbourg: Auteur, Compositeur, Acteur et Chanteur français
Discographie et Filmographie de Gainsbourg
フランスの歌手で俳優のセルジュ・ゲンズブールは日本では1965年にヒットしたFrance Gall(フランス・ギャル)のPoupée de cire, poupée de son(夢見るシャンソン人形)の作詞・作曲やゲンズブール夫婦ともに親しかったFrançoise Hardy(フランソワーズ・アルディ)の代表作である"Comment te dire adieu(さよならを教えて)"の作詞を担当したことで知られています。 セルジュ・ゲンズブールは1959年に「Voulez-vous danser avec moi?(気分を出してもう一度)」で共演したBrigitte Bardot(ブリジッド・バルドー)と恋仲となって、バルドーのためにボニー&クライドとJe t'aime moi non plus(ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ)を作曲しました。
「気分を出してもう一度」のゲンズブールとベベの写真が見られるSerge Gainsbourg et Brigitte Bardot
当時アツアツの二人が吹き込んだ「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」ですがB.B.は既婚だったため公表されずに幻のレコードとなっていました。 これは19年後にバルドーの承認を得てリリースされましたが、セルジュ・ゲンズブールはベベとの録音の2年後にまったく同じ歌を結婚した女優のJane Birkin(ジェーン・バーキン)と吹き込んでいます。
Je t'aime(ジュ・テーム)とはフランス語でje(私)、t=tu(あんた)、aime=aimer(愛する)・・・つまり「私はアンタが好きよ」という意味です。 "moi non plus"は否定的な言葉を受けて「俺もだ」となりますが、Je t'aime moi non plusだと「アンタを愛してるわ」「俺も、いや、どうかな、俺はそれほどでもないよ」というそっけない感じで焦らせているのですかね。(相手が愛していないと言ってる場合のmoi non plusは"俺も愛していない"でしょうか。)
しかし強烈なセックスアピールを持っているセルジュ・ゲンズブールは歌の言葉ひとつ一つがエロく聞こえてしまいます。 単にnous(我々)といってるのに"ヌー"・・・ヌー(ド)を想像し、vous(あなた)と言っているのに"ヴー"・・・ヴー(シュ)唇を想像してしまうのです。
セルジュ・ゲンズブールとブリジッド・バルドーのBonnie & Clyde(ボニーとクライド)のビデオはSerge Gainsbourg & Brigitte Bardot - Bonie and Clyde(BBがフェイ・ダナウエイそっくりに扮装しています)
セルジュ・ゲンズブールとブリジッド・バルドーはボニーとクライド、バブルガム、ハーレークインなどゴダール監督の「勝手にしやがれ」みたいにアメリカへのオマージュのようなコミックソングをいっぱい吹き込みました。
フランス・ギャルについて書かれたThe Voice of GIRLS - France Gallと「夢見るシャンソン人形」のジャケトが見られるFRANCE GALL/フランス・ギャル
ゴダールのオマージュについてはAudio-Visual Trivia内の勝手にしやがれ
セルジュ・ゲンズブールは一見ブサイクで実際の身長は179cmです。 大柄とはいえませんが、なんのなんの、三島由紀夫のように自己愛の(ナルシスト)塊のようなゲンズブールが音楽も担当した1966年のミュージカル・コメディ「Anna(アンナ)」で共演した人気女優でゴダールと結婚していたAnna Karina(アンナ・カリーナ)などはゲンズブールを「王子さま♪」と称したとか。 ナルちゃんのデカダンな雰囲気とつれない素振りが女心をそそるのか、いや、そのかっこよさに男も惚れる。 その後も数々の美女と浮名を流し、1968年には映画「Slogan(スローガン)」で共演したジェーン・バーキンと結婚しましたが最愛のブリジット・バルドーから生涯心が離れることはなかったとか。 バーキンとゲンズブールの二人がまだ同棲中に共演した映画にCurd Jürgens(クルト・ユルゲンス)も麻薬組織のボスとして出演した1969年の「Cannabis(カナビス/ガラスの墓標)」がありますが殺し屋をテーマにしたフィルムノワールと銘打ってありますがルジュ・ゲンズブールはジェーン・バーキンとのラブシーンに熱が入り究極のエロティック映画となりました。(音楽はゲンズブール) 若い方にはこの二人の間に生まれたCharlotte Gainsbourg(シャルロット・ゲンスブール)の方が有名です。 そして、1969年になんとかってはB.B.と吹き込んだ「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」をジェーン・バーキンとも~っと熱くハードコア風に歌いました。 これは非情にエロティック過ぎるということで世界中で話題になり、イギリスのBBCはいうに及ばず、イタリアや日本でも放送禁止にしたほどです。 が、ヨーロッパではNo.1、アメリカでも50位くらいに入るという大ヒットを記録したのです。
そしてなんと!1975年(1976年?)には同名の映画も撮ってしまいました。
アンナ・カリーナの写真が見られるMore Anna Karina Photos
アンナ・カリーナがSous Le Soleil ExactementやRoller GirlやPistolet Joを歌っている他セルジュ・ゲンズブールとのデュエットなどが収録された「アンナ」のOSTサウンドトラックの試聴はAnna Soundtrack - Amazon.com
※Amazon.co.jpにあるVHSはスローガン (字幕版)です。
♪ Serge Gainsbourg - Valse De Melody - Youtube
セルジュ・ゲンズブールは1976年に妻のジェーン・バーキンを主役にして「Je t'aime moi non plus(ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ)」を監督しました。 ショートヘアで中性的魅力のジェーン・バーキンがホモ・セクシャルの少年と恋に落ちるストーリーですが辛口評論のFrançois Truffaut(フランソワ・トリュフォー)監督が絶賛したそうです。
セルジュ・ゲンズブールについて書かれた◇完全版!セルジュ・ゲンズブール◇
「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」のトレーラーはJe t'aime moi non plus Trailer - Comme Au Cinéma
Jane Birkin & Serge GainsbourgのLa Decadenceが聴けるohmychanson(Decadenceで検索)
La Decadence - YouTube
Jane Birkin(ジェーン・バーキン)
17歳でデビューし、60年代を代表する奇人(鬼才)セルジュ・ゲンズブールとの出合いにより輝きを増したジェーン・バーキンは女優であるとともに素晴らしい歌手でもあります。 その魅力的なジェーン・バーキンのために、スカーフでもお馴染みのエルメスの社長で2010年5月1日に亡くなったJean-Louis Dumas(ジャン=ルイ・デュマ氏)がバックの女王といわれるモデルを作りました。 それが、ジェーン・バーキンが愛用したバッグのモデル"Birkin Bag(バーキン)"で、グレース・ケリーの「ケリーバッグ」と共に有名で入手困難と言われるほど人気です。 Hermes Birkin(エルメスのバーキン・バッグ)などのお値段は$15,000.00など高級車並み!
ジェーン・バーキンの写真が見られるDes Magiers Homepage(右のzur・kをクリック)
Je t'aime.. moi non plus (1969)
Serge GainsbourgとJane Birkinの映像付きお熱いJe t'aime... moi non plus(ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ)が観られるJe t'aime... moi non plus - YouTube
Gainsbourg, Vol. 5: Je T'Aime Moi Non Plus, 1969-1971
セクシーなデュエット「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」が収録されているセルジュ・ゲンズブールのCD
Gainsbourg, Vol. 5: Je T'Aime Moi Non Plus, 1969-1971
ジェーン・バーキンが主演した「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」の1998年リリースされたヴィンテージ価格の字幕版DVD
ジュ・テ-ム・モワ・ノン・プリュ
字幕版VHSもあり。
L'eau A La Bouche per Serge Gainsbourg
セルジュ・ゲンズブール(ガンズブール)の映画音楽制作デビュー作品は1959年のL'eau à la bouche(唇によだれ)です。 映画<唇によだれ>の音楽指揮はAlain Goraguer(アラン・ゴラゲール)ですが、セルジュ・ゲンズブールの自作自演のテーマ曲が大変評判となりました。 オープニングに流れたゲンズブールのL'eau A La Boucheは、ビートニクなボンゴの響きで始まり、とても斬新な音楽です。 映画のエンディングではBlack March blues(黒のマーチ)が流れます。 最近のレビュではL'eau A La Boucheはサンバと書いてありますが、私の手持ちのレコードの説明書きではCha-Cha-Chaとなっています。 ゲンズブールはThelonious Monk(セロニアス・モンク)、マイルス・デイヴィス、ディジー・ガレスピーなどのファンでゲンズブールの作曲でもジャズを取り入れています。 この時期には、キューバのマンボやチャチャチャなどラテン(南米)のエスニック音楽をフランスに紹介する試みをしていて、ラテン・パーカッションをフランスで最初に取り入れたミュージシャンだそうです。 翌年1960年の映画「Les Loups Dans La Bergerie(山小舎の狼)」でもボンゴ入り「Cha-cha du loup(オオカミのチャチャチャ)」という曲も歌っています。 サンバもチャチャも共に4分の2拍子ですが、サンバはブラジルで主に打楽器で演奏されソロとコーラスが交互に歌われるそうですが、チャチャチャはキューバの音楽なんだそうですよ。
♪ Serge Gainsbourg - L'eau À la bouche - Rádio UOL
セルジュ・ゲンズブールの映画リストが見られるSerge Gainsbourg Filmography
セルジュ・ゲンズブールの映画とアルバムの歴史はSerge Gainsbourg Discography - Gainsbourg.org(ディスクアイコンにマウスを置くとレコードジャケットが現れます)
Couleur Café
アルバム「Couleur Café(珈琲色)」は1958年~1964年にレコーディングされたセルジュ・ゲンズブールの<唇によだれ>が収録されている1997年リリースの輸入ベスト盤です。
Couleur Café
<唇によだれ>は試聴の6番
Serge Gainsbourg - Couleur Cafe - YouTube
Gainsbourg...Forever
他にも<唇によだれ>と共にゲンズブールとバルドー、ジェーン・バーキンやカトリーヌ・ドヌーヴとのデュエット曲が収録されている2枚組CDは"Gainsbourg...Forever"
ゲンズブール・フォーエヴァー
試聴はBarnes & Noble.com - Gainsbourg...Forever("唇によだれ"は2番)
☆セルジュ・ゲンズブールのCDリストはSerge Gainsbourg Discography - popboys.hp.infoseek.co.jp
Audio-Visual Trivia内のセルジュ・ゲンズブールの関連映画は「唇によだれ」



anupamさん、実にゲンズブールはセックスアピールのカタマリで「いやらしい」です。そして魅力的でしかも不良です。 こんな人が日本にいるでしょうか。
ゲンズブールさん、超セクシーですな~
いやらしそうに見える男は「もてる男」か「いやらしそうにしかみえない男」かのどちらかに分類されますが、彼は前者なのでしょう。
アンナ・カリーナの写真、久しぶりに見ましたが、何かどことなくモニカ・ベルッチ嬢に似ているような・・そんな気がしました