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ミレーヌ・ドモンジョ Mylene Demongeot


Mylène Demongeot
Mylène Demongeot

ミレーヌ・ドモンジョ
cockeye  1950年代後半から1960年代中頃までフランスの売れっ子女優で日本でも人気が有ったミレーヌ・ドモンジョはNice(ニース)の出身です。 ドモンジョは斜視のため眼鏡をかけたやせっぽちの少女で美貌とは縁遠かったのですが音楽好きでピアニストになる夢を持っていました。 斜視とは日本ではロンパリと洒落た名前が付けられていますが右目と左目の黒目の位置が違うやぶ睨みとも呼び三白眼のような冷たい眼差しです。 私は実際には会ったアことはありませんが、Charlotte Rampling(シャーロット・ランプリング)やLauren Bacall(ローレン・バコール)のようなクールな目がそうだとか。(cross-eyedは寄り目) 視力が悪くなって暗い青春を送ったドモンジョですが、その後の奇蹟ともいえる眼の手術の成功によりすっかり明るくなりました。 自分が男の子たちの憧れとなったことに気付き、ピアニストになる夢は捨ててモデルへの道を目指します。 母親がロシア出身のせいか生粋のパリっ子というより北欧系のブロンド美人になったドモンジョがパリで写真モデルの仕事を探している時にフランスの写真家Henri Coste(アンリ・コスト)と出会い結婚します。 アンリが写したドモンジョの写真が色々な雑誌の表紙となり、アンリと仕事をしていたRaymond Rouleau(レイモン・ルーロー)監督の目に止まったことから1956年に「サレムの魔女」に出演することになります。
ニースはコートダジュールと呼ばれる南仏の地中海沿いにあります。。 50年代にスターの別荘地として有名になったコートダジュールのSaint-Tropez(サントロペ)よりもずっと歴史が古く大昔はイタリア領土だったそうで、Cannes(カンヌ)と並び人気のリゾート地となっています。

私はミレーヌ・ドモンジョをフランスのMarilyn Monroe(マリリン・モンロー)だと思いましたが、本国ではBrigitte Bardot(ブリジッド・バルドー)の”そっくりさん”と呼ばれたらしいです。 「同じ星座という以外に共通点は無い!」と”ブリジッド・バルドー似”と言われるのを大変嫌っていたドモンジョ様は普段着を常用し、ハイヒールよりイタリア製のモカシンを愛用する気取りのない女優で、セクシーといえども滅多に脱がないセーター美人でした。 ぽってり&ムチムチのブロンド女優だからモンローみたいな甘えた声だろうと思わないで下さい。 媚びた可愛い声というよりも顔と一致しない”野太い”声なでので最初は驚きます。 それにふわーとしたマシュマロのようなソフトタイプなので存在感が希薄なのが難点です。
Audio-Visual Trivia内のミレーヌ・ドモンジョの写真はMylene Demongeot Photos



Mylène Demongeot
ミレーヌ・ドモンジョ出演作品集

1953年 Les Enfants de l'amour(愛の子供たち?)
ミレーヌ・ドモンジョが17歳の時、イタリアで活動していたロシア出身のLéonide Moguy(レオニード・モギー)がフランスに戻って監督した性教育映画で、出演する100人の少女の一人のNicole(ニコル)としてデビューします。 Le Grand Jeu(外人部隊)で主演したJean-Claude Pascal(ジャン・クロード・パスカル)が医師役を演じた十代の未婚の母収容所を舞台にした社会派の映画ということですが映倫にひっかっかたか、堕胎関連で宗教団体から反撃されたかで問題作となったそうです。
映画音楽は1947年にAutumn Leaves(枯葉)を作曲したハンガリー出身のJoseph Kosma(ジョセフ・コズマ)です。
英語ですがLes Enfants de l'amourの写真が見られるthe exploitation films - CHILDREN OF LOVE

1955年 Frou-Frou(フルフル)
ドモンジョがエキストラで出演している「フルフル」は、セシル・サン・ローランの原作を主に戦前に活躍したAugusto Genina(アウグスト・ジェニーナ)が監督した映画でDany Robin(ダニー・ロバン)が演じる”フルフル”と呼ばれる花売り娘の波乱万丈の一生を描いた作品です。 フルフルとはドレスの衣擦れの音のことです。 ドモンジョはLouis de Funès(ルイ・ド・フュネス)が演じた大佐の愛人役でしたが、なんと1963年のThe Pink Panther(ピンクの豹)に出演したCapucine(キャプシーヌ)もクレジットなしで出演です。(ベベも出演しているらしい)
ルイ・ド・フュネスは1965年にはミレーヌ・ドモンジョのFantomas se dechaine(ファントマ/電光石火)にも出演しています。 フル・フルの映画音楽はLa Vie En Rose(バラ色の人生)の作曲で知られるスペイン出身の音楽家Pierre Louiguy(ピエール・ルイギ)は1957年のOeil pour oeil(眼には眼を)の音楽も手掛けています。
映画「フルフル」の写真が見られるFrou-Frou - FILM.TV.IT
ポーランドのサイトですが映画「フルフル」情報とDVDカバー画像が見られるFILMWEB
☆Charles Trenet(シャルル・トレネ)やYvette Giraud(イヴェット・ジロー)やLine Renaud(リーヌ・ルノー)の歌でも有名な”Frou Frou”はJean Renoir(ジャン・ルノワール)の1937年の映画La Grande Illusion(大いなる幻影)の音楽を担当したJoseph Kosma(ジョセフ・コズマ)のサントラLa Grande Illusion (Film Score) Amazon.co.jpにも収録されています。(もしかして、このサントラでフルフルを口ずさんでいるのはJean Gabin(ジャン・ギャバン)? 試聴はBarnes & Noble.comで2番
注!1898年に発表された歌(シャンソン)の”Frou-frou”の作曲はHenri Châteauで作詞はM. Montréal & Blondeauだとか。
私が昔聴いたJacques Météhen Orchestra(ジャック・メトアンまたはジャック・メテン・オーケストラ)のFrou Frouはアルバム Douce France: Une Anthologie De La Chanson Française De 1900 À 1955に収録されています。 (試聴はBarnes & Noble.comでディスク:3の10番)
※Jacques Metehen(ジャック・メテン)は1956年の「Le Mystere Picasso(ピカソ・天才の秘密)」や「The Ambassador's Daughter(恋は巴里で)」の音楽を担当した他、ニーノ・ロータ作曲の「Plein Soleil(太陽がいっぱい)」の指揮者として知られています。

1956年 Les sorcieres de salem(サレムの魔女)
アメリカの劇作家であるArthur Asher Miller(アーサー・ミラー)が17世紀末にSalem(セイラムは米ボストン近郊)で実際に起こった魔女狩り裁判とElia Kazan(エリア・カザン)への杞憂を含め、ブラックリストに怯える1950年代Maccarthysme(マッカーシズム=赤狩り)への狂気を戯曲化した「The Crucible(るつぼ)」は宗教的かつ政治的問題があり難しかったようですが、脚本がJean-Paul Sartre(ジャン=ポール・サルトル)でRaymond Rouleau(レイモン・ルーロー)監督が映像化しました。 主人公のProctor(プロクター)夫婦を実生活でも夫婦のYves Montand(イヴ・モンタン)とSimone Signoret(シモーヌ・シニョレ)が演じ、Pascale Petit(パスカル・プティ)は女中仲間のメアリ役、そしてルーロー監督自身も市長のDanforth(ダンフォース)として出演しました。 農夫が住み込みの少女につい手を出したところ(2度)奥方に見つかりその子は追い出されますが、愛することを知ってしまった少女は復讐として夫人に魔女の濡れ衣をきせ魔女狩り裁判で処刑させ、最後には自分が愛していた農夫までも犠牲者にしてしまいます。 恐るべき17歳のAbigail(アビゲイル)役を演じたミレーヌ・ドモンジョが主人公の農夫(イヴ・モンタン)を誘惑するセクシーなシーンが話題となりドモンジョ様が1957年にKarlovy Vary International Film FestivalでBest Actress賞を受賞し、1958年のBAFTA Awardsの新人賞にノミネートされたドモンジョ唯一の受賞関連話題作です。 1996年にNicholas Hytner(ニコラス・ハイトナー)監督によるアメリカ映画「The Crucible(クルーシブル)が公開されています。 ミレーヌ・ドモンジョが演じたアビゲイル役はWinona Ryder(ウィノナ・ライダー)が演じました
「サレムの魔女」の一場面の写真が見られるHEXENJAGD (LES SORCIERES DE SALEM)
☆日本で販売されているシモーヌ・シニョレのカバー画像の「サレムの魔女」VHSビデオはCrucible (1957) (Sub)
※1995年に原作者の80歳になるアーサー・ミラー自身が脚本を書いてThe Crucible(クルーシブル)としてNicholas Hytner(ニコラス・ハイトナー)が監督したリメイクというか本物(?)があります。 はまり役のWinona Ryder(ウィノナ・ライダー)がアビゲイルですが主人公のJohn Proctor(ジョン)を演じたDaniel Day Lewis(ダニエル・デイ・ルイス)がミラーのお嬢さんに出会って結婚したというおまけ付き。 ダニエル・デイ・ルイスの父は英国王室の桂冠詩人だそうですから文学繋がりですね。 Martin Scorsese(マーティン・スコセッシ)監督の2001年の「Gangs of New York(ギャング・オブ・ニューヨーク)」で数々の主演男優賞を受賞し、2005年にThe Ballad of Jack and Roseで昔ヒッピーのジャックを演じたダニエル・デイ=ルイスです。 新作は2007年のThere Will Be Bloodが今現在は未定だそうですが、テキサスの油田探査員を演じるそうです。

1957年 Une Manche Et La Belle(女は一回勝負する)
公開当時のミレーヌ・ドモンジョの映画ポスターが眩しかったHenri Verneuil(アンリ・ヴェルヌイユ)監督の犯罪映画で、原作はイギリスのミステリ作家であるJames Hadley Chase(ジェームズ・ハドリー・チェイス)の1945年の小説「Eve(悪女イブ)」です。
悪者フィリップを演じるのは1957年に「殿方ご免遊ばせ」でブリジッド・バルドーと共演したHenri Vidal(アンリ・ヴィダル又は アンリ・ビダル)ですがドモンジョとは1959年に「黙って抱いて」でも共演した他、同年に「気分を出してもう一度」でBrigitte Bardot(ブリジッド・バルドー)と、「爪を磨く野獣」でFrancoise Arnoul(フランソワーズ・アルヌール)と 共演しているほど売れっ子のハンサム俳優でした。
ニースに住む金持ち未亡人が自己チュウのフィリップと結婚しますが彼はドモンジョが演じる夫人の姪のEva Dollan(エバ)と恋に落ちます。 ところがどっこいエバも計算高い現代娘でリッチな若者との結婚を目論みますが、我慢ならないフィリップはなんと夫人殺害を計画します。 小悪魔のドモンジョ様が一番魅力的な映画で、溌剌とした肢体を武器に全裸を見せて一躍世界的スターとなりました。
ちなみにタイトルのフランス語”Une Manche Et La Belle”とは”ゲーム(賭け)と美女”らしいです。
音楽は1955年の映画でタイトル曲の"Mademoiselle de Paris"(パリのお嬢さん)の作曲者として有名なPaul Durand(ポール・デュラン)が担当しています。(歌詞 paroles

ドモンジョ様の映画スチールが見られるMylène Demongeot - FILM.TV.IT

1958年 Bonjour Tristesse(悲しみよこんにちは)
当時のフランスの若手作家であったフランソワーズ・サガンのヒット小説をOtto Preminger(オットー・プレミンジャー)監督が映画化しました。 ドモンジョはデヴィッド・ニーヴンの無邪気な愛人”Elsa”役で日光浴によりお肌が火ぶくれで美貌が台無しになる可哀相な金髪娘でした。
「悲しみよこんにちは」のドモンジョが見られるBonjour Tristesse - YouTube
☆詳細はAudio-Visual Trivia 内の記事悲しみよこんにちは参照するとテーマ曲やビデオ情報あり。

1958年 Faibles Femmes(お嬢さん、お手やわらかに!)
ミレーヌ・ドモンジョの日本での人気は当時人気の3人娘が出演したミシェル・ボワロン監督の1958年の「お嬢さん、お手やわらかに!」でしょう。
イタリア語のタイトルは”Le Donne sono deboli”というこの映画は毒入りチョコ事件をめぐる他愛の無い青春コメディで、売り出し中の新人のAlain Delon(アラン・ドロン)がコンニャロメというほどモテモテのプレイボーイを演じました。 他にはアンリ・ヴィダルやジャン=ポール・ベルモンド、パスカル・プティに加えて当時大人気の長い黒髪のイタリア女優「Jacqueline Sassard(ジャクリーヌ・ササール)」が出演しています。
Faibles Femmes PHOTOS I - YouTube Faibles Femmes PHOTOS II- YouTube
「お嬢さん、お手やわらかに!」の音楽はPaul Misraki(ポール・ミスラキ)ですが、1959年にアメリカのポップス歌手のPaul Anka(ポール・アンカ)がテーマ曲の”Faibles Femmes”をリリースしています。
「お嬢さん、お手やわらかに!」の写真が見られるFILM.TV.IT
モテモテ男のアランドロンが嬉しい悲鳴をあげているポスターが見られるFaibles Femmes - films de france.comFaibles Femmes - FAN de CINEMA

1958年 Sois Belle Et Tais-Toi(黙って抱いて)
英語のタイトルは”Be Beautiful But Shut Up”というミレーヌ・ドモンジョ初の主役級作品はMarc Allégret(マルク・アレグレ)が監督したコメディ映画です。 アンリ・ヴィダルが出演していますが、ジャン=ポール・ベルモンドとアラン・ドロンの初顔合わせがこの映画です。 ドモンジョは孤児院から逃げ出し宝石密輸団と関係する18歳の少女を演じています。 この商売で生きていこう!と決めたのですが図らずも結婚したのがお巡りさん。
マルク・アレグレ監督は1927年にJosephine Baker(ジョセフィン・ベーカー)が主演したLa Sirene des tropiques(南海の女王)や1934年のZou Zou(裸の女王)を監督した他、1956年にブリジッド・バルドーのEn effeuillant la marguerite(Madamoiselle Strip Tease!! /裸で御免なさい)なども監督しています。
Demongeot avec Belmondo et Delon dans Sois Belle Et Tais-Toi - YouTube
Mylene Demongeot et Henri Vidal dans Sois Belle Et Tais-Toi - YouTube
「黙って抱いて」の写真が見られるFatti bella e taci - FILM.TV.IT
ドモンジョの写真1枚とDVD画像が見られるKino Degital

1959年 Upstairs and Downstairs(上と下)
1955年にブリジッド・バルドー主演のDoctor at Sea(私のお医者さま)を監督したRalph Thomas(ラルフ・トーマス)のイギリス映画で、ドモンジョやClaudia Cardinale(クラウディア・カルディナーレ)が女中役で出演したコメディです。 上司のお嬢さんと結婚した男が上司の勧めにより住み込み女中を雇い入れたもののどうにも役立たずで大被害を蒙ります。 喧嘩、アルちゅう、銀行強盗などなど、おまけに魔術師によりお屋敷が売春宿に変身!
※ドイツのサイトですが「上と下」の写真が見られるfilm aktuell(白黒のサムネイルをクリックするとポップアップが立ち上がりたくさんスチール写真が見られる)
Cornel Lucas - photonet.org.uk(表示されていない場合はImage nextをクリックしてImage 11 of 12がドモンジョ)
黄色いコートのドモンジョが見られるSu e giù per le scale - FILM.TV.IT

1959年 La Notte brava(狂った夜)
イタリアのMauro Bolognini(マウロ・ボロニーニ)監督の日本デビュー作品で、イタリア映画の巨匠であるフェデリコ・フェリーニ監督のブレーンの一人だった当時はシナリオ作家だったPier Paolo Pasolini((ピエル・パオロ・パゾリーニ)の小説を映画化しました。 ローマのスラム街を舞台に泥棒三昧の無軌道な若者たちと娼婦たちのやりとりを描いたドジな青春物語です。 出演は魅惑の女性陣が、Antonella Lualdi(アントネラ・ルアルディ)、Elsa Martinelli(エルザ・マルティネリ)やRosanna Schiaffino (ロザンナ・スキャフィーノ)、男性陣はLaurent Terzieff(ローラン・テルジェフ)やJean-Claude Brialy(ジャン=クロード・ブリアリ)でイタリアとフランスの若手俳優が出演しています。
音楽は1957年のGuendalina(芽ばえ)や翌年のNata Di Marzo(三月生まれ)などジャクリーヌ・ササールの映画でも音楽を担当した イタリアの作曲家「Piero Piccioni(ピエロ・ピッチオーニ)」です。
「狂った夜」の写真が見られるLa Notte brava - FILM.TV.IT
「狂った夜」のポスターが見られるジャン・クロード・ブリアリのサイトJEAN-CLAUDE BRIALYとDVD画像はFILM EXPRESS
La Notte brava - YouTube

1960年 Un amore a Roma(ローマの恋)
Un amore a Roma Soundtrack画像は私が持っている「ローマの恋」のテーマ曲を収録したサントラEP盤です。(Victor ss-1285) B面はアラン・ドロン主演の「Che gioia vivere(生きる喜び)」です。
ミレーヌ・ドモンジョが一人の男につくすことができない多情な女、しかし無邪気で哀れなアンナを演じたDino Risi(ディノ・リージ)監督のイタリア映画の「ローマの恋」はそのタイトルから安っぽいロマンス映画の印象を受けますがかなり良くできた映画といわれます。
ちょい役の多かったミレーヌ・ドモンジョが重要な役どころの可愛いファムファタル(悪女)を演じて、1948年にLadri di biciclette(自転車泥棒)を監督したイタリアの「Vittorio De Sica(ヴィットリオ・デ・シーカ)」が監督役で顔を見せています。 Peter Baldwin(ピーター・ボールドウィン)が演じる斜陽貴族の子息である文芸評論家のマルチェロの一人称のナレーションで始まります。 マルチェロはアンナの気まぐれに不満を抱いてElsa Martinelli(エルザ・マルティネリ)やパパの友人の真面目なお嬢さんなどとも関係しますが、マルチェロのパパはアンナを狙っています。 Michelangelo Antonioni(ミケランジェロ・アントニオーニ)作品とまではいきませんが、愛する男の心情にほだされながらも若い肉体がうずきその男を裏切ることになる女の哀しさを描いた知られざる傑作とされています。 ちなみにマルチェロを演じたピーター・ボールドウィンは1960年にロベルト・ロッセリーニ監督のEra notte a Roma(ローマで夜だった)に出演した後、イタリアン。ゴチックホラーの名作といわれる1963年のLo spettro(The Ghost)dでBarbara Steele(バーバラ・スティール)と共演したのです。
「ローマの恋」の写真が見られるUn amore a Roma - FILM.TV.IT
ハモンドオルガンからホンキートンク酒場風のピアノに移行するロマンティックな音楽は刑事のアモーレミオで有名なCarlo Rustichelli(カルロ・ルスティケリ)です。
ドモンジョの写真入りサントラEPレコード画像が見られるSOUNDTRACK COLLRCTOR

1961年 IL Ratto delle sabine(サビーヌの掠奪)
フランス語のタイトルは”L'Enlèvement des Sabines”というRichard Pottier監督の歴史コメディ映画です。 ミレーヌ・ドモンジョがRoger Moore(ロジャー・ムーア)、Jean Marais(ジャン・マレー)や ロザンナ・スキャフィーノなどと共演しています。 英国俳優のロジャー・ムーアは1962年から放映された”女好きのネズミ小僧風”TVシリーズの「The Saint セイント」(当時はSimon Templar)で人気者となり007シリーズの7作品にも出演しました。
「サビーネの掠奪」の音楽は「ローマの恋」と同じくCarlo Rustichelli(カルロ・ルスティケリ)です。
「サビーネの掠奪」の写真が見られるimperium-romanum.com
逞しいムーアに担がれるドモンジョ様の写真はIl ratto delle sabine - FILM.TV.IT
ビデオカバー画像が見られるDvdToile
☆日本で販売されているVHSビデオ サビーヌの掠奪

1961年 The Singer Not The Song(黒い狼)
英国のホラーやSF作品が多いRoy Ward Baker(ロイ・ウォード・ベイカー)監督によるスペインで撮影されたイギリス西部劇です。 1970年にデヴィッド・リーン監督のRyan's Daughter(ライアンの娘)でアカデミー助演男優賞を受賞した英国俳優のJohn Mills(ジョン・ミルズ=ヘイリー・ミルズのパパ)と1955年のブリジッド・バルドーの「私のお医者さま」にも出演したDirk Bogarde(ダーク・ボガード)が出演しています。 ドモンジョは白馬に跨る地主の娘「Locha(ロチャまたはロハ)」でボガードが演じる魅力的な悪魔のような男と絡みます。 真否のほどは不明ですがこの映画ではドモンジョ様はなんと15歳という設定だそうです。
渋いダーク・ボガードとドモンジョとのラヴシーンが見られるIl coraggio e la sfida - FILM.TV.IT
「黒い狼」のロケでドモンジョのスクール水着姿が見られるThe Stars - frenchpix.com(Singerで検索すると、右上から2番目と左の下から2番目)
The Singer Not The Songでのダーク・ボガードとドモンジョの写真が見られるダーク・ボガードのサイトDirk Bogarde Photo Gallery(衝撃的な”愛の嵐”もある)
※ついでですがダークボガードの主演映画というと私には1971年のMorte a Venezia(ベニスに死す)と1973年のIl portiere di notte(愛の嵐)が衝撃的!でした。(Charlotte Rampling/シャーロット・ランプリングの映画ポスターにも使用された例の写真はAudio-Visual Trivia 内の記事タイム・アウト内)

1962年 À cause, à cause d'une femme(女は夜の匂い)
1995年のLe Hussard Sur le Toit(プロヴァンスの恋)も手掛けたフランスの脚本家Nina Companéez(ニーナ・コンパネーズ)の原作をMichel Deville(ミシェル・ドヴィル)監督が映画化したロマコメならぬロマミスです。 ブリジッド・バルドーと結婚していたJacques Charrier(ジャック・シャリエ)が主人公のアルフィーのようなプレイボーイを演じます。 女を愛したことがない男が女に欺かれたり助けられたりといったユーモラスなストーリーですが、そのツケが廻ってきて、やっと真実愛せる女(ひと)を見付けたら人妻だったというオチがある一種男の悲哀を描いた推理ドラマです。 Lisette(リゼット)役を演じたドモンジョを含めMarie Laforet(マリー・ラフォレ)や顔のない眼のJuliette Mayniel(ジュリエット・メニエル)等が彼を取り巻く女たちです。 プレイボーイが夜を過ごした女の屋敷で殺人事件が起こりますが、彼の別の女の一人が警察に犯人だと密告したために追われる身となります。 さて真犯人は誰だ! それにしてもさすがベベが結婚したジャック・シャリエだけあって取り巻き連中の女たちが豪華!
フランス語ですが「女は夜の匂い」の画像が見られるFAN de CINEMA
☆ドモンジョだけでなくMarie Laforet photos(マリー・ラフォレ)も見られる日本で販売されているVHSビデオ 女は夜の匂い Amazn.co.jp(2万円!)

1966年 Tendre voyou(タヒチの男)
1964年に同じくJean-Paul Belmondo(ジャン=ポール・ベルモンド)が主演したEchappement libre(黄金の男)の監督”Jean Becker(ジャン・ベッケル)”のお笑い満載のコメディ映画は、世界を股にかけたプレイボーイの恋の遍歴物語でその他のベルモンドの「~の男」シリーズほど活劇はありません。(ベルモンドも少々クタビレた) ミレーヌ・ドモンジョは万年ジゴロ(ヒモ)のベルモンドにぞっこんとなるMuriel(ミュリエル)役で、イタリア女優のStefania Sandrelli(ステファニア・サンドレッリ)はそのプレイボーイがゾッコンになるVéronique(ヴェロニク)役で出演しています。
音楽は多作を誇るMichel Legrand(ミシェル・ルグラン)です。
ドモンジョは見当たらないですが「タヒチの男」の写真はUn avventuriero a Tahiti - FILM.TV.IT
「タヒチの男」のDVD画像が見られるfilmdefrance.com - Geneviève Page(リストのTendre voyou (1966)をクリック )

1964年 Fantômas(ファントマ)
美貌のJean Marais(ジャン・マレー)が出演するAndré Hunebelle(アンドレ・ユヌベル)監督のおちゃらか”ファントマ”シリーズでは女にもてもての怪盗”ファントマ”が大活躍します。 千の顔を持つ変装の達人で世界中のお宝も美女も頂くために現れるミステリアスなファントマは今度は誰に化けるでしょう。 Louis de Funès(ルイ・ド・フュネス)が警視庁のJuveで、ドモンジョはファントマの偽インタビュー記事をでっち上げた記者Fandorの恋人Hélène(ヘレン)役ですがアラン・ドロンの恋人だったMireille Darc(ミレーユ・ダルク又はミレイユ・ダルク)風メイクです。
1964年~1984年にかけてファントマ3部作が製作されています。
ドイツ語ですがファントマの画像が見られるSENSE OF VIEW(トップの画像は左からファントマ、警視、記者ですが・・・え!誰かかぶっていません? 他の画像はクリックで拡大可)
ファントマのオールキャストの画像はFantômas se déchaîne - André Hunebelleドモンジョ
1964年の「ファントマ」と1965年の「ファントマ/電光石火」のトレーラーが観られるFantomas - Comme au Cinema.comFantomas Se Dechaines - Comme au Cinema.com
日本で販売のファントマ3部作VHSビデオ
ファントマ 電光石火
ミレーヌ・ドモンジョが女性フォトジャーナリストを演じ、1950年代にはパリのデザイナーのChanel(シャネル)やGuy Laroche(ギー・ラロシュ)のハウス・マヌカンだったMarie-Hélène Arnaud(マリー・エレーヌ・アルノー)がLady Beltham(ファントムの愛人のベルタム婦人かベルタム公爵夫人か?)役で出演したファントマ 危機脱出
ファントマ ミサイル作戦
※ちなみにFantomaとは昔のアニメに端を発するAlta Ego(自分の分身)のことだそうで、美女キャプシーヌが出演したピンクの豹でもThe Phantom(怪盗ファントム)が登場しました。


Mylène Demongeot
Myl竪ne Demongeot

※”ファントマ”の3作シリーズの間にミレーヌ・ドモンジョはコケティッシュなセクシーブロンド娘から中年マダムにイメージチェンジしていきました。 80年代には再婚したベルギー出身の脚本家で映画監督の「Marc Simenon(マーク・シムノン)」と共同経営する映画会社のプロデューサーとなり、演じる側から製作する側になったそうですが、日本の関係者と繋がりがあるらしく、未見ですが1984年に「Princess and the Photographer(ヨーロッパ特急)」でGabrielle Sagnier(カブリエル・サニエ)と共演したり、2005年の「東京タワー」のシェリー役などにゲスト出演したそうです。(その時のインタビュー写真

最新の話題作品は2004年のフランス映画「36 Quai des Orfèvres(あるいは裏切りという名の犬)」です。監督は警察官出身のOlivier Marchal(オリヴィエ・マルシャル)で Gérard Depardieu(ジェラール・ドパルデュー)が主役の警察官の一人として出演し、ドモンジョがDaniel Auteuil(ダニエル・オートゥイユ)が演じる主人公の警察官であるLéo(レオ)の女友達で元娼婦のManou Berliner(マヌー・ベルリネール)役を演じるクライム・ムービーで、そのマヌーのヒモ男をオリヴィエ・マルシャル監督が演じているそうです。 日本では2006年に公開されました。
ミレーヌ・ドモンジョは主演作品が少ないこともあって今では殆ど情報もなく、DVDはおろかVHSさえ見つけることが出来ません。 現在では入手できない1940年代から1960年代の超大作でないフランス映画のDVD化を首を長くして待っています。


ドモンジョ様のポートレイトはMylene Demongeot Photos - ZiZi's WebSite
LES TROIS MOUSQUETAIRES - M Y L É N E

☆Audio-Visual Trivia 内のミレーヌ・ドモンジョの写真集はMylene Demongeot Photos

投稿者 koukinobaaba : October 1, 2006 12:17 PM

コメント

BEER_ORIONさん、コメントをありがとうございます。ミレーヌ・ドモンジョはニコニコして人柄が良さそうですね。漫画のヤッターマンに登場すうドロンジョ様がいますが作者がミレーヌ・ドモンジョのファンだったのかしら?キャラがちと違いますが。
バルドーに続いてドモンジョ様の写真もアップする予定ですが、スキャンや加工に時間かかるので大分後になりそうです。又訪問してください。

投稿者 koukinobaaba : July 4, 2008 9:18 AM

ミレーヌ・ドモンジョは、私の中学~高校時代の一番の憧れでした。といっても、当時の映画でというのではなく、少し前の映画をテレビで吹き替えでやってたんですよね。最初にファンになったのは、四国放送で見た「夜のプレイボーイ」(※どこを調べても見あたらないので、もしかすると日本未公開作品を原題を勝手に変えて放送していたのかもしれません)、その後、フジテレビで「お嬢さんお手やわらかに」を見て、もうたまらなく大ファンになってしまいました。バルドーほど個性的な顔ではありませんが、ドモンジョの可愛らしさは抜群でしたよ。私のもう一人大好きな女優・クラウディア・カルディナーレとの共演作が一つあるようですので、ぜひとも見てみたいのですが、無理でしょうね。
50歳を超えた今でも、ドモンジョという名前を耳にするだけで、胸がキュンとしてしまいます。

投稿者 BEER_ORION : July 4, 2008 1:34 AM

トム(Tom5k)さん、リンクの件ですが、けして「トップページ以外はリンク禁止」とか「リンクを貼る場合は連絡してから」などとは申しませんよ。
私もかっては自分の記事内で毎回のようにいくつかのサイトにリンクを貼っていたのですがそのサイトの注意書きを読んで慌てて全て削除したことがありましたよ。(承諾を頂くのは大変だから)

私のブログは「ここ」でも「これ」でも結構ですからジャンジャン貼って下さいませ。
そうそうどこかのサイトの「あらすじ」という文字が私のサイトのURLだったこともあったわ。 はは・・・はっ

投稿者 koukinobaaba : October 9, 2006 12:54 AM

koukinobaabaさん、こんばんは。
ミレーヌ・ドモンジョ、パスカル・プティ、ブリジッド・バルドー、シルヴィア・クリステル、ジェーン・フォンダへのリンクを無断で貼らせていただきました。許してください。今後も無断で貼らせていただきたいと思っています。ミレーヌ・ドモンジョは、女性としては、若い頃に大好きな女優さんのひとりでした。身近にいそうなタイプなのが良かった。「東京タワー」は観ていませんが・・・・青春の想い出を崩さないために、あまり観ない方が良いのかなあ。
大人のわたしは「エマニエル夫人」のシルヴィア・クリステルを観るべきなのでしょう。
では、また。

投稿者 トム(Tom5k) : October 9, 2006 12:09 AM

NOVAさんも「悲しみよこんにちは」をご覧になりましたか。私は仏語での冒頭の詩を覚えたりしたほどのめりこみました。仏原語と英訳での蝉とこおろぎの違いは本当はどっちなのかと未だに興味がありますが。場面が夜だからコオロギだと思っています。・・・ど~でもイイですよ。

本場のデルタブルース!いいな~♪

投稿者 koukinobaaba : October 2, 2006 8:49 PM

FROSTさん、ミレーヌ・ドモンジョは”ベベ”に比べると地味な存在なので特別にファンという方は少ないようです。ファントマは若い方にも受けるでしょうがなんたってドモンジョ様ではなく怪盗の魅力ですからねぇ。残念ですが。

投稿者 koukinobaaba : October 2, 2006 8:43 PM

この中で観たのは「悲しみよ、こんにちは」だけですね。今はこの時代の映画も随分DVDになっているようで、見るチャンスが増えたのは嬉しいことです。
↓ニューオーリンズはミシシッピの隣になりますが、それでもかなり遠いので、行くとなると小旅行という感じでしょうか…まずはミシシッピのデルタブルーズを楽しもうと思っています。

投稿者 NOVA : October 2, 2006 4:40 AM

koukinobaabaさん、こんばんは。TB&コメントありがとうございました。
いや、これは素敵なブログですね。『悲しみよこんにちは』では、もっぱらジーン・セバーグに注目していて、ドモンジョは視野に入っていなかったのですが、大変興味深く記事を読ませていただきました。こうやって新しい発見があると本当に楽しいです。ありがとうございます。今後ともぜひよろしくお願いしますね。

投稿者 FROST : October 2, 2006 2:21 AM

cocoaさん、早速来て頂いて有難うございます。
スパム防止の設定をいじっていたら全てのコメントやトラックバックが表示されなくなってしまいいちいち手動で解除していたのですが、cocoaさんのコメントがすぐ表示されたのは何故か?と思っています。以前に頂いた方でも駄目なことがあるので。
とにかく嬉しいです。今後ともよろしくネ!

投稿者 koukinobaaba : October 1, 2006 10:24 PM

こんにちは。はじめまして。
コメントありがとうございました。

ミレーヌ・ドモンジョについては、‘悲しみよこんにちは’くらいでしか知らないのですが、彼女が出てきた時に場面がパーッと明るくなる陽気な女優さんというイメージがありました。
いろんな作品に出てたのですね。

‘東京タワー’も観ましたが、あぁ・・あの時の女性だったんですね。
まだ活躍されてるっていうのがとてもすばらしい事ですね。

投稿者 cocoa : October 1, 2006 9:49 PM

すぐに反映されないこともあります。




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