November 2006 Archives



そろそろクリスマス・シーズン!というわけではないですが、サンタクロースみたいな白髭のDr. Duke Tumatoe(ドクター・デューク・トゥトー)をご紹介します。
ユーモラスでちょっと好色そうなDuke Tumatoeはシカゴ生まれのモダンブルース・シンガーで、演奏の時もウヰスキーを飲みながらというエンターテイナーです。 キャンパス・バンドから音楽活動を始めたDuke Tumatoeはポップスロック・バンド"REO Speedwagon(スピードワゴン)の1967年創設メンバーの一人だったそうですが総勢17人ものメンバーチェンジがあったというバンドからは1969年には独立しています。 それがDuke Tumatoe & the All-Star Frogs(オールスター・フログズ)で70年代や80年代の13年間はオハイオやイリノイなどのアメリカ北西部でバーやキャンパスのラジオショーなどでツアーしていましたが、このハードスケジュールのおかげでバンドとしてのアルバムを2枚リリース出来たのだそうです。 そのアルバムというのが1976年の「Red Pepper Hot!」と1982年の「Back to Chicago」で現在はCD化されているそうです

ちょっと疲れたデューク・ トゥトーは翌年に解散してDr. Duke Tumatoe & the Power Trioを結成しSweetfinger Musicという自社レーベルも作り4枚ほどリリースしました。
トリオのメンバーはCDの説明によると、Mark Christopher Rohrman(マーク・クリストファー・ラーマン)がベースギターとコーラス、P.J. Yinger(PJインガー)がジャジーなトランペット、Dan Holmes(ダン・ホームス)がハモニカ、パーカッション、ピアノとコーラスとあったのですが、Duke TumatoeのオフィシャルサイトによるとMark Christopher Rohrman(マーク・クリストファー・ラーマン)がベースギターとコーラス、James Mitchell Hillがキーボードとコーラス、Toby Seilerがドラムだそうです。
Dr. デューク・ トゥトー はR & B、ロック、ブルースやファンクなどを融合しユーモアを加味した独特の音楽ですが、なんとMuddy Waters(マディ・ウォーターズ), Buddy Guy(バディ・ガイ), B.B. King(BBキング)などの伝説のブルースマン達の前座を務めたこともあるんだそうです。 お歳の割りには透き通ったファンキーな声でブルースを歌うドクター・デューク・ トゥトーの何処が昨今のブルースギタリスト達と違うかというと、皮肉っぽい歌詞や陽気でおどけたパーフォマンスでしょうか。

☆ドクター・デューク・ トゥトーのオフィシャルサイトはDr.DUKE tumatoe Official Site
サイトは未だ未完成のようですが聴けて観られるオフィシャル内のメニュー>MEDIA>AUDIO MySpace
オフィシャルサイトでDuke Tumatoe and the Power Trioの履歴バイオもメニューのABOUTで見られます。
さてここで問題です。 トマト爺はいったいぜんたい何歳でしょうか?
答えは、1947年生まれだから2006年でもうすぐ60歳です。
今現在、Dr. Duke Tumatoeが出演しているのはBOB & TOMラジオショーで、St. Louis Cardinals World Champions 2006:地元野球のセントルイス・カージナルス(NFLアメフト・ワールドシリーズか?)の応援歌の"A Hard Nine"をDuke Tumatoe and The Bob & Tom Bandが歌ったそうです。

REO Speedwagon
デューク・ トゥトーが初期に活動していた"REO Speedwagon"というのは80年代のアメリカン・ハードロック・バンドの代表格といわれていましたが、1979年に初のセルフ・プロデュース作である「High Infidelity(禁じられた夜)」をリリースして以来ハードロックからポップス寄りに移ったそうです。
このバンド名が単語として私の"zenigeba辞書"にすでに登録してあったので自分でビックリ。 つまり"REO Speedwagon"は日本でも70年代以降のディスコ世代には懐かしいバンドなのです。
Duke Tumatoe(デューク・ トゥマトー)とREO Speedwagon(スピードワゴン)の関係について書かれた英語の掲示板はREO Speedwagon - Bill Fiorio (aka Duke Tumatoe) - ExpertsAbout.com
※ところでTumatoeは日本語のカタカナではどのように表記すれば最適なのか何方かご存知でしょうか? オフィシャルサイトにはトマトの画像があるから"トマト"?
ブログ"Casa de NOVA"のNOVAさんがアメリカ人のご主人に聞いて下さったのです。 "マ"にアクセントをおいた"デューク・ トゥトー"と発音するそうです。 トゥメイトウかと思った。


You've Got The Problem!
ページトップの画像は2006年リリースの最新アルバムで、パートナーに認めて貰えない哀れな男の奮闘物語"You've Got The Problem!"
試聴の5番は不幸な男のお話で、風変わりな"My Baby Is A Nudist"で、Kid Stuffやピーターガンのフレーズも取り入れている(?)3番の"Don't Ask"はフィフティーズ風なインストで、Bad Dayはのりのりのアップテンポです。
アルバムタイトル曲のYou've Got The Problem、Real Mean Woman、アコースティックなブルースのMudcat Man、Be So Easy、そしてラストがPJ インガーのトランペットが効いているMoanin' After Bluesはなんだか古い蓄音機から流れてくるようなサウンドですが嘆いている声がちょっと笑える。

My Baby Is A Nudist -Duke Tumatoe - YouTube


注!このクリスマスCDはお子様向けではありません。
It's Christmas(Let's Have Sex)
クリスマスに最適なのかどうか迷うところですが、2001年にリリースされた"Eat Me - I'm A Turkey"などとユーモラスだけどちょっと不謹慎な"トマト・サンタ"のクリスマス・アルバムではクリスマスソングのセクシーバージョンが聴けます。
It's Christmas by Dr. Duke Tumatoe & the Power TrioIt's Christmas (Let's Have Sex)
It's Christmas by Dr. Duke Tumatoe - CD BABY(Duke TumatoeとDuke Tumatoe & The Power Trioのアルバムも聴けます)

Duke Tumatoe Greatest Hits, Volume One
※CD Babyは1998年に開設したインディ・ミュージシャンのCD を販売しているインディミュージック専門のオンラインショップなんだだそうです。


Fever for the Bayou
Fever for the Bayou by Tab Benoit
Tab Benoit Plays Concoction Of Blues, R & B and Rock
♪ Tab Benoit - Fever for the Bayou

ブルース好きの私はずっとタブ・ベノワをあえて無視してきました。 私の好きなブルースは60年代くらいまででしかも黒人限定です。 それが今この時代に、しかも白人だなんて!
駄目!だめ!ダメ!
と思ったのですが、やっぱり書いてしまった! 但し、タブ・ベノワは海外ではブルースではなくてロックのカテゴリーに入っていることもあるんです。

ソウルフルなモダン・ブルースの彗星か
Louisiana Blues(ルイジアナ・ブルース)とかSwamp Blues(スワンプ・ブルース)という伝統的な米・南部のブルースを追求し、演奏するエレキ・ギタリストで歌手でソングライターのタブ・ベノワは1967年にルイジアナで生まれニューオリンズを基盤としているブルースミュージシャンです。 ディキシーランド、ニューオリンズ・ブルース、ブギウギピアノのファッツ・ドミノのような50年代南部ブルース、テキサスギター、カントリーからR & B、そしてロックまでをミックスしたようなブルース・ロック的な音楽がタブ・ベノワの特長です。

タブ・ベノワのソウルフルな歌声は力強く、現代エレキの巨匠の声もあがるギターの腕前は3大ブルースギターの神様といわれるAlbert King(アルバート・キング)、Albert Collins(アルバート・コリンズ)、そしてJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)のようだといわれますが、タブ・ベノワ自身は否定しているそうです。 タブ・ベノワは90年代のアルバムの殆どをラジオでガンガンかけて新曲を宣伝する方法ではなく地方周りのキャンペーン活動で地道に広めてきたそうです。 ケジャン色の濃いブルースバンドと共に国内はもとより果てはヨーロッパまでツアーを行っています。 タブ・ベノワの願望としてポップなAlternative Rock(オルタナ)として希釈されることなくタブ・ベノワ流ブルースを最後まで貫き通すと言っているそうです。 ということは、タブ・ベノワのブルースは型にはまっているのでしょうか。

タブ・ベノワのエレキギター"Telecaster"(テレキャスター)で弾かれる叫ぶようなギター・フレーズが聴かれる激しいステージとは違って普段のタブ・ベノワは落ち着いた堅実な人柄なんだそうですよ。 テレキャスターといえば私が最初に聴いたのが元祖ブルースロックのギタリストと云われるRoy Buchanan(ロイブキャナン)でした。
Telecaster
テレキャスター(テレキャス)とは、元々はカントリー用に開発されたエレキギターだそうです。 ギターメーカーのフェンダー社の創設者であるレオ・フェンダー氏が開発したエレクトリックギターで、ボディに空洞部分の無いソリッド・タイプのエレキギターというのは世界初なのだそうです。 ただし、タブ・ベノワが使用しているテレキャスはThinline(シンライン)モデルでセミ・空洞ボディ(セミホロウタイプ)のエレキギターなんだとか。
タブ・ベノアが使用している72 年型Fender Telecaster Thinline(テレキャスター・シンライン)の他にもテレキャスターの写真が見られるFender Telecaster Electric Guitars Photos - keyboard-guitar.com

New Orleans
アメリカの南部というとDeep South(深南部)と呼ばれるルイジアナ、アラバマ、ミシシッピ、テキサス、ジョージアがありますが特にルイジアナ州は昔フランス領だったこともあり仏系混血文化及び黒人文化の色濃い地域です。 ルイジアナ州の最大の都市は音楽の町"ニューオーリンズ"で、ルイジアナ音楽のジャンルとしてはNew Orleans(ニューオリンズ・ジャズ)、Cajun(ケイジャン)、Zydeco(ザディコ)、Swamp(スワンプ)、Mardi Gras Music(マルディグラ音楽)などがあります。
私が知るところではルイジアナ・ブルースの元祖といえばSlim Harpo(スリム・ハーポ)、最近ではKenny Neal(ケニー ・ニール)などが有名だそうです。

Bayou(バイユー)とは南部、主にミシシッピ川デルタ地帯、ルイジアナ州ニューオリンズ郊外の湿地帯にある澱んだ網状の"水路"のことです。 ブルースのアルバムのタイトルにはよく付けられる南部を代表する言葉の一つ"Bayou"を伴ったアルバムはルイジアナのZydeco(ザディコ)ミュージシャンであるClifton Chenier(クリフトン・シェニエ)の「Bayou Blues」、ケジャンのBeauSoleilの「Bayou Boogie」、ミシシッピ出身のブルース・ミュージシャンのBBキングの「Blues on the Bayou」など沢山あります。

Swamp(スワンプ)とはアメリカ南部のミシシッピ川河口近く、ニューオリンズ郊外の森が水没したような"沼地"を指します。
Swamp Blues(スワンプ・ブルース)とはニューオーリンズからテキサス州のヒューストン辺りまでの南ルイジアナのケジャンやクレオールの影響を受けた黒人ブルースから発展したブルースの一種でゆるやかであると同時に陽気でファンキーな音楽ですが、南ルイジアナ独特のSwamp Pop(スワンプ・ポップ)とは別ものだそうです。
ルイジアナ・スワンプ・ブルースのSelwyn Cooper & The Hurricane Blues Band(セルウィン・クーパーとハリケーン・ブルースバンド)が試聴出来る南部音楽の宝庫のSelwyn Cooper - Louisiana Music Factory(MathildaとCrazy Mamaをクリック)
Swamp Pop
スワンプ・ポップとは1950年代に起こったジャンルだそうです。 ニューオリンズのR & B、カントリー、ケジャン、クレオールの混じった音楽で南ルイジアナのAcadiana(アカディアナ)の音楽がルーツです。 特長はスローな感傷的なヴォーカル、英語とフランス語の混じった歌詞、ホンキートンク・ピアノやテナーサックスの楽器演奏などです。 私の知っているスワンプ・ポップというとJohnny Preston(ジョニー・プレストン)でヒットした1959年の"Running Bear(悲しきインディアン)"やルイジアナの黒人歌手のPhil Phillips(フィル・フィリップス)の"Sea of Love(シー・オブ・ラブ)(シー・オブ・ラブ)"も入るそうなんです。
Sea Of Love

Cajun
ケイジャン(ケジャン)とは17世紀に英国人に追われたNova Scotia(カナダのノバ・スコシア州)からのフランス系移民Acadiana(アカディアナ)による南ルイジアナと東テキサスの一部におけるフランス系のCajun Countryの地域文化で、18世紀にはフランス、ハイチ、スペイン、英国やドイツからの移民も加わり、さらにはそれが黒人文化と混ざり合った混血のCreole(クリオール)文化が発達したのだそうです。 ケジャン料理というとザリガニやジャンバラヤやガンボなどが有名です。
Cajun Music
ケイジャン・ミュージックとは、米国ディープ・サウス(南部の奥地)のフランス系ルイジアナ地方特有の音楽で、源はAcadiana(アカディアナ)と呼ばれるカナダのフランス系カトリック教徒のバイオリン主体の伝統的なダンス音楽のバラードで後のカントリーやアメリカン・ポップスに影響を与えてきました。 19世紀後期にクリオールがアコーディオンを取り入れたそうで、同じルーツの南西部のZydeco(ザディコ)と混同されることもあります。
※タブ・ベノワの音楽がケイジャン色が濃いというのも白人ブルースだからでしょうか。 タブ・ベノワの姓がBenoitというのもどうやらルーツがフランス系のようですね。

Zydeco
ザディコ(ザイダコゥ)とは、ルイジアナの南西部で白人のケイジャン(ケジャン又はケージャン)を元にしたフランス系黒人のクレオールが演奏するダンス音楽(フォーク・ミュージック)だそうです。 ボタン式のアコーディオン(後には鍵盤式)やWashboard(ウォッシュボード)と呼ばれる木製の洗濯板が金属製の楽器に変化したラブボード(擦り板)がパーカッションとして使用されまるそうです。 ザディコはルイジアナだけではなくテキサス・ザディコといって20年代にカントリーから出たテキサス・ブルースが元となりヒューストン辺りでも盛んだったそうです。
ザディコというと1920年代後期に超人気者だったアコーディオン・プレイヤーでザディコ歌手のAmédé Ardoin(アミディ・アルドワン)の悲惨なリンチ事件もありました。(人種差別とか嫉妬からとかいう噂)
今となっては貴重なAmédé Ardoinの試聴が出来るI'm Never Comin' Back: The Roots Of Zydeco - Louisiana Music Factory(Amadie Two StepとValse De Opelousasをクリック)

Mardi Gras
"マルディ・グラ"とは、17世紀頃に白人が始めたルイジアナ南部ニューオーリンズの行事の一つです。 キリスト教の信者でないとクリスマスとEaster(復活祭)くらいしか知りませんが、Carnival(謝肉祭)の「懺悔の火曜日」といわれる最終日のことで盛大な歌と踊りのパレードが繰り出されますが、今では宗教祭りというよりリオのカーニバルのように観光行事になっているものも多いようです。
南部では20世紀になってアフリカ系黒人が主体となり様相も変ってきましたがそのアフリカ系パレイド・ミュージックをマルディ・グラ音楽というそうです。
マルディ・グラの音楽が試聴出来るCome With Me To The Mardi Gras - Louisiana Music Factory(Come With MeとThey Stole My Chickenをクリック)


☆タブ・ベノワのオフィシャルサイトはTABBENOIT Official Site


タブ・ベノワのアルバム
Fever for the Bayou
ページトップの画像はソーシャル・ミュージック・プラットフォームのLast.fmでの一番人気の"Night Train"が収録されているタブ・ベノワの2005年リリースのアルバム"Fever for the Bayou"です。 この曲はちょっと白人ブルースマンのJohnny Winter(ジョニー・ウィンター)の1985年の "Route 90"に似ていると思います。(空耳アワー)
試聴はFever For The Bayou - Amazon.com(試聴の1番は"Night Train"ですがキングカーティスの"Night Train"とは別もの)

Best of the Bayou Blues
今現在私が聴いているアルバムは"Best of the Bayou Blues"です。 タブ・ベノワのギターがロックする、泣く、叫ぶNice And Warmなどを収録した2006年リリースの最新アルバムです。 私の好きなカントリーの大御所"Willie Nelson(ウィリー・ネルソン)のRainy Day Bluesや"Hank Williams"のJambalayaをカバーしています。
Tab Benoit - Best of the Bayou BluesBest of the Bayou Blues
※バックのピアノとハモンド・オルガンはPaul English、Reese Wynans、Marc Adamsなどです。 ※ニュー・オーリンズのキーボード奏者のマーク・アダムスは2004年頃にAdams Rides Againというドラムとベースを加えたトリオコンボのソロアルバムをリリースしているそうです。

Brother to the Blues
2006年リリースのセカンド・アルバムでは6人組ロックバンドのLouisiana's LeRoux(ルイジアナズ・ル・ルー)をバックにSam Cooke(サム・クック)の"Bring It on Home to Me"だの、伝説的カントリー・シンガーのHank Williams Sr.(ハンク・ウィリアムス)の"I Heard That Lonesome Whistle"までもカバーしています。
Tab Benoit - Brother to the BluesBrother to the Blues

The Sea Saint Sessions
デルタ・ブルース、ケジャン、バイユーといったルイジアナの伝統音楽をじっくりと料理し、Solid Simple ThingやWhat I Have To Doなどの他、ルイジアナ・レジェンドへのトリビュートでGuitar Slim(ギター・スリム)の"Sufferin' Mind"やHowlin' Wolfの"Howlin' for My Darling"も収録した2003年の人気アルバムです。 ベースがCarl DufreneでドラムがDarryl Whiteなどで何人かのゲストを迎えたセッションではベノアのしなやかであると同時に迫力のあるギターが聴けます。
The Sea Saint Sessions by Tab BenoitThe Sea Saint Sessions
※Sea Saint StudioとはニューオリンズのBig Easy Recording Studio(ニューオリンズ・レコーディング・スタジオ)※Big Easy=ニューオリンズ

Homesick for the Road
ベノワが"Down in the Swamp"の他、アウトロー・カントリーのWillie Nelson(ウィリー・ネルソン)が作った"Nightlife"やScreamin' Jay Hawkins(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)の"I Put a Spell on You"をカバーしている1999年のアルバムではKenny Neal (ケニー ・ニール)のギターソロとヴォーカルが聴けます。 共演の女性ブルース・ギタリストはDebbie Davies(デビー・デイヴィーズ)です。
Homesick for the Road Homesick for the Road

Nice and Warm
模索中ともいえるまだルイジアナ色の濃くない1992年のベノワのデビューアルバムの1993年復刻盤ではBone Pickin'やVoodoo on the Bayouなどルイジアナのルーツで、Cajun、R & B、ブルースのミックスしたリラックスムードの2日間ライブの演奏が聴かれます。 50年代にScreamin' Jay Hawkins(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)でヒットしたI Put A Spell On YouをカバーしていますがオルガンのバックでI Put A Spell On Youの後半にのタブ・ベノワのギターソロが聴けます。
Tab Benoit - Nice and WarmNice & Warm
「Nice and Warm」の全曲試聴はNice & Warm - Amazon.com

Tab Benoit at The Greater Ozarks Blues Festival in Springfield MO on Sept.2006- YouTube
Tab Benoit at The Jewish Mother in Va. Beach on Aug. 2006- YouTube


ListenListen to Radio Louisiane! - live365.com(要ログインかも。 registration req'd)



サンタクローズ3 クリスマス大決戦! (2006年)
2006年の12月のクリスマス・シーズンにウォルト・ディズニー・ピクチャーズ制作のクリスマス映画の「サンタクローズ3」が日本でも公開されます。 「サンタクローズ3」は「サンタクローズ2」同様にMichael Lembeck(マイケル・レンベック)の監督で、製作にも関わったTim Allen(ティム・アレン)が主役のサンタ・クロースになった会社員のScott Calvin(スコット)を演じます。 映画のタイトル「サンタクローズ3」は日本でテレビ放映された時のタイトルが「クリスマス大決戦!」なんだそうです。
※「サンタクローズ」がSanta Claus(サンタさん)ではなく、Santa Clause(サンタの契約条項)のことで、サンタの身分証に書かれた条件を満たせば誰でもサンタになれるというのは私は初耳です。 一体全体、どんな条件でしょう?

元オモチャ会社勤務のスコットは条件を満たしてサンタクロースになったのですが、クリスマスが大嫌いだからとThe Escape Clause(エスケープ・クローズ)というタイムマシンを使って時空を超えてサンタクロースを乗っ取った悪者の"Jack Frost(ジャック・フロスト)"と闘います。 ジャックのせいでごく普通のオジサンに逆戻りしてしまったスコットは楽しみに待っている子供たちのためにクリスマスを取り戻そうと妻のキャロルと共に作戦を開始します。

「サンタクローズ3」でSanta Claus(サンタクローズ)のScott Calvin(スコット)役は1994年の「The Santa Clause(サンタクローズ)」や2002年の「The Santa Clause 2: The Mrs. Clause(サンタクロース・リターンズ! クリスマス危機一髪)」同様にTim Allen(ティム・アレン)でミセス・サンタ(キャロル)には「サンタクロース・リターンズ! クリスマス危機一髪」同様にElizabeth Mitchell(エリザベス・ミッチェル)が演じますが、ジャック・フロストを演じるのは1988年にThree Fugitives(3人の逃亡者)でネッドを演じたMartin Short(マーティン・ショート)です。 魔法の砂をかけて眠らせてしまう妖精のThe Sandman(サンドマン)を演じたのは「The Santa Clause 2」にも出演したMichael Dorn(マイケル・ドーン)です。 そしてなんと驚いたことに1967年のWait Until Dalk(暗くなるまで待って)で冷酷な犯罪人を演じたAlan Arkin(アラン・アーキン)と夫婦役で妻のSylvia(シルヴィア)を演じているのが1963年の「Bye Bye Birdie(バイ・バイ・バーディー)」で有名なAnn Margret(Ann-Margret / アン・マーグレット)がスコットの親戚です。 スコットの元妻の夫であるNeil Miller(ニール・ミラー)を演じるのは1994年の「サンタクローズ」や「サンタクロース・リターンズ」、そして1997年のTVドラマ「Runaway Car(ランナウェイ・カー)」でEd Lautner(エド)を演じたJudge Reinhold(ジャッジ・ラインホルド)です。
「サンタクローズ3」の写真がたくさん見られるSanta Clause è nei guai - FILM.TV.IT
"Santa Clause 3" Official Site - Disney [us]
"Santa Clause 3" Trailer - YouTube
Martin Short, Alan Arkin and Ann Margret in "The Santa Clause 3" - YouTube

Tim Allen
1995年にToy Story(トイ・ストーリー)でBuzz Lightyear(バズ・ライトイヤー)の声優としてTom Hanks(トム・ハンクス)と共演したティム・アレンはこの後、2006年にThe Shaggy Dog(シャギー・ドッグ)でパパ役として出演しています。 ※ティム・アレンのサンタクローズ・シリーズはデビュー作の1994年にJohn Pasquin(ジョン・パスキン)が監督したThe Santa Clause(サンタクローズ)と、「クリスマス大決戦!」同様に2002年のMichael Lembeck(マイケル・レンベック)が監督したThe Santa Clause 2(サンタクロース・リターンズ! クリスマス危機一髪)に続いて今回が第三作目です。
The Santa Clause (1994) Trailer - YouTube
Santa Clause 2 (2002) Trailer - YouTube


Santa Clause 3

Santa Clause 3 DVD
ページトップの画像は2008年に発売された「サンタクローズ3/クリスマス大決戦!」日本語吹き替え版の特典付きDVDです。

The Santa Clause Soundtrack
Santa Clause
The Santa Clause Original Motion Picture Soundtrack「サンタクローズ3」の音楽は2002年の「サンタクロース・リターンズ! クリスマス危機一髪」同様ににテネシー出身のGeorge S. Clinton(ジョージ・S・クリントン)で1997年や2002年のAustin Powers(オースティン・パワーズ)シリーズや、2004年にアシュレー & メアリー・ケイト・オルセン姉妹の「ニューヨーク・ミニット」などの音楽も手掛けています。
ジャック役のマーティン・ショートが"Come Meet Santa"や"New York, New York"の他、アン・マーグレットとデュエットしたクリスマス定番曲の"The Christmas Song"、そしてAndy Williams(アンディ・ウィリアムス)が歌う"White Christmas"や"It's the Most Wonderful Time of the Year"が映画で使用されましたがジョージ・S・クリントン音楽の「サンタクローズ3」のサントラ盤はリリースされていないようです。
Michael Convertino(マイケル・コンヴァーティノ)が音楽を担当した1995年のThe Santa Clause(サンタクローズ)のサウンドトラック「The Santa Clause: Original Motion Picture Soundtrack」が人気あります。
Yelloの"Jingle Bells"をはじめ、"Oh Christmas Tree (O Tannenbaum)"などのクリスマス音楽の他、懐かしいThe Drifters(ドリフターズ)の"White Christmas"やThe Chipmunks(シマリス3兄弟)のコーラスで"Santa Claus Is Comin' To Town"など18曲を収録しています。
※Yelloは1970年代に結成されたスイスのエレクトロニック・バンドでレストラン経営者でもあるDieter Meier(ディーター・マイヤー)の謎めいた闇のなかから出てくるような声が特徴です。
Yello - Jingle Bells (the Santa Clause Movie Version) - YouTube
Santa Claus is Coming to Town (The Chipmunks Greatest Christmas Hits) - YouTube
The Drifters (origenal) - White Christmas - YouTube

Jack Frost
ジャック・フロストとは悪戯好きの冬の精で何でも凍らせてしまうので、凍るように寒い冬の代名詞となっているのです。 クリスマスソングに歌われたり、ロシア民話のJack Frost / Father Frost(霜爺(しもじじい))にも登場します。 アメリカではSanta Claus(サンタさん)を"Father Christmas"、ヨーロッパでは"Père Noël"、スペインやラテン国では"Papá Noel"と呼ぶそうですがロシアでは"Дед Мороз(Father Frost)"なんだとか。
世界のクリスマスを集めたYULETIDE AROUND THE WORLDでもRussia's Father Christmasの画像が見られます。(Russia's Father Frost でページ内検索) ※YULETIDEとはドイツ語でYuleがクリスマスなので、冬至の祝い(クリスマス季節)のことだそうで、12月24日から1月6日までを指すそうです。


JB40: 40th Anniversary Collection
JB40: 40th Anniversary Collection
♪ James Brown - Papa's Got a Brand New Bag

JAMES 'Godfather of Soul' BROWN (1933 - 2006)

JB: ソウルのゴッドファーザー
James Brown and the Cape

ジェームス・ブラウンというとお得意の"マント・ショー"のバッタリ倒れるド派手なパーフォーマンスの黒人歌手を思い浮かべます。
サウス・カロライナ生まれのジェームス・ブラウンは家が貧しかったため子供の頃から綿花摘みや靴磨きなど色々な仕事をしていましたが、なかでも小銭稼ぎのダンスがその後のジェームス・ブラウンのファンキーダンスに役立ったのかもしれません。 ジェームス・ブラウンのファンク・ソウルダンスは最高です。 ファンキーチキン、マッシュポテト、ロボット、キャノンなど色々なムーヴが組み合わされたディスコダンスは見ているだけで自分が踊っているみたいに楽しくなります。
16歳の頃入った感化院ではゴスペルグループを結成していたジェームス・ブラウンでしたが、ムショに演奏しに来たゴスペル・グループのリーダー"Bobby Byrd(ボビー・バード)"と運命の出会いをしました。 早めの出所となったジェームス・ブラウンはボビー・バードのグループ"The Gospel Starlighters"に参加しました。 50年代の人気R & B歌手のFats Domino(ファッツ・ドミノ)などのミュージシャンに影響を受けた彼らは神を賛美するゴスペルから俗世の音楽界に入ります。 ダンスも含むエンターテイニングなバンド"James Brown & the Famous Flames"の前身である"The Flames(フレイムス)"を1955年に結成し、翌年の1956年にはキング・レコードで初吹き込みをします。 この"Please, Please, Please"は後々のジェームス・ブラウンの有名なマント・ショーのパフォーマンスへと発展します。 絶唱して力尽きてもなお演じようとするジェームス・ブラウンをメンバーが「まぁまぁ、もういいからステージを降りろ。」ってな感じでなだめるパフォーマンスです。 最初はマントではなく楽団員の上着でしたがだんだんにギンギラギンのプロレスラー風マントになったそうです。
James Brown 60's Cape Routine - Please Please Please - YouTube
James Brown - Please, Please, Please - Grooveshark.com

ボビー、カムバック! Try Me!
ジェームス・ブラウンが歌手生命を賭けた自作の1958年のバラード、"Try Me(トライ・ミー)"は空前の大ヒットとなりR & Bチャートで1位に輝きました。 その後一度は決裂したものの、ジェームス・ブラウンとボビー・バードは再び組んで1962年にアポロ劇場に出演しています。 ボビー・バードなしのジェームス・ブラウンはあり得ないといっていいでしょう。 The Drifters(ドリフターズ)、The Flamingos(フラミンゴス)、Little Willie John(リトル・ウィリー・ジョン)、B.B. King(B・B・キング)等と喉を競ったアポロ劇場出演がジェームス・ブラウンを大スターにしたのです。 当時珍しかったLP"ライヴ"アルバムを自力でリリース、シングルカットなしのLP「Live At The Apollo」がヒットチャート入りしたそうです。
James Brown - Try Me - YouTube

Get up (I feel like being a) Sex Machine!
ジェームス・ブラウンとボビー・バードといえば、1970年の"Sex Machine"でのノリノリの掛け合いは有名で、その曲のなかでの"Get up!"はJBの通称が「ゲラッパ」といわれる所以だそうです。
※ちなみに2003年に 井筒和幸監督の映画で 西田敏行が主演したジェームス・ブラウンにからむコメディのタイトルが「ゲロッパ!」 ※ちなみに"Sex Machine"とは"Someone with considerable sexual prowess."又は"A man or woman sexually very active."だそうです。

JB: DYNAMITE!
小さな身体でこのパワー!
50年代後期にはジェームス・ブラウンの先輩であるRoy Brown(ロイ・ブラウン)、Little Willie John(リトル・ウィリー・ジョン)、Little Richard(リトル・リチャード)、Hank Ballard(ハンク・バラード)などの曲もカバーしました。 特に中でもジェームス・ブラウンが師匠と仰ぐリトル・ウィリー・ジョンが1964年に獄中死したその年にトリビュートアルバム「Thinking of Little Willie John and a Few Nice Things」をリリースしてリトル・ウィリー・ジョンのヒット曲"Talk To Me"などを歌っています。 この時期のヒットは"I Feel Good"、"It's a Man's World"、"Cold Sweat"や"Mother Popcorn"等ですが、一連のアルバム、1966年の"I Got You(I Feel Good)"、1968年の"I Can't Stand Myself"や"Papa's Got A Brand New Bag"がグラミー賞受賞の対象となったそうです。
James Brown - Papa`s Got a Brand New Bag (1966) - YouTube
James Brown - Mother Popcorn (1969) - YouTube
James Brown - It's a man's man's man's world (1966)- YouTube
James Brown - I Feel Good - Hollywood A Go-go in 1965 - YouTube
James Brown - Out Of Sight - Hollywood A Go Go in 1964 - YouTube

JB:ファンキー、リズム・レヴォリューション!
R & Bとブルース界に新リズムで殴りこみをかけ、60年代にR & Bをすっかり変えたジェームス・ブラウンの70年代はハードコアなファンクに発展、1964年にはバンドメンバーとしてベースにフリークなBootsy Collins(ブーツィー・コリンズ)、トロンボーンに"Friendly" Fred Wesley(フレッド・ウェズリー)、サキソフォンにはファンク・サックスの大物プレーヤーとなるMaceo Parker(メイシオ・パーカー)が"The JB's"に参加して黒人の泥くささを強調したジャンルを確立しました。 特にサックスのメイシオ・パーカーの独奏的なシンコペーション的演奏方法がそれまでのメロディを担当するソロ楽器のサックスを初めてリズム楽器として演奏したことが"Papa's Got A New Bag"に代表される新しいファンク音楽の登場となったようです。

独創的な歌からエネルギッシュなダンス、そしてパーフォーマンスのアイディアだけでもすごいのにプロモーションまでもしてしまうジェームス・ブラウンはまさにファンキーなミュージシャンです。
☆ジェームス・ブラウン・ファンには必見のJBについて余すことなく書かれたマニアックな日本のサイト「HOME PAGE OF A JAMES BROWN FREAK AND SOME MORE
(ページ下の方にメニューがありJBのバイオからレコードまで満載!これはすごい!)

Hey, Wanna Get Funky To James Brown!
James Brown & The Famous FlamesのOut Of The BlueやShhhhhhhh (For A Little While)、Hey America、People Wake Up And Live、Think、Money Won't Change You、There Was A Time、You Took My Heartなどが聞けたサイトのThe Soul Club Jukebox(http://www.soulclub.org/)が消えうせました。(コストのかかるハードウエアの問題らしい)
※ちなみにジェームス・ブラウンの"For A Little While"が収録されているアルバムは「Fine Old Foxy Self」

Listenジェームス・ブラウンのキング・レコード時代の"Kansas City(カンザス・シティ)"などがファンキーな音楽が聴けるラジオのプレイリスト"Mike and Baron Talkin Soul With Songs - Tribute: Jet Magazine Soul Brothers Top 20 from April, 1967 part 2" Soul-Patrol Radio(注!すぐ音、James Brownで検索)
2位はJoe TexのShow Me、JBのKansas Cityは中ほど、7位はラリー・ウィリアムズとジョニー・ギター・ワトソンのMercy Mercy Mercy!、8位のJackie Wilson(ジャッキー・ウィルソン)のI Don't Want to Lose You、その後はWilson Pickett(ウィルソン・ピケット)のFunky Broadway、Marvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)とKim Weston(キム・ウェストン)のデュエットでTake2(It Takes Two)、Little Willie John(リトル・ウィリー・ジョン)のTalk To Me、Aretha Franklin(アレサ・フランクリン)、The Platters(プラターズ)など。
☆ジェームス・ブラウンの歌の歌詞はJames Brown Lyrics - SING365.COM
アルバム別の歌詞が見つかるJames Brown Lyrics - stlyrics.com
James Brown Lyrics - lyricsdownload.com


James Brown on Last.fm
最近日本語バージョン対応になったソーシャル・ミュージック・プラットフォームのLast.fmにおけるジェームス・ブラウンの人気曲目は、今現在は1位がI Got You (I Feel Good)で次がThe Payback、そしてSex Machineです。 Last.fm - James Brownでplayback以外のクリップが聴けます。(再生ボタンをクリック)
※Last.fmについてはHot'n Coolのパーソナル・オンライン・ラジオ Last.fmを参照


"Are you ready for the Godfather of soul, Mister Dynamite, the hardest working man in show business?"
ジェームス・ブラウンの専属司会者でボーカルのDanny Ray(ダニー・レイ)の呼び出しでJBが登場するファンキーなショーは世界でいったい何回公演されたことでしょう。 日本でも2006年の2月から3月にかけて10年ぶりにジェームス・ブラウン50周年記念ライヴが公演されました。 観客の多くは"昔ファンキー"の方々だったようで若者は少なかったそうです。
2大音楽ジャンルであるFunk(ファンク)と後のRap(ラップ)を生み出した究極のカリスマ・ミュージシャン"ジェームス・ブラウン"は70年代のディスコ・ブームの犠牲になったといわれますが、その70年代と80年代のソウル・シーンではジェームス・ブラウンの独奏的な音楽の影響を受けた、あるいは模倣したミュージシャンもいました。
※JBが亡くなる3年前の2003年に日本武道館ライブに実際に行かれたブロガーの記事はStar Time - James Brown @ 日本武道館(2003年10月3日 report by taddy)

JB40: 40th Anniversary Collection
トップの画像は殆どのヒット曲を収録したジェームス・ブラウン入門編ともいうべき2枚組みCD
Desk1はソウルフルな1956年のPlease, Please, PleaseからI Got You (I Feel Good)の他、Papa's Got A Brand New Bag、Licking Stick、Mother Popcorn、Say It Loudなどです。
Desk2はファンキーな曲目で"Star Time"には収録されていないDown And Out In New Yorkを始めGet Up I Feel Like Being A Sex Machine、My Thang、Talkin' Loud And Sayin' Nothing、Get Up Offa That Thing、Papa Don't Take No Messなどを収録しています。

Say It Loud, I'm Black and I'm Proud
ディスク1の"Say It Loud - I'm Black and I'm Proud"という曲は1968年にジェームス・ブラウンが書いてヒットチャートに入った代表曲の一つで、後に"The J.B."のバンドマスターとなったトロンボーン奏者のFred Wesley(フレッド・ウェズリー)を初めてフィーチャーしています。 この"Say It Loud"は1960年代のブラックパワー(公民権運動)の賛歌としても有名だそうです。 人種差別に対抗するメッセージを込めた曲としてはジェームス・ブラウンの他にも1939年からBillie Holiday(ビリー・ホリデイ)が歌った"Strange Fruit(奇妙な果実)や、Sam Cooke(サム・クック)の1963年の"A Change Is Gonna Come"があります。
James Brown - Say It Loud, I'm Black and I'm Proud - YouTube

Star Time
初期から30年に渡るジェームス・ブラウンの集大成ともいえる1991年発売の4枚組CDボックスセット
ソウル・バラードからファンキー・グルーヴまで余すことなく収録したStar Time(Amazonco.jp)は年代順にリストされた全70曲試聴可

60年代キングレコードからリリースされたJames Brown and His Famous Flamesの輸入盤CDでオリジナルは1959年のPlease Please Pleaseと、オリジナルが1960年のThink(Baby cover)でジェームス・ブラウンのソウルを掴もう!
アルバム「プリーズ、プリーズ、プリーズ」の試聴はPlease Please Please - Fnac
アルバム「シンク」の試聴はThink - Amazon.com

Live At The Apolloはオリジナルが1963年のLPのCD化でTry Me、Please Please Please、Night Train(テナー・サックス奏者のKing Curtis(キング・カーティス)の演奏でも有名)などを収録
Live at the Apollo [1962]Live at the Apollo [1962]
試聴はLive at the Apollo - Amazon.com
James Brown - Night Train - YouTube

Live At The Apollo Volume IIは1968年のライヴ2枚組CD
James Brown: Live At The Apollo Volume IILive at the Apollo, Vol. II

ファンクの誕生が記録されたライブを含む3枚組みアルバムにはファンキーなPapa's Got a Brand New BagやソウルバラードのIt's A Man's Man's Man's Worldの他、あまり聴かれないJust You and Me, Darlingも収録されています。
James Brown  Just You and Me, DarlingPapa's Got a Brand New Bag
試聴はPapa's Got a Brand New Bag - Amazon.com
Listenジェームス・ブラウンのJust You and Me, Darlingが聴けるhe Soul of the Net's James Brown Discography(左上のgo to real audio sample をクリック、darlingで検索、 stream itをクリック)

In the Jungle Groove
James Brown: In the Jungle GrooveIn the Jungle Groove
オリジナルは1986年というCDはLast.fmのサーチでは人気でした。

James Brown - Sex Machine
Get up offa that thing, and dance 'till you feel better...
1979年代のファンク・レヴォリューション! 目玉は冒頭のGet Up (I Feel Like Being A) Sex Machine(ゲロッパ!)、そして1970年のチャート第2位だったBrother Rapp!
James Brown - Sex MachineSex Machine
メインは1969年The James Brown Bandライヴ盤から12曲を収録

1969年にジェームス・ブラウンがプロデュースしたファンク・アルバムIt's My Thing(Amazon.co.jp)では、2006年4月にも来日した60年代後期にJBファミリーの紅一点であるBobby Byrd(ボビー・バード)の妻のMarva Whitney(マーヴァ・ホイットニー)とジェームス・ブラウンのデュエット"Sunny(サニー)"が収録されています。 バックのピアノはボビー・バードでしょうか。 "あんちゃん、俺を見守ってくれて、ありがとう"としんみりと聞かせる「サニー」はテネシー出身のソウル歌手のBobby Hebb(ボビー・ヘブ)が亡き兄を偲んで1963年に作った曲をJBが1966年に吹き込んだものだそうです。
Bobby Hebb - Sunny - YouTube
☆Sunny, yesterday my life was filled with rain....と歌われる"サニー"の歌詞はlyricsfreak.com
James Brown duet with Marva Whitney - Sunny - YouTube

レアなMy Thangが収録されているアルバムはオリジナルが1974年にリリースされたCDカバーがサイケな「Hell」です。(試聴可)
James Brown - My Thang - YouTube


ジェームス・ブラウンの出演映画
Ski Party
映画出演といっても俳優としてというより当時人気歌手のゲスト出演としてでしたが、ジェームス・ブラウンの歌が聴けるのは1965年にAlan Rafkin(アラン・ラフキン)監督の青春ミュージカルコメディ「Ski Party(スキーパーティー)」で、主演はFrankie Avalon(フランキー・アヴァロン)がTodd Armstrong役で、テレビシリーズのThe Many Loves of Dobie Gillis(ドビーの青春)で人気者だったDwayne Hickman(ドウェイン・ヒックマン)がCraig Gamble役でした。 映画タイトル曲の"Ski Party"は60年代にはティーンに人気のポップス歌手だったフランキー・アヴァロンが歌いましたが、ジェームスブラウンはスキーセーター姿で"I Got You (I Feel Good)"や"The Famous Flames"を歌っています。
当時はアイドルだったフランキー・アヴァロンは古くは1960年のJohn Wayne(ジョン・ウェイン)やRichard Boone(リチャード・ブーン)が出演した「The Alamo(アラモ/ デイビー・クロケット)」で最年少で唯一人生き残ったSmitty(スミティ)役を演じましたが、最近でも1978年のトラヴォルタのGrease(グリース)で"Beauty School Drop-Out"を歌うなどして数多くの映画に出演しました。
James Brown sings I Got You in Ski Party - YouTube


The Blues Brothers
ジェームス・ブラウンは1980年の映画「ブルース・ブラザース」に出演しJailhouse Rock(監獄ロック)をThe Blues Brothers(ブルース・ブラザース)、Cab Calloway(キャブ・キャロウェイ)、Ray Charles(レイ・チャールズ)やAretha Franklin(アレサ・フランクリン)などと一緒に歌った他"Old Landmarkも歌っているそうですが、映画の最後に50年代後期から演じられてきたジェームス・ブラウンお得意のマント・ショーが添えられているとか。 私の好きな(キャブ・キャロウェイ)のMinnie the Moocher、Fats Domino(ファッツ・ドミノ)のI'm Walking、Louis Jordan(ルイ・ジョーダン)やらJohn Lee Hooker(ジョン・リー・フッカー)の映像も観られるそうです。
Matrix(マトリックス)のAgent Smith(エージェント)ファッションの元ともなった「ブルース・ブラザース」の映画にゲスト出演したことがジェームス・ブラウンのカムバックの火付けとなり、その後Rapp(ラップ)の"The Payback"を発表するに至り、1985年のLiving in Americaが再びグラミー賞に輝いたのです。
リン・ウィットフィールドが出演した1983年の日本未公開のコメディ映画「Doctor Detroit(ダン・アイクロイドの Dr.デトロイトを探せ!)」ではジェームス・ブラウンがダンスシーンで"Get Up Offa That Thingや"King Of Soul"を歌いました。
James Brown in Dr. Detroit - YouTube
※1998年には日本未公開の泣けるEddie Murphy(エディ・マーフィ)主演映画「Holy Man(ホーリーマン)」に最初の方で本人として顔を出しています。(助けて、神様!・・・G-スポット!)

Good morning Vietnam
1987年のBarry Levinson(バリー・レヴィンソン)監督の「グッドモーニング,ベトナム」はベトナム戦争の1965年にサイゴンで実際に米軍放送用ラジオ番組でのマシンガンのような早口で人気だったDJのAdrian Cronauer(エイドリアン・クロナウアー)を描きながらベトナム戦争を他とは違った観点から語った映画です。  主演したコメディアンで俳優のRobin Williams(ロビン・ウィリアムズ)が同年のアカデミー賞のコメディとミュージカル部門における男優賞に輝きました。
脚本家でもあるバリー・レヴィンソンは1988年のRain Man(レインマン)、1990年のAvalon(わが心のボルチモア)、2001年のhtBandits(バンディッツ)などの監督として知られています。
この「グッドモーニング,ベトナム」でRobin Williams(ロビン・ウィリアムス)が演じるDJがラジオ放送で曲の紹介をするのですが、ジェームス・ブラウンのI Got You (I Feel Good)の時はもうノリノリでした。
Good Morning Vietnam - YouTube
「グッドモーニング、ベトナム」のバリー・レヴィンソンと ロビン・ウィリアムズは2006年の「Man of the Year(ロビン・ウィリアムズの もしも私が大統領だったら・・・)」で再びコンビを組んでいますが飲みすぎと遺伝らしき心臓病が心配です。
アメリカでは2006年の10月に公開される「もしも私が大統領だったら」のオフィシャルサイトはRobin Williams - Man of the Yearで予告編が観られます。(注!すぐ音)
「グッドモーニング,ベトナム」の主役がDJですから映画で使用された曲目はすごい! ですがPerry Comoの"Dream On Little Dreamer"、Frankie Avalon & Annette Funicelloの"Beach Blanket Bingo"、Wilson Pickettの"The Midnight Hour"、The Beach Boysの"Don't Worry Baby"などや"Rawhide"などははサントラには収録されていません。 ジェームス・ブラウンのI Got You (I Feel Good)は入ってます!
Good Morning Vietnam: The Original Motion Picture Soundtrack

ジェームス・ブラウンのセックス・マシーンに加えてSantana(サンタナ)のBlack Magic Woman(ブラック・マジック・ウーマン)やPeppino Gagliardi(ペピーノ・ガリアルディ)が歌うChe Vuole Questa Musica Stasera(ガラスの部屋)など70年頃に日本で流行った曲が収録されているアルバムは僕たちの洋楽ヒット Vol.4 1970~71
「Plagio(ガラスの部屋)」は1969年にハンサムで可愛いお尻のRaymond Lovelock(レイモンド・ラヴロック)が主演したSergio Capogna(セルジオ・カポーニャ)監督のイタリア青春映画です。
ラテンロックのSantana(サンタナ)についてはAudio-Visual Trivia内のソウル・トゥ・ソウル 魂の詩 Soul to Soul

サントラといえば最近では2005年のスティーヴ・カレルが主演したThe 40-Year-Old Virgin(40歳の童貞男)にもジェームス・ブラウンの歌が収録されています。
I Got Ants in My Pants(ムズムズするぜ!)
James Brown - I Got Ants in My Pants - YouTube

Listenディープソウルのレアなジェームス・ブラウンが聴けるThe Soul of the Net's TributesのThe deep soul of James Brown(ストリームで聴くには赤い三角をクリック)

I'm going away tonight.
CMに出演したり、家庭内暴力(妻殺害未遂)で服役したなどという奇行も多いジェームス・ブラウンですが、1988年にアルバム"I'm Real"を、1991年にはブルース&ソウルの原点に戻ったLove Over-Dueをリリースしました。
BMW Commercial with James Brown - YouTube
などとこの記事を書いて間もなくのこと、2006年の12月25日のクリスマスにジェームス・ブラウンは73歳で急逝しました。 2004年の前立腺癌の手術後も無事復帰して活動を続けていたのに大変残念です。 究極の掛け合いコンビだったボビー・バードもジェームス・ブラウンと同じく73歳で2007年に亡くなってしまいました。


James Brown - Sexy, Sexy, Sexy (The 50th Anniversary Collection Cd1) - Grooveshark.com


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I want to enjoy things, have fun, live every day like it's the last day.
雨の朝巴里に死す  (1954年)

「雨の朝パリに死す」はアメリカの作家であるF. Scott Fitzgerald又はFrancis Scott Key Fitzgerald(F・スコット・フィッツジェラルド)が1925年に夢と挫折を描いた短編「Babylon Revisited(バビロン再訪又はバビロンに帰る)」をモチーフとしてRichard Brooks(リチャード・ブルックス)が監督した超ロマンス映画で、パリやモナコでのロケが行われたそうです。 いかにもというロマンティックなメロドラマですが、他の典型的な50年代のハリウッド・スタイルのお涙頂戴的ロマンス映画というよりはかなり身近な問題なので身につまされます。
ちなみにフランス語では"La dernière fois que j'ai vu Paris"(私がパリを見た最後)というそうです。
原作の短編「Babylon Revisited(バビロン再訪)」について書かれた"Babylon Revisited": Contents and Introduction(英語のサイト)
F. Scott Fitzgerald(フィッツジェラルド)の短篇集から「雨の朝パリに死す」の冒頭が読めるデジタル書店グーテンベルク21の雨の朝パリに死す 立ち読みフロア

私の好きなF. Scott Fitzgerald(フィッツジェラルド)の作品といえば1925年に出版された現代版「嵐が丘」のような"The Great Gatsby"(グレート・ギャツビー)ですが、こちらも1974年にRobert Redford(ロバート・レッドフォード)主演で「The Great Gatsby(華麗なるギャツビー)」というタイトルで映画化されました。 Jack Clayton(ジャック・クレイトン)監督の「華麗なるギャツビー」がセリフにおいてはかなり原作に忠実だったので感激した覚えがありますが、「雨の朝パリに死す」の原作といわれる「バビロン再訪」については私は未読なので比較出来ません。 そしてフィッツジェラルドの短編「The Curious Case of Benjamin Baton(ベンジャミン・バトン 数奇な人生)」を2008年にDavid Fincher(デヴィッド・フィンチャー)監督が映画化しています。 主人公を演じたtのはBrad Pitt(ブラッド・ピット)でヒロインのデイジーはCate Blanchett(ケイト・ブランシェット)です。

映画「雨の朝パリに死す」の美しいヒロインである自由奔放ゆえに哀しいHelen Ellswirth(ヘレン)を撮影当時22歳のゴージャスなElizabeth Taylor(エリザベス・テイラー)がまるで地でいくように演じています。 リズの演じる綺麗な令嬢姿が存分に見られた1951年のA Place In The Sun(陽のあたる場所)から3年後にさらに華麗な人妻役のリズが見られる映画です。
当時は無名だった「James Bond 007(ジェームス・ボンド)」シリーズのRoger Moore(ロジャー・ムーア)が若いテニスコーチのPaul Lane(ポール)、「The Caine Mutiny(ケイン号の叛乱)」のVan Johnson(ヴァン・ジョンソン)がヘレンの夫になるCharles Wills(チャールス)役です。 堅物で生真面目ですが、「It's A Wonderful Life(素晴らしき哉、人生!)」のDonna Reed(ドナ・リード)がずっとチャールスを想うヘレンの姉の"Marion"(マリオン)として出演、二人の父親としては「How Green Was My Valley(わが谷は緑なりき)」のWalter Pidgeon(ウォルター・ピジョン)が出演しているという豪華キャストの映画です。

「雨の朝パリに死す」の舞台は第二次大戦の勝記念日あたりのバカ陽気なパリです。 その連合軍の勝利のお祝いパーティでヘレンとチャールスは出会い、チャールスの除隊後にパリで結婚し可愛い女の子も授かりました。 パーティ好きで奔放なヘレンは噴水に飛び込んだ"パリのアメリカ人"として記事になり、Ritz Bar(カフェ)の壁画にそのモデルとしてに応じたりと相も変わらず気紛れな行動を続ける一方、さえないほど実直なチャールスは昼間は通信者の記者として安月給で働きながら夜は作家として奮闘するも作品は書いても書いても不採用となる苦悩の毎日でした。 そんな時、ヘレンの父親から結婚記念に贈られたテキサスの土地の油田から突如石油が吹き出たのです。(長期間枯れないなら遺産よりすごい)
※テキサスというとこの時代のちょっと前はサボテンとカーボーイとウエスタンでしたが50年代にはオイル・ブームですから、まさに1956年の「Giant(ジャイアンツ)」の前ぶれのような映画です。

一夜にして石油成金となり豪華な生活を楽しみ、生活の心配なく作家稼業に身を入れられる筈のチャーリーでしたが作品はボツの連続で自暴自棄となり酒に溺れどんどん嫌味な夫となっていきます。 とうとう作家への夢を失うと同時に次第に妻の愛情をも失い自滅の道へ突き進むことになります。 そこに現れたのがヘレンの父の友人であるテニスプレーヤーで遊び人のポールです。 ポールのヘタクソなフランス語"Enchante"(はじめまして)がヘレンの気を引き、金持ち狙いのポールの思惑通りになりかける一方、共に享楽をむさぼる日々を過ごす夫のチャールスも離婚太りの超リッチな金髪グラマーと交際を再開して双方滅茶苦茶な夫婦生活が始ります。 お互いに当て付けのような不倫劇を演じていては本当に夫婦関係も壊れる一方だと案じたヘレンの希望はホームに帰ることでした。 ホームはアメリカ人として住んでいるパリの家のことではなくアメリカ人の本当のホームつまりアメリカ本国に戻るということです。 夢も虚しくお互い愛情の表現が不器用で素直になれなかった夫婦の悟るのが遅すぎた悲劇です。 金が無ければ四苦八苦、金が有り過ぎると不幸とは世の常、人の常?

video映画史上初のリアルなキスが見られるかもしれない「雨の朝パリに死す」のトレーラーはThe Last Time I Saw ParisTrailer - Turner Classic Movies
The Last Time I Saw ParisTrailer - YouTube
☆「The Last Time I Saw Paris(雨の朝パリに死す)」の写真が見られるL'ultima volta che vidi Parigi Photos - FILM.TV.IT

「雨の朝パリに死す」はまさに20世紀の偉大なる女優の一人である美しいエリザベス・テイラーを見るための映画です。
1950年代のLiz Taylor(リズ)は最高に綺麗です。 リズの映画で私が一番好きな作品は「雨の朝パリに死す」と同じくRichard Brooks(リチャード・ブルックス)監督の「Cat On A Hot Tin Roof(熱いトタン屋根の猫)」です。 ブルックス監督が1958年にTennessee Williams(テネシー・ウィリアムズ)の原作を映画化したものですが、この映画で25歳のリズは美しいだけではなく演技力を身に付けたといわれています。
エリザベス・テイラーは1944年にRobert Stevenson(ロバート・スティーヴンソン)が監督した「Jane Eyre(ジェーン・エア)」に子役で出演するなど映画界において子役時代から美しさでは他に類がないといわれるほどでしたが、私が始めて観た菫色の目をしたリズが金髪の縦ロールで出演したマーヴィン・ルロイ監督の1949年の「Little Women(若草物語)」でした。 もっとも私は公開当時ではなく後のテレビ名画座で観たのです。 映画では金髪に髪を染めたリズのフランス人形のような美しさには目を見張るばかりでした。 真っ白な肌、真っ黒な髪、バイオレットの瞳、小さな口からこぼれる可愛らしい声、そして小さな鼻。 そしてリチャード・バートンと共演した1966年の「Who's Afraid of Virginia Woolf?(バージニア・ウルフなんかこわくない)」や、1967年の「The Taming of the Shrew(じゃじゃ馬ならし)」以降はエリザベス・テイラーの映画を全く観ていません。
※Mervyn LeRoy(マーヴィン・ルロイ)監督は1940年のWaterloo Bridge(哀愁)や1942年のRandom Harvest(心の旅路)など泣ける名作がたくさんありますが、1939年のThe Wizard of Oz(オズの魔法使)や1949年の「Little Women(若草物語)」など子供にも楽しめる映画もある一方、1962年にはNatalie Wood(ナタリー・ウッド)主演で「Gypsy(ジプシー)」も撮っています。
60年代以降は百万ドル女優の貫禄充分でスペクタクル映画などに出演しましたが私の好きなリズの映画はもうありません。

「雨の朝巴里に死す」と「熱いトタン屋根の猫 」以外に私が観たリチャード・ブルックス監督の作品では1948年に脚本を担当したHumphrey Bogart(ハンフリー・ボガート)主演のKey Largo(キー・ラーゴ)、1955年に監督したBlackboard Jungle(暴力教室)、そして新しいところでは1977年のLooking for Mr. Goodbar(ミスター・グッドバーを探して)ですがいづれもスリリングな映画です。

Elizabeth Taylor (1932 - 2011)
私生活では1967年に「Doctor Faustus(ファウスト悪のたのしみ/博士の異常な愛)」でも共演した英国俳優のRichard Burton(リチャード・バートン)と1964年から結婚離婚を繰り返したエリザベス・テイラーでした。 可愛いDebbie Reynolds(デビー・レイノルズ)の夫君だった人気歌手のEddie Fisher(エディ・フィッシャー) と結婚した時はびっくりしました。 この前の1957年にに結婚したプロデューサーのMike Todd(マイケル・トッド)が1958年に飛行機事故で急逝したショックから神経が脆くなったとか。(白馬に乗った王子様を失ったなんて信じられない、どうすれば。。。) 酒や麻薬に溺れたあげく過食症で激太り。 ですがその治療で入院した病院で知り合った男性と60歳で結婚、式は2009年の葬儀にも駆けつけたMichael Jackson(マイケル・ジャクソン)所有のネバーランド。 しかしこちらも5年でお別れとなりました。
リズは女優業の他にもフラグランスをプロデュースしているそうで、1987年にElizabeth Taylor's Passion、1991年にWhite Diamonds Elizabeth Taylorと自分の名を冠した香水を持つゴージャスなリズです。 その一方かって仲良しだった人気俳優のロック・ハドソンがエイズで死亡したことからエイズ撲滅運動に参加して以来社会活動も盛んに行っています。
訃報
これまでも90年代後期に脳腫瘍や皮膚ガンや肺炎などを克服したリズでしたが、最近は心臓を病んでいて1ヶ月以上も入院している最中の2011年3月23日に鬱血性心不全により79歳で亡くなりました。 葬儀の後、親友だったマイケル・ジャクソンと同じForest Lawn Cemetery(フォレストローン墓地)に埋葬されるそうです。 グッバイ、バイオレット・アイズ。。。
☆ エリザベス・テイラーの写真がたくさん見られる訃報記事はAudio-Visual TriviaとHot'n Coolをリンクして頂いているにゃもさん運営のElizabeth Taylor Photos - Heart Attack (お爺様秘蔵の写真だそうです。)


Roger Moore
ロジャー・ムーアは英国出身ですが50年代の初めに渡米し、何年もの無名時代を過ごしました。 「雨の朝パリに死す」がロジャー・ムーアがやっと大役を掴んでクレジットが出るようになった日本映画デビュー作品となります。 ヨーロッパ映画で1961年に「IL Ratto delle sabine(サビーヌの掠奪)」でMylene Demongeot(ミレーヌ・ドモンジョ)と、1962年に戦争映画の「Un branco di vigliacchi」でPascale Petit(パスカル・プティ)と共演するなどしたロジャー・ムーアは翌年の1962年から6年間放映されたテレビシリーズの"The Saint"(セイント)の主役"Simon Templar"(サイモン・テンプラー)で大ブレイクし、同じく人気探偵シリーズだった77 Sunset Strip(サンセット77)などにもゲスト出演しています。 1974年に「The Man with the Golden Gun(007/黄金銃を持つ男)」ではボンドガールを演じたPeter Sellers(ピーター・セラーズ)の元妻のスウエーデン女優であるBritt Ekland(ブリット・エクランド)と共演しています。 ボンドガールのMaud Adams(モード・アダムス)は1983年の「Octopussy(007/オクトパシー)」でも共演しています。
※ドイツのファンサイトですが頭の上に天使の輪がついたサイモン・テンプラーの写真が見られるThe Saint - Simon Templar(左のメニューでSaint Picturesをクリック)
ロジャー・ムーアの幼少時代の写真も見られるHappy 79th Birthday, Sir Roger!(英語)
The Saint opening titles - YouTube

45歳になって貫禄のついたロジャー・ムーアは1973年からSean Connery(ショーン・コネリー)に代わってやっとJames Bond(ジェームス・ボンド)として採用され、鉄歯男を演じた2mを越す大男のRichard Kiel(リチャード・キール)やBarbara Bach(バーバラ・バック)がKGBの美人スパイを演じた1977年の「The Spy Who Loved Me(私を愛したスパイ)」をはさんで1979年までに7本の007シリーズに出演しました。 007の原作者"Ian Fleming"(イアン・フレミング)のボンド役のご指名は本来ロジャー・ムーアだったのですが若く見えすぎるということでショーン・コネリーに決定した経緯があります。 ところが、実際にはロジャー・ムーアの方が年上だったんだそうです。 ロジャー・ムーアが演じたジェームス・ボンドは最もセックスアピールがないといわれていますが私はサイモンのファンだったのでロジャーは魅力的だと思います。
なにしろジェームス・ボンド役は英国人でなくてはならないそうですから最新の2006年版「Casino Royale(007/カジノ・ロワイヤル)」でのボンド役を演じるDaniel Craig(ダニエル・クレイグ)も英国人です。 「カジノ・ロワイヤル」に出演しているMads Mikkelsen(マッツ・ミケルセン)は2002年の「Elsker dig for evigt(しあわせな孤独)」でデンマーク版のジェレミー・アイアンみたいに若い女に狂う医師の役を演じました。


The Last Time I Saw Paris DVD
ページトップの「The Last Time I Saw Paris」のDVD画像は二つともAmazon.comにあるDVDですが、左側のDVDカバー画像は映画のシーンなんでしょうか、私の記憶にありません。
こちらの画像は2002年発売の日本語字幕版DVDですが入手困難なのでリンクは2008年発売の500円DVDの「雨の朝パリに死す」になっています。
The Last Time I Saw Paris雨の朝パリに死す
500円DVD(ASIN: B0006B2GKA)や吹き替え版のDVD(ASIN: B000RL39MS)などもAmazon.co.jpで見つかります。

The Last Time I Saw Paris Soundtrack
「雨の朝パリに死す」のサウンドトラックではJerome Kern(ジェローム・カーン)作曲のロマンティックなタイトル曲となっている"The Last Time I Saw Paris(思い出のパリ)"が使用され、ヘレンが弾くピアノの雨だれ演奏を含めて映画「雨の朝パリに死す」の全編通して随所に流れますが、歌詞はOscar Hammerstein II (オスカー・ハマーシュタイン二世)です。
映画「雨の朝巴里に死す」の冒頭はアメリカに帰っていたチャールスの2年ぶりのパリというシーンから回想劇が始まりますが、ヘレンの壁画のあるカフェや中盤のチャールス夫妻のダンスシーンで流れるフランス語の歌詞も同じくオスカー・ハマーシュタイン二世なのかどうか、又女性歌手は誰なのかは不明です。
「雨の朝巴里に死す」のサウンドトラックとしては国内では見つかりませんがJerome Kern(ジェローム・カーン)作曲のサウンドトラック集で試聴出来ます。
The Fred Stride Orchestra(フレッド・ストライド指揮)が演奏する"The Last Time I Saw Paris"はShowboat and Other Jerome Kern Classics
アルバム"Showboat and Other Jerome Kern Classics"のCD画像が見られて試聴できるShowboat and Other Jerome Kern Classics - Amazon.com
1940年に作曲されたThe Last Time I Saw Parisは1941年のミュージカル映画"Lady Be Good"で使用され映画ではAnn Sothern(アン・サザーン)が歌いました。 以来人気のジャズナンバーでEartha Kitt(アーサー・キット)のアルバム「The Collection」やVaughn Monroe(ヴォーン・モンロー)のアルバム「There! I've Sung It Again」にスイング調の"The Last Time I Saw Paris"が収録されている他、Dinah Shore(ダイナ・ショア、Frank Sinatra(フランク・シナトラ)、Dean Martin(ディーン・マーティン)のバージョンが有名です。 演奏だけではJohnny Hodges(ジョニー・ホッジス)のスウィングしている演奏がアルバム「A Jazz Romance: A Night in With Verve」のディスク:4の5番で聴かれる他、Dave Brubeck(デイヴ・ブルベック)やハードバップのピアニストのBud Powell(バド・パウエル)とその影響を受けた白人ピアニストのClaude Williamson(クロード・ウィリアムソン)がメロディックに演奏しているバージョンがあります。
日本でも人気のクロード・ウィリアムソンの"The Last Time I Saw Paris"は試聴なしですがアルバムの「Live at the Jazz Bakery」に収録されています。
"The last time I saw Paris, her heart was warm and gay,..."と歌われるDinah Shore(ダイナ・ショア)やDean Martin(ディーン・マーティン)のバージョンの"The Last Time I Saw Parisの"英語歌詞はThe Last Time I Saw Paris Lyricks - sing365.com
Ann Sothern(アン・サザーン)が歌っている"The Last Time I Saw Paris"は1941年のミュージカル映画「Lady Be Good」のサントラ「Lady Be Good/Four Jills in a Jeep」で試聴出来ます。
The Last Time I Saw Paris by Henry Mancini with chorus - YouTube
The Last Time I Saw Paris by Joan Collins in Monte Carlo (1986)- YouTube

☆集英社から1990年に出版されたフィッツジェラルド原作"Babylon Revisited"の文庫本はバビロン再訪―フィッツジェラルド短篇集

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