ジーナ・ロロブリジーダ Gina Lollobrigida
Gina Lollobrigida
イタリアのローマ郊外の小さな町”Subiaco(スビアコ )”で生まれたジーナ・ロロブリジーダ(ロッロブリジダ)は美術を勉強するためにローマに出たのですが、1947年のミスイタリアに応募して3位に入賞したことから女優の道に進みます。 1949年にはユーゴスラビア人の医師であるMilko Skofic(ミルコ・スコフィック)と結婚して子供を儲けました。 夫のミルコ・スコフィックはプロデューサーとして1958年にVittorio De Sica(ヴィットリオ・デ・シーカ)が監督総指揮及び牧師役で出演したイタリア・コメディの”Anna Di Brooklyn (Fast and Sexy)”の製作に当たったことがありますが1971年に離婚しています。(邦題は「恋はすばやく」で日本のデータベースでは監督がReginald Denham(レジナルド・デンハム)となっていますが海外のデータベースではヴィットリオ・デ・シーカとCarlo Lastricatiなどの共同監督となっています。)ジーナ・ロロブリジーダはもちろん主役のAnna(アンナ)でブルックリンから故郷に戻った大富豪の未亡人役として30歳の熟れたナイスバディを見せてくれます。
Anna De Brooklynのジーナ・ロロブリジーダの素晴らしい画像が見られるGina Lollobrigida Photo GalleriesはGina Lollobrigida - Fast and Sexy Film Clips(クリックで拡大できますが画像は荒れています)
Anna De BrooklynのDVD画像が見られるThe Gina Lollobrigida Page(Alapageで検索)
1949年にLuigi Zampa(ルイジ・ザンパ)監督のCuori senza frontiere(白い國境線)に出演したあたりからジーナ・ロロブリジーダの運が開けます。
※Eleonora Rossi Drago(エレオノラ・ロッシ=ドラゴ)も出場したミス・イタリアについてはAudio-Visual Trivia内の記事 激しい季節にもあります。
La Lollò: Belle des belles
マスコミがジーナ・ロロブリジーダに付けた愛称のLa Lollo(ロロ)というのはフランスでは綺麗な胸を意味するそうですが、突き出た胸もさることながらブリジッド・バルドーの49cmというウエスト・サイズよりもっと細いのがロロなんだそうです。 中世のヨーロッパではコルセットで締め上げた女性のウエストは47cmが理想だったそうですから中世並みというところでしょうか。 アンビリーバブル! 私がジーナ・ロロブリジーダが魅力的だと思うのはとんがったおっぱいや細いウエストはもとより、ふっくらとしたロロの頬、つまりチークが一番好きなのです。 ”頬”フェチの私としましては、日本人なら昭和25年のミス日本に選ばれた山本富士子さんの頬が一番素晴らしいと思います。
「パンと恋と嫉妬」のルイジ・コメンチーニが監督してロロが妖精を演じた「ピノッキオの冒険~イタリア1974年版~」あたりを最後に映画界から引退しました。
1974年の「Le Avventure De Pinochio(ピノッキオの冒険)」について69'nersFILM
ロロは銀幕からは姿を消しましたが、50年代からの念願であった写真家に転向しました。 なんといってもロロブリジーダは世界的に有名人ですからいくら変装しても見破られてしまい撮影も難しかったそうです。 1974年に写真集「Italia Mia(私のイタリア)」を出版 しています。 Italia Mia (Amazon.co.jp)
ジーナ・ロロブリジーダのドイツのファンサイトはGina Lollobrigida Homepage(注!すぐ音、右下のenterをクリック、メニューのgallerryでサムネイルは表示されていませんが各マス目をクリック、下の>で次ページへ)
ジーナ・ロロブリジーダの写真集はGina Lollobrigida Photos - Bert Christensen's Cyberspace Home(Bert Christensen's Cyberspace Home)と、Gina Lollobrigida Photo Galleries
英語ですがジーナ・ロロブリジーダがミスコンに出場した時の写真も見られるThe Gina Lollobrigida Page(2枚目の写真で27番プレートがロロ)
同じくロロの写真が見られるGina Lollobrigida - THE LOVE GODDESSES
Filmografia di Gina Lollobrigida
1949年 Cuori senza frontiere(白い國境線)
Carlo Ponti(カルロ・ポンティ)も製作に関わったLuigi Zampa(ルイジ・ザンパ)監督のモノクロのイタリア映画「白い國境線」で主演したジーナ・ロロブリジーダは日本映画デビューしました。 共演者も当時の新人イタリア俳優だったRaf Vallone(ラフ・ヴァローネ)でした。 第二次世界大戦後のユーゴスラビアと北イタリアに分割された港町を舞台にしています。 戦後の二カ国分裂は一瞬にして家族や友人などを隔て、町の人々の不安を掻き立てたのでした。 イタリア語のCuori senza frontiereとは”国境なき心(愛情)”の意味です。
音楽はアモレ・ミオでお馴染みの刑事のCarlo Rustichelli(カルロ・ルスティケリ)です。
「白い國境線」の写真はCuori senza frontiere - FILM.TV.IT
1952年 Les Belles du Nuit(夜ごとの美女)
”映画の父”と呼ばれたDavid Wark Griffith(D・W・グリフィス)の1916年のIntolerance(イントレランス)をパロディったといわれる「夜ごとの美女」はRené Clair(ルネ・クレール)が監督したファンタジックなエロティックコメディ(艶笑喜劇)です。 フランスの二枚目俳優”Gerard Philipe”(ジェラール・フィリップ)と共演し、ロロは夜ごと現われる夢の美女の一人で、夢のなかでアルジェリアの兵士になったジェラール・フィリップと恋に落ちます。 幸せの青い鳥を探すようなお話しです。
ジェラール・フィリップと仏領アルジェリアの姫君”Leila”を演じたロロの細腰の写真が見られるCinémathèque française pour l'Asie du Sud-Est(アクセス不可の場合はThe 35th French Cinepanorama Hong Kong French Film Festival 29 Nov ~ 10 Dec 2006 - 夜夜春宵)
1952年 Fanfan la Tulipe(花咲ける騎士道)
ロロはChristian-Jaque(クリスチャン=ジャック)監督の”Fanfan la Tulipe(花咲ける騎士道)”で2本立て続けにジェラール・フィリップと共演して美女ぶり(美乳ぶり)を発揮しフランスでも人気が出ます。 18世紀のフランスを舞台にした時代劇で反戦もメッセージも込められています。 ジェラール・フィリップはならず者で女たらしの農夫役で農民の娘との”出来ちゃった”結婚を逃れようと兵隊に志願します。 なぜならジプシー女がその農夫と王女様との結婚を予言したからです。 そのジプシー女を演じたイタリア人のロロのフランス語は吹き替えです。
「花咲ける騎士道」の写真が見られるFanfan la Tulipe - FILM.TV.ITとcalenderlive.com
1953年 Beat the Devil(悪魔をやっつけろ)
「悪魔をやっつけろ」はTruman Capote(トルーマン・カポーティ)の脚本でJohn Huston(ジョン・ヒューストン)が監督したアメリカのコメディ映画です。 「悪魔をやっつけろ」では国籍不明の悪者どもがアフリカのウラニウム鉱山の採掘用土地を買い付けに行く途中、汽船の故障によりイタリアで立ち往生するのですがその仲間にハンフリー・ ボガートもいます。 1954年のSabrina(麗しのサブリナ)の前年にボギーが出演しナレーションも入れています。 そのボギーとジーナ・ロロブリジーダが夫婦役なのですがなんとダブル不倫を演じます。 共演は「Love Is A Many Splendored Thing(慕情)」のJennifer Jones(ジェニファー・ジョーンズ)で、白縁サングラスがお似合いのコミカルなアメリカ女を演じるという豪華キャストです。
1950年のDoris Day(ドリス・デイ)の映画で有名な”Tea for two and Two fo tea” ♪と歌いながらベッドに珈琲セットを運ぶ素晴らしいスタイルのロロが拝めるとはいえ、その他はさほど魅力を発揮していません。
「悪魔をやっつけろ」の写真が見られるIl tesoro dell'Africa - FILM.TV.IT
※国際ごろつき団の一人のJulius O'Hara(ジュ-リアス)役にハンガリー出身の性格俳優”Peter Lorre”(ピーター・ローレ)です。 ピーター・ローレはユダヤ人だったのでヨーロッパを転々としましたがロンドン時代にヒッチコックの1934年のオリジナル”The Man Who Knew Too Much”(知りすぎた男)で初めて英語のセリフで演技したそうです。 ピーター・ローレはHumphrey Bogart(ハンフリー・ ボガート)とは1941年のThe Maltese Falcon(マルタの鷹)や1942年のCasablanca(カサブランカ)でも共演していますが、異色作としては1962年に私の好きな作家「Edgar Allan Poe(ポー)」の代表作である「”The Black Cat(黒猫の怨霊)」で主演しています。
「悪魔をやっつけろ」の音楽はクラシック界のFranco Mannino(フランコ・マンニーノ)ですがサウンドトラックはないようです。
FULL MOVIE: - Beat the Devil (1953) - Archive.org
1954年 Pane, amore e gelosia(パンと恋と嫉妬)
日本未公開ですがLuigi Comencini(ルイジ・コメンチーニ)監督の「パンと恋と嫉妬」ではロロは名優”Vittorio De Sica(ヴィットリオ・デ・シーカ)”と共演し、同年の英国アカデミー賞で女優賞(国外)でノミネートされた他、1960年にはゴールデン・グローブで世界でもっとも好かれた女優に選ばれたことがあります。 前年のPane, amore e fantasia(パンと恋と夢)に続く「パンと恋と嫉妬」ではヴィットリオ・デ・シーカが後年では見られないコミカルな演技でロロが演じる村のオキャンな娘に夢中になる新任の警察署長を演じています。
「パンと恋と嫉妬」の写真が見られるPane, amore e gelosia - FILM.TV.IT
「パンと恋と夢」の写真はPane, amore e fantasia PHOTOS - Commedia All'Italiana
※写真も見られるロロのページはLollobrigida - Lai online)
1956年 La donna piu' bella del mondo(美女のなかの美女)
英語のタイトルは”Beautiful But Dangerous”というRobert Z. Leonard(ロバート・Z・レオナード)監督のイタリアのロマコメでは、ジーナ・ロロブリジーダはVittorio Gassman(ヴィットリオ・ガスマン)と共演して、ロロが実在したオペラのプリマドンナの”Lina Cavalieri (リナ・キャバリエリ)”を演じて吹き替えながらオペラを歌いました。 トップに君臨せんと男性を踏み台にする美貌のオペラ歌手が王子さまの寵愛を受けるも適わぬ恋・・・という史実に基ずくストーリーなんですが、ロロの18インチ(50cm弱)のウエストはここでも必見。
イタリア語ですが「美女のなかの美女」の写真が見られるfilm Raiuno Raidue
映画の音楽はRenzo Rossellini(レンツォ・ロッセリーニ)です。
「美女のなかの美女」でのロロの画像が見られてオペラが聴けるRADIOSCRIGNO(オレンジ色のアイコンをクリック、ただし歌姫役のロロの歌は吹き替え)
※リナ・キャバリエリは1874年から1934年に実在していたオペラのプリマドンナで、19世紀のパリの〝demi-monde(ドゥミ・モンド)"の一人です。 ドゥミ・モンドとは本物の貴族や上流社会の人々の社交界とは別に社会の階級に入れない日陰者の社交界を指します。 金は有っても地位が無い高級娼婦や愛人、芸人たちの世界です。 Alexandre Dumas(jr.)(デュマ・フュス)の同名喜劇以来その名で通っているようですが悲劇”Camille(椿姫)”もその世界の話でしょうか。
Gina Lollobrigida in La donna piu' bella del mondo - YouTube
1956年 Trapeze(空中ブランコ)
パリのサーカス団の花形ブランコ乗り役でRingling Brothers(サーカス)のアクロバット演技出身のBurt Lancaster(バート・ランカスター)とTony Curtis(トニー・カーティス)が出演したサーカス映画です。 52年のアカデミー賞映画の地上最大のショウに続くCarol Reed(キャロル・リード)が監督したサーカス映画でブランコ曲芸とロロのグラマーぶりが見所です。 事故により引退せざるを得なくなったサーカスのスターが後輩に技を伝授して念願の空中トリプル3回転を成功させようとするストリーです。 その二人の男の友情に官能的な曲芸師を演じるロロがからみ、トリオのブランコ演技が展開されるなかホモセクシュアルと三角関係をほのめかしています。 トニー・カーティスが演じるハンサムな若手ブランコ乗りは先輩の手に落ちるか美貌のロロに落ちるかの選択を迫られます。 ロロのブランコ演技は吹き替えですが空中ブランコの醍醐味は十分に味わえ、衣装はサーカスの肉襦袢(タイツ)姿だからバート・ランカスターの鍛え上げたマッチョぶりとロロの悩ましい肢体の全てもじっくりと味わえる唯一の映画です。
「空中ブランコ」の写真はTrapezio - FILM.TV.IT
Gina Lollobrigida, Burt Lancaster and Tony Curtis in Trapeze - YouTube
1956年 Notre Dame de Paris(ノートルダムの傴僂男)
フランスの文豪であるVictor Hugo(ヴィクトル・ユーゴー)の1831年の原作”Notre-Dame de Paris”をJean Delannoy(ジャン・ドラノワ)監督が映画化した「ノートルダムのせむし男」ではQuasimodo(鐘つき男のカジモド)を奇怪に演じたAnthony Quinn(アンソニー・クイン)と共演したロロは美しいジプシー女のEsmeralda(エスメラルダ)として妖艶なジプシーダンスもご披露しました。 エスメラルダに惚れてカジモドに誘拐させる卑劣な聖職者には1974年のEmmanuelle(エマニエル夫人)に出演し哲学的に快楽を伝授したAlain Cuny(アラン・キュニー)です。
※ちなみにフランス語では”Le Bossu de Notre-Dame”という「ノートルダムのせむし男」の写真はNotre Dame de Paris - FILM.TV.IT
踊るエスメラルダの写真はGina Lollobrigida as Esmeralda in Notre Dame de Pari
Gypsy Dance by Gina Lollobrigida in Notre Dame de Paris - YouTube
参考に本物のジプシーダンスはGypsy Dance from La reina del embrujo gitano: Carmen Amaya - YouTube
※作家のヴィクトル・ユーゴーはJean Gabin(ジャン・ギャバン)主演の1957年のLes Misérables(レ・ミゼラブル)の原作者としても有名です。 映画化された「ノートルダムのせむし男」には1923年にPatsy Ruth Miller(パッツィ・ルース・ミラー)のエスメラルダでLon Chaney(ロン・チェイニー)のカジモド、1939年にはエスメラルダはMaureen O'Hara(モーリン・オハラ)でカジモドはCharles Laughton(チャールズ・ロートン)が演じたアメリカ映画もあります。
1959年 La Legge(掟)
ページトップの画像は1960年のイタリア映画の「Law(掟)」です。
この映画は日曜日はダメよのJules Dassin(ジュールスダッシン)が監督し、ロロは気丈な娘のMarietta(マリエッタ)役を演じました。 共演者はマリエッタの恋人にMarcello Mastroianni(マルチェロ・マストロヤンニ)、島のボスにPierre Brasseur(ピエール・ブラッスール)、ギャングにYves Montand(イヴ・モンタン)、その息子の恋人にMelina Mercouri(メリナ・メルクーリ)など豪華キャストです。 ストーリーは因習に縛られたコルシカを舞台に島を支配するボスが、ロロブリジーダが演じる村一番の若い娘に言い寄るものの翻弄されるというドラマです。 たくさんの男たちに口説かれるロロですが想うは唯一人、マルチェロ・マストロヤンニが演ずる技師のEnrico(エンリコ)だけ。ところがエンリコは貧乏なので結婚できないのです。 イヴ・モンタンが演じるギャングはメリナ・メルクーリが演じる息子の恋人を誘惑するなど一見静かに見える村の奥に欲望を満たそうとする男たちの渦巻く対立が人々を脅かしていきます。
※フランス語のタイトルは”La loi ”ですが、英語では”Where the Hot Wind Blows!”で、こ1960年に公開された英語版のみタイトル曲の”Where the Hot Wind Blows"が使用されています。The Ames Brothers(エイムス・ブラザーズ)の歌うテーマ曲はJimmy McHugh(ジミー・マクヒュー)の作曲でBuddy Kaye(バディ・ケイ)の作詞ですがB面が”suzie Wong”というRCA Victor 47-7801の45回転シングル盤が1960年に発売されたようです。
「掟」の写真が見られるLa legge - FILM.TV.IT
ジェラール・フィリップの2作品の音楽を担当している”Roman Vlad(ロマン・ヴラド)”による「掟」のサントラ画像が見られるSoundtrack.com
Gina Lollobrigida and Marcello Mastroianni in La Loi - Youtube
1959年 Solomon and Sheba(ソロモンとシバの女王)
スペクタクル叙事詩映画の「ソロモンとシバの女王(Salomone and the Queen of Saba)」はKing Vidor(キング・ヴィダー)が監督したハリウッドの聖書をもとにした歴史劇です。 「ソロモンとシバの女王」の主役でプロデュースも手掛けた往年の大スターである”Tyrone Power(タイロン・パワー)”が撮影中に急死したためイスラエルのダビデ王の息子のソロモン役をYul Brinner(ユル・ブリナー又は ユル・ブリンナー)が演じることになり全て撮り直したという曰く付きの映画です。 「王様と私」でツルツル頭のシャムの王様を演じてブレイクしたエキゾチックな風貌のユル・ブリナーはモンゴル系ロシア人だそうです。 ジーナ・ロロブリジーダが演じたシバの女王はソロモン王の叡智を伝え聞き絢爛豪華な訪問をしたという史実が聖書に記されているそうです。
「ソロモンとシバの女王」の写真が見られるSalomone e la regina di Saba - FILM.TV.IT
フランス語ですが「ソロモンとシバの女王」の映画ポスターや写真が見られるCinEmotion.com(画像クリックで拡大)
セクシーに踊るシバの女王の写真はSolomon and Sheba - Gina Lollobrigida Photo Galleries 2
キング・ヴィダー監督とロロの写真が見られるLeo Fuchs Photography - King Vidor
ユル・ブリンナーはジプシー出身と聞きましたが人種としては何人になるのでしょうか。 特異な容貌のユル・ブリンナーといえば日本では1956年のThe King and I(王様と私)や1960年のThe Magnificent Seven(荒野の七人)が有名です。(テーマ曲は1950年代から1960年代に「ローマの夜」などの映画音楽(西部劇)もたくさん演奏したのアメリカのギタリストのAl Caiola(アル・カイオラ)の楽団の演奏が有名)
日本で2007年に発売されたDVDはソロモンとシバの女王 [スタジオ・クラシック・シリーズ]
1961年 Come September(九月になれば)
1961年にロロはロマコメ王のRock Hudson(ロックハドソン)と「九月になれば」と「お熱い出来事」の軽いコメディ2本に出演しています。
「九月になれば」は9月にしか来ないはずの別荘の持ち主であるロック・ハドソンがジーナ・ロロブリジーダに会おうと突然現れたから大騒ぎとなります。 あるまじきことか、別荘の管理を任せていた執事がホテルを運営していたからです。 アメリカからやって来た別荘の宿泊客の中にサンドラ・ディーがいます。 そのガールズ様一行と宿泊拒否されたボビー・ダーリンのボーイズ様一向が当時は大流行だったスクーターでピクニックに出かけます。 ハドソンとジーナの大人の恋人たちも若者たちに参加しますが、「君の骨の構造をチェックしてあげる」なんて、トニーとサンディがいい雰囲気になったところで「はい、そこでストップ!」と無軌道な若者たちにならないように見張ります。
「 Come September(九月になれば)」の写真が見られるTorna a settembre -FILM.TV.ITとCome September - Gina Lollobrigida Photo Galleries
※今は亡きティーンズのアイドルだったサンドラ・ディーとボビー・ダーリンが出演している「九月になれば」についてはAudio-Visual Triviaのボビー・ダーリン Bobby Darinに関連記事があります。
Dancing Rock Hudson - YouTube
1964年 Strange Bedfellows(お熱い出来事)
「お熱い出来事」はにMelvin Frank(メルヴィン・フランク)が原作と脚本及び監督したラブコメです。 ロックハドソンというとドリス・ディとのコンビが有名です。 ロックハドソンとは当時恋人同士だったそうですが言語の壁かどうか、映画となるとどうもロロとはしっくりこないようですね。 ちなみにStrange Bedfellowsとは”奇妙なご縁”という意味です。
「お熱い出来事」の写真はStrani compagni di letto - FILM.TV.IT
1963年 Mare Matto(波止場)
フランス語のタイトルは”La mer a boire”というイタリア・ネオリアリズモ(neorealismo)映画で、ジェノバやシチリアの港町を舞台に海の男たちを描いた作品です。 「波止場」を監督しているのは、1964年にVittorio De Sica(ヴィットリオ・デ・シーカ)のMatrimonio all'italiana(直訳は”イタリア式結婚”という”ああ結婚”)の脚本を手掛けたRenato Castellani(レナート・カステラーニ)で、ロロは私の好きなJean Paul Belmondo(ジャン・ポール・ベルモンド)と共演しました。 船乗りに宿を提供して商売するジェノバの下宿屋のMargherita(マルガリータ)がジーナ・ロロブリジーダです。 ジェノバの港に降り立った文無しの船員が「I Delfini(太陽の誘惑)」のThomas Milian (トマス・ミリアン)で、時同じくしてジャン・ポール・ベルモンドが演じるハンサムだけど粗野な若い船員など船乗りの一団が下宿することになります。 ロロが夢中になる下宿人の男はベルモンドが演じる”Il Livornese”ですが、これはリボルノの人という意味で名前ではなくトスカーナにある港のことです。 恋に冒険にとハードな生活を送った海の男たちが老いたら行く先は老人専用の下宿屋です。
イタリア語ですが「波止場」の写真がちょっと見られるarchivio.raiuno.rai.it - Mare Matto
「波止場」の音楽は1950年の「白い國境線」と同じCarlo Rustichelli(カルロ・ルスティケリ)で、ロロが演じたマルガリータをテーマにしたカルロ・ルスティケリのメランコリックな”MARGHERITA”が収録されています。 人気のサウンドトラック"Mare Matto (Crazy Ocean)"(Amazon.com)には”Genova Blues”などカルロ・ルスティケリ特有のメランコリックな旋律に加えてビッグバンド風やツイスト風なども収録されています。この他にもカルロ・ルスティケリのイタリア映画音楽”Comedy, Italian Style”にも”Mare Matto”のみが収録されています。
ロロとベルモンドのお熱いシーンのサントラ画像が見られるSOUNDTRACK Collector- Mare Matto
1964年 Woman of Straw(わらの女)
「わらの女」 は1960年に犯罪コメディのThe League of Gentlemen(紳士同盟)を監督した英国のBasil Dearden(ベイジル・ディアデン)監督が仏女流作家のCatherine Arley(カトリーヌ・アルレー)が1956年に書いた小説「La Femme de paille(藁の女)」を映画化したイギリス・サスペンスです。 遺産をめぐるミステリ映画で”007”でお馴染みの英国俳優のSean Connery(ショーン・コネリー)と共演したロロは資産家に付き添う看護婦を演じます。
「わらの女」の映画レビューはKAMINARIKOZOU - わらの女
「わらの女」の写真はLa donna di paglia - FILM.TV.IT
※カトリーヌ・アルレーの作品については翻訳作品集成
1965年 Le Bambole(バンボーレ)
「パンと恋と嫉妬」のLuigi Comencini(ルイジ・コメンチーニ)も共同監督したElke Sommer(エルケ・ソマー)やMonica Vitti(モニカ・ヴィッティ)、Virna Lisi(ヴィルナ・リージ)などの美女群が出演したイタリア・コメディ映画「バンボーレ」はイタリア語で”ドール(お人形)”で、フランス語では”Les Poupées”です。
「バンボーレ」の情報と映画ポスターが見られるdvdtoile.com(キャスト名にマウスを乗せると画像)
ルイジ・コメンチーニ監督はロロの他に1963年のClaudia Cardinale(クラウディア・カルディナーレ)が主演したLa ragazza di Bube(ブーベの恋人)が有名です。
1968年 La Morte Ha Fatto l'Uovo(殺しを呼ぶ卵)
フランス語のタイトルは”La Mort a pondu un oeuf”で英語では”Death Laid an Egg”というGiulio Questi(ジュリオ・クエスティ)監督のイタリアン・サスペンスです。 珍しいジーナ・ロロブリジーダの犯罪映画で、いつもは色男を演じるJean-Louis Trintignant(トランティニャン)がワイフ・コンプレックスの精神異常男を演じます。 ジーナ・ロロブリジーダが演じる妻を遠避けて売春婦を相手にしたり、妻の姪っ子とも関係を持った挙句に共謀して妻殺害を企てます。 愛人の姪を演じるのはCandy(キャンディ)に出演したスウェーデン出身のエロ可愛いEwa Aulin(エヴァ・オーリン)です。 今でも人気の「殺しを呼ぶ卵」で使用された怖い音楽はイタリアのクラシック界の作曲家でBruno Maderna(ブルーノ・マデルナ)です。
Death Laid an Egg (La morte ha fatto l'uovo) - YouTube
La Morte Ha Fatto l'Uovo - YouTube
ジャン=ルイ・トランティニャンは1956年にブリジッド・バルドーと「素直な悪女」、1959年に「激しい季節」、 1966年に「男と女」など多くのフランスやイタリアの名作に出演しています。
※ブルーノ・マデルナ音楽のサウンドトラック・ジャケットにはジーナ・ロロブリジーダのセクシーな写真が使用されています。 「殺しを呼ぶ卵」のジャケット画像が見られるLa Morte Ha Fatto l'Uovo Soundtrack - Italian Soundtracks.com
以上をもって映画女優として私が知っているジーナ・ロロブリジーダは終わりです。
※写真の他にも彫刻も手がけたほど多彩なジーナ・ロロブリジーダは最初の夫のミルコ・スコフィックとは20年以上の結婚生活を送りましたが、この度79歳にして30代の若き実業家と2006年に結婚とか。 Le Bamboleとは人形という意味ですが”若くて魅力的な女性”のことも指します。
「バンボーレ」の写真はLe Bambole - FILM.TV.IT
※ジーナ・ロロブリジーダの出演映画のタイトルの多くは扇情的であるもののいづれも性描写や暴力シーンがなく成人指定になったことはありません。
ジーナ・ロロブリジーダ主演映画のビデオ
以下は国内で入手出来るジーナ・ロロブリジーダが出演した映画のVHS及びDVDのカバー画像で”Amazon.co.jp”のビデオ情報にリンクしています。再リリース以外は1万円~1万五千円位します。
Beat the Devil VHS 2006年発売の廉価版DVD悪魔をやっつけろ

Hunchback of Notre Dame
ノートルダムの傴僂男DVD
Strange Bedfellows
Come September 9月になれば DVD
上記以外のジーナ・ロロブリジーダが出演した映画のVHSビデオ
Hotel Paradiso VHS (Amazon.com)
「白い國境線」 (1949)
「Beat the Devil」 (1953) Humphrey Bogart
「パンと恋と夢」 (1953)
「La Romana(ローマの女)」 (1954)
「ソロモンとシバの女王」 完全版【字幕ワイド版】 (1959)
「Law(掟)」 (1959) (Sub)
投稿者 koukinobaaba : December 10, 2006 10:44 AM
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コメント
tomさん、重大なご指摘を頂きまして大変恐縮です。早速記事を訂正致しました。投稿して1年半も経過しましたが間違いを正すことが出来て感謝に耐えません。
投稿者 koukinobaaba : December 20, 2007 10:21 PM
1923年のノートルダムのせむし男のエスメラルダはパッシィ・ルース・ミラーですよ…
16年経って同じ役をやるってあり得ないでしょ…大人の男の役ならともかく、絶世の美女という設定の役ならなおさら。
投稿者 tom : December 20, 2007 09:50 PM
ロロブリジーダ女史は女優業より写真家としての方がお好きなようですね。映画での役柄がグラマー美女というステレオタイプだったからでしょうか。
それに、お言葉を返すようですが「加藤アイ」にはゼンゼン似てないと思いますよ。(実物を見たわけではないのですが。)
投稿者 koukinobaaba : June 24, 2007 08:24 AM
と言う事は今年で80のおん歳。
私が夢中になった二十歳の頃すでに40ですか、シンジラレナーイ。
写真がお好きでCANONの一眼レフを愛用しているようです。
一昨年だったか、ニュージャージーの友人に「ダイアモンドヘッド」と「九月になれば」のDVDを送ってもらい久々に鑑賞しました。
その美しさといったらないですね。
家内曰く「今の加藤アイに似てない?」と。
なるほど。
投稿者 田園調布のプレスリー : June 24, 2007 12:56 AM
NOVA さん、”トゥマトー”ですね! 早速書き換えます。本当は個人的にトNOVA さんにメールでお伺いしたかったのですが図書館のお仕事やニューオリンズの豪邸の準備などでお忙しいかと思い踏みとどまった次第です。
ジーナ・ロロブリジーダは私は小学生の頃から知っていました。多分私とワン・ジェネレーション違うNOVA さんの時代にはもうそれほど話題にはなっていなかったかも知れません。
投稿者 koukinobaaba : December 11, 2006 02:53 PM
ジーナ・ロロブリジーダも知らなければ、ここに紹介されている映画もものの本で読んだことはあるものの、見たものは1本もありません。koukinobaabaさんのキャパシティの広さに感嘆しています。
↓クマちゃんに聞いてみました。トゥマトーと発音し、「マ」にアクセントがあるそうです。
投稿者 NOVA : December 11, 2006 02:35 PM
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