トミー・ドーシー Tommy Dorsey

投稿日:


Giants of the Big Band Era
Giants of the Big Band Era - Tommy Dorsey
Tommy Dorsey - I'm Getting Sentimental Over You (1932) - YouTube

blue moon
Blue Moon by Tommy Dorsey
Tommy Dorsey & his Orchestra on 1939

The Sentimental Gentleman of Swing
ダンスホールが盛宴だった1930年代から1940年代に活躍したビッグバンドにはThe King of Jazzの異名をとったPaul Whiteman(ポール・ホワイトマン)の楽団やBenny Goodman & His Orch(ベニ―・グッドマン楽団)、Jimmie Lunceford & His Orch(ジミー・ランスフォード楽団)、Buddy Berigan & His Orchestra(バディ・ベリガン楽団)などなど星の数ほどありました。 そのなかにトロンボーン奏者のTommy Dorsey(トミー・ドーシー)とテナーサックス奏者のJimmy Dorsey(ジミー・ドーシー)という兄弟がそれぞれに楽団を結成していました。

Jack Leonard sings Blue Moon with Tommy Dorsey Band
ゴールデンコンビといわれるRichard Rogers and Lorenz Hart( ロジャース&ハート)の1934年の名曲「Blue Moon(青い月)」を トミー・ドーシー楽団の演奏で専属歌手のJack Leonard(ジャック・レナード)が歌っています。
自身で作曲することはなかったのに大人気だったトミー・ドーシーが率いたトミー・ドーシー楽団に1940年~1942年在籍していたフランク・シナトラは1942年にDick Haymes(ディック・ヘイムズ)と交代して独立しています。 エルヴィス・プレスリーもカバーしたフランク・シナトラの"Blue Moon"の歌詞はBlue Moon Lyrics - Sing365.com

ジャック・レナード
Jack Leonardバラードでは天下一品と評判だったダンスバンドはトロンボーン奏者のトミー・ドーシーが率いるトミー・ドーシー楽団で、専属歌手が際立っていましたが、ジャック・レナードはその最初のスターで4年間在籍しました。 大ヒットの"Marie"を始めOnce in a While、 East of the Sun、Song of Indiaなど沢山のヒット曲を吹き込みました。 ちなみに"Marie"は歌も歌った短命のトランペッター"Bunny Berigan(バニー・ベリガン)"のソロ代表曲ともなっています。
Tommy Dorsey with Bunny Berigan - Marie - YouTube
当時はBing Crosby(ビング・クロスビー)の向こうを張って、若い娘たちをキャーキャー言わしたそうです。
Jack Leonard with Tommy Dorsey's - All The Things You Are (1939) - YouTube

Tommy Dorseyトミー・ドーシーはジャック・レナードの後にJo Sstaffrd(ジョー・スタッフォード)やFrank Sinatra(フランク・シナトラ)などの歌手を引き抜き、数々のヒットを飛ばしました。スタッフォードもブルームーンを歌っています。
上記の他にも在籍していた専属歌手に1924年生まれでテキサス出身のDon Cherry(ドン・チェリー)がいて、1950年代中頃にBand of GoldやRumble-Boogieをヒットさせました。

トミー・ドーシーの兄であるJimmy Dorsey(ジミー・ドーシー)も同じくバンマスで活躍しAlfred E. Green(アルフレッド・E・グリーン)監督の映画「The Fabulous Dorseys(ドーシー兄弟物語又はトミー&ジミー・ドーシー物語)」(1947年)で共演しました。 「ドーシー兄弟物語」は本邦未公開ですが、ビデオは発売されました。

初期のLouis Armstrong(ルイ・アームストロング)楽団がバンドのテーマ曲として演奏した" On the Sunny Side of the Street(明るい表通りで)"を1930年にトミー・ドーシー楽団が大ヒットさせ、Harry James(ハリー・ジェームス)の1942年のヒット曲となった"Sleepy Lagoon"も演奏する他、数え切れない名曲を発表してきたトミー・ドーシー楽団でしたが、1946年頃にはビッグ・バンド全盛期が終わりを告げ、他の楽団と共にトミー・ドーシー楽団も解散を宣言しました。 そのはずでしたがその2年後には新しいバンドを結成したりもしました。
☆その頃にトミー・ドーシー楽団でトランペットを吹いていたのがCharles Shavers(又はCharlie Shavers /チャーリー・シェイヴァース)です。 1935年にTiny Bradshaw楽団を手始めにLucky Millinder(ラッキー・ミリンダー)のビッグバンドなどを経て1945年にトミー・ドーシー楽団に参加してトミー・ドーシーが亡くなる1956年まで在籍していました。 ニューオリンズジャズの先駆者であるJimmy NooneやSidney Bechetなどとセッションも有名です。
尚、トミー・ドーシー楽団の現在は、以前バンドのメンバーだったトロンボーン奏者のBuddy Morrow(バディー・モロー)に引き継がれて米全土を公演しているそうです。

Listenドーシー楽団のテーマ曲となる1935年のI'm Getting Sentimental Over You やAloneなど初期のトミー・ドーシーの曲が聴けるTommy Dorsey - Jazz On Line.com(Tommy Dorseyで検索、曲名をクリック)
トミー・ドーシーの曲が聴けるTommy and JImmy Dorsey - Don Edrington's Big Band & Swing Era Songs


Giants of the Big Band Era: Tommy Dorsey
ページトップの画像は"ブルームーン"は収録されていませんが、代表的な12曲を収録して2008年にリリースされたトミー・ドーシーのベスト盤です。(トミー・ドーシーが作曲した曲はなし) このGiants of the Big Band Eraシリーズのトミー・ドーシーのアルバムには定番曲の"Opus 1(Opus One / Opus No 1)"をはじめ、"Marie"から"On the Sunny Side of the Street"などの代表的な12曲を収録していますが、録音の都合で通常3分以上ある"I'm Getting Sentimental Over You"が2分弱と短くなっているのでアルバム自体はベストではありません 。 ちなみに1991年リリースされたこの「Giants of the Big Band Era」シリーズには「Giants Of The Big Band Era: Jimmy Dorsey」(ASIN: B000008OG1)や「Giants of the Big Band Era - Gene Krupa」(ASIN: B000008OFJ)などビッグバンドの大物を取り揃えてあります。
試聴はGiants of the Big Band Era - AllMusic.com
"For A Sentimental Reason"や"I'm Getting Sentimental Over You"など、スゥイングのセンチメンタル紳士の異名をとるトミー・ドーシーの情緒たっぷりな曲"センチメンタル"がいっぱいなお手軽アルバムには「Best of」(1991年 ASIN: B000000CXS)がありますがオリジナルのヒットバージョンではありません。(試聴はBest of Tommy Dorsey and His Orchestra - AllMusic.com

Tommy Dorsey & His Orchestra - Greatest Hits
"Stardust"はシナトラですが、ジャック・レナードのMarieやOnce In A Whileが収録されているトミー・ドーシー楽団のRCAレコードの1996年のアルバムです。
Greatest HitsGreatest Hits
試聴はTommy Dorsey - Greatest Hits - Amazon.com

Tommy Dorsey - Together 1939-1940
トミードーシー楽団でジャック・レナードが歌う「ブルー・ムーン」はLPに収録されていましたが、CDにはFrank Sinatra(フランク・シナトラ)のブルームーンのようです。 このCDはフランク・シナトラとトミードーシー楽団の
Tommy Dorsey - TogetherTogether 1939-1940 (ASIN: B000003G2O)
上記のアルバムの他にも「A Voice In Time (1939-1952)」(ASIN: B000UYT9SK)や「Learn To Croon」(ASIN: B00000IM65)にシナトラのブルームーンが収録されています。 輸入の2000年リリースのベスト盤3枚組み「The Great Tommy Dorsey Featuring Frank Sinatra」もしくは「Great Tommy Dorsey」(ASIN: B00006ILJZ)にはBlue SkiesやStardustなど全54曲が収録されています。

Tommy Dorsey - All Time Hit Parade Rehearsals
ブルームーンは含まれていませんが、トミー・ドーシーのヒット曲全24曲を収録した人気のアルバム
tommy.jpgAll Time Hit Parade Rehearsals
試聴はAll Time Hit Parade Rehearsals - Amazon.com

The One And Only Tommy Dorsey
RCAから「The One And Only」(ASIN: B000008AS8)というLPアルバムが1961年にリリースされたそうです。  トミー・ドーシー楽団の他にボーカルとしてJo Stafford & The Pied Pipers、Frank Sinatra、Jack Leonardなどが録音されており、 ジョー・スタッフォードとパイドパイパースでWhatcha Know Joe?、シナトラでThe Call Of The CanyonとToo RomanticとBe Careful, It's My Heart、ジョー・レナートでTurn Off The Moon、トミーが作曲したNight In Sudanの他、The Lonesome Road、Way Down Yonder In New Orleans、The Lady Is A Tramp、A Sinner Kissed An Angelなど10曲を収録したRCA Camden ClassicsのCD(ASIN: B000008AS8 - Amazon.co.jp)及びオリジナルのLPレコード「TOMMY DORSEY The One And Only LP RCA/Camden CAL 650 mono 1961 ORIG. SINATRA VG+」が現在でも見つかるかもしれません。 Mack David()が作曲した"A Sinner Kissed An Angel"は1941年にフランク・シナトラが録音しました。
♪ 試聴はOne and Only Tommy Dorsey - CD Universe
☆2006年にドーシー兄弟物語[DVD] (単行本 ISBN-10: 4862171184)が出版されたそうです。


The Fabulous Dorseys DVD
☆本邦未公開だったトミー&ジミー・ドーシー物語というドーシー兄弟を描いた1947年のミュージカル映画「The Fabulous Dorseys(ファビュラス・ドーシーズ)」又は「ドーシー兄弟物語」の英語版DVDです。
Fabulous DorseysThe Fabulous Dorseys
「ドーシー兄弟物語」というタイトルのDVDや、英語版の廉価版DVD「Fabulous Dorsey's (B&W) (1947)」、字幕版VHSの「ドーシー兄弟物語」東芝EMI」もあります。
Charlie Barnet(チャーリー・バーネット)やPaul Whiteman(ポール・ホワイトマン)の他、もとバンド専属だったBob Eberly(ボブ・エベリー)やHelen O'Connell(ヘレン・オコーネル)も登場する映画「「ファビュラス・ドーシーズ」は事実とフィクションをミックスした内容なので有名なドーシー兄弟の確執を劇的に描いてはいませんが、ドーシー兄弟の演奏をふんだんに収録しているので当時のドキュメントとして楽しめます。

Blue Moon
名曲「ブルームーン」は1934年のGlen Gray and The Casa Loma Orchestra(グレン・グレイとカサ・ロマ・オーケストラ)以来、1953年にBillie Holiday(ビリー・ホリデイ)、1956年にはエルビス・プレスリーやElla Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)が歌い、Jo StaffordJulie London、そして2004年のRod Stewart(ロッド・スチュワート)まで数々の歌手によって歌われてきました。 オールディズとしては1961年のThe Marcels(マーセルズ)が有名です。 Johnny HodgesClifford Brown & Max Roach、Dizzy GillespieOscar PetersonArt Blakey & The Jazz Messengersといったジャズメンが演奏しています。
♪ Billie Holiday - Blue Moon


ブルー・ムーンといえば、ジン、Crème Yvette(バイオレットリキュール)、レモンジュースで作る淡いヴァイオレット色の甘口のCocktail(カクテル)で有名ですが、ブルー・ムーンとは本来一ヶ月に一度やってくる満月が、まれに二度あるそうで、その満月のことです。 「出来ない相談」という意味もあるそうですよ。 スミレの花びらから作るリキュールのカクテルなんてロマンティック!
☆Hot'n Coolの記事カクテル・ブルームーン
それから、Once in a Blue Moonだと「例外的に」とか、「極めて稀に」という意味があるんだそうです。。
見ると幸せが訪れるといわれるブルー・ムーン(蒼い月)・・・今年2004年は8月1日と30日でしたが、見なかった方は2年半に1度ですから、2007年6月まで待ってね。

☆科学的なブルー・ムーンの解析、太陽より赤いハズの月のベクトルが蒼いとは? 私には理解不能なプルキニエ現象なんだとか。