イン・グッド・カンパニー In Good Company (2004)

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Dennis Quaid as Dan and Topher Grace as Carter
一杯やって暴言を吐く二人
Dennis Quaid as Dan and Topher Grac as Carter
イン・グッド・カンパニー(2004年)

Paul Weitz(ポール・ワイツ又はポール・ウェイツ)監督のコメディですが、ありきたりのコメディではありません。
新米上司となったものの、仕事一筋で家庭を疎かにしてきたトファー・グレイスは人生の先輩であるデニス・クエイドの家庭生活を目の当たりにして孤独な自分に気づいたのです。

Alex's Boy Friend and Alex's Dad: They are the exec and the boss in their company.
今度来た上司は歳下!
 ⇔ なんと若造のボスが娘と@#$%!!
Dennis Quaid(デニス・クエイド)が演じる51歳のダンは雑誌社で広告部の上役として至極満足な生活を送っていました。
それが、会社合併により一日にして、息子ほどの年齢、若干26歳のボスに仕える身となるなんて! 青天の霹靂!
その挙句には、なんと自分の娘がその歳下のボスと恋に落ちるだなんて!

年下のボスに困惑する元上役のダンを演じるのはデニス・クエイドですが、80年代は「The Big Easy(ビッグ・イージー)」などセクシーな役だったのに90年代からはパパ役が多くなっています。(脱いだら胸毛がすごい)
経験の浅い若造のボスのカーターをもっか上昇株のTopher Grace(トファー・グレイス)が好演します。(2005年にNew Power Awardを受賞した)
クルーエル・インテンションズ」のアホなCecile(セシル)役だったSelma Blair(セルマ・ブレア)が仕事人間大嫌いのトファーの妻のKimberly(キンバリー)役を好演しています。
そして若造ボスと恋に落ちる年配部下ダンの娘アレックスには若きScarlett Johansson(スカーレット・ヨハンソン又はスカーレット・ジョハンソン)です。 スカーレット・ヨハンソンは2001年に青春映画「ゴーストワールド」などに出演した後、2003年にはビル・マーレイと共演したソフィア・コッポラ監督の「ロスト・イン・トランスレーション」と「真珠の耳飾りの少女」に主演しています。 「イン・グッド・カンパニー」の前に同年リリースされたジョン・トラボルタの「A Love Song for Bobby Long(ママの遺したラヴソング)」にPursy(パーシー)役で出演する他、アニメの「スポンジボブ・スクエアパンツ」でもMindy(ミンディ)の声を担当している売れっ子女優です。

着任の初日にエレベーターで一緒になった女性が自分と交代するポストにいた男の娘だって知ってしまったカーター(トファー)。
いつものように自分のオフィスに入ったら若造がいるので「何かご用?」なんて言っちゃったダン(クエイド)。
クエイドの年齢を聞いて「僕の親父と一緒か。」と言うカーター。 経験は皆無に近いけど弁がたつ。 切れ者。 共に力を合わせ協力して仕事をしよう!さすれば売り上げが20パーセントアップ。
そんな(とんだ)ことになりそうな晩。 アレックスはスカーフをスタンドにかぶせたり音楽をかけたりとムード作り。 この曲が"ベサメムーチョ(もっと愛して)"
このことを知ったダンは血相を変えて二人のデート場所に飛び込んで来る。 「寝たのか? え? おい、立て!」 いきなりパンチを食らったカーターは「彼女を愛しているんです。」
終盤の「ダンを首にするなら僕もそうすべきだ。」と言うカーターの言葉がジーンときます。

カーターは新婚間もない身重の奥さんに逃げられるし、ダンは娘のアレックスが授業料の高い大学に転校するわ、奥様はあの歳で妊娠するわと多事騒動(?)! 家庭問題と仕事の変動に直面して二人で取り組むストーリーです。

問題を抱えてしまったダンは会社がひけると一杯やって暴言を吐きます。 カーターは未経験だったセールスの秘訣を知ろうダンに近づいたものの何と!上司であるダンのお嬢様(アレックス)と恋に落ちてしまいます。 当然それをパパのダンには内緒にしておきます。 で、カーターも一杯やります。 で、暴言を吐きます。

ちなみにGood Companyは健全なる企業ですが、In Good Companyには信頼関係とか、人と人の良いつながりの意味があるそうです。 正しくは辞書で「be in good companyで良い仲間と交わっている」だそうです。 ちなみに中国語では「公私密友」 この方が分かりやすいですね。

video予告編が観られた「イン・グッド・カンパニー」のオフィシャルサイトは現在では消滅しました。
In Good Company Trailer - VideoDetective (最初に表示される広告はxで削除)
2004年12月29日にはロスアンゼルスとニューヨークにおいて、たった3館の限定公開でしたが、すぐに1500館規模への拡大公開となった話題の映画です。 日本公開はまるっきり!未定です。(未公開) 麻薬と性的な内容が含まれるとかでPG-13になったそうです。


下記は2005年発売の日本語字幕版「イン・グッド・カンパニー」のDVDですが、2007年版も2008年版も現在は入手困難になっています。
In Good Company DVDイン・グッド・カンパニー
Amazon.comで発売のDVDは「In Good Company (Widescreen Edition) (2005)」など。


In Good Company Soundtrack
イン・グッド・カンパニーのサウンドトラックはオリジナルスコアがDamien Rice(ダミアン・ライス)とStephen Trask(スティーブン・トラスク)の音楽です。
In Good Company SoundtrackIn Good Company Soundtrack
試聴はIn Good Company Soundtrack - Amazon.com
イギリスのアート・ロック・アーティストであるPeter Gabriel(ピーター・ガブリエル)の名曲"Solsbury Hill(ソールスベリーヒル)"などのロック・ポップスに混じって、60年代のソウルの女王と呼ばれたAretha Franklin(アレサ・フランクリン)の1968年大ヒットである"Chain of Fools(チェイン・オブ・フールズ)"や現代ジャズ・シンガーのDiana Krall(ダイアナ・クラール)がセクシーに歌う"Besame Mucho(ベサメ・ムーチョ)"などがサントラに収録されています。
映画「イン・グッド・カンパニー」の音楽を担当したダミアン・ライスは2004年の映画「Closer(クローサー)」の挿入歌として使用された"The Blower's Daughter"と"Cold Water"の作曲者として知られています。 ポール・ワイツ監督の映画では「American Dreamz(アメリカン・ドリームズ)」でも音楽を担当したスティーブン・トラスクはオフブロードウエイで評判だったミュージカルの映画化でおかまロッカーを描いた「Hedwig and the Angry Inch(ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ)」で音楽を担当し、"Origin of Love"の他も数曲の作詞作曲に加えてパンクロックのバンドメンバーのSkszp(スキシプ)としてギターやピアノを演奏しています。


Paul Weitz
監督だけでなく脚本や葬式も手掛けるポール・ワイツは1959年に「Imitation of Life(悲しみは空の彼方に)」に出演したSusan Kohner(スーザン・コーナー)の息子で、日本では青春おばか映画の「American Pie(アメリカン・パイ)」で映画監督デビューしています。 日本未公開映画が多いですが2002年の「About a Boy(アバウト・ア・ボーイ)」が知られています。 その後にこの「イン・グッド・カンパニー」を監督しました。 「アバウト・ア・ボーイ」で主演したHugh Grant (ヒュー・グラント)を再び主役にして2006年にはアメリカン・アイドルをテーマにした「アメリカン・ドリームズ」を監督したのですがこれも日本未公開でした。 2007年にはKate Bush(ケイト・ブッシュ)がサントラの"Lyra"を歌っている「The Golden Compass(ライラの冒険 黄金の羅針盤)」の制作総指揮を手掛けてからり2009年には青春バンパイア映画の「Cirque du Freak: The Vampire's Assistant(ダレン・シャン)」を監督しますがこちらは2010年に日本でも公開だそうです。 その後、2013年には「Admission」を監督します。 主演のTina Fey(ティナ・フェイ)が演じるのは大学入学管理局職員で、新入生勧誘のため元同窓生のPaul Rudd(ポール・ラッド)が校長をつとめる高校を訪問するとそこの優秀なれど型破りな学生というのが主人公が以前あきらめた養子じゃないかと言われたのです。 堅物の彼女はその学生のために規則を曲げれば人生を棒に振るかもと杞憂したのになんとこれまでには考えられなかった刺激的な生活が始まるというストーリーらしいです。

年齢差のある二人を通して人生を考えるという点で、2002年にヒュー・グランドが出演したワイツ兄弟監督のコメディの「About A Boy(アバウト・ア・ボーイ)」に通ずるところがあるでしょうか。 悠々自適の独身男が変わる!「アバウト・ア・ボーイ」は「アメリカン・パイ」とはちょっと違ったヒューマン・ドラマです。 ちなみに「アバウト・ア・ボーイ」で男の子が口ずさんでいた曲は1972年にCharles Fox(チャールズ・フォックス)が作曲し、ソウルのRoberta Flack(ロバータ・フラック)の他多くのバージョンがリリースされた名曲"Killing me softly(やさしく歌って)"です。


Audio-Visual Trivia内のスカーレット・ヨハンソンの出演映画
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