ピンクパンサー The Pink Panther (2006)

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Pink Panther Soundtrack(2006) (Original Score)
The Pink Panther 2006 Soundtrack
The Pink Panther(2006年)

またまたピンクの豹!
「ピンク・パンサー」は関連している映画はテレビ版もいれると16作品にもなるという人気のコメディ映画です。 シリーズとしては第9作目だという「The Pink Panther(aka The Birth of the Pink Panther)」を1963年のPeter Sellers(ピーター・セラーズ)のオリジナルを元にアブナイジョーク満載でShawn Levy(ショーン・レヴィ)が監督します。 今度は、主役のInspector Jacques Clouseau(クルーゾー警部)はSteve Martin(スティーヴ・マーチン)で脚本にも関わっているそうですがフランス訛りの英語と英語訛りのフランス語をしゃべります。 Kevin Kline(ケヴィン・クライン)は姑息なChief Inspector Dreyfus(ドレフェス署長)、頼りになる警部のGilbert Ponton(ジルベール・ポントン)役で全く訛っていないJean Reno(ジャン・レノ)も出演します。 Cherie(チェリー)を演じたKristin Chenoweth(クリスティン・チェノウェス)は2005年の「Bewitched(奥さまは魔女)」ではTVシリーズの「The West Wing(ザ・ホワイトハウス6)」と同じくAnnabeth Schott (アナベス・ショット副報道官)を演じています。 2006年にRobin Williams(ロビン・ウィリアムズ)が主演したコメディ映画の「RV(ロビン・ウィリアムズのRV)」で「ピンクパンサーも含めてラジー賞(ワースト助演女優賞)を貰ってしまいましたが、2008年の「Four Christmases(フォー・クリスマス)」でもさらにうるさい役を演じています。
異色なのは新キャラクターであるフランスのサッカーチーム監督のガールフレンドで、Xania(ザニア)役で出演するBeyoncé Knowles(ビヨンセ・ノウルズ)です。(元Destiny's Child(デスティニーズ・チャイルド)のリード歌手で、2008年にJay-Zと結婚) そして、なんと!かっこいいAgent 006(Nigel Boswell)にClive Owen(クライヴ・オーウェン)がカメオで出演です。(ビックリ!)
この映画にヒントを得てか、実社会にも"ピンクパンサー"を名乗るもちっともお洒落じゃない国際的な宝石強盗団が登場しましたが困ったもんです。

パリ、プラハ、ニューヨークなどで撮影された今作でも、盗まれた巨大ダイヤモンドの「ピンクの豹」と殺人犯を探す世界一凄腕のクルーゾー警部がジルベール警部の助けを得て捜査を開始します。 ですが、あいも変わらずの失敗続きです。 「暗闇でドッキリ」以降登場したドレフュス署長は健在ですが、ピーター・セラーズが演じたクルーゾー警部が片腕とする空手使いのKato(カトー)は登場しません。

The Pink Panther with Steve Martin (2006)
The Birth of the Pink Panther MGMマークのライオンに挑むピンクの豹から始まるよ!
花の都のどまんなか、パリの警視庁でドレフェス署長の前ふりは失敗ばかりするドジなパリのクルーゾー警部のこと。 そこに決定的な事件が勃発、まさに殺人には完璧な条件が揃ったサッカーのフランス対中国の試合、フランス代表チームが予期せぬ大勝利を果たした直後になんと仏チームのイヴ・グルアン監督が毒矢で殺されたのです。 なじえ? 監督は特大のピンクのダイア付きの指輪をはめていたのですが消えてしまったのです。
はい、ここで懐かしいピンク・パンサーとテーマ曲!
あろうことか、ドレイフュス署長はこのピンク・パンサー事件の捜査をクルーゾ警部に任せたのですが、クルーゾーの監視(補佐)のいジルベール警部を任命しました。 その心は? お呼びがかかってチョロQ、おっと違った820kgのフランス産のDaimler-Benz Smart Car(軽自動車の"スマート")で田舎からパリに向かうクルーゾー警部です。

Inspector Jacques Clouseau: Good one.
Ponton: Thank you!
オリジナルのクルーゾー警部と助手のカトーの例に倣って、クルーゾーはジルベール警部に隙あらば攻撃すると宣言。
さて、サッカー監督の殺人犯について最初クルーゾーは毒矢に塗られた毒の漢方薬は中国からだから中国人が犯人であると推理しますが、ジルベール警部は世界的でも有名なファッショナブルなポップス歌手での監督の愛人のザニアは事件前に「殺してやる!」と言っていたので殺人犯ではないかと疑います。 さて、真犯人は監督に浮気されて怒っていたザニアか? サッカー試合のスポンサーの中国人か? 監督に恨みのあるサッカー関係者か? 別件捜査の006ボズウェルにガスマスク強盗の手柄を譲られ一躍時の人となったクルーゾー警部です。 殺された監督の愛人がニューヨークに帰るので追跡調査を遂行するクルーゾーとジルベールです。 アメリカンフードのアンバガーに感激! しかし空港の手荷物検査場では擦りかえられたバックに入っていた大量の武器所持により逮捕。 ヌンチャク?カトーの武器か? ラストの犯人追跡シーンでビヨンセが演じるザニアが歌うのは"A Woman Like Me"ですが映画の予告編で使用された"Check on it(チェック・オン・イット)"同様にサントラには収録されていません。
Beyonce Woman Like Me in The Pink Panther 2006 - YouTube
犯人を見事捕らえて表彰されたクルーゾーでしたが、兎にも角にも最初から最後までドジだらけでした。
映画の終盤でドジのために役職を下ろされたコンピュータ好きのクルーゾーはインターネットで携帯電話の新しい着信音をダウンロードしようとしましたが、捜査(いや、操作)を誤って大停電を起こしてしまいます。 クルーゾーが最初に携帯電話に入れていた着信音はGioachino Rossini(ロッシーニ)の"William Tell Overture: Finale(March of the Swiss Soldiers ウィリアム・テルの序曲から終曲のスイス軍隊の行進ですがラジオやテレビのローン・レンジャーのテーマ曲でした。 ハイヨー、シルバー!)"

The Pink Panther
The Pink Panther「ピンクパンサー」の予告編はThe Pink Panther 2006 Trailer - VideoDetective
ビデオ・クリップが見られるThe Pink Panther video gallery - IMDb
アメリカでは2006年2月公開当時は1位でしたが、2006年2月25日現在でのBox Office Top 5(興業成績トップ5)の中の第3位です。
ちなみにこの時点での第1位は日本未公開のコメディ映画の「Madea's Family Reunion」です。 「ピンクパンサー」公開は日本でも同じく2006年の2月頃が予定されていましたが2006年5月になったそうです。

The Pink Panther GAME
ゲームも楽しめて素晴らしかった2006年の「ピンクパンサー」のオフィシャルサイトは現在消滅しましたが、楽しく遊べたサイトとゲームの説明。(意味ないけど)
Enter Siteからページ下のピンクパンサー(ダイヤ)をクリックするとGameが現れます。(BGMをオフにすると車のクラクションなどの音が聞けない)
Crick Hereをクリックして、まず、クルーゾー警部の車をカスタマイズ(ボデイとホイル)からStartをクリックして衝突しないように走らせる(矢印、スペース、とCキー、シフトキーはクラクションですが連続して4回以上鳴らさないこと)
巨大なピンクダイヤを掴んだグリフォンなど色々現れますね。 行った先にClickHereがあったらクリックしてみましょう。
お遊びですがそれぞれのページで左下の虫眼鏡をドラッグして下さい。 薄いピンクの足跡を追ってみましょう。 当たるとピンクパンサーの大きな足跡マークが出ますが、外れると虫眼鏡が元の場所に戻ります。
何時までも走っていられないので、手っ取り早く下のメニューから①The Filmをクリックしてみましょう。 ドレフュス警部のオフィスでは●●●から新聞が出てきて配役や粗筋が見られます。
Video ホテルのビヨンセの部屋では●●●がトレーラー、ビデオクリップやビヨンセのPVです。
ミュージックビデオのピンキーなお姉ちゃん達の腰フリとラッパーにはたまげますが、これはタイアップ曲のBeyonce(ビヨンセ)の「Check On It」の桃色PVです。 これは後で削除されたのですが、この予告編でのビヨンセのPVがあまりに素晴らしかったので本編を期待したのですが、力を入れた宣伝だったらしく、映画では「えっ?これがビヨンセ?」と最初はわからない位でした。
ピンクのビヨンセ観たい?
Pinky Beyonce - Check On It - YouTube
Gallery クルーゾー警部のアパートでは●●●がフォトギャラリーです。
Gameをクリックするとサッカー場(サッカーボールはドラッグするとバウンド)
右上のClick Hereをクリックしてゲームボードを下ろすとゲームは全部で4つあります。(このページでの虫眼鏡はスクリーンセーバーのダウンロード用なのでいらなければクリックしない)
Without warning, I will attack you. In this way!.
一番左のSurprise Attackはスティーヴ・マーチンとジャン・レノの殴り合いゲームです。
スペースキーで開始、Aキーが右パンチ、Sキーが左、矢印キーで左右に動きます。 Ouch!
上記のピンクダイアをクリックして遊べたゲームもお楽しみも現在はなくなりました!


Steve Martin
スティーブ・マーチンは自作の小説を映画化した2005年の「Shopgirl(Shopgirl/恋の商品価値)」が評判良かったそうですが、日本では2004年に公開された2003年のアニメ「Looney Tunes Back in Action(ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション)」でMr.チェアマン役で出演しています。
テレビのコメデイなどで活躍してきたスティーブ・マーチンは「Sonny & Cher(ソニー&シェール)」などのTVショーの司会もしていたことがあるそうです。

Kevin Kline
ロンドンでのダイヤ強盗を描いた1988年のブラックコメディ「A Fish Called Wanda(ワンダとダイヤと優しい奴ら)」で同年のアカデミー助演男優賞を受賞している演技派のケヴィン・クラインを初めて観たのがメリル・ストリープが出演したユダヤ人収容所に絡む秘密をテーマにした1982年の「Sophie's Choice(ソフィーの選択)」でした。 ユダヤ人のヒロインを愛するNathan Landau(ネイサン)を演じたクラインは、最も怒りを感じる映画とされる1987年のアパルトヘイト映画の「Cry Freedom(遠い夜明け)」ではジャーナリストのDonald Woods(ドナルド・ウッズ)を演じました。 Phoebe Cates(フィービー・ケイツ)と結婚したクラインを次に観たのが驚きのラブコメでラストのぶどう園と葡萄の苗しか印象にない1995年の「French kiss(フレンチ・キス)」で共演したメグ・ライアンとは何もなく、そして「Life of Pi(ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日)」のAng Lee(アン・リー)が監督した1997年の「The Ice Storm(アイスストーム)」では隣の奥さんと浮気するBen Hood(ベン)をシリアスに演じていたのです。(ラストの少年の感電死にショック) そんなケヴィン・クラインが2013年に奇人変人でハリウッドきっての二枚目俳優だったErrol Flynn(エロール・フリン)を演じた「The Last of Robin Hood(ラスト・スキャンダル あるハリウッドスターの禁じられた情事)」は驚き!、そしてなんと、今回はラブコメならぬドタバタ喜劇のピンクパンサー!


The Pink Panther (2006) DVD
The Pink Panther (2006) DVDピンクパンサー コレクターズ・エディション [DVD]
2012年に発売されるお手頃価格の「ピンクパンサー (特別編)+ピンクパンサー2 (特別編) (初回生産限定) [DVD]」(ASIN: B009S09Y50)や2009年発売の「ピンクパンサー2 (特別編) [ザ・ベスト・アニメーション ( ピンク・パニック編)付] (初回生産限定) [DVD]」(ASIN: B002HQOH3Q)もあり。


The Pink Panther Soundtrack (2006)
ページトップの画像は輸入盤の2006年発売「ピンクパンサー」のサウンドトラックです。 ヘンリー・マンシーニ作曲の"Pink Panther Theme"はPaul Oakenfold(ポール・オーケンフォード)のリミックス・バージョンが収録されていますが、予告編で流れたビヨンセの"Check on it"は収録されていません。
全22曲が試聴出来る国内盤はオリジナル・サウンドトラック「ピンクパンサー」


Beyoncé Knowles
映画「ピンクパンサー 2006」に出演しているビヨンセは2005年暮れにリリースしたシングル「Check on it 」を歌っていますが2006年2月現在全米チャート4週連続第1位となっています。 この曲はラッパーのSlim Thug(スリム・サグ)と Bun B(バンB)をフィチャーしてはいますがポップス調の歌です。 ビヨンセは2002年にJohn Travolta(ジョン・トラボルタ)もカメオ出演した「Austin Powers Goldmember(オースティン・パワーズ ゴールドメンバー)」の新ヒロイン(フォクシー・クレオパトラ)に抜擢されて主題歌も歌いました。

「The Pink Panther」のオフィシャルサイトで流れたビヨンセの国内盤シングル「Check on it」ですがB面がラップなしの「Check on It」ですが見事に試聴がありません。 試聴できるMP3アルバムはBeyonce Check On It MP3 Download - CD Universe

2003年にリリースされた初のソロ・アルバム「Dangerously in Love」に続きビヨンセの2枚目のソロ・アルバム「B'Day(B-Day)」はビヨンセの25歳の誕生日になる2006年9月4日にリリースされるそうです。
2005年のアカデミー賞の授賞式では「The Polar Express(ポーラー・エクスプレス)」のテーマ曲の"Believe"や「The Phantom of the Opera(オペラ座の怪人)」の"Learn to Be Lonely"などを歌ったそうです。
Beyonce Knowles(ビヨンセ)の新作は同じく2006年のBill Condon(ビル・コンドン)監督による「Dreamgirls(ドリームガールズ)」でJamie Foxx( ジェイミー・フォックス)やEddie Murphy( エディ・マーフィ)と共演します。 「ドリームガールズ」は1964年から1969年が全盛期だったというThe Supremes(スプリームス又はシュープリームス)をモデルにしたサクセスストーリーです。 スプリームスはDiana Ross(ダイアナ・ロス)を中心とした黒人女性ヴォーカルグループでしたが後にダイアナ・ロスがソロデビューしました。 ビヨンセの2008年の映画はAdrien Brody(エイドリアン・ブロディ)がLeonard Chess(創設者のチェス兄弟)役で主演するR&BとブルースのChess Records(チェス・レコード)物語の「Cadillac Records(キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~)」でチェス・レコードに在籍していた麻薬中毒のR&BシンガーのEtta James(エタ・ジェームス)を演じます。 チェスに在籍していたMuddy Waters、Little Walter、Willie Dixon、Howlin' Wolf、Chuck Berry、Jimmy Rogersなどの黒人ブルースマンを俳優が演じますが、Sonny Boy Williamson II、John Lee Hooker、Buddy Guy、Bo Diddley、Dale Hawkins、ジャズのGene AmmonsやBenny Goodmanなども映画に登場するかは不明です。

The Pink Panther 2 & Pink Panther & Pals
2009年に続編としてスーヴ・マーティンの「ピンクパンサー2」が予定されていますが監督は「One Night at McCool's(ジュエルに気をつけろ!)」のHarald Zwart(ハラルド・ズワルト)です。 加えて2010年にも新作がMGMで予定されているそうです。 こちらの監督はTyree Dillihayだとか。

オリジナルの「ピンクの豹」や「暗闇でドッキリ」についてはヘンリー・マンシーニのテーマ曲も聴けるAudio-Visual Trivia内のピーター・セラーズのピンクの豹