マルコヴィッチの穴 Being John Malkovich (1999)

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Being John Malkovich: Original Motion Picture Soundtrack
Being John Malkovich
Ever wanted to be someone else? Now you can.

Being John Malkovich (1999)
「マルコヴィッチの穴」は実在する映画俳優のコピーという奇抜なアイデアが話題になったSpike Jonze(スパイク・ジョーンズ)監督のデビュー作品です。
映画の中での俳優「John Horatio Malkovich(マルコヴィッチ)」を演じるのはモチロンJohn Malkovich(ジョン・マルコヴィッチ)です。 貧乏な操り人形師(マリオネット使い)のCraig(クレイグ)はJohn Cusack(ジョン・キューザック)で、ペットに夢中の妻のLotte(ロッテ)にはCameron Diaz(キャメロン・ディアス)です。 そしてCatherine Keener(キャサリン・キーナー又はキャスリーン・キーナー)はクレイグが憧れるMaxine(マキシン)を演じてオスカーの助演女優賞にノミネートされました。 「マルコヴィッチの穴」と同じ1999年に"Snuff Film(殺人ビデオ)"を扱った遅ましい「8MM」で依頼されて殺人フィルム事件を捜査する私立探偵トム・ウェルズ(ニコラス・ケイジ)に寛容な妻エイミー役を演じています。

クレイグは「人形劇なんてこんな時代に向かない」と見切りをつけ、定職に就こうと会社訪問をします。 オフィスビルの中途半端な7と2分の1階(7階と8階の間)にある会社に就職したクレイグは同ビル内に勤務する美女のマキシンに勝手に恋をします。 そうこうする内、或る日見つけた不思議の国のアリスの扉・・・みたいに会社のキャビネット裏にあった小さなドア。 その奥は穴になっていて滑り台みたいに吸い込まれるように落ちていくと・・・なんと誰かの体内(脳内)に入ってしまった。 それが有名な俳優のジョン・マルコヴィッチ! この穴に入ればマルコヴィッチの感覚をクレイグも体験できることが判明したんですが、なんと15分程たつと、突然クレイグは会社から離れた道路脇に放り出されていたのです。

さて、これを聞いたマキシンは提案します。 「マルコビッチの穴体験ツアー」を企画して商売することを。 これが大繁盛して大儲け! いくら何でもこう大勢のツアー客に次から次へと押しかけられてはさすがのマルコビッチも体の異変を訴えるようになり、俳優仲間のCharlie Sheen(チャーリー・シーン)に「気分が悪い」と相談します。 実はこの穴には重要な年齢制限があったのです。 今回はマルコヴィッチが44歳になる直前にマルコヴィッチの中に入りたい人(?)が存在していたのです。 今まで永遠の生命を維持してきた人ですよ。 Doctor Lester(レスター博士)・・・だったけれど、抜け出て今度はマルコビッチに!

さて、憧れのマキシンと一夜を共にしたいクレイグですが、なかなか想いは遂げられません。 クレイグの妻のロッテがマキシンといたしているマルコビッチに入ってしまったから大変!ロッテもマキシンが気に入ってしい可笑しな三角関係になってしまいます。 妻のロッテを裏切りたくないからというマキシンの提案で、クレイグがマルコビッチの脳内に入り込んだ頃を見計らってマキシンとマルコビッチがコトを開始するクダリは笑えます。(この意味分かりますか?)
パペット使いのクレイグがマルコビッチをパペットにしてしまうなどというような「シュールな展開」になってきます。 もっとシュールなロッテとマキシンの関係!
ジョン・キューザックが制作や脚本にも携わった1997年のアクションコメディ「Grosse Pointe Blank(ポイント・ブランク)」では殺し屋を演じましたが、「マルコヴィッチの穴」の次作のジョン・キューザックが製作総指揮を手掛けたChicago Cab(シカゴ・ドライバー)では「まっすぐ行け・・・まっすぐ」と言う怪しい男の乗客でほんのちょっとの出演でした。 私はてっきり禿げ頭のタクシー運転手役だと思い「実にマルコヴィッチにそっくり!」と思ったらとんだ間違いでそれはPaul Dillon(ポール・ディロン)でした。

「マルコヴィッチの穴」はカメオ出演の多い映画で、Gary Sinise(ゲイリー・シニーズ)やWinona Ryder(ウイノナ・ライダー)が映画のビデオシーンに登場し、Sean Penn(ショーン・ペン)などと共にリポータ役としてBrad Pitt(ブラッド・ピット)が出演している他、スパイク・ジョーンズ監督まで出ています。 ゲイリー・シニーズは1992年に「二十日鼠と人間」を監督してマルコヴィッチと共演もしていますが、二人共ステッペンウルフ劇場の創立メンバーで、ショーン・ペンとジョン・マルコヴィッチはパリのレストランの共同経営者だそうです。 そして映画では7階と8階の中間にクレイグの勤務する会社がありますが、実際にステッペンウルフ劇場にそのような階があるんだそうです。(こちらは倉庫としてですが)

さあ、貴方もマルコビッチになってみたくはありませんか? Merton-Flemmer(マートン・フレマー・オフィスビル)の7と1/2階に行って下さい。 料金は前払いで200ドルきっかりです。 制限時間は15分!

「マルコヴィッチの穴」の日本のオフィシャルサイトマルコヴィッチの穴 オフィシャルサイト(マウスに合わせてマルコヴィッチの目玉が動きます)
「マルコヴィッチの穴」のトレーラーと写真が見られるEssere John Malkovich - FILM.TV.IT

video「マルコヴィッチの穴」のトレーラーを観よう!
Being John Malkovich Trailer - VideoDetective

My John Malkovich Tribute - YouTube


Being John Malkovich DVD
2009年発売の「マルコヴィッチの穴」の日本語字幕版DVD
Being John Malkovichマルコヴィッチの穴 [DVD]

Being John Malkovich Soundtrack
ページトップの画像は1999年にリリースされた「Being John Malkovich」のサウンドトラックで映画で使用されて21曲を収録してあります。 2004年に「愛についてのキンゼイ・レポート」で音楽を担当したCarter Burwell(カーター・バーウェル)作曲の音楽で、これまた映画同様に風変わりなサウンドトラックです。 テーマ曲はBjrk(ビョーク)のAmphibian(アンフィビアン)"が取り上げられています。 サントラには2000年にリリースされた国内盤の「マルコヴィッチの穴」もあります。
試聴はBeing John Malkovich: Original Motion Picture Soundtrack - CD Universe


Björk in Being John Malkovich Soundtrack
「マルコヴィッチの穴」のテーマ曲となった"Amphibian(アンフィビアン)"を歌っているのはBjrk(ビョーク)で、最初と最後の"Amphibian"は別のバージョンとなっています。 アイスランド出身の歌手であるビョークは日本人と見間違えるほど東洋風の顔立ちで1977年に11歳でCD「Björk」をリリースしていますが、2000年にビョークが主演したミュージカル映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」はカンヌ国際映画祭の最優秀女優賞を受賞しました。
ビョークのオフィシャルサイトはOfficial Site - Bjork.com
Bjrk - Amphibian - YouTube
Listen「マルコヴィッチの穴」のサウンドトラックからビョークの"Amphibian"が聴けるwfmuラジオのプレイリスト
Playlist for Stochastic Hit Parade with Bethany Ryker - December 19, 2004(Listen to this show (RealAudio)をクリックして二曲目、又はクリップ・ポジション(再生バー)を4:42に移動)


Audio-Visual Trivia内のジョン・マルコヴィッチの出演映画
二十日鼠と人間
レディース・ルーム
アートスクール・コンフィデンシャル Art School Confidential (2006)
アイ・アム・キューブリック! Colour Me Kubrick (2005)

Audio-Visual Trivia内のキャメロン・ディアスの出演映画
マスク
真夏の出来事
イン・ハー・シューズ

Audio-Visual Trivia内のキャサリン・キーナーの出演映画
ハートに火をつけて
ザ・インタープリター
40歳の童貞男
Infamous

カーター・バーウェルが音楽を担当している映画は「愛についてのキンゼイ・レポート