デイヴ・ホール Dave Hole

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Under the Spell
Under the Spell by Dave Hole
Dave Hole - Chicken Stuff - Amazon.co.jp (MP3 Download)

Dave Hole: One Of The Great Slide Guitar Players in Modern Blues Guitar World
Slide a steel-cylinder on steel strings...
スライドギターの名手にはRobert Johnson(ロバート・ジョンソン)やMuddy Waters(マディ・ウォーターズ)からRy Cooder(ライ・クーダー)、Robert Nighthawk(ロバート・ナイトホーク)、Johnny Winter(ジョニー・ウィンター)、ボトルネック奏法で引き合いに出されるルイジアナのベース奏者であるSonny Landreth(サニー・ランドレス)やDerek Trucks(デレク・トラックス)、John Mayer(ジョン・メイヤー)、David Eugene Edwards(デヴィッド・ユージン・エドワーズ)、そして異色のDanny Gatton(ダニー・ガットン)などなど。 ブルース・ウーマンでは美人スライドギタリストのBonnie Raitt(ボニー・レイット)がいますが、現在デイヴ・ホール(Dave Hole)もまたスライドギターの名人と呼ばれているそうです。 そのデイヴ・ホールは1948年に英国で生まれたオーストラリアの白人ブルースロックの歌手でありギタリストです。 エレキブルースの達人であるMuddy Waters(マディ・ウォーターズ)やHowlin' Wolf(ハウリン・ウルフ)等に触発されてギターを始めたデイヴ・ホールですが、指の故障があったため彼独特のスライドギター奏法を作り上げたのだそうです。 そのユニークなデイヴ・ホールのスライドギター奏法とはボトルネック(スライド・バー)を左手の人差指にはめて普通とは逆にネックの上からかぶせるように弾くLap Steel Guitar(膝乗せ小型スティール)スタイル又はOver-the-lap Styleというのだそうですよ。 ちょっとプログレッシブ・ロックのKing Crimson(キング・クリムゾン)を思い出します。 Jimi Hendrix(ジミヘン)みたいにジャラジャラ首飾りにバンダナをなびかせサイケな衣裳なんて着ていないデイヴ・ホールはステージに立った姿は隣の小父さんかと思いますが、ギターの腕前は、すごいのです! Muddy Waters?  Howlin' Wolf?
↓こんな風に! こんな風に!
Steel on Steel by Dave Hole
画像は1995年にリリースされたデイヴ・ホールの初アルバムで12曲が自作というSteel on Steel

The Slide Guitar Wizard - Dynamic Rockin' Guitar!
豪快でワイルドなエレキスライドによるデイヴ・ホールのギターはともすると自分の歌声をかき消してしまいそうなほど豪快なサウンドを奏でます。 デイヴ・ホールの曲はまるでギターが歌ってヴォーカルが伴奏みたい!
デイヴ・ホールのレパートリーにはElmore James(エルモア・ジェイムス)の代表曲のひとつ、「Hawaiian Boogie」もありますが、私はLost at Seaなどにはブルース(ブルーズ)とかロックというよりもカントリーの響きを感じてしまうのです。 スライドギターのルーツでもあるハワイアンのスティールギターはたいていはスライドバーで演奏されて古くからカントリーで使用されていた楽器だからでしょうか。 ハワイアンのスティールというと立って演奏するタイプのシングルやダブルネックのハワイアンスティールギターを思い浮かべますが、昔のハワイアンの写真を見ると普通のギターを座った状態で膝に乗せて演奏しています。 アコースティックでもエレクトリックでも、Slide Guitar(スライドギター)がBottleneck(ボトルネック)と呼ばれるのはナイフやスプーンの後にガラス瓶の首部分がスライドギターを奏でる用具として用いられたからだそうです。 Jimi Hendrix(ジミー・ヘンドリックス)は指輪だそうです。 但し、カントリーやハワイアンは金属バーを用いるそうです。
※スライドギターのレッスン! あなたもご一緒に! 下記のギター奏者たちがボトルネックについての講釈と弾き方を懇切丁寧に指導しています。
Bill Asher Lap Steel Guitar demo - Youtube
Bottleneck Slide Guitar Lesson - Youtube
そして、なんと!南アフリカにはスライドギターのルーツともいえるお匙を口にくわえて演奏するミュージシャンがいます。
Hannes Coetzee - Spoon Slide Guitar - YouTube
Karoo Kitaar Blues - Tea Spoon Slide Guitar

ソーシャル・ミュージック・プラットフォームのLast.fmにおけるデイヴ・ホールのチャートで人気曲はYours For A Song、Keep Your Motor Running、Rambling On My Mind、Jenny Lee、Short Fuse Bluesなどで試聴ができる曲もあります。 Last.fmでは1996年の「Whole Lotta Blues」のアルバム画像が見られます。
Dave Hole - Purple Haze - YouTube
Dave Hole - Short Fuse Blues - YouTube

Dave Hole Official Site
デイヴ・ホールの停滞気味のオフィシャルサイトはDave Hole.comですが、上のメニューからCDs & Audioで各アルバムの試聴が出来ます。写真が見れたギャラリーは現在Photosになって何枚かの写真が見られます。

Under the Spell
☆ページトップのCD画像は1999年にリリースされたデイヴ・ホールの人気アルバムで、Bird's Eye Bluesが収録されています。 1972年から音楽活動を始めたデイヴ・ホールのレーベルはAlligator Recordsですが、契約したアメリカ人以外のブルースマンはデイヴ・ホールが初めてだったそうです。 ファースト・アルバムは1990年のShort Fuse Bluesです。

Ticket to Chicago
1997年にリリースされたデイヴ・ホールアルバムです。
Ticket to Chicago - Dave HoleTicket to Chicago

The Live One
スローなのにえらくパンチの効いたギターのShort Fuse BluesやUp All Night Thinkingとか人気のJenny Lee、Demolition Man、そしてJimi Hendrix(ジミー・ヘンドリックス)をカバーしたPurple Hazeなどが収録されているデイヴ・ホールの2003年の人気ライヴアルバム
The Live One - Dave HoleThe Live One

Rough Diamond
一番人気の"Yours For A Song"をはじめ、Slim Harpo(スリム・ハーポ)でお馴染みのセクシーなI'm A King Bee、ギターリフが特異なRambling On My Mind、Boom BoomみたいなI'll Get To You、ハワイアンみたいなSomething Inside Of Me、Rough Diamond Childの他、Vintage Wineなどが収録されている2007年の最新アルバム
Rough Diamond - Dave HoleRough Diamond

上記のデイヴ・ホールのアルバムの他にも人気のKeep Your Motor Runningを収録した1992年のShort Fuse Blues、1993年のWorking Overtime、Outside Looking Inの他、Jenny Leeなどを収録した2001年のOutside Looking Inなどがありますが、Hawaiian Boogieは1998年のコンピレーション・アルバムのHound Dog Taylor: A Tributeにも収録されています。
※ミシシッピ出身のHound Dog Taylor(ハウンド・ドッグ・テイラー)は50歳近くになってから初吹き込みをした1960年代のブルースのスライドギター奏者でシンガーですが、生来両手の指が6本ありギターを弾くには邪魔だということで後に自分で剃刀で切り取ったという逸話があります。


スライドギターというとボトルネック奏法の第一人者と呼ばれるElmore James(エルモア・ジェイムス)がいます。 Dust My Broomで有名な三連フレーズはブルースマンのBig Bill Broonzy(ビッグ・ビル・ブルーンジー)でもお馴染みですが、60年代の多くのロック・ミュージシャンにもカバーされています。
エルモア・ジェイムスのDust My Broomを演奏したSAKASANSさんのブルースギター音源(mp3)が聴けるブログSAKASANS THE BLUES PREACHER
☆Audio-Visual Trivia内ではEarl Hooker(アール・フッカー)の記事があります。

たまたまオンライン・ラジオから流れてきた曲に惹かれてデイヴ・ホールについて書いたこの記事ですが、ブルース音痴の私はブルース・ブログで旧Trouble Travelers、現在は「Troublog」のken-sannさんのご指導のもとに間違いを訂正して完成しました。 いつもありがとうございます。