♪ The Andrews Sisters - I Can Dream Cant I? - Grooveshark.comThe Andrews Sisters (active during the 1930s and 1960s)
"Mr.Sandman"や"Lollipop(ロリポップ)"が大ヒットした女性カルテットのThe Chordettes(コーデッツ又はコルデッツ)のようにハーモニーが美しい女性コーラスグループは白人黒人を問わず1940年代からたくさん存在していましたが、シスターズと銘打った白人女性のコーラスグループといえば1920年代からジャズ・コーラスで活動していたニューオリンズ出身のBoswell Sisters(ボスウェル・シスターズ)が草分け的な存在で、戦後はThe Andrews Sisters(ザ・アンドリュース・シスターズ)やKing Size Coca cola(コカコーラ)の宣伝で有名なMcGuire Sisters(マクガイア・シスターズ)、その後に続いた"I Love How You Love Me"が有名なThe Paris Sisters(ザ・パリス・シスターズ)、Peggy Lennon(ペギー・レノン)が可愛いかった4人グループのThe Lennon Sisters(レノン・シスターズ)に続いたユダヤ人の姉妹デュオのThe Barry Sisters(バリー・シスターズ)や"Dixie Danny"のThe Laurie Sisters(ローリー・シスターズ)、ケンタッキー出身のヒルビリー・グループのAcorn Sisters(エイコーン・シスターズ)など何組もありました。
そのなかでも1番人気なシスターズはミネソタ出身のAndrews Sisters(アンドリュース・シスターズ)でしょう。 グループの呼び方は日本語に表記するとアンドルーズ・シスターズからアンドリュー・シスターズまで色々ですがJulie Andrews(ジュリー・アンドリュース)という有名なアメリカ女優がいますからアンドリュース・シスターズで良いでしょう。 しっとりとしたムードの美しいコーラスというよりはコミカルで元気一杯といったアンドリュース・シスターズは戦前からスウィングジャズや"Shoo-Shoo Baby"などのブルースを歌った3人姉妹グループで、私にとっては子供の頃にラジオから流れてきた懐かしい歌声です。 父親はギリシャ系で母親はノルウエー出身という1911年から1918年に生まれた3人姉妹で結成されました。 姉妹の並び順ですが、たいていは向かって右側にいるのがコントラ・アルトのパートを担当する長女のLaVerne Sophia Andrews(1911 - 1967)、左側がソプラノを担当するMaxene Angelyn Andrews(1916 - 1995)、そして真ん中はメゾソプラノ(メロディ)担当の金髪のPatricia Marie Andrews(1918生まれで愛称はPatty Andrews)となっていることが多いようですが、初期にはパッツィが右や左の写真もあったようです。 アンドリュース・シスターズやコーデッツなど殆どのハーモニー・グループのように1オクターブの音域の中に収まってハーモニーが一体化しているのをクローズ・ハーモニーというそうで、オープン・ハーモニーというと代表的なグループは、一番高い声のパートがメロディを担当するモダンジャズのThe Four Freshmen(フォー・フレッシュメン)やThe Manhattan Transfer(マンハッタントランスファー)なのだそうです。 ザ・アンドリュース・シスターズが有名になったのは第二次世界大戦中の慰問公演からですが戦後の1950年代から1960年代にかけては特に人気がありました。
ところで音楽のジャンルでBluesが日本ではブルースと表記されているように"Andrews Sisters"の日本語表記は"アンドリュース"が多いので私もそれに倣いましたが発音はAN-droozだそうです。 よってアンドルーズ・シスターズが正解なんでしょうか。 それとも、アンドルース・シスターズ。
Rum and Coca-Cola
Very Best of the Andrews Sisters
"Rum & Coca Cola(ラム・アンド・コカコーラ)"は1945年にアンドリュース・シスターズで大ヒットしました。 オリジナルはトリニダードの伝統音楽であるカリプソのミュージシャンで1946年に"Yankee Dollar"も歌ったLord Invader(ロード・インヴェイダー)が作りました。 トリニダードにやって来た米軍兵士がラム酒のチェイサーとしてソーダではなくコカコーラを飲んでいたことからこの曲が生まれたそうです。 内容としてはアメリカ兵を歓待する現地の女性を嘆いているのだとか。 ビルボードにチャートインして大ヒットになったにも関わらず、飲酒がテーマの歌で売春をほのめかす歌詞ということで物議を醸し出して放送禁止を喰らったそうです。 おまけにCMソングでもないのにコカコーラという登録商標までもバッチリでしたのでアメリカ国内の放送局は流さないようにしたとか。 アンドリュース・シスターズの歌詞ではソングライターとして、TVシリーズの「How to Marry a Millionaire(お金持ちと結婚する方法)」やFrankie Avalon(フランキー・アヴァロン)とAnnette Funicello(アネット・ファニセロ)の青春映画「Muscle Beach Party(ムキムキ・ビーチ)」に出演したコメディアンのMorey Amsterdam(モーリー・アムステルダム)がクレジットされていますが、オリジナルの作者から著作権の訴訟(盗作)も起きたそうです。 しかし当時この曲を歌ったアンドリュース・シスターズはカリプソのリズムが気に入っただけで歌詞の内容を深く考えなかったと釈明したそうです。 このCDにはCarmen Miranda(カルメン・ミランダ)のボーカルでも有名な"Tico-Tico"も収録されています。
61通りのTico Ticoが聴ける61 Versions of Tico Tico - WFMU's Beware of the Blog
アルバムの試聴はThe Very Best of the Andrews Sisters - Barnes & Noble
"Rum and Coca-Cola"はアンドリュース・シスターズのアルバムとして記事内に紹介した以外に"Beat Me Daddy, Eight to the Bar"が収録されている「Rum and Coca Cola」(ASIN: B000005MRF)や、や"Bounce Me Brother With a Solid Four"など26曲を収録した「The Ultimate Collection」(ASIN: B00002561P)をはじめ、MP3ダウンロードの「Have I Told You Lately That I Love」、「Jazz Standards, Vol. 1」、「Great Hits of the 30's & 40's」などに収録されています。
"Rum and Coca Cola"のカバーとしては、"Let it snow! let it snow! let it snow!"が有名なVaughn Monroe(ヴォーン・モンロー)がアルバム「Classic Years of Vaughn Monroe, Vol. 1」や「Diamond Master Series: Vaughn Monroe」に収録、現在も健在のロカビリー・ウーマンのWanda Jackson(ワンダ・ジャクソン)がアルバム「The Party Ain't Over」に収録している他、なんとスペインの歌手のJulio Iglesias(フリオ・イグレシアス)が"Ron Y Coca Cola"というタイトルでセクシーに歌っています。(アルバムは1980年の「Hey!」又は「HEY!セニョール」)
Julio Iglesias - Ron Y Coca Cola - YouTube
Lord Invader - Rum and coca cola (original) - YouTube
♪ The Andrews Sisters - Rum And Coca Cola - YouTube
Bei Mir Bist du Schön
50th Anniversary
アンドリュース・シスターズはポップスやジャズのスタンダードのカバーなどブギウギ調の曲が多いのですがレパートリーの中でも"Bei Mir Bist du Schon(すてきなあなた)"は一斉を風靡した大ヒット曲です。 1932年にユダヤ人のSholom Secunda(ショロム・セクンダ)が作曲したミュージカルのためのイディッシュ語のラヴソングで英語の意味は"You are beautiful to me"だそうです。 1937年に歌手で作詞家のSammy Cahn(サミー・カーン)が版権を買い取って歌った他、当時は無名だったアンドリュース・シスターズがアップテンポで歌って有名になりました。 "Bei Mir Bist du Schon"は戦時中にドイツでもヒットしたのですが元がユダヤの曲と分かって即刻ナチスが禁止したという経緯があります。
"素敵なあなた"はビッグバンドのBenny Goodman(ベニー・グッドマン)やGlenn Miller(グレン・ミラー)からジャズボーカルのElla Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)やJune Christy(ジューン・クリスティ)、Sh-BoomがヒットしたポップスのThe Crew-Cuts(クルー・カッツ)に至るまで多くのミュージシャンにカバーされています。
試聴は50th Anniversary Collection Volume One - Amazon.com
定番曲に加え、ブギウギのPagan Love SongやShoo Shoo Baby、Bounce Me Brother With a Solid Four、Gimme Some Skin My Friendなどレアな曲を含む16曲を収録したこのアルバムは1987年に2枚リリースされた「50th Anniversary」コレクションの"1"の方です。 他には"House of Blue Lights"も収録したアルバムの「Bei mir bist Du schön」(ASIN: B000050GGM)があります。
CivilizationとWay Down Yonder In New OrleansはDanny Kaye(ダニー・ケイ)とAl Jolson(アル・ジョルソン)とのコラボだとか。 ダニー・ケイといえば1954年にビング・クロスビーと共演した映画の「White Christmas(ホワイト・クリスマス)」や1959年の「The Five Pennies(5つの銅貨)」が有名です。
アンドリュース・シスターズの"素敵なあなた"は"Money Is The Root Of All Evil"も収録したページトップのアルバム「20th Century Masters: The Millennium Collection: Best Of The Andrews Sisters」の他にもMP3ダウンロードの「The Andrew Sisters Medley Of Hits」などのアルバムに収録されています。 1940年代に作られた"Money is the Root of All Evil(金は諸悪の根源とでもいう意味?)"は1960年に当時のアイドルだったFabian Forte(フェビアン)や「The Many Loves of Dobie Gillis(ドビーの青春)」のTuesday Weld(チューズデイ・ウェルド)や「West Side Story(ウエスト・サイド物語)」のRichard Beymer(リチャード・ベイマー)等と一緒にビング・クロスビーが主演したBlake Edwards(ブレイク・エドワーズ)のロマコメ映画「High Time(ゲバルト・パパ)」で使用されたそうです。 12曲収録の映画のサウンドトラック「High Time」(ASIN: B000027VNN)はブレイク・エドワーズ監督とは「The Pink Panther(ピンクの豹)」以降長いことコンビを組んだHenry Mancini(ヘンリー・マンシーニ)が音楽を手掛けました。 A Mild BlastやHarv's Bluesがジャージーですが、サントラではビング・クロスビーが歌ってアカデミーにノミネートされたThe Second Time Aroundはコーラスのバージョンが収録されています。(RCAのオリジナルLPと同じジャケット画像のサウンドトラックの試聴)
アンドリュース・シスターズもこの"Money is the Root of All Evil"をDeccaから78回転のレコードでリリースしたそうです。
♪ The Andrew Sisters - Money Is The Root Of All Evil - YouTube
ちなみにアンドリュース・シスターズ以外で私が思い出す"素敵なあなた"といえば1949年からコンビを組んだLouis Prima & Keely Smith(ルイ・プリマとキーリースミス夫妻)のバージョンです。 ラジオ関東(現ラジオ日本)の深夜放送で桜井優子がパーソナリティをつとめた音楽番組の「素敵なあなた」のテーマ曲に使用されていました。
♪ The Andrew Sisters - Bei Mir Bist Du Shein - YouTube
ORIGINAL Bei mir bist du schejn in yiddish - YouTube
Boogie Woogie Bugle Boy
Capitol Collector's Series
第二次世界大戦中も大活躍したアンドリュース・シスターズのわたし的に最も有名な曲といえば威勢の良い"ブギウギ・ビューグル・ボーイ"でしょうか。 "Beat Me Daddy, Eight to the Bar"に続きHughie Prince(ヒューイー・プリンス)とDon Raye(ドン・ライエ)コンビが作った曲でアンドリュース・シスターズは1941年に吹き込んだブギウグ(ジャンプ・ブルース)ピアノ曲です。 1941年のコメディ映画「Buck Privates(凸凹二等兵の巻)」でアンドリュース・シスターズが歌いアカデミーの最優秀歌曲賞にノミネートされたそうです。
そもそも"Bugle"とはなんぞや? "Bugle"とは喇叭のことであります。 アメリカで1861年から4年間に渡った奴隷制をめぐる南北戦争時代に応募してきた紅顔の志願兵たち(未成年)が鼓笛隊として採用された史実があるそうです。 ちなみに"Bugle(ビューグル)"を"Bagel(ベーグル)"と思い込んだ方へ、第二次世界大戦ではGIと呼ばれたアメリカ兵士は第一次世界大戦では歩兵のThe DoughBoyとして銅像がアメリカ各地に設置されたそうです。
アルバムの試聴は50th Anniversary Collection Volume One - Amazon.com
この"ブギウギ・ビューグル・ボーイ"はページトップのアルバム「20th Century Masters: The Millennium Collection: Best Of The Andrews Sisters」や上記の「Very Best of the Andrews Sisters」の他たくさんのアルバムに収録されています。
♪ Andrews Sisters - Boogie Woogie Bugle Boy - minibite.com
Tuxedo Junction
Glenn Miller & Andrew Sisters
アンドリュース・シスターズは"素敵なあなた"をたくさんのアルバムに録音していますがこのグレン・ミラーとの共演盤「Glenn Miller & Andrew Sisters」が最初だったそうです。
このアルバムには"Tuxedo Junction(タキシード・ジャンクション)"が収録されていますが、この曲はトランペッターでビッグバンドのリーダーだったErskine Hawkins(アースキン・ホーキンス)とサックス奏者でアレンジャーのBill Johnson(ビル・ジョンソン)が1939年に書いた曲ですが、同年売り上げナンバーワンとなったGlenn Miller(グレン・ミラー)のバージョンが映画「The Glenn Miller Story(グレン・ミラー物語)」でも使用されて有名になりました。 ジャズボーカルではElla Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)が有名ですがアンドリュース・シスターズもカバーしています。 アンドリュース・シスターズが歌う"タキシード・ジャンクション"は"In the Mood(イン・ザ・ムード)"や"Little Brown Jug(茶色の小瓶)"などグレン・ミラーのレパートリーを収録した「グレン・ミラー&アンドリュー・シスターズ」や「50th Anniversary」や「Best of The Andrews Sisters」などです。
アンドリュース・シスターズが歌う"Tuxedo Junction"はKevin Bacon(ケヴィン・ベーコン)がアルカトズラ刑務所の囚人を演じた1995年の映画「Murder in the First(告発)」で使用されました。
♪ Andrews Sisters Tuxedo Junction - Amazon.com (MP3 Download)
☆"タキシード・ジャンクション"について詳しくはAudio-Visual Trivia内のスウィング・ジャズ Tuxedo Junction
Winter Wonderland
A Merry Christmas with Bing Crosby & The Andrews Sisters
クリスマス・シーズンには有名でも有名でなくともアーティストたちはクリスマス・アルバムをリリースします。 有名なアンドリュース・シスターズが同じデッカで30年代から50年代に人気だったもっと有名なBing Crosby(ビング・クロスビー)と共演したアルバム「A Merry Christmas with Bing Crosby & The Andrews Sisters」のリマスター盤にはクリスマス定番曲のChristmas Island、Santa Claus Is Comin' To Town、The Merry Christmas Polka、Jingle Bellsの他、Twelve Days of ChristmasやYou're All I Want For Christmasなど1946年から1955年録音の全20曲が収録されています。 Merry Christmas PolkaやChristmas IslandではAuld Lang Syne(蛍の光)で有名なGuy Lombardo & His Royal Canadians(ガイ・ロンバード&ヒズ・ロイヤル・カナディアンズ)がクロスビーとアンドリュース・シスターズのリード・ボーカルであるパッツィーとのデュエットのバックで演奏しています。 曲目リストにある"Mele Kalikimaka(メレ・カリキマカ)"とはエキゾチック・サウンドのArthur Lyman(アーサー・ライマン)も録音したハワイの「メリー・クリスマス!」だそうで、ハワイアン好きのRobert Alex Andersonが1949年に作りデッカのクロスビーとアンドリュース・シスターズが1950年に録音したそうです。 The Toys Gave A Party (For Poppa Santa Claus)はCDの「Winter Wonderland (feat. Bing Crosby, Danny Kaye)」やMP3ダウンロードのアルバム「The Andrews Sisters & Bing Crosby」に収録されています。
クロスビーとアンドリュース・シスターズのクリスマス・アルバムの試聴はA Merry Christmas by TAndrews Sisters & Bing Crosby - Amazon.com
1946年の"Winter Wonderland"や"A Merry Christmas At Grandmothers"など10曲を収録したアンドリュース・シスターズだけのクリスマス・アルバムは「Christmas」(ASIN: B000008CVY)です。 アルバム「Christmas」に収録されている1934年に作られた"Winter Wonderland(ウィンターワンダーランド)"はビング・クロスビーも歌っていますが2004年のファンタジー映画「The Polar Express(ポーラー・エクスプレス)」のサウンドトラックで "Winter Wonderland"とビング・クロスビーとのデュエットでHere Comes Santa Claus (Right Down Santa Claus Lane)が使用されています。
"White Christmas(ホワイト・クリスマス)"や"I'll Be Home For Christmas(クリスマスをわが家で)"などビング・クロスビーのクリスマス定番曲を収録したアルバムは試聴のできる「ホワイト・クリスマス」(ASIN: B00005HPX2)や「The Very Best of Bing Crosby Christmas」(ASIN: B00000JQMB)などがあります。 シスターズとクロスビーのクリスマスソング数曲の他、Woody Herman and his Orchestra(ウッディ・ハーマン楽団)が1946年に吹き込んだLet It Snow, Let It Snow, Let It SnowやLionel Hampton(ライオネル・ハンプトン)楽団でSonny Parker(ソニー・パーカー)が歌ったBoogie Woogie Santa Clausなどたくさんのオリジナルを収録した激安3枚組の輸入盤CD「Best of Christmas: 75 Original Recordings」(ASIN: B001CQH11C )もあります。
♪ The Andrews Sisters & Bing Crosby - Twelve (12) Days Of Christmas - YouTube
Oh Johnny Oh Johnny Oh
All Time Greatest Hits
Oh, Johnny! Oh, Johnny! How you can love. Oh, Johnny! Oh, Johnny! Heavens above!...とペギー・レノンが歌った"Oh Johnny, Oh Johnny, Oh!(オー・ジョニー)"をアンドリュース・シスターズも歌っていますが、上記の「Very Best of the Andrews Sisters」などの他にもMP3ダウンロードの「Ultimate Backing Tracks: Forever Hits, Vol. 5」に収録されています。 こちらの2枚組みCD「All Time Greatest Hits」には1939年のから1950年までのデッカ・レコードでの録音など、レアな"Strip Polka"を含む全46曲がリマスターされて収録されています。 "Strip Polka"はJohnny Mercer(ジョニー・マーサー)が作って自身でも歌っていますが、それより扇情的なミュート・トランペットのイントロでアンドリュース・シスターズが1942年に録音しました。
1987年の映画「Radio Days(ラジオ・デイズ)」で使用されたAl Dexter(アル・デクスター)作曲の"Pistol Packin' Mama"や"Ac-Cent-Tchu-Ate the Positive"をビング・クロスビーとデュエットしたり"Cuanto La Gusta''をサンバ歌手のCarmen Miranda(カルメン・ミランダ)と掛け合いで歌っています。 ちなみに1950年にカントリー曲をカバーしたPatti Page(パティ・ペイジ)の"The Tennessee Waltz"が大ヒットしたことからアンドリュース・シスターズもウエスタン調の"Pistol Packin' Mama"を歌ったようです。 このCDはレアな"Well All Right (Tonight's the Night)"の他、これまで未収録だった1941年の"Aurora"も含んでいます。
Oh oh oh oooh be mine oh oh aurora...
Aurora comes from Rio de Janeiro She dances in a little street cafe...
試聴はAndrews Sisters - Their All-Time Greatest Hits - Amazon.com
♪ The Andrews Sisters - Oh Johnny, Oh Johnny - YouTube
20th Century Masters: The Best of the Andrews Sisters (Millennium Collection)
アンドリュース・シスターズのアルバムは数え切れないほどあります。 ページトップの「20th Century Masters」は1937年から1950年録音を2000年にデジタルリマスターしたベスト盤ですがBei Mir Bist Du Schoen、Boogie Woogie Bugle Boy、Rum And Coca-ColamAc-Cent-Tchu-Ate The Positiveなどのビッグヒット12曲を収録しています。(Bing Crosbyと歌う"Ac-Cent-Tchu-Ate The Positive"やJimmy Dorsey楽団をバックに歌っている曲もあり。)
ページトップのYouTubeリンクで聴ける曲はパッティ・アンドリュースが歌う"I Can Dream, Can't I"です。 この曲は映画のテーマ曲が1949年の"My Foolish Heart(愚かなりし我が心)"で有名になった編曲者でピアニストのGordon Jenkins(ゴードン・ジェンキンズ)のヒット曲で同じくデッカ専属だった1949年にアンドリュース・シスターズが歌ってチャートで1位になったそうです。(ジェンキンズの曲ではGoodbyeが最高!)
試聴はThe Best of the Andrews Sisters: 20th Century Masters (Millennium Collection) [Original Recording Remastered] - Amazon.com
The Andrews Sisters in the films
Follow the Boys (VHS)
アンドリュース・シスターズが出演した映画は全部で6本ほどあるそうですが日本では未公開の作品が多いようです。 まずは1941年に凸凹コンビのAbbott and Costello(バッド・アボットとルー・コステロ)と共演したドタバタコメディ映画「In the Navy(凸凹海軍の巻)」に続いて、「Buck Privates(凸凹二等兵の巻)」に出演してコミカルな歌とダンスを披露しました。 「海軍の巻」ではGimme Some Skin, My FriendやHula-Ba-Luauなど5曲を歌いましたが、「二等兵の巻」ではBoogie Woogie Bugle BoyやI'll Be with You In Apple Blossom Timeなどの4曲でした。
Andrews Sisters in Buck Privates (1941) - Boogie Woogie Bugle Boy - YouTube
Andrews Sisters in Buck Privates (1941) - Bounce Me Brother With a Solid Fou - YouTube
アンドリュース・シスターズが1944年に出演した映画「Follow the Boys」は「Some Like It Hot(お熱いのがお好き)」などのギャング役で有名なGeorge Raft(ジョージ・ラフト)とバレリーナのVera Zorina(ベラ・ゾリーナ)とのロマコメですが40年代初期当時の人気スターを集めた豪華キャストのミュージカル映画です。 左のビデオの画像で一番大きい顔は軍隊慰問でOrson Welles(オーソンウェルズ)とマジック・ショーを演じたMarlene Dietrich(マレーネ・デートリッヒ)ですが、「Arabian Nights(千夜一夜物語)」のMaria Montez(マリア・モンテス)が踊ったり、Dinah Shore(ダイナ・ショア)やDelta Rhythm Boys(デルタ・リズム・ボーイズ)が歌ったり、Carmen Amaya(カルメン・アマヤ)のジプシー・ダンスなどが観られます。 アンドリュース・シスターズが映画の中で歌った曲はShoo-Shoo Baby、Bei Mir Bist Du Schön、Hold Tight, Hold Tight (Want Some Seafood, Mama)、The Beer Barrel Polka、The Boogie Woogie Bugle Boy of Company B、I'll Be With You in Apple Blossom Time、Pennsylvania Polka、Victory Polkaなどです。
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Andrews Sisters - Shoo-Shoo Baby - YouTube
サウンドトラックでアンドリュース・シスターズが歌う"Don't Sit Under The Apple Tree (With Anyone Else But Me)"が使用された映画は1997年にJeremy Irons(ジェレミー・アイアンズ)が主演した「Lolita(ロリータ)」ですがサントラには収録されていません。 Ryan Phillippe(ライアン・フィリップ)が主演した映画「Breach(アメリカを売った男)」で流れたロマンチックな"Near You"は1947年にFrancis Craig(フランシス・クレイグ)が作曲Kermit Goell(カーミット・ゴエル)が作詞してフランシス・クレイグ自身が録音しました。 こちらもアンドリュース・シスターズが歌ってチャートインした曲だそうです。 これら以外にも記事内に書いてあるようにいくつもの映画でアンドリュース・シスターズのボーカルが使われています。
♪ Andrews Sisters - Near You - YouTube
Andrews Sisters - Don't Sit Under The Apple Tree - YouTube
Rhumboogie by The Andrews Sisters in Argentine Nights (1940)
Albert S. Rogell(アルバート・S・ロジェル)が監督した1940年の映画にアンドリュース・シスターズが初めて映画出演した「Argentine Nights(アルゼンチンの夜)」があり、アンドリュース・シスターズがHit the Road、Oh, He Loves Me、The New Lick、Rhumboogie(ルンブギー)を歌ったそうです。 そのうちの"ルンブギー"は映画主題歌を集めた「ハリウッド玉手箱」(ASIN: B00005GSVQ)というアルバムに収録されています。 このCDにはビング・クロスビーの"ホワイト・クリスマス"は別にして、「To Have and Have Not(脱出)」でHoagy Carmichael(ホーギー・カーマイケル)が歌った"Hong Kong Blues(香港ブルース)"、「Johnny Guitar(大砂塵)」でPeggy Lee(ペギー・リー)が歌った"ジャニー・ギター"、1927年の「The Jazz Singer(ジャズ・シンガー)」でAl Jolson(アル・ジョルソン)が歌った"My Mammy(マイ・マミー)"、「Rita Hayworth(リタ・ヘイワース)が主演した「Blood and Sand(血と砂)」からヴィンセンテ・ゴメスとグラシェラ・パラガの"愛のロマンス"などレアな映画音楽が収録されています。
Andrews Sisters - Rhumboogie - YouTube
The Harmonica Gentlemen
三人姉妹のボーカルグループのザ・アンドリュース・シスターズの"Sabre Dance(剣の舞)"などの録音で伴奏したハーモニカのトリオは"ハーモニカ・ジェントルメン"でした。(このSabre Danceは「Classic Collection」やMP3ダウンロードのコンピレーション・アルバム「Jazz Picnic」に収録)
半音階の出せるハーモニカ(chromatic harmonica)をGeorge Fields、和音を吹くコード・ハーモニカをLeo Friedman、低音部を担当するDon Rippsの3人組で、アンドリュース・シスターズの他にも「Best of Danny Kaye(ベスト・オブ・ダニー・ケイ)」などのアルバムで伴奏しています。 ジョージ・フィールズというと映画「Breakfast at Tiffany's(ティファニーで朝食を)」のテーマとなったHenry Mancini(ヘンリー・マンシーニ)作曲の"Moon River"でのハモニカ・ソロが有名です。 1941年に"Don't Take Your Love for Me"や"'Tis Autumn"を書いたヒップなジャイブ・トーク(jive talk)の創始者と云われたHenry Nemo(ヘンリー・ネモ)が作ったハモニカ・ジェントルメンのテーマ曲の"Harmonica Gentlemen"という曲があるのだそうです。(聴いたことはありません。) ちなみに下記のリンクで聴ける"Sabre Dance"は"剣の舞"と呼ばれています。 私はてっきりクラシックだと思っていましたがロシアの作曲家(Alexander Borodin)による1890年のオペラの"Polovtsian Dances(韃靼人の踊り)"とは違って同じくロシアの作曲家(Aram Khachaturian)が1942年に書いたバレエ組曲の一部だとか。
Andrews Sisters with The Harmonica Gentlemen - Sabre Dance 78rpm (1947) - YouTube
Andrews Sisters & Danny Kaye with The Harmonica Gentlemen - The Woody Woodpecker Song 78rpm (1950) - YouTube
Andrews Sisters Official Site
アンドリュース・シスターズの個人の写真などたくさん見られるオフィシャルサイトはThe Andrews Sisters - The Official Site
オフィシャルサイトの上のメニューでABOUTからDISCOGRAPHYでレパートリーのリストが見られます。(以前はMultimediaをクリックするとReal Playerで聴けたのですが。)
Andrews Sisters (recorded during 1938 - 1950)
Begin the BeguineやI Wanna Be Lovedなどアンドリュース・シスターズが1939年から1950年まで吹き込んだ曲の数々が聴ける!
♪ Songs of the Andrews Sisters - Don Edrington's Home Page
The Andrews Sisters - A Jazz Anthology (検索窓に"Andrews Sisters"と入力、表示されたリストで曲名をクリック)
Star Sisters sings Andrew Sisters
実の姉妹を含むオランダのトリオである"Star Sisters(ザ・スター・シスターズ)"は30歳代前半当時の1980年代に活躍したそうです。 その中でも1984年のパロディ・パーフォーマンスでアンドリュース・シスターズのメドレーを歌ったのが有名だそうです。 1984年に東宝の怪獣映画の「The Return of Godzilla(ゴジラ)」は音楽が小六禮次郎に代わりましたが、エンディング・クレジットでザ・スター・シスターズが歌うGODZILLA: Love Theme(愛のテーマ)が使用されたとか。(未見です。)
Star Sisters - Andrew Sisters Medley 1985 - YouTube


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