レイ・ブライアント Ray Bryant

Alone at Montreux
Alone at Montreux by Ray Bryant
Ray Bryant – After Hours (Montreau Live) – YouTube
The Great Jazz Pianist: Ray Bryant With His Hands Wide Open!

Ray Bryant (1931 – 2011)
レイ・ブライアントの大きな両手を見て下さい! 白魚のような指先で奏でるクラシックのピアニストの手とは違って、レイ・ブライアントのようなジャズピアニストはOscar Peterson(オスカー・ピ-ターソン)のごつい手同様にまるでグローブのようです。 この左手がピアノのキーを力強くたたくのです。
フィラデルフィア出身のジャズピアニストであるレイ・ブライアントは、1940年代から家族を含むメンバーで演奏活動を始め、1953年にはBlue Noteレーベル専属のピアニストとなりビバップのCharlie Parker(チャーリー・パーカー)やMiles Davis(マイルス・デイヴィス)やLester Young(レスター・ヤング)などのバックを務めたこともあります。 1957年のデッカで録音したアルバム「After Glo(アフター・グロウ)」(2011年発売は ASIN: B004QEF7UE)で代表されるように1956年から1957年までCarmen McRae(カーメン・マクレエ)のバックをつとめたピアニストとしても知られています。 1958年頃にはジャズテナーのColeman Hawkins(コールマン・ホーキンス)やRoy Eldridge(ロイ・エルドリッジ)と組んでツアーをしたことがあるレイ・ブライアントはその後、バップ・ピアニストとしてマイルス・デイヴィスやSonny Rollins(ソニー・ロリンズ)などの大物ジャズメンとも共演しています。 とはいえ、レイ・ブライアントはバップにとどまらずブルース(ブルーズ)、ブギウギ、ゴスペルと幅広くスウィンギーな演奏を聴かせてくれました。 そんなレイ・ブライアントの晩年は長い闘病生活の後、惜しくも2011年6月に79歳で逝去しました。

Ray Bryant Trio
レイ・ブライアントは1959年にニューヨークに移り、自分のバンド”Ray Bryant Trio(レイ・ブライアント・トリオ)”を結成しました。 レイ・ブライアントが作曲したコンガなどのパーカッションが哀愁を呼ぶ”Cubano Chant(クバーノ・チャント)”やファンキーな”Little Susie(リトル・スージー)”の他にもたくさんの素晴らしい演奏があり、ソーシャル・ミュージック・プラットフォームのLast.fmの統計によると人気ナンバーワンはRay Bryant Quintetの演奏で1968年の”Up Above the Rock”だそうです。 現在はGolden Earrings、Django、Angel Eyesに続き、スウィングしている1955年の”After Hours”はLast.fmのチャートで14番目になっています。
Oscar Peterson Plays Cubano Chant – YouTube

Golden Earrings
私の好きなGolden Earrings(金の耳飾り)という曲は、Billy Wilder(ビリー・ワイルダー)監督の「The Lost Weekend(失われた週末)」に主演したRay Milland(レイ・ミランド)が英国諜報員を演じ、Marlene Dietrich(マレーネ・ディートリッヒ)がハンガリーのジプシー役で出演した1947年のアメリカ映画「Golde Earrings(黄金の耳飾り)」のテーマ曲としてVictor Young(ヴィクター・ヤング)が作曲し、Ray Evans(レイ・エヴァンス)が作詞したそうです。 元となった曲はスペインのバイオリン奏者のPablo de Sarasate(サラサーテ)が作曲した”Gypsy Airs(ロマの旋律)”又はZigeunerWeisen(チゴイネルワイゼン)という曲です。 実際にはジプシーはイヤリングではなく耳を突き通すピアスを使用します。 映画の中ではデートリッヒではなく、仲間のジプシーを演じた性格俳優のMurvyn Vye(マーヴィン・ヴァイ)がバリトンで歌いました。 その後にPeggy Lee(ペギー・リー)やDinah Shore(ダイナ・ショア)などのバージョンでも大ヒットした他、Bobby Darin(ボビー・ダーリン)やWillie Nelson(ウィリー・ネルソン)も歌ったほど人気の曲です。
“There’s a story the gypsies know is true That when your love wears golden earrings, She (he) belongs to you.”とペギー・リーも歌った”Golde Earrings”の歌詞はGolden Earrings Lyrics – Lyricsdepot.com
フランス語のタイトルは「Les Anneaux d’or(黄金の耳飾り)」という映画の内容は、独ナチスの捕虜となった英国諜報員が脱走し、ディートリッヒが演じるジプシー女が彼の耳に金の耳輪をつけてジプシーに変装させた上に手相占いも伝授してゲシュタボの目を欺いたという第二次世界大戦を舞台にしたラヴロマンスです。
レイ・ブライアントは日本でも大人気のピアニストで、特にこのRay Bryant Trio(レイ・ブライアント・トリオ)が1957年に録音した”Golden Earrings(ゴールデン・イアリング)”はその昔、耳にタコが出来るくらい頻繁にラジオから流れて来ましたから私のような一般のリスナーなら”Golden Earrings”がレイ・ブライアントの代表曲だと思ったかもしれません。
Ray Bryant Trio – Golden Earrings (1957) – YouTube

1968年にLPレコード「Up Above the Rock(アップ・アバヴ・ザ・ロックス)」(国内盤CDで試聴可 ASIN: B00013YRDC)がリリースされて以来タイトル曲の”Up Above the Rock”は人気です。
Ray Bryant – Up Above the Rock – YouTube
国内盤Pony Canyonの「GODFATHER / RAY BRYANT(ゴッドファーザー)」(ASIN: B005LT6TKA)でも試聴可、曲名の”2 Degrees East, 3 Degrees West(2度東、3度西)”がユニーク) この「ゴッドファーザー」にはElevation Suite: Impressions – So What – Elevation(エレヴェーション組曲、又はインプレッションズ、ソー・ホワット・エレヴェイション)が収録されていますが、レイ・ブライアント・トリオの2005年に発売された「M&I」制作のコンピレーションの国内盤「STANDARD JAZZ BAR(スタンダード・ジャズ・バー)」にも収録されていますが現在は入手困難。(お洒落なカバー画像で価格は2500円ほど)
レイ・ブライアント・トリオのメンバーはピアノにレイ・ブライアント、ドラムがWinard Harper(ウイナード・ハーパー) 、ベースがRay Drummond(レイ・ドラモンド)です。

After Hours by Avery Parrish
ジャズのスタンダード曲となった”After Hours”は薄命のピアニストのAvery Parrish(エイヴェリー・パリッシュ)の作曲によるピアノのブルース曲で、1940年にBluebirdレーベルで初めて録音されてすぐに大ヒットしました。 エイヴェリー・パリッシュはトランペッターのErskine Hawkins(アースキン・ホーキンス)が率いるハーレムのサヴォイでは人気のスイング(スウィング・ジャズ)バンドのThe Erskine Hawkins Band(アースキン・ホーキンス楽団)に1941年までピアニストとして在籍していましたが、ロスアンジェルスの酒場で起きた喧嘩による損傷から部分麻痺状態となり音楽活動は終わっています。 時にエイヴェリー・パリッシュは24歳だったといいます。 残念なことにエイヴェリー・パリッシュ名義のアルバムは一枚もありませんが、たった一曲の”After Hours”の作曲により後世ブルース・ミュージシャンとして名が残っています。

After Hours by Ray Bryant
“After Hours”はなんといってもレイ・ブライアント!
“Slow Freight”や”The Madison Time”、”Sack of Woe”などを作曲したといわれるレイ・ブライアントの演奏で有名でしたが、他のミュージシャンも取り上げてピアノのスタンダード曲となったそうです。 オリジナルは1966年という”Slow Freight(スロー・フレイト)”をアルバム・タイトルにしたレイ・ブライアント のCDが日本でもリリースされましたが現在は入手困難です。(”Satin Doll(サテン・ドール)”や”If You Wanna Go Away(イフ・ユー・ゴー・アウェイ)”など7曲収録)

Ray Bryant Trio Play The Blues
2000年に発売された国内盤の「プレイ・ザ・ブルース」(ASIN: B00005FPGA)で30年も前、スイスで1972年のモントルー・ジャズ・フェスティバルで喝采を浴びた”Gotta Travel On(ガッタ・トラヴェル・オン)”や、レイ・ブライアントのオリジナルであるブルースハープをフィーチャーした”Slow Freight(スロー・フレイト)”、Percy Mayfield(パーシー・メイフィールド)が作曲した”Please Send Me Someone To Love”や、1945年にDuke Ellington(デューク・エリントン)が作曲したというI’m Just a Lucky So-and-So”、そして”アフター・アワーズ”を含む全10曲のクラシックなブルースが試聴できます。 トリオのメンバーはピアノがレイ・ブライアント、ベースがレイ・ドラモンド、ドラムがKenny Washington(ケニー・ワシントン)です。
“After Hours”はDizzy Gillespie(ディジー・ガレスピー楽団)、Woody Herman(ウッディ・ハーマン楽団)、Quincy Jones & his Orchestra(クインシー・ジョーンズ楽団)、Jay McShann(ジェイ・マクシャン)、Buck Clayton(バック・クレイトン)、Hazel Scott(ヘイゼル・スコット)、Phineas Newborn(フィニアス・ニューボーン)やHank Crawford(ハンク・クロフォード)等が演奏した他、ギターだとEddie Taylor(エディ・テイラーのアルバム「Ready for Eddie」ASIN: B00006LEO9)、ヴォーカルではAretha Franklin(アレサ・フランクリン)やMuddy Waters(マディ・ウォーターズ)などのバージョンもあるそうです。
ちなみにSarah Vaughan(サラ・ヴォーン)のアルバムでタイトルが「After Hours」(ASIN: B000005H8P)となっていても”After Hours”という曲が収録されているわけではありません。 アルバム「Jazz After Hours With Sarah Vaughan」(ASIN: B00027Y4YO)もしかり、ですが1995年の「After Hours [Columbia Special Productsもしくは Col. Spec. Prod](ASIN: B000005D8Z)には入っています。
上記の”ヘイゼル・スコット”といえばアルバムの「Art Blakey and Jazz-Messengers au Club Saint-Germain(サンジェルマンのアートブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ)」に収録された”Moanin’ With Hazel”に感激した叫び声が収録されたトリニダード出身の女性ピアニストでした。
1987年に亡くなりましたが、1930年代から活躍してきたサックスやクラリネット奏者及び歌手であるウッディ・ハーマンが率いるバンドのウディ・ハーマン楽団といえば、スイング時代には超人気のビッグバンドでしたが60年代後期からエレキサウンドを取り入れロックビートに挑戦し、その後はモダン・ビッグ・バンドとしてフュージョン(クロスオーバー)を演奏しました。 迫力のあるウッディ・ハーマンのAfter Hoursはアルバム「BRAND NEW」(ASIN: B00004SAZZ)に収録されています。
世界で最高の無名なギタリストと呼ばれた偉大なテレキャスター・マスター(ブルースギター奏者)のRoy Buchanan(ロイ・ブキャナン)の”After Hours”は一押しのアルバム「Sweet Dreams: The Anthology」(ASIN: B000001DZQ)
ちなみに1988年に監房内で命を絶ったロイブキャナンのギターモデルの一つでシンラインタイプというのはなかなか見つからないんだとか。

After Hours Movie
ジャズに造形が深いMartin Scorsese(マーティン・スコセッシ)が1985年に監督したブラックコメディの「After Hours(アフター・アワーズ)」はレイ・ブライアントの”After Hours”とは全く関連ありません。(麻薬取引とも関係ない) 映画では”演奏が終った後”ではなく、会社の”仕事を終えた”男が遭遇する摩訶不思議なニューヨークの一夜の体験物語です。  1996年の「Striptease(素顔のままで)」や2004年の「The Aviator(アビエイター)」の他、 「The Lord of the Rings(ロード・オブ・ザ・リング)」シリーズの音楽を担当したHoward Shore(ハワード・ショア)が手掛けた「After Hours」のサウンドトラックにはJohann Sebastian Bach(J. S. Bach/バッハ)の”Air On The G String(G線上のアリア)や、Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル)作曲の”I Don’t Know Where I Stand”や、The Monkees(ザ・モンキーズ)の”Last Train to Clarksville(恋の終列車)”、ドゥー・ワップのThe Danleers(ダンリールズ)が歌う”One Summer Night”やペギー・リーが歌う”Is That All There Is”の他にジャズといえば、Cole Porter(コール・ポーター)が作曲した”Night and Day”やJohnny Green(ジョニー・グリーン)の”Body and Soul”、George Gershwin(ジョージ・ガーシュイン)の”Someone to Watch Over Me”などの曲が使用されています。 残念ながら”After Hours”は使用されていません。

Jazz After Hours by Jim Wilke on Public Radio International
Ray Bryant – After Hours – Alone at Montreux – 32 Jazz
1984年から続くアメリカの深夜放送の”Jazz After Hours”ではゲストにジャズメンを迎えてのおしゃべりも組み込んだジャズ番組だそうですがその番組のテーマ曲にレイ・ブライアントが1972年に参加したMontreux Jazz Festivalでの”After Hours”を使用しています。 毎週末の真夜中から朝7時まで放送されるこの番組は過去にゲストとして出演したRay Brown(レイ・ブラウン)をはじめディジー・ガレスピー、Max Roach(マックス・ローチ)、Milt Jackson(ミルト・ジャクソン)、Joe Henderson(ジョー・ヘンダーソン)といった大物ジャズメンにも賞賛されているそうです。
“Public Radio International”経由で配信されている”Jazz After Hours”がオンラインで聴けます。
ちなみに現在のJazz After Hours Playlists(プレイリスト)ではオープニングとクロージングのテーマ曲がレイ・ブライアントの”After Hours”であることはもちろんのこと、 ざっと見てもHarry Connick Jr.、Thelonious Monk、Wynton Marsalis、Dexter Gordon、Woody Herman、Kenny Drew、Clifford BrownErroll Garner、Zoot Simsなどと有名なミュージシャンのオンパレードです。 左のメニューでTheme Songをクリックするとテーマソングとなっているレイ・ブライアントの”After Hours”がRealPlayerで聴けます。

Alone at Montreux by Ray Bryant
ページトップの画像はレイ・ブライアントが演奏するAfter HoursやWillow Weep for Me(柳よ泣いておくれ)、代表曲のCubano ChantやLittle Susie(リトル・スージー)などを収録したライヴアルバム「Alone at Montreux」です。
試聴はAlone at Montreux – AllMusic.com
試聴ができる国内盤は”アフター・アワーズ”をはじめ、”柳よ泣いておくれ”、”スローフレイト”、”リトル・スージー”などを収録したアローン・アット・モントルー (紙ジャケット仕様)

Ray Bryant Trio (1957)
ベースのレイ・ブラウンがかって共演したことがあるMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)時代ののMilt Jackson(ミルト・ジャクソン)のヴィブラフォンで演奏された”Django”をレイ・ブライアントのビアでレイ・ブライアント・トリオが演奏する一押しの1994年発売のアルバムでGolden Earrings、Angel Eyes、Djangoなどを収録しています。 オリジナルのリリースは1957年だとか。
Ray Bryant TrioRay Bryant Trio
試聴はRay Bryant Trio – AllMusic.com
2010年6月発売の国内盤は「レイ・ブライアント・トリオ」(SIN: B000NO28SK)

Here’s Ray Bryant
Good Morning Heartache、Manteca、Li’l Darlin’などの名曲を収録したアルバムでオリジナルは1976年だとか。
Here's Ray BryantHere’s Ray Bryant
全曲試聴はHere’s Ray Bryant – CD Universe

Ray Bryant Plays
ブルー・モンクやミスティなどジャズのスタンダード曲を収録した1959年の名盤LPのCD化でレイ・ブライアント・トリオの国内盤アルバムですが2008年盤が入手困難となったのでリンクは試聴ができる2011年発売のCDになっています。
Ray Bryant Playsレイ・ブライアント・プレイズ
海外盤の試聴はRay Bryant Plays – AllMusic.om

Little Susie
レイ・ブライアントの代表曲の一つである”Little Susie”とはレイ・ブライアントが娘のスージーに捧げた曲で1960年のLPバップ・アルバム「Little Susie」(ASIN: B000008TMW)又は45 rpmシングル盤のタイトル曲として収録されたそうです。 メンバーはピアノのレイ・ブライアントの他、ベースがレイ・ブライアントの弟のTommy Bryant(トミー・ブライアント)、ドラムがGus Johnson(ガス・ジョンソンが4-9、その他はEddie Locke(エディ・ロック)ですが、現在は1973年にCD化されて「Plays the Complete Little Susie」(上記のアルバム「Ray Bryant Plays」)としてリリースされていて最後の2曲がオリジナルのアルバム”Little Susie”からだそうです。

Sound Ray
オリジナルは1969年に日本でリリースされたらしいアルバム(ASIN: B00005626J)で、2000年まではCDがリリースされていたようですが現在はなかなか見つからず現在はヴィンテージ価格。 演奏曲目はアルバムタイトル曲となっている”Sound Ray”の他、Broadway、Scarborough Fair、Stick With It、Li’l Darlin’ 、Con Alma、The Look Of Love、Song for My Father、Stick With It、Broadwayです。 演奏メンバーはレイ・ブライアントのピアノにベースがJimmy Rowser(ジミー・ロウザー)でドラムがHarold White(ハロルド・ホワイト)です。

Ray’s Tribute to His Jazz Piano Friends
レイ・ブライアント・トリオが演奏する偉大なるジャズピアニストへのトリビュート・アルバムは1998年の「Ray’s Tribute to His Jazz Piano Friends」(ASIN: B000003MS3)
Count Basie(カウント・ベイシー)の”C-Jam Blues”をはじめ、デューク・エリントンやThelonious Monk(セロニアス・モンク)などのジャズピアノの巨匠の代表曲を演奏しています。
別の1987年のアルバムで「Plays Basie and Ellington」(ASIN: B000008AH8)というCDもあり。

Ray Bryant Meets Ray Brown +1 Double R B
オスカー・ピ-ターソン・トリオのベース奏者だったRay Brown(レイ・ブラウン)とレイ・ブライアントの1995年のスタジオセッション盤は名義がレイ・ブラウンで、二人のイニシャルが同じなので”Double R and B”となっているCD「Ray Bryant Meets Ray Brown」(ASIN: B0000253LF)のカバー画像が美味しそう。 ですが現在は入手不可。
収録曲目はGlory Glory、Two RB’s、Delaunay’s Dilemma、Come Sunday、Just Sweet Enough、Con Alma、Nickel Whistle、Dr. Free-Zee、Song For My Father、Smack Dab In The Middle、First Songですが、収録曲の中の1曲「Song For My Father(ソング・フォー・マイ・ファーザー)」をとってアルバム名としているCDもあるようですがどこにも試聴が見つかりません。

Alone with the Blues
オリジナルは1958年のVan Gelder Studio録音という「Alone with the Blues」(ASIN: B000000YE3)はレイ・ブライアントのソロピアノでスタンダードのLover ManやRockin’ Chairの他はレアなブルース7曲を収録しています。
試聴はAlone with the Blues – Amazon.com

Ray Bryant DVD
2004年リリースのDVD “Norman Granz’ Jazz in Montreux presents Ray Bryant ’77”
Norman Granz' Jazz in Montreux presents Ray Bryant '77Norman Granz Jazz in Montreux (Dol Dts)
国内版の「ノーマン・グランツ・パブロ・ジャズ・シリーズ イン・モントルー’77」(ASIN: B0002XVUPY)もあります。
オリジナルは1977年のSt. Louis Blues、デューク・エリントン・ナンバー、John Lewis(ジョン・ルイス)の曲などのスタンダードナンバーをレイ・ブライアント流に料理した人気ライヴアルバムの”Montreux ’77″にはレイ・ブライアントの挨拶も入っています。
人種差別を嫌ったユダヤ系のNorman Grantz(ノーマン・グランツ)はヴァーヴとパブロの設立者であり、50年代にElla Fitzgerald.(エラ・フィッツジェラルド)のマネージャーもしたことがあるとか。

Sonny Side Up
ピアノ演奏とはまた違った”After Hours”が収録されている試聴できるアルバムでオリジナルが1957年の国内盤です。 ビバップのトランペッターのディジー・ガレスピー、テナーサックスのソニー・ロリンズ、サックス奏者のSonny Stitt(ソニー・スティット)などと共演しています。
Sonny Side Upソニー・サイド・アップ
試聴ができるこの国内盤CDのカバー画像はディジー・ガレスピー、ソニー・スティッツとソニー・ロリンズです。
(試聴ができる輸入盤の「Sonny Side Up [Import]」(ASIN: B0000047CZ)も あり)