アートスクール・コンフィデンシャル Art School Confidential (2006)

Art School Confidential
Max Minghella as Jerome in Art School Confidential(2006年)

Art School Confidential
ジョン・マルコビッチとマックス・ミンゲラの最新コメディ! と、言いたいところですがマルコビッチは今回はさほど割合を占めていません。
「アートスクール・コンフィデンシャル」は、アングラ・コミック作家であるDaniel Clowes(Dan Clowes/ダニエル・クロウズ)の人気の同名風刺コミック(短編)を映画化したインディ映画で、有名人になりたい風潮を茶化したコメディですが、原作者のダニエル・クロウズが美術学校での体験にヒントを得て書かれたものだそうです。
“アートスクール・コンフィデンシャル”は最初は1989年から始まったダニエル・クロウズのコミック「Eightball」に挿し込まれ、次には総集編ともいうべきTwentieth Century Eightballに載っています。

Billy Bob Thornton(ビリー・ボブ・ソーントン)の酔っぱらいぶりが話題になった2003年の「Bad Santa(バッドサンタ)」から3年ぶりにTerry Zwigoff(テリー・ツワイゴフ)が監督する青春コメディ映画「アートスクール・コンフィデンシャル」は脚本、監督、制作がスカーレット・ヨハンソンも出演した2001年の青春コメディのMOVIE Ghost World(インディ映画のゴーストワールド)の時と同じスタッフです。 「ゴーストワールド」で新人脚本賞を受賞した原作者のダニエル・クロウズが再びアートスクール・コンフィデンシャルの脚本も手掛け、これ又同じく”Mr. Mudd”プロダクションが制作にあたります。 音楽ドキュメンタリー映画で数々の賞を獲得してきたテリー・ツワイゴフ監督の最初に手掛けた劇映画が「ゴーストワールド」で、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされたほど評価の高い作品だったそうです。 老人がいつまで待っても来ない廃線になったバスを待っていましたが終盤にやっと乗れました。 そのバスにヒロインも乗り込みました。(死神のようなバスが怖い) 実際日本や世界で認知症老人の徘徊を防止するために擬似バス停を設置している地域があるそうです。

男の願望である地位と名誉、色恋、闘争、そして成功といったテーマを追求した「アートスクール・コンフィデンシャル」には、2005年の「Bee Season(綴り字のシーズン)」で本格的映画デビューしたMax Minghella(マックス・ミンゲラ)がお絵かき好きないじめられっ子だった主人公のJerome(ジェローム)を演じます。 夢の世界ではボクは有名な画家だ。 マックス・ミンゲラはリプリーザ・インタープリターを監督したAnthony Minghella(アンソニー・ミンゲラ)の息子だそうです。 「ゴーストワールド」ではニューヨーク映画映画批評家協会(NYFCC)の助演男優賞を受賞した異色俳優「Steve Buscemi(スティーヴ・ブシェーミ)」がコーヒーは美味いけど他人の作品を横取りするおしゃべりな画廊喫茶店「Broadway Bob D’Annunzio」のオーナー役でカメオ出演していますが、こんなに出演場面が多いのにカメオなんです。 その画廊が生徒たちの出発地点なのです。 美術史の教師はモーティシア、じゃなくてAnjelica Huston(アンジェリカ・ヒューストン)ですが50歳代なんてアンビリーバボー、それにブシェミより出演シーンが少ないのにクレジットありなんです。 この映画のプロデューサでもあるJohn Malkovich(ジョン・マルコビッチ)はジェロームのクラスで教える自惚れで欲求不満な美術教授のSandiford(サンディ)を演じます。 アートスクール・コンフィデンシャルの映画化の話しが持ち上がった2001年当時は、Crumb (クラム)の大ファンのDrew Barrymore(ドリュウー・バリュモア)が出演したいと言っていたそうですが実現しませんでした。 1994年の「クラム」は製作にMulholland Dr.(マルホランド・ドライブ)のDavid Lynch(デヴィッド・リンチ)が参加したRalph Bakshi(ラルフ・バクシ)監督の1971年のアニメ「(フリッツ・ザ・キャット)」の原作者であるコミック作家「ロバート・クラム」のドキュメンタリー映画で、1955年のドキュメンタリー賞を総なめにしています。

Art School Confidential Synopsis
「アートスクール・コンフィデンシャル」のあらすじ

以下のストーリーには結末も書かれていますから、これからビデオをご覧になる方は読まない方が楽しめます。

体の大きな友達に小突かれ殴られるいじめられっ子のジェロームがお絵かきでウサを晴らしては又殴られるシーンで始まります。 大きくなったジェロームは相変わらず絵を描いています。 そして相変わらずいじめられています。 しかし、そんなジェロームも入学案内パンフレットに載っていた美少女モデルに魅せられてか、今世紀一の有名画家になりたい!と美術学校”Strathmore”の門をくぐることに。 かなり不純な動機です。 尊敬する芸術家はピカソ! バッグからマリファナ用水ギセル(ボング)がどっさりこぼれ落ちた女学生など、どっちを向いても奇妙な人物ばかりの美術学校のルームメイトもご同様、でっかいヴィンスとゲイのマシュー。 あっそ、生徒だけじゃない!学生を車で送ってきたパパでさえ屈んで落とし物を拾う他の女学生のミニスカートを覗いていた。 さて、学校のカフェテリアでルームメイトのでかいのが美術学校近辺で起こっている謎の連続絞殺殺人事件の話をしているが有名になることと夢のモデル以外には興味のないジェロームが綺麗な子を見かけて移動。 それが学校の入学案内パンフレットに載っていた美少女モデルのオードリーらしいです。 もちろん彼女の絵を描く。 教室にも風変わりな生徒がいっぱい、瞑想する菜食主義の聖人、子供たちは全部巣立ってしまった更年期の母親、美人ビート族、教授の尻を追いかけるおべっか使いなど。 さて、デッサンの授業ではマルコビッチが演じる三角塗りの大家であるSandiford(サンディ)教授が「金儲けをしたいなら金融専門学校に行け」などと講釈をたれていると、マジ素っ裸の男性モデルが入室、唖然とするジェローム。 真正面から見た私も呆然。 休憩時間にはフル○○のまんま女学生に話しかけるモデルにジェロームもオーマイゴッド。 ですが次のデッサン教室ではモデルは可愛いオードリー、目玉が飛び出るジェローム、オ、オ、オードリー? あそこは描けないジェロームと「一番いいとこが欠けてるよ」とあれだけ描いた友達のBardo(バルド)。 ところでヌードモデルのオードリーですが、アメリカの女優陣のムキムキボディとは全く異なる裸体でした。(まるでお風呂屋で見る隣のお姉さんのように自然)
この男性モデルのシーンのせいでアメリカでも一部限定公開のみで一般公開されず、日本では未公開となったのでしょうかね。 私も美術学校でヌードデッサンやヌードクロッキーを経験しましたがごく当たり前のことなので、もしこのシーンのためだけにR指定になったのなら大変バカげたレイトで、深いメッセージをこめた映画を観るチャンスを我々から奪ったことになります。

教室では友達になったBardoがあれやこれやとジェロームに伝授してくれるので、クラスの美人ビートニクをゲットしたところ、これがとんだホルモン異常のように気性が変わりやすい女だったし、次にキャンパスでアイコンタクトをした女は縫いぐるみ狂だったし、モーションをかけてきた女は子持ちだった。 やれやれ、どれもこれもまともじゃないとふと窓の下に目をやると、あの夢のオードリーがW-A-L-K-I-N-G across the campus 。

ジェロームは友達のバルドに連れられて世捨て人のような隠遁生活を送っている酒好きで人格が破壊されたような画家ジミーに会いに行きますが、ベルを押せども応答なし。 そこでバルドは土産を披露、80度の酒。

クラスメイトの展示会で夢のオードリーのポートレイトに見入るジェロームの前にまさかの本物が登場。 一人で地下鉄は怖いからとそのオードリーに誘われて有名な芸術家のDad Platz(ダッド)と合い、帰りにBroadway Bob D’Annunzioの画廊に入った時、オードリーの質問に答えたジェローム、「21世紀で一番の偉大な画家になる!」 (あぁ、バカ言っちゃったかな??)

さて、ジェロームの夢をかなえてくれるハズだった美術学校でしたが、哀しいかなジェロームの絵の腕前は都会では通用しないという事実を思い知ることになるのです。 ジェロームの作品はけなされてばかり。 そうこうしているうちに又もや例の絞殺事件が、こともあろうに今度はキャンパス内で。
ジェロームは「感謝祭に家に帰るので来ないか?」とオードリーを誘いますが、断られ一人寂しく戻ったのでした。 そんなある日ジェロームはサンデイ教授宅を訪ねて壁に飾られた例の三角を見たのです。 展覧会の件はうまく行かないようだ。 教授から実はこのように三角を描くのに25年もかかったと聞いたのでした。 オードリーは新入生で学校のアイドル的なイケメンのジョナと一緒だし。。。と失意のジェロームは絞殺された死人の異常な絵ばかりを描いているジミーを再び訪ねます。 飲みすぎで床にゲボしたジェロームでしたがジミーは自分の作品を1点渡すとジェロームを追い出しました。
オードリーのハートを射止めたい!、涙するジェロームです。 全てうまく行かずに悶々とするジェロームは再びジミーを訪ねたのですが、この時のジェロームの不注意から大変なことが起こります。 ジミーにプレゼントされたジェロームの絵の写真を撮っていた男、これが例の囮捜査官か。 じゃあの幼稚な絵を描いたヤツ? なんと後で聞いたとこでは既婚なんだって! まずいことにこれでジェロームの絞殺犯疑惑が確定。

キャンパス近辺で例の連続絞殺事件があったから囮捜査官の調査により刑事たちも学校を見張っていたのですが、とうとうジェロームが容疑者として逮捕されてしまうのです。 ま、おかげで屋根から飛び降り自殺しなくてよかったかも。 そこで、今までちっとも目立たなかったジェロームは有名になるためにイチカバチカの賭けに出ます。 やっとなれたアート界のセレブ! 長く刑務所に居ればいるほどジェロームは有名になれるというギャラリーのオーナーの助言を受けて、無実なんだからと弁護士の提示する出所を断ってまで刑務所で絵を描き続けるジェロームでした。 ラストはよくあるシーン、刑務所のガラス越しのキス。 なんだ、なんだ、美術界なんて芸術家やその作品そのものに対する評価なんかじゃない!付加価値が大事なんだ! でっち上げだ! というパロディです。(ちなみに日本では1950年に日本で「また逢う日まで」にガラス越しのキスシーンがありました) 過去にジェロームが描いた簡単スケッチもそのモデルになった少女までが誇らしげにジェロームの素描を示していました。 おー!モウレツ!じゃなくて、おー!痛烈!
内容の割りに1時間40分強という長丁場なのでちょっとテンポが気になり見終わるのに辛抱がいる映画です。 誰が絞殺犯人だったのかが分りませんでした。

Art School Confidential Soundtrack
映画「アートスクール・コンフィデンシャル」の音楽を担当したのは2001年のGhost World(ゴーストワールド)や2003年のBad Santa(バッドサンタ)でも音楽を手掛けたDavid Kitay(デヴィッド・キティ)ですがサントラは見つかりません。 「Kitay Scores Zwigoff: Bad Santa / Ghost World – Music Composed & Conducted by David Kitay」というデヴィッド・キティの映画音楽集には「アートスクール・コンフィデンシャル」は収録されていません。 映画では”Ray’s Idea”や”Pure Imagination”などMonty Alexanderのジャズの他、Johann Strauß(ヨハン・シュトラウス)やJohannes Brahms(ヨハネス・ブラームス)などのクラシックの曲が使用されました。

The Dream Girl: Sophia Myles
「アートスクール・コンフィデンシャル」ではジェロームの憧れの君のAudrey(オードリー)を演じたソフィア・マイルズは60年代のイギリスのTVシリーズの「Thunderbirds(サンダーバード)」の実写版(2004年)でみんなの憧れのピンクのLady Penelope(レディ・ペネロープ)を演じて人気のイギリス女優です。
ピンクなソフィア・マイルズの「サンダーバード」インタビューと写真が見られるFLixムービーサイト
★ソフィア・マイルズが出演した映画のThunderbirds – MOVIE
(注!すぐ音)
★テレビシリーズの「TV Thunderbirds」でDavid Graham(デイビッド・グラハム)がペネロペの運転手兼執事役のAloysius “Nosey” Parker(パーカー)は金庫破りの名人だとか。
実写版のペネロープ号の写真が見られるThunderbirds FAB-1は世界でたった1台の特注車で3.5リッターV型8気筒のエンジン搭載フォードだとか。
★ソフィア・マイルズは2006年が当たり年なのかKevin Reynolds(ケヴィン・レイノルズ)監督の「Tristan + Isolde(トリスタンとイゾルデ)」でヌードシーンも話題のアイルランド王女を演じNicolas Cage(ニコラス・ケイジ)監督の「Sonny( ソニー)」で話題になったJames Franco(ジェームズ・フランコ)と共演していますから、テレビ用映画も入れると2006年だけでも9本の出演作がある売れっ子女優です。 一方、ジェームズ・フランコは2008年に「Pineapple Express(スモーキング・ハイ)」でマリファナの売人としてSeth Rogen(セス・ローゲン)とコンビを組み、2012年には強盗してフロリダ旅行する破廉恥な女子大生グループを描いた「Spring Breakers(スプリング・ブレイカーズ)」で麻薬ディーラーを演じます。

ちなみにConfidential(コンフィデンシャル)というのは有名なサスペンス映画の「L.A. Confidential(L.A.コンフィデンシャル)」、ロック評論家「Dave Marsh(デイブ・マーシュ)」の1988年の著書「The Heart of Rock and Soul (ロックンロール・コンフィデンシャル)」、又はゲームのConfidential Missionなどとタイトルによく使用されています。 High School Confidentialはフィフティーズのロックンローラーだった「Jerry Lee Lewis(ジェリー・リー・ルイス)」の1958年の映画テーマソングです。 1961年のウエスト・サイド物語のRuss Tamblyn(ラス・タンブリン)とMarilyn Monroe(マリリン・モンロー)後継者を狙っていたブロンド・グラマーのMamie Van Doren(マミー・ヴァン・ドーレン)が出演しました。
コンフィデンシャルとは「極秘の」とか「機密の」、又は「機密事項」とか「機密扱い」の意味があります。 マル秘!
マミー・ヴァン・ドーレンは50年代ロックンロール歌手のエディ・コクランが出演した綿花摘み映画「Untamed Youth」の他、ドリス・ディのTeacher’s Pet(先生のお気に入り)にも出演しました。
マミー・ヴァン・ドーレンの写真はMamie Van Doren – Hollywood Pinup
ものはついで、アルバムThe Girl Who Invented Rock’n’Roll から珍しいマミー・ヴァン・ドーレンの歌で”A Lifetime of Love”が聴けるwfmuラジオの肉体派女優特集のプレイリストはPlaylist for Irwin – December 18, 2002(Listen to this show (RealAudio)をクリックしてクリップ・ポジション(再生バー)を3曲目の11:06:40)
Mamie Van Doren: The Boy Catchers Theme – YouTube

☆映画「アートスクール・コンフィデンシャル」のスチール写真が見られるArt School Confidential Photos – About.com Photo Gallery(サムネールをクリック)とArt School Confidential Photos – Joblo.com

videoアートスクール・コンフィデンシャルのオフィシャルサイトはOfficial Site – ArtschoolConfidentialTheMovie.com
(注!すぐ音、右下のClick Here to Enterをクリックするともっとヴィデオが観られます)
アメリカでは2006年4月に一部限定公開ですがR指定です。(原因はデッサンのモデルくらいしか思い浮かびませんが)
日本では未公開のままDVDが発売になります。

日本で2009年発売のDVDです。
Art School Confidential DVDアートスクール・コンフィデンシャル

Art School Confidential (原書ペーパーバック)
Art School Confidential Book

Daniel Clowes
今、若者に大人気の新コミック作家Daniel Clowes(ダニエル・クロウズ)は「Ghost World」や「Ice Haven」などの作者として知られ、60年代のアングラ・コミックの後継者ともいわれるそうです。 日本ではシン・シティで有名になったフランク・ミラーの劇画とは又違って、New Yorkerにも掲載されるチャールズ・アダムスのアダムス・ファミリーのようなコミックです。(とはいうもののニューヨーカーの漫画は全部同じに見えてしまう私ですが)
ダニエル・クロウズは事実に基づいた2006年の最新映画の脚本を手掛けているそうです。 メイキング中のタイトルがBackyard Resistanceと名づけられた冒険コメディは、3人の青年達が実際に自分達で映画「Raiders of the Lost Ark(失われた聖櫃)」のリメイクを7年かけてミシシッピで撮影したそうです。 これを娯楽マガジンが記事にしたところ、プロデューサーのScott Rudin(スコット・ルーディン)の眼に止まり今回の映画化となったようです。  スコット・ルーディンは2005年のライフ・アクアティック、2004年のクローサーや1991年のアダムス・ファミリーなど数多くの映画の制作を担当しています。

Mr. Mudd
Mr. Muddプロダクションというのは、は「二十日鼠と人間」や「ゴーストワールド」のプロデューサーのJohn Malkovich(ジョン・マルコビッチ)とRuss Smith(ラッセル・スミス)、そして「ゴーストワールド」のプロデューサーLianne Halfon(リアン・ハルフォン)と3人で共同経営するプロダクションで、マルコビッチ念願のジョニー・デップ主演の新作歴史映画「The Libertine(ロチェスター伯爵/リバティーン2004年)」も手掛けています。 Mr. Muddという名前はジョン・マルコヴィッチが1984年にThe Killing Fields(キリング・フィールド)の撮影中にマルコビッチ付きだった運転手の名前だそうで、こんどは服のブランドにもなるそうです。 Mr. MuddプロダクションはSebastian Rotella(セバスチャン・ロテラ)の書き下ろし犯罪小説「Triple Crossing」のオプション権をすでに取得しマルコビッチが監督となって映画化するそうです。 原作者のセバスチャン・ロテラが脚本を担当するもよう。 セバスチャン・ロテラは1998年のノンフィクション「Twilight on the Line: Underworlds and Politics at the U.S.-Mexico Border」がその年のニューヨーク・タイムスの注目の一冊としてリストアップされています。 「Triple Crossing」は、Sebastian RotellaがLos Angeles Times のベテラン特派員としての経験を元に、合衆国に蜜入国した子供の苦境を描いたドキュメントだとか、国境警備員が危険なメキシコの麻薬犯罪捜査を行うストーリーだとか云われています。

Audio-Visual Triviaのジョン・マルコビッチの映画
アイ・アム・キューブリック! Colour Me Kubrick
マルコヴィッチの穴
レディース・ルーム
二十日鼠と人間
DVDの紹介のみはマルコビッチの危険な関係