クローサー Closer (2004)

Closer
Clive Owen, Natalie Portman, Julia Roberts and Jude Law
クローサー(2004年)

セックスと嘘とインターネット!
一目惚れってあると思います?・・・なら、もっともっとよく見て!
出演はJulia Roberts(ジュリア・ロバーツ)とJude Law(ジュード・ロウ)、そしてNatalie Portman(ナタリー・ポートマン)とClive Owen(クライヴ・オーウェン)の2組が四角関係になる恋愛映画です。 この映画でジュード・ロウが演じるDan(ダン)の役は舞台ではクライヴ・オーウェンが演じたそうです。 ちなみにジュード・ロウはナタリー・ポートマンと2003年に「Cold Mountain(コールド マウンテン)」で共演しています。
※上記は冗談で「セックスと嘘とインターネット」と書いたのですが、これは1989年に色々な賞を獲得したスティーブン・ソダーバーグ監督のインディペンデント映画「Sex, Lies, and Videotape(セックスと嘘とビデオテープ)」をもじったつもりだったのです。 ところがなんと驚いたことに日本未公開ですが1998年に「Fatal Online Affair(セックスと嘘とインターネット)」というドイツ映画があったのです。 冗談にもならない!よく調べないと混同しますね。

If you believe in love at first sight… Take a closer look.
National Theatre Cottesloe(コツロウ劇場)で上演され、セックスに関するあけすけな会話で話題となったPatrick Marber(パトリック・マーバー)のロングラン戯曲の映画化です。 同じく映画の脚本もパトリック・マーバーです。
※ NTCはロンドンのナショナル・シアターの一つであるCottesloe(コツロウ)劇場です。
※ 英語ですがパトリック・マーバーの戯曲のレビューはPlatform Papers : Patrick Marber (October 1999)

2004年のゴールデングローブ賞5部門にノミネートされたMike Nicohols(マイク・ニコルズ)監督による2組の男女の出会いと別れを描いた作品が、2005年1月16日の発表では、助演女優賞をナタリー・ポートマン、助演男優賞をクライヴ・オーウェンが受賞しました。
ドイツ出身のマイク・ニコルズ監督は俳優経験を経て監督となり1966年の「Who’s Afraid of Virginia Woolf?(バージニア・ウルフなんかこわくない)」でメジャーデビューし、1967年の「The Graduate(卒業)」で広く世にに知られるようになりました。 1988年の「Working Girl(ワーキング・ガール)」や1966年の「The Birdcage(バードケージ)」が面白いです。 2007年には「クローサー」に出演したジュリア・ロバーツが女性大富豪役で出演するCharlie Wilson’s War(チャーリー・ウィルソンズ・ウォー)を監督します。

video「クローサー」のオフィシャル・サイトはCloser – SonyPictures.comでは「Enter the Site」→上の「Trailer」をクリックすると予告編が観られます。 (予告編で流れるSuzanne Vega(スザンヌ・ヴェガ)の「Caramel」は映画では使われていないそうです。

アメリカでは2004年12月に公開され、日本では2005年5月です。

☆映画「クローサー」のスチール写真はCloser Photos – IMDb(矢印をクリック)

Closer Synopsis: Hello Stranger
「クローサー」のあらすじ

以下のストーリーには謎が解ける結末も書かれていますから、これからビデオをご覧になる方は読まない方が楽しめます。

映画のオープニングはDamien Rice(ダミアン・ライス)の自作自演の”The Blower’s Daughter”が流れるなか、ロンドンの雑踏を登場人物のナタリー・ポートマンが演じる赤いショートヘアの少女ジュード・ロウが演じるDan(ダン)が歩いてくるシーンで始まります。 突然アリスが車に撥ねられたけれど、驚いて駆け寄ったダンにご挨拶、「Hellow, Stranger…」 二人はロンドンの町をいく、ロンドン警察のボビーたちに赤い二階建てバス、そして1880年に作られた人助けで犠牲になった人々のメモリアルプレートがあるThe Postman’s Park(ポストマンズ・パーク)を散策した。 そうそう少女の名はAlice Ayres(アリス)。 煙草を吸うニューヨークからやって来たアリスとジャーナリスト(志望)のダンとの出会いと同棲。 なんと可愛いアリスはニューヨークでストリッパーだったという。 それを聴いたダンは興味を持ちアリスの過去を記事にしようとする。
1年後、場面は変わってジュリア・ロバーツが演じるアメリカ人の写真家のAnna(アンナ)にポートレイトを撮ってもらっているダン。 別居中のアンナにも一目惚れするダン。 ダンはアリスをアンナのスタジオに連れてくる。 ダンのアンナへの感情を知ったアリスの目には涙が、それも激写するアンナ。 アリスがいることを知ったアンナはダンの感情受け付けない。
暇を持て余して出会い系サイトでチャットするダン、相手はクライヴ・オーウェンが演じる医者のLarry(ラリー)。 ゲイではありません。 ダンがDDWというIDでアンナになりすまし、”virgin”とか”sex”とか”knickers”などという過激な言葉を送信して悪戯しているところ。 ラリーは喜んで誘いに乗った。 留めの一発は「デカイ?」 あせったラリーの返信は「9フィート!」 えっ、あぁ、間違いね。 Ohohooooooooo!
おいこら!というほどたくさんの卑猥な言葉の応酬のBGMがクラシックなのがなんとも滑稽。 ロンドンの水族館で合う約束を交わした。 目印はラリーが白いコート着用のこと。 XXXXXXXX!
さて期待いっぱいで約束の水族館にやって来たラリーは居るはずも無いアンナを探し回る。 ところがいた! まさかとは思ったがラリーは呼びかけてみる。 「アンナ!」 顔を向けたアンナに白いコートを見せるラリー。 しかし話が噛み合わない。 誰かがアンナを騙ってインターネットのチャットをしたことが判明。 何でそんなことをしたのかって、その男(ダン)はアンナが好きだから。
その4ヵ月後のアンナの展覧会場、涙を流しているアリスの写真の前でアリスとアンナと結婚する予定のラリーが出会った。 一方アンナはラリーと結婚することをダンに話す。 「貴方がキューピッドだったのよ。」 顔色の変わるダン。 この後必死にアンナへ想いを伝えようと試みるダン。 結婚を控えていたアンナもご同様だったので交渉成立。
アンナと関係があることをダンから直接聴いたアリスは姿を消す。 結婚したもののダンを愛しているアンナ、それを知ったラリーは「じゃ、なぜ結婚したのだ?愛してはいなかったのか。」と憔悴の境地。 その数ヵ月後のこと、偶然入ったクラブでストリッパーとして働いているピンクのウイグのアリスに再会。 この時流れる曲は”The Devlins “World Outside
Natalie Portman and Clive Owen in Closer – YouTube
ストリッパーのアリスに金を払ったラリーが手を払う仕草をして「見せて。」というシーンは衝撃。

☆アンナと離婚した利発とも狡猾ともとれるラリーがダンに打ち明けた究極の真実とは。 貴方の愛はどこ?見えない、触れられない、感じられない、聞えない! 嘘は愛を育み、真実は愛をぶち壊す。 アリスに去られたダンは再びポストマンズ・パークを訊ねてみた。 そこにはダンの目を惹いたプレートがあった。 Alice Ayres! ラストは冒頭と同じく街を歩くアリス。 今までになく颯爽と歩く可愛いアリス。 ロンドンではなくニューヨーク。 音楽はダミアン・ライスの”Cold Water”

Jean Reno(ジャン・レノ)主演の1994年公開の「Leon The Professional(レオン)」ではおかっぱ頭の少女「マチルダ」を演じたナタリー・ポートマンが10年後の今ではなんと!ストリッパー役です。 もったいなくも、オールヌードシーンはカットになったそうですが、ナタリーポートマンのお尻が見られるNatalie Portman Photos – abcdane.net
ナタリーポートマンの写真が見られる150 BEST Natalie Portman Pictures
CLOSER – Natalie Portman & Clive Owen Strip Club Scene – YouTube

Clive Owen
1997年の「Bent(ベント/堕ちた饗宴)」でゲイを演じたイギリス出身のクライヴ・オーウェンといえば2002年に「ボーン・アイデンティティー」の寡黙な狙撃者(教授)役でハリウッド進出、「クローサー」では数々の映画賞を獲得して絶賛されました。 その後2005年に「シン・シティ」でかっこいい拳銃使いのドワイトを演じています。 2006年のSF映画「Children of Men(トゥモロー・ワールド)」では少子化どころか女性が生殖能力を失った後、テロで世界が崩壊しても唯一治安を維持するため警察国家となった不毛の英国を描いた映画です。 クライヴ・オーウェンは非暴力で希望を守ろうとするエネルギー省の文化大臣セオ・ファロン(ゴム草履愛用の元活動家)を演じていますが、元妻(ジュリアン・ムーア)の地下組織FISH(フィッシュ)に関わり助けを求めた友人のジャスパー・パルマー(マイケル・ケイン)の隠れ家で自家栽培のイチゴの咳という大麻と食事(日本食かアジア)を振る舞われた。 元ジャーナリストで活動家らしき老いたジャスパーは同じくジャーナリストで拷問により白痴化した妻と残って政府の組織に射殺されてしまうのです。 組織フィッシュと警官殺しとして警察とに追われているセオと人類の救世主となる子供を身籠った妊婦のキーは安全国家を求めて大量に押し寄せた移民を排除するための収容所に一時身を隠し、セオの産婆で赤ん坊を産んだ(CG処理)後に政府の兵士とテロリストの蜂起の凄まじい銃撃戦(驚異の長回し)の街を身ひとつでくぐり抜ける。 二人は赤児の鳴き声が盾となり、無事にマリカが調達した小舟で地下水道から海に脱出し海上ブイの近辺で約束の助け船”トゥモロー号”を待つ間、市街戦で撃たれたセオはキーにゲップのさせ方を教えると息絶えてしまいます。
ちなみに2006年の「ピンクパンサー」でカメオ出演し、カッコイイ諜報員006(ナイジェル・ボズウェル)として突然飛び込んで来た時はビックリ。

Closer DVD
Closer DVDクローサー
2005年発売の「closer / クローサー」DVDもあります。
画像は2006年発売の「closer / クローサー」ワイド版DVDですが、リンクは2009年発売のDVDになっています。

ローレンス・オリビエ賞などを受賞した日本語版書籍の戯曲”クローサー”を映画の予習にいかが?
Closer Bookクローサー
英語版の「Closer」ペーパーバックもあります。

Closer Soundtrack
映画「クローサー」のサウンドトラックはリリースされていないそうですが、映画で使用された音楽は殆どMozart(モーツァルト)のオペラ出有名な「Così fan tutte(コシ・ファン・トゥッテ)」です。 映画の始めと終わりには挿入歌としてアイルランド出身のシンガーソングライターであるDamien Rice(ダミアン・ライス)の”The Blower’s Daughter”と”Cold Water”が流れます。
※モーツァルトのオペラCosì fan tutte(コシ・ファン・トゥット/女はみんなこんな者)の2枚組CD「Mozart: Così fan tutte」が販売されています。(オペラの”コシ・ファン・トゥッテ”について詳しくはCosì fan tutte – Ai’s Opera Note
Damien Rice – The Blower’s Daughter
(Live)- YouTube

Damien Rice – Cold Water (Live)- YouTube

「The Blower’s Daughter」と「Cold Water」が収録されているダミアン・ライスの人気CD「O
Damien RiceO

映画のサウンドトラックではありませんが予告編で流れたスザンヌ・ヴェガの「キャラメル」を収録したCDです。
Suzanne VegaRetrospective: The Best of Suzanne Vega
♪ Suzanne Vega – Caramel

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クローサー Closer (2004)」への4件のフィードバック

  1. こんにちは♪
    観てきましたよ〜クローサー♪
    意外と普通??の終わり方をしていたので、、。ふーんといった感じでしょうか。
    挿入歌に使われていたオペラ風の曲もよかったです。
    多分、「Edden? Ne andro lontana」 だと思うのですが、、。
    こちらもトラバさせてくださいね。
    宜しくお願いします。

  2. たびたび、失礼します。
    曲名訂正です。
    正=Ebben? Ne andro lontana
    誤=Edden? Ne andro lontana
    キーを打っているうちになぜか、エベンが、エデンに、、。(笑)
    失礼しました。

  3. koukinobaaba より:

    chandelier さん、”Ebben? ne andro lontana”といえばカタラーニのオペラ「ワリー」のアリアですが、劇中のオッペラは”Così fan tutte(女は皆こうしたもの)”のようですね。

  4. koukinobaabaさん♪
    さすが、曲にもお詳しい、、。

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