Gwyneth Paltrow, Jude Law and Matt Damon on The Talented Mr. Ripley
リプリー(1999年)
Anthony Minghella(アンソニー・ミンゲラ)が監督したサスペンス映画「リプリー」はPatricia Highsmith(パトリシア・ハイスミス)の唯一のシリーズ物で1955年のThe Talented Mr. Ripley(「小悪党 トム・リプリー」又は「才人 トマス・リプレイ」)をRene Clement(ルネ・クレマン)監督がAlain Delon(アラン・ドロン)主演で1960年に映画化した「Plein Soleil(太陽がいっぱい)」をリメイクしたハリウッド版の「リプリー」です。 オリジナルとはまた違った解釈でゲイ色も濃くなっています。
「太陽がいっぱい」と「リプリー」の原作者であるパトリシア・ハイスミスは「Vertigo(めまい)」などのミステリー映画を監督したAlfred Hitchcock(アルフレッド・ヒッチコック)の「Strangers on a Train(見知らぬ乗客)」の原作者としても知られるようになりました。
Ripley’s Game & Ripley Under Ground
パトリシア・ハイスミスの小説「トム・リプリー」の映画化では1977年にWim Wenders(ヴィム・ヴェンダース)が監督し、Dennis Hopper(デニス・ホッパー)がハンブルグでもテンガロンハットを被っているアメリカ人の詐欺師の画商で贋作で商売するトム・リプリーを演じたミステリー「Der amerikanische Freund(アメリカの友人)」があり贋作画家ダーワット役でニコラス・レイ監督が、マフィアのボス役にサミュエル・フラー監督が出演しています。 白血病で余命いくばくもない額縁職人が家族のためにリプリーを通じて殺しを引き受ける哀しい話です。 一方、Liliana Cavani(リリアーナ・カヴァーニ)が監督し、「The Talented Mr. Ripley(リプリー)」の映画化権利が欲しかったJohn Malkovich(ジョン・マルコヴィッチ)が主演した2002年の「Ripley’s Game(リプリーズ・ゲーム)」がありました。 こちらは日本未公開ですが2005年にも「Meet Joe Black (ジョーブラックによろしく)」のClaire Forlani(クレア・フォラーニ)が出演した「Ripley Under Ground(リプリー 暴かれた贋作)」があります。 監督は1997年に「Tomorrow Never Dies(007/トゥモロー・ネバー・ダイ)」を監督したRoger Spottiswoode(ロジャー・スポティスウッド)で、セクシーだけどいかにも悪そうなBarry Pepper(バリー・ペッパー)がトム・リプリー役を演じています。 マルジュ役はHeloise Plisson(エロイーズ)として2004年に「Ladder 49(炎のメモリアル)」でヒーローの妻を演じたJacinda Barrett(ジャシンダ・バレット)が演じています。 ちなみにパトリシア・ハイスミスの原作というと「リプリー」で原作にはないキャラクターのメレディス令嬢を演じたケイト・ブランシェットがヒロインのキャロルを主演する2015年の女性版リプリーの「Carol(キャロル)」が話題になりそうです。
主人公のTom Ripley(トム・リプリー)をMatt Damon(マット・デイモン)が演じます。 オリジナルのフランス映画ではMarie Laforet(マリー・ラフォレ)が演じたMarge(マルジュ)の役を「シルヴィア」で主演したGwyneth Paltrow(グウィネス・パルトロウ又はグイネス・パルトロウ)が演じています。 「死刑台のエレベーター」のMaurice Ronet(モーリス・ロネ)が演じた金持ちのPhilippe(フィリップ)は「リプリー」ではディッキーですが「アルフィー」の色男Jude Law(ジュード・ロウ)が好演しています。 「トム」をブルジョワのディッキーだと信じ込んで愛する令嬢をCate Blanchett(ケイト・ブランシェット)が演じます。 リプリーではあまり目立たないケイト・ブランシェットですが、この後2001年の「Bandits(バンディッツ)」では平凡にして奇奇怪怪な女を演じ、2004年の「The Aviator(アビエイター)」ではハリウッド女優のKatharine Hepburn(キャサリン・ヘップバーン)役、2005年の「The Life Aquatic With Steve Zissou(ライフ・アクアティック)」では雑誌記者を演じています。 楽しみなのは2008年にBrad Pitt(ブラッド・ピット)と共演する「The Curious Case of Benjamin Button(ベンジャミン・バトン 数奇な人生)」です。 ジュード・ロウとグウィネス・パルトロウはこの後、2004年に「Sky Captain And The World Of Tomorrow(スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー)」でも天才パイロットと女性記者の恋人同士として共演します。嘘つきの天才は悲劇を招く
リプリーのあらすじ
マット・デイモンが演じるトム・リプリーの横顔に流れる曲はガブリエル・ヤーレ作曲でアイルランド出身のSinéad O’Connor(シネイド・オコナー)のボーカルで”Lullaby for Cain(カインのララバイ)”です。 タレンテッドトム・リプリー、その1、映画の冒頭はピアノの調律やピアノ弾きのトラ(ハコの逆)などでその日暮らしのトムの回想、ニューヨークの富豪のグリーンリーフのパーティ会場で代役として女性歌手のピアノ伴奏するトム・リプリーが映されます。 トムが着ていた借り物の大学ブレザーに目を留めたグリーンリーフ氏はトムとの会話からイタリアで放蕩三昧の息子ディッキーの学友と勘違いして息子を連れ帰ることを千ドルでトムに依頼します。 欧州航路から空港で出会ったローグ令嬢メレディスにディッキー・グリーンリーフだと自己紹介してトムはジャケットよりも重大な嘘をつきます。
ジャズ好きなディッキーがチャーリー・パーカーにちなんでバード号と名付けたヨットを見つけたトムはターゲットを確認します。 御曹司ディッキーと一緒に住んでいるガールフレンドのマージ。 海水浴場でトムは二人に近づいてプリンストンで一緒だったトムだと名乗るが相手にされない。 ところがイタリア娘のシルヴァーナと浮気中のディッキーを見つけるとトムは先回りして二人のモンジベロの家を訪れていた。 マージの話によればニューヨークの喧騒を逃れてパリで執筆活動をしている時、モンマルトルのカフェでサックスを演奏するディッキーに魅せられてしまったたそうだ。(この時の曲は”My Funny Valentaine”) 遅れてやって来たディッキーにトムは父親の声色を真似て感心させるがトムは何でも真似る。サインさえも。
父親からの頼みも暴露したトムは激怒したディッキーに帰れと言われてしまいます。 そこでお得意の嘘(事前工作)でわざとカバンの中身を落とす。 なんとディッキーの大好きなジャズのアルバムが何枚か、チャーリー・パーカーやソニー・ロリンズなどに混じってチェット・ベイカーのLP「CHET BAKER SINGS」も。 予習の効果を発揮したトムがジャズ好きと知ってディッキーはナポリに誘う。
ナポリのジャズ・クラブ「カフェ・ラティーノ」のシーンが最高! クラブでイタリア人の友人ファウスト(Rosario Fiorello)とトムとお得意のサックスもご披露したディッキーが歌うコミカルなナポリ語の歌(カンツォーネ)は”Tu vuò fà l’americano(君はアメリカ人になりたい)”です。 Renato Carosone(レナート・カロゾーネ)が1956年に作ったこの曲は後に”Pa-Panamericano”として知られるようになり、「マダガスカル3」のサントラで”We No Speak Americano(パッパラ☆アメリカ〜ノ)”として使用されました。
すっかり意気投合したディッキーはトムをしばらく自分と一緒に住まわせることにしてマージとのヨット遊びにも連れて行きます。 この辺りのシーンでトムがマージから貰ったというディッキーの指輪を褒めるのですがこれが後にディッキーに成り代わるトムの所有物に。
トムにとって夢のような日々を過ごしている中、ローマではディッキーの友人でプリンストンの同級生だったフレディ・マイルズに紹介されます。 最初からトムを詐欺師と見抜くフレディを演じるのは若い頃のアルコールと薬物中毒が再発し、2000年のロック映画「Almost Famous(あの頃ペニー・レインと)」で実際に薬物中毒で死亡した音楽ジャーナリストのLester Bangs(レスター・バングス)を演じた後、2014年に46歳で亡くなったPhilip Seymour Hoffman(フィリップ・シーモア・ホフマン)で、2005年の「カポーティ」では作家のトルーマン・カポーティを演じた特異な俳優です。
シャツも好きなのを着ていいし、ジャケットもくれるというんでディッキーの部屋でファッションショーを楽しんでいたトムはフレディと遊んでいるはずのディッキーが意外に早く戻って来て罵倒したので驚きます。 この辺りからディッキーはトムがウザイと感じてきたようです。 フレディなどはあからさまにトムをダニ呼ばわりします。 そんな時、ディッキーの子供を宿したシルヴァーナは金の無心を断られて海に身投げします。 トムはシルヴァーナの責任を自分が代わると申し出てディッキーと二人だけの秘密を作りうまくことが運んだと思うのです。 それもかかわらず、ディッキーは約束したベネチアへの同行を保護にしてサンレモのジャズ・フェスティバルに行ってから別れようと言い出します。(ディッキーの父親は手紙でトムの役目は終わったと書いてきた) ディッキーはマージとの新居を構える予定のサンレモで本当は同級生じゃないとマージと賭けをしたのだと言ったが、家を海から探すのだとモーターボートを借りて沖合に出る。 海でトムはディッキーを愛していると告白し、二人で一緒に住むことを提案するが、寄生虫呼ばわりされた。 裏切られたと思ったトムは激昂してディッキーをオールで打ったが逆上したディッキーが殺してやると首を絞めてきたのでさらに滅多打ちにしてしまう。
トムは恋敵でもあるマージを訪ねるとディッキーは例の気まぐれで一人になりたいとローマに出掛けてしまったけどマージへの香水を預かってきたと手渡す。(別離を匂わせるディッキーの手紙も同封) マージもローマに行ってディッキーとはっきりさせたいと言う。 パスポートの写真がディッキーのままでも富豪の息子なのでどこもスルー、有り得ない! ローマでは別々のホテルにトムが化けたディッキーとトム・リプリーが宿泊して電話の伝言を頼む工作。 御曹司ディッキーとしてのトムに気があるメレディスと街で再会し、グリーンリーフ氏の金を引き出して爆買いの後、翌日のオペラに誘われる。 そのオペラの演目はチャイコフスキーの「Yevgeny Onyegin(エフゲニー・オネーギン)」で主人公はまるでトム・リプリーさながら、第二幕終盤の決闘場面では感情移入して涙を流す。 ロビーでマージと出っくわして焦るトム、マージの連れのピーター(原作にはないキャラクターの音楽家)から後で連絡をと電話番号を渡されたトムだがメレディスとマージが顔を合わせてはまずいとオペラを途中でメレディスを外に連れ出し、マージを忘れられないと話して二度と会わないように仕向ける。 きちんと別れたいというメレディスとディッキーとしてのトムは翌日スペイン広場のカフェで待ち合わせるがトムが仕組んでマージとピーターがやって来る。 ピーターとは知り合いだったメレディスは声をかけて昨晩のオペラにはディッキーと一緒だったと話してマージを落胆させるが、マージに会って踏ん切りがついたと帰っていく。 マージも踏ん切りがついてモンジベロに戻っていく。
街から離れて家具付きのパラッツオ・ジョイアでディッキーとしての生活を享楽しているトムの元にフレディが訪ねて来る。 髪型も変えたトムはディッキーの指輪は石鹸で抜いたが室内履きはディッキーのものだし、調律の悪いピアノがある。 何か変だと詮索するフレディは説明しろと迫るがこれはまずいことになったとディッキーを置物の像で殴って殺すトム。(この胸像は同性愛者だったと云われる第14代ローマ皇帝ハドリアヌス) 死体を始末したトムの部屋に刑事がやってくる。 ニュースでフレディ殺しを知ったマージがディッキーを訪ねてくる。 窮地のでトムはトム・リプリー宛にディッキーとして罪を告白し自殺をほのめかす手紙(遺書)を書き、警察に行くにもイタリア語が不得意としてピーターに助けを求める。 尋問では遺書を見たにもかかわらずトムがディッキーとフレディを殺したと決め付ける。
ピーターが探してくれた家に住むトム。 ディッキーの父親もアメリカからやってくる。 何にも知らない父親はディッキーを悪者と決め付けトムをほめそやす。 トムが入浴中にディッキーの指輪を見つけて詰め寄るマージ。 釈明するために嘘の愛を告白するトム、マージ危しという時にピーターが入ってきて救われた。 翌日サン・マルコ広場近くのホテルにディッキーの父親を訪ねるとマージも来ていた。 二人は部屋を出てトムは私立探偵のアルヴィン・マッカロンと話すことに。 世間体を考える父親がイタリアに行かせた理由だったディッキーの学生時代の傷害事件の口止め料としてこれまで父親が送っていた金をトムに変えるという父親や、最後の最後までディッキー殺しと詰るマージと別れたトムはピーターのコンサートが開催されるアテネに行く。 ピーターと乗った船でメレディスに出会いピーターと一緒ではないかと聞かれ否定するトムはキスをしてごまかす。 船室でピーターからそのことを指摘され自分が嫌になったと話すトム、涙ながらにトム・リプリーの良いところを言ってもらう。 ピーターに添い寝して「トムはミステリアス、特別な人だ…一緒にいると胸が苦しくなる」を聞きながらトムは紐をしごく。 許して、ピーター。
野心に燃える貧しい青年の小さな嘘が重罪を招くという点では「ウディ・アレンの重罪と軽罪」にも通ずるところ有りです。
犯罪者が主人公だと感情移入してその人物の共犯者になってしまう、というかそう仕向けられます。
ゲイで殺人者のどうにもしょうがない悪党を憎めないキャラクターとして描いた作者「パトリシア・ハイスミス」の筆の力(腕)でしょうか。 原作とはかなりかけ離れているそうですが、続編の「Ripley Underground(贋作)」、「Ripley’s Game(リプリーズ・ゲーム)」、「The Boy Who Followed Ripley(リプリーをまねた少年)」、「Ripley Under Water(死者と踊るリプリー)」なども加味されているのだとか。
talented(天才の)が嘘つき主人公リプリーの形容詞ですが、これ以外にも彼を形容する言葉をつけた完全タイトルは「The Mysterious Yearning Secretive Sad Lonely Troubled Confused Loving Musical Gifted Intelligent Beautiful Tender Sensitive Haunted Passionate Talented Mr. Ripley」だそうです。(じゅげむじゅげむごごうのすりきれ……) これは主人公「トム・リプリー」の究極の懇願、「ボクを誉めて!」に対しててホモダチのピーター(ディッキー亡き後に出来たマージの恋人)が言った誉め言葉です。 これを聴きながら、八方塞がりのリプリーは突如野獣と化します。
The Talented Mr. Law
オリジナルの「太陽がいっぱい」と同じように1950年代のイタリアを背景に撮られた豪華なロケーション、その雰囲気を余すことなく捉えた映像の美しさと随所に挟さみ込まれたジャズの選曲がこれまた素晴らしいと大評判です。 特にナポリのジャズ・クラブ「カフェ・ラティーノ」のシーンは雰囲気があります。 この映画のためにジュード・ロウはサキソフォンを、マット・デイモンはピアノを練習したそうです。 二人で”Tu Vuo’ Fa L’Americano”をデュエットしたり、マット・デイモンがChet Baker(チェット・ベーカー)で御馴染みのMy Funny Valentineをチェットそっくりに唄うシーンはストーリーを思い浮かべるとジーンときます。
「リプリー」のトレーラーはThe Talented Mr Ripley Trailer – VideoDetective
The Talented Mr Ripley Trailer – YouTube
Anthony Minghella (1954 – 2008)
イギリス出身でイタリア系のアンソニー・ミンゲラは「リプリー」の前の1996年に「The English Patient (イングリッシュ・ペイシェント)」、後には再びジュード・ロウを起用して「奥さまは魔女」のNicole Kidma(ニコール・キッドマン)が主演した2003年の「Cold Mountain (コールド マウンテン)」を監督し、2005年にはニコール・キッドマンが出演する「The Interpreter(ザ・インタープリター)」の製作総指揮も手がけています。 ジュード・ロウが主演する2006年の「Breaking and Entering(こわれゆく世界の中で)」はJuliette Binoche(ジュリエット・ビノシュ)が出演しています。
アンソニー・ミンゲラ監督は首に出来た癌の摘出手術後の出血性合併症により惜しくも54歳にして2008年に亡くなりました。 ちなみに息子のMax Minghella(マックス・ミンゲラ)はイギリスの俳優として2006年の「Art School Confidential(アートスクール・コンフィデンシャル)」で主演している他、5本ほどの出演映画が日本で公開されています。
☆「リプリー」の原作者「パトリシア・ハイスミス」について詳しくはミステリー・推理小説データベース
「リプリー」のスチール写真はAll Photos from Ripley – IMDb.com
The Talented Mr. Ripley Soundtrack
音楽はレバノン出身の作曲家であるGabriel Yared(ガブリエル・ヤレド又はガブリエル・ヤレッド、日本での表記はガブリエル・ヤーレ)ですが収録されているジャズのスタンダード曲がすごい!
“My Funny Valentine” Performed by Matt Damon (Written by Richard Rodgers and Lorenz Hart Performed by Chet Baker)
“The Champ“ (Written and Performed by Dizzy Gillespie)
“Ko-Ko” (Written by Charlie Parker(チャーリー・パーカー)
“Nature Boy” (Written by Eden Ahbez Performed by Miles Davis)などなど。
ジャズが満載のサウンドトラックはThe Guy Barker International Quintetをバックに歌うマット・デイモンとジュード・ローの珍しいデュエット「Tu Vuo’ Fa L’Americano”(アメリカ人になりたい)」が収録されています。(ちなみにこの曲アメリカーノはソフィア・ローレンがマルチェロ・マストロヤンニと共演した映画でアルマンド・トロヴァヨーリ楽団をバックに歌い、サントラアルバムLucky to Be a Womanに収録) 映画で使用されたChet Baker(チェット・ベイカー)の”My Funny Valentine”、Sonny Rollins(ソニー・ロリンズ)の”Tenor Madness”、Bing Crosby(ビング・クロスビー)の”MAY I?”などはサントラに収録されていません。
☆下記は国内盤ですが輸入盤の「The Talented Mr. Ripley: Music from the Motion Picture Score」(ASIN: B000034CZA)もあります。
リプリー サントラ
♪ 試聴は「リプリー」オリジナル・サウンドトラック – Tower.jp
The Talented Mr. Ripley DVD
リプリー
上記の画像は2004年に発売された日本語字幕版「リプリー」のDVDですが、現在は入手困難なのでリンクは2000年版になっています。
The Talented Mr. Ripley Book
英語の中身が覗ける河出文庫版で佐宗鈴夫が翻訳したパトリシア・ハイスミスのミステリー「リプリー」ですが現在入手困難となりました。
リプリー
リプリー 角川文庫(ISBN-10: 404251801X)もありますが共に現在は入手困難です。
トム・リプリー・シリーズの第五作目(完結篇)で佐宗 鈴夫が翻訳した「死者と踊るリプリー (河出文庫) [文庫]」(ISBN-10: 4309462375)は在庫あり。
The Talented Mr. Damon
「太陽がいっぱい」でアラン・ドロンが演じた役を見事にこなしたマット・デイモンはハーバード在学中に書き下ろした原案を基に友人のBen Affleck(ベン・アフレック)とGus Van Sant(ガス・ヴァン・サント)が監督した映画「「Good Will Hunting(グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち)」に出演しましたが、脚本がベン・アフレックと共にアカデミー賞やゴールデングローブ賞を獲得したという天才君です。 この後、ジム通いでばっちり鍛えたマット・デイモンは逞しい男として2002年の「ボーン・アイデンティティ」シリーズに出演し、2003年にはコメデイにも挑戦しMeryl Streep(メリル・ストリープ)がカメオ出演した「Stuck On You(ふたりにクギづけ)」で「恋する人魚たち」で奔放なママを演じたCher(シェール)と共演していますが、2005年の「The Brothers Grimm(ブラザーズ・グリム)」はさて置き、2010年の「Hereafter(ヒア アフター)」や2011年の「Contagions(コンテイジョン)」などとどの映画でも一風変わったキャラクターを演じこなしています。
オーシャンズ12(2004年)
ボーン・スプレマシー(2004年)
ボーン・アイデンティティー(2002年)
Audio-Visual Trivia内のガブリエル・ヤーレの映画音楽
2004年のShall we ダンス?
2003年のシルヴィア
Audio-Visual Trivia内でグウィネス・パルトロウの出演映画
上記の「シルヴィア」
2006年のInfamous
2008年のアイアンマン