Harry Belafonte sings Hava Nagila
♪ Harry Belafonte – Hava Nagila – YouTube
♪ Havah nagilah Havah nagilah Havah nagilah venismechah
ハバ ナギラ ハバ ナギラ ハバ ナギラ ヴェーニッスメハッ! という調子の良い歌は日本では昭和30年代初頭に”バナナ・ボート”で有名なHarry Belafonte(ハリー・ベラフォンテ)が歌ってヒットしました。
Traditional Jewish Melodies – Hava Nagila
ハリー・ベラフォンテのハバ・ナギラ(又はハヴァ・ナギラ)が発表された当初、私は”ハバナ ギラ”、つまりキューバのHavana(ハヴァナ)がギラギラしている歌かと思っていましたがあながち検討違いでもないようで、”Havana+gila”だとハヴァナと喜びということになるようです。
なんて! 本当のところは”ハバ ナギラ”といって、ナット・キング・コールで大ヒットした”Nature Boy“(ネイチャー・ボーイ)と同じくイディッシュ(イスラエル、ユダヤ又はヘブリュー)の古い民謡(フォークソング)だったのです。
このお経のような宗教音楽が初めて録音されたのは1915年のことでエルサレムのSadigura Hasidim(又はChasidim、ユダヤ教のサディグラ派ハシディムの一団)によるものだったそうです。(ユダヤ教の宗派については皆目検討が付きません)
歌のタイトルの意味はLet Us Rejoice(Let Us Be Joyful! = 共に喜ぼう! 歓喜せよ!)といって100年(1世紀)も前の1918年、世界第一次大戦時に英国がパレスチナで勝利を収めたのを記念して作られたそうです。 敬虔派のユダヤ教徒である”Hasidic Jews(ハシディーム派)”の伝統的なメロディに当時学生だったMosheh Nathanson(モーセ・ナサンソン)が歌詞を付けたとなっていますが、ユダヤの語源学者で音楽家でもあるAbraham Zevi Idelsohn(アブラハム・ツヴィ・イーデルゾーン)ではないかという説もあるそうです。 1920年代からこの曲は瞬く間にやパレスチナはもちろん、アメリカや欧州に散らばっているZionist(シオニスト)などユダヤ社会に広まり、ユダヤの子供用歌唱集に収録され、ついにはユダヤ人以外のアーティストたちが取り上げるようになったのです。 アメリカ映画にはユダヤ人家庭やヘブライ語がたくさん出てきますが、私はユダヤといっても「ベニスの商人」のシャイロックや戦時下のアンネ・フランクやホロコースト位しかすぐには思い浮かばないし、本物のユダヤ人なんて見たこともないですが、ユダヤの音楽の憂いを含んだ物悲しい旋律に興味が湧きます。
1940年代頃からは”ハバナギラ”はユダヤの結婚式での定番曲となり、全員が手拍子とともにハバ・ナギラをHora(ホラ)風に踊るようですが、Bar Mitzvah(ユダヤ教の成人式)などのお祭りや青年会、又ユダヤ人だけでなくジプシー達にもおめでたい席で良く歌われるそうです。 ”Hora(ホラ)”とはイスラエルなど中近東や東欧の器楽音楽や円陣を組む踊りを指すそうですが、ユダヤの結婚式では椅子に座った花婿と花嫁を高く掲げて踊るらしいです。 近年では伝統的なヘブライ語の”ハバ・ナギラ”よりハリーベラフォンテのレコードをかけることもあるようですが、さだめし日本の結婚式でなら全員が参加出来るKyu Sakamoto(坂本九ちゃん)の「Siawasenara tewo tatakou(幸せなら手をたたこう)」あたりでしょうか。 イディッシュ・ダンスの”ハバ・ナギラ”は日本では”マイム、マイム”と並んでフォークダンスの定番の曲ともなっています。
単調なメロディの”ハバ・ナギラ”の譜面はHava Nagila Score – Sheet music for Piano
ベラフォンテ版ハバ・ナギラの歌詞が見られるHava Nagila Lyrics- Harry Belafonte – Genius.com
* 政治的にも話題になった西のエルヴィスことディーン・リードが歌う”ハバナギラ”はDean Reed – Hawa Nagila – YouTube
ユダヤの結婚式では手拍子を打ち、輪になって伝統音楽のハバ・ナギラ歌い踊るのだそうです。
☆色々なハバ・ナギラが聴けるサイト、歌とダンスのデータベースはHava Nagila – Israeli Dances.com
トラディショナルなハバ・ナギラがmidiで聴けるHava Nagila Music – Jewish Themes
Harry Belafonte: King of Calypso
カリブ生まれの移民の子としてニューヨークのハーレムに生まれたハリー・ベラフォンテは子供時代に母とジャマイカに戻っています。 アメリカに戻ったベラフォンテは俳優の道に進みましたがカリプソ歌手として名を馳せ、戦後のアメリカで最も成功した黒人といえるでしょう。 後年はミュージシャンとしてよりも辛口の政治批判で知られる活動家として活躍しているハリー・ベラフォンテです。 バナナボートが流行った1960年頃に来日した時はダンサーだった二番目の夫人を同伴していましたが、白人と思われる奥様(Julie Robinson)がベラフォンテに合わせて肌を黒く焼き長い黒髪を三つ編みにしたアメリカ・インディアン風だったのがとても印象的でした。(Katherine Dunham Company(キャサリン・ダンハム黒人舞踊団)所属だったそうですが) 二人の間に3人の子供がありましたが10年ほどで離婚しました。
※ Calypso(カリプソ)とは20世紀初頭に英仏領だったカリブ諸島、主にはTrinidad(トリニダード)の黒人音楽の一つですが、アフリカから連れて来られた黒人達の歌がルーツです。 黒人奴隷は仲間同士で話すのを禁じられていたのでアメリカ南部の綿花摘みなどの黒人同様に歌で伝達したそうです。
ハリー・ベラフォンテ以外にハバ・ナギラを歌った歌手
The Barry Sisters – Their Greatest Yiddish Hits
ユダヤ人姉妹のThe Barry Sisters(バリー・シスターズ)がユダヤの伝統音楽”ハバ・ナギラ”をイディッシュ語で歌いました。
♪ 試聴はThe Barry Sisters – Their Greatest Yiddish Hits – レコチョク
“バリー・シスターズ”はこの後、同じくイーディッシュ語の歌をドイツ語でで歌った”Bei mir bist du schon(素敵なあなた)を吹き込みました。
Dansons Mon Amour “Hava Naguila”
フランスで活躍したトルコ人のエンターテイナーであるダリオ・モレノは”ハバ・ナギラ”をはじめ中東やラテンなど世界の国々の歌を歌いました。
詳しくはAudio-Visual Trivia内のダリオ・モレノ Dario Moreno
Connie Francis Sings Jewish Favorites
イタリア系ポップ歌手のコニー・フランシスはラテン曲も数多く発表していますが、独特のアレンジのメドレー曲”Exodus/Hava Nagila(ハバ・ナギラ)”がアルバム「Sings Jewish Favorites」(ASIN : B000EOTEJ0)や1996年リリースの「The Return Concert: Live at Trump’s Castle」(ASIN: B000002ACH)に収録されています。 このバージョンはFerrante and Teicher(フランティとタイシャー)のピアノ演奏でヒットパレードに登場した1960年の映画「Exodus(栄光への脱出)」のテーマ曲で有名です。
♪ 試聴はConnie Francis Sings Jewish Favorites – レコチョク
1965年にJames Stewart(ジェームズ・スチュワート)が主演した映画「Take Her, She’s Mine(恋愛留学生)」では映画の中盤にモリー役のSandra Dee(サンドラ・ディー)がジェームズ・スチュアート演じる弁護士の娘モリーを演じギターの弾き語りで”ハバ・ナギラ”を歌っています。(「恋愛留学生」ではモリーがビート族に憧れるので「ドビーの青春」のメイナード役のボブ・デンバーも出演)
The Exciting … Lena
1963年に政治に関心を持った黒人R & B歌手のLena Horne(リナ・ホーン又はレナ・ホーン)がブラックパワーとも呼ばれたAmerican Civil Rights Movement(黒人公民権運動)賛歌として吹き込んだ”Now!”はブロードウエイ舞台の作詞家のJule Styne(ジュール・スタイン)などがリナ・ホーンのためにハバ・ナギラをもとにして書いた曲だそうです。 その”Now!”が収録されている1977年のアルバム「The Exciting … Lena」の曲目リストが見られるLena Horne – The Exciting … Lena – AllMusic.com
Story of Joe Brown
英国では1959年にABCテレビのポップス番組の「Boy Meets Girl」で人気が出て、”I’ll See You In My Dreams”のヒットで知られ、Eddie Cochran(エディ・コクラン)やGene Vincent(ジーン・ヴィンセント)とも共演したというロック・ギタリストで歌手のJoe Brown(ジョー・ブラウン)が歌ったHava Nagila (The Hora)は人気アルバム「Story of Joe Brown」(ASIN: B000E8NQLS)に収録されています。
Celia Cruz sings “Hava Nagila” on La Cumbanchera
キューバのサルサ・クイーンと呼ばれたCelia Cruz(セリア・クルース)のHava Nageelaはアルバムの「Nuevamente Celia Cruz La Cumbanchera」(La Cumbanchera)に収録されています。
セリア・クルースが歌うハバ・ナギラが収録されているアルバムはNuevamente Celia Cruz La Cumbanchera
♪ 試聴はNuevamente Celia Cruz La Cumbanchera – レコチョク
Talkin’ Hava Negeilah Blues From “The Freewheelin’ Bob Dylan”
1960年代に活躍したロック歌手のBob Dylan(ボブ・ディラン)はユダヤ社会に属するヨーロッパ移民の親を持つそうですが、レアな”Talkin’ Hava Negeilah Blues”という曲はアルバムの「The Bootleg Series, Vols. 1-3 : Rare And Unreleased, 1961-1991」のディスク:1の9番に収録されています。
♪ 試聴はTalkin’ Hava Negeilah Blues – The Bootleg Series – – mora.jp
♪ ボブ・ディランのTalkin’ Hava Negeilah Blues”がフルで聴けるwfmuラジオのプレイリストPlaylist for 18 November 2002 | A place to walk my dog(Hear the show in: Pop‑up player! もしくは、右端の2:18:06をクリック、ついでにBob DylanのDay of the Locustsは1:32:59をクリック)
ハバ・ナギラを演奏した楽団
The Exotic Sounds of Arthur Lyman
ラテンの名曲”Taboo(タブー)をエキゾチックサウンドで演奏したArthur Lyman(アーサー・ライマン)のハバ・ナギラを収録しているアルバムは「The exotic sounds of arthur lyman」
♪ 試聴はThe Exotic Sounds of Arthur Lyman – CDandLP.jp
ライマンの他にもビッグバンドのStanley Black(スタンリー・ブラック)やムード・ミュージック(イージー・リスニング)のPercy Faith(パーシー・フェイス)もHava Nagilahとして演奏しています。
King Of The Surf Guitar: The Best Of Dick Dale & his Del-Tones
50年代から活躍し続けているカリフォルニア出身のサーフィン音楽(サーフロック)の創始者といわれるDick Dale(ディック・デイル)はBeach Boys(ビーチボーイズ)やVentures(ベンチャーズ)に影響を与えたギタリストなのですが日本で一般にはベンチャーズが一番人気がありました。 1963年にディック・デイルが演奏した迫力ある最高のハバ・ナギラはアルバムの「King Of The Surf Guitar: The Best Of Dick Dale & his Del-Tones」に、クエンティン・タランティーノ監督の「Pulp Fiction(パルプ・フィクション)」のサントラでは冒頭のテーマ曲としてPumpkin and Honey Bunny/Misirlou – Dick Dale & his Del-Tonesとして使用された”Misirlou(ミザルー)”とともに収録されています。(CMで何度か使用された人気曲の”ミザルー”は両親の故郷の中東やギリシャ音楽の影響を受けたメロディだそうです)
ちなみに私の手持ちEP盤のミザルーはMax Steiner(マックス・スタイナー)が音楽を担当しMervyn LeRoy(マーヴィン・ルロイ)が監督しアレックス・ギネスが和服を着た1961年の日米親善映画「A Majority of One」で使用されたサントラバージョンのフィリプスM – 1022のA面で演奏はRudy & Johnnyです。
♪ 必聴! Amazon.co.jpのCDでは試聴が無いディック・デイルのハバ・ナギラが聴けるwfuラジオのプレイリストはPlaylist for Steve Krinsky – August 14, 2006 (Listen to this show: Pop‑up player!)が現在はタイムアウトしてしまうので下記のリンクでどうぞ。
♪ Dick Dale – Hava Nagila – Middle Eastern surf guitar from 1994
A Well Bird, Bird, Bird, B-b-b-bird, bird, bird…The Great Lost Trashmen Album!
1960年代のサイケデリックロックの大物”The Trashmen(トラッシュメン)”は1962年にメタル・バンドを始めたミネソタ出身のロックンロール・バンドで迫力あるサーフロックやガレージロックを演奏していました。 1963年にR & Bのヒット曲である”The Rivingtons”と”Papa-Oom-Mow-Mow”をベースにした”Surfin’ Bird”の大ヒットで知られています。(ちなみにPapa Oom Mow Mowの続編は1962年のMama-Oom-Mow-Mow Listen to this show: Pop‑up player!もしくは0:58:39 (Pop‑up)をクリック)
♪ 試聴はBird Call! The Twin City Stomp Of The Trashmen – The Trashmen-sd.bandcamp.com
Sputniks – karelia
ディック・デールのハヴァナギラをその後カバーしたサーフロック(又はネオ・ロカビリー)のThe Sharkskinsがいるそうですが、”ハバ・ナギラ”というと、ディック・デイルより、ハリー・ベラフォンテよりなぜか日本の若者には人気だったのがグループサウンズ時代のThe Spotnicks(ザ・スプートニクス)です。 依然として人気のアルバム「Karelia”(霧のカレリア)」(ASIN: B00005GY7O)にハバ・ナギラが収録されています。(ちなみにカレリアとはスェーデンも含む森と湖の地域の名前) 1959年結成のスウェーデンのエレキ・ギター・インストルメンタル・グループである”スプートニクス”の情報は今ではあまり見つかりませんがザ・スプートニクスの「ハバ・ナギラ」と「霧のカレリア」が聴ける「珈琲と音楽クレシェンド – オールディズのお部屋」(♪ をクリック、オールディズのファンには垂涎のサイト)
映画の中のハバ・ナギラ
Schindler’s List
第二次大戦中にユダヤ人の国外脱出を助けたというナチス党員のドイツ人を描いた1993年のフィクション映画「シンドラーのリスト」ではイスラエル民謡の”ハバ・ナギラ”がパロディ化されていたそうですが記憶にないので「シンドラーのリスト」のサントラをチェックしてみました。 音楽はJohn Williams(ジョン・ウィリアムズ)ですがハバ・ナギラは収録されていないようです。 「シンドラーのリスト」はユダヤ系のSteven Spielberg(スティーヴン・スピルバーグ)が1993年に監督した映画でアカデミー賞7部門で受賞した傑作で、ジョン・ウィリアムズは1973年のエリート大学生の青春を描いたThe Paper Chase(ペーパー・チェイス)他、Close Encounters Of The Third Kind(未知との遭遇)やIndiana Jones(インディ・ジョーンズ)などスティーヴン・スピルバーグ監督の映画で音楽を担当しています。 ちなみに「シンドラーのリスト」でナチ収容所の所長を演じ、デボラ・カーラ・アンガーがイヴァンと関係する人妻の婦人警官キャロル役で出演した1999年の「Sunshine(太陽の雫)」ではハンガリアのユダヤ人(3代に渡るイグナツ・アダム・イヴァンの3役)を演じたイギリス俳優のRalph Fiennes(レイフ・ファインズ)は端正な顔立ちなのにHarry Potter(ハリー・ポッター)で驚きの特殊メイクのLord Voldemort(ヴォルデモート)を演じています。
Wedding Crashers
映画音楽がRolfe Kent(ロルフ・ケント)で2005年にOwen Wilson(オーウェン・ウィルソン)とVince Vaughn(ヴィンス・ヴォーン)が離婚調停人として出演したDavid Dobkin(デビッド・ドブキン)監督の「ウエディング・クラッシャーズ」では結婚式荒らしのナンパ野郎ども(ヴィンスとデビッド)がユダヤ教会での結婚式の後のパーティで花嫁を担いで浮かれ踊るシーンがあります。 この時流れた”ハバナギラ”はユダヤ系移民5人で結成したKlezmer Juice(クレズマー・ジュース)の演奏です。
Francois Berleand(フランソワ・ベルレアン)が刑事を演じた「The Transporter(トランスポーター)」や「Crank(アドレナリン)」のJason Statham(ジェイソン・ステイサム)がトルコ人を演じたBrad Pitt(ブラッド・ピット)主演の2000年のイギリス映画「Snatch(スナッチ)」では最初の方にユダヤ人らしき宝石商人が登場しますが、英国の映画音楽家でエレクトロニック ・ ミュージック のJohn Murphy(ジョンマーフィー)による伝統的バージョンの”ハバ・ナギラ”が使用されました。
♪ 「スナッチ」サントラの試聴はSnatch – Stealin’ Stones And Breakin’ Bones (Original Film Soundtrack)
ジョンマーフィーの”ハバ・ナギラ”以外にはJames Brown(ジェームス・ブラウン)の曲でMaceo and the Macks(メイシオ&ザ・マックス)が演奏する”Cross the Tracks”や”Hot Pants”がサントラの「Snatch (2001 Film)(スナッチ)」に収録されています。
“ハバ・ナギラ”はさておき、「スナッチ」ですごいのがジプシー役を演じた「ブラビの”ぶっ飛びシーンです。 まるで「あしたのジョー」の矢吹ジョーのクロスカウンターそっくりなパンチのスローモーション・シーンをビデオで何度も繰り返して観た私でした。(ビデオの4:00頃)
1998年の「Meet Joe Black(ジョー・ブラックをよろしく)」でピーナッツバターを舐めているブラビが可愛い♪と思っていたがこれを見て私はぶっ飛びました。
またまた話はぶっ飛んで、私は観たことはありませんがホーマーがバットマンでジングルベルの替え歌を歌ったTVアニメの「Simpsons Roasting on an Open Fire(シンプソン家のクリスマス)」では”Jingle Bells Batman Smells…”とThe Simpsons(ザ・シンプソンズ)でもジョークとしてハバ・ナギラの替え歌が使用されることがあったのだそうです。
“Have a nagila / Have two nagilas / Have three nagilas / They’re pretty small.”
ハバ・ナギラが収録されているCD
An Evening with Belafonte
ページトップの画像はハリー・ベラフォンテが1957年に吹き込んだアルバム「An Evening with Belafonte」の2006年販売盤です。
このCDにはDanny Boy、Cu Cu Ru Cu Cu Paloma(Cu-Cu-Rru-Cu-Cu Paloma)、Jamaica Farewell、When the Saints Go Marching Inなどが収録されています。
♪ 試聴はAn Evening with Belafonte – レコチョク
このアルバム「An Evening with Belafonte」のリリースの前年、1956年にLPアルバム「Calypso(カリプソ)」(ASIN: B00KDQTS5E)をプロデュースしたのがドイツ人の編曲指揮者であり、1959年までRCA-VictorのディレクターだったHenri Rene(アンリ・レネ)です。 スペース・エイジ・ポップのアレンジャーとして有名なアンリ・レネはEartha Kitt(アーサー・キット)のプロデュース兼バックバンドを務めたり、April Stevens(エイプリル・スティーヴンス)をHenri Rene & his Orchestra(アンリ・レネ楽団)に迎え入れたこともあったそうです。
1956年にはベラフォンテの”Jamaica Farewell”や”Banana Boat (Day-O)”がヒットチャートでトップに輝き、一躍世界中で”カリプソ旋風”が巻き起こったのでした。
Belafonte at Carnegie Hall
1959年、Carnegie Hallでのハリー・ベラフォンテのコンサートライヴ盤です。 Banana Boat Song (Day-O) やJamaica Farewell、Danny Boy、Matildaなどの代表曲を収録しています。
Belafonte at Carnegie Hall CD
Live in Concert at the Carnegie Hall
Harry Belafonte(ハリー・ベラフォンテ)のHava Nagila(ハバ・ナギラ)が収録されている1993年リリースのライヴ盤の再リリースですがオリジナル盤にはないMama Look a Boo Booが収録されています。
Live in Concert at the Carnegie Hall
Hava Nagila & Other Jewish Memories
オーストリアのユダヤ人の血を引くオランダの作曲家(編曲、ピアノ)であるBenedict Silberman楽団のハバ・ナギラが収録されているユダヤの伝統音楽集です。
Hava Nagila & Other Jewish Memories
♪ 試聴はHava Nagila & Other Jewish Memories – CDandLP.jp
伝統的な装いを守っているジューイッシュ(ユダヤ人)は、見た目ですぐわかります。山高帽に黒いマントを着ていますが、とても凛とした印象があるんですね。ジューイッシュのコミュニティもどんどんばらけているとは聞いていますが、食べ物も美味しいものが多いですね。最近日本でも人気だそうですが、ベーグルもジューイッシュのパンです。ごめんなさい、音楽とは全然関係のない話でした。
NOVAさんはアメリカにお住まいだからきっとユダヤ人も見かける機会が多いでしょうが私は黒装束のユダヤ人は見たことがありません。一度後頭部に蝙蝠傘の形のキャップ帽をつけた若い人を地下鉄で見かけましたが、それがユダヤ人かどうかは不明です。アメリカでは大金持ちと知識階級、および政治などの重要ポストにはユダヤ人が沢山いると聴きました。
ベーグルは朝マックのメニューにありますよ。
ハバナギラの楽譜を探していましたが
お陰さまで見ることが出来ました。
ありがとうございました
さとのあきさん、偶然にリンクしたハバナギラの譜面がお役に立ったなんて嬉しいことです。
Hava Nagilaを探してたらたどり着きました。
ピアノトリオロックバンドのBen Folds FiveのEP(Battle Of Who Could Care Less)に「Hava Nagila [Recorded at The Matrix, Hamburg, Germany, November 5, 1996]」と、ライブでの演奏が収録されてて、ずっと誰(どこ)の曲なのか気になっていました。
勉強になります。
私もvanaさん同様に「ハバナギラ」とはなんぞやとネットサーフィンした結果をまとめたものです。時々間違えることもありますので見つけたら教えて下さい。
日本ではこまっちゃクレズマというバンドが演奏してます。分厚いジャズ風になっててかっこいいです。
”クレズマー”かどうかは不明ですが、日本のバンドでは「チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン」のハバナギラも見つけました。