サンタ 対 火星人の宇宙大戦争 Santa Claus Conquers the Martians (1964)

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DVD – Santa Claus Conquers the Martians

宇宙大戦争 サンタ vs.火星人 (1964)
日本未公開ですがNicholas Webster(ニコラス・ウェブスター)が監督したクリスマスのご長寿SF映画です。 ちなみに私が学生時代に観て池部良と安西郷子の浜辺のラブシーンにドキドキした1959年の東宝の円谷特撮SF映画の「宇宙大戦争」とは無関係です。
「宇宙大戦争 サンタvs.火星人」はB級映画とかカルト映画とかいわれ続けた挙げ句に2011年にはアメリカの某映画チケット販売が行った「最低のクリスマス映画」のランキングで第一位を獲得しました。 ちなみにAudio-Visual Trivia内に記事がある2004年の「Surviving Christmas(恋のクリスマス大作戦)」は第9位でした。
火星の子供たちを喜ばせようとした宇宙人(火星人)にサンタ・クローズが誘拐されて大騒動という子供向けのお話です。 「宇宙大戦争 サンタvs.火星人」でSanta Claus(サンタ・クローズ)を演じたJohn Call(ジョン・コール)は1950年代から1960年代にTVを中心に出演していた俳優ですが、映画では1952年のHangman’s Knot(ネバダ決死隊)や1971年のThe Anderson Tapes(ショーン・コネリー/盗聴作戦)にも顔を出していたそうです。

オープニングは子供たちの歌う”Hooray for Santa Claus!”
地球の子供たち(兄妹)が観ているテレビではレポーターがサンタクロースと小人(エルフ)たちがクリスマスの準備に追われている北極のオモチャ工場から中継しています。 一方、宇宙でも同じテレビ番組を観ていたのはさっきの地球の子供たちと偶然同い年の火星人の兄妹で、自分たちにそっくりな新作おもちゃのウインキー(火星ちゃん人形)も見てすっかり地球のサンタクロースに夢中になります。 困った火星人の親たちが長老に相談しますが、とどのつまりが「火星にもサンタクロースがいればいい!」ということになりサンタ誘拐計画を実行します。 頭にアンテナを付けスーパーマンのようなマントを着た火星人たちは宇宙船で地球に到着すると、地球では火星からUFOが来たと大騒ぎとなり攻撃の準備を整えます。 宇宙大戦争勃発! 知ったことかと宇宙人はサンタ探しにさっきテレビを観ていた兄と妹も巻き込んで北極に到着、本物のサンタクロースを拉致して火星に向かったのです。 地球でもサンタクロース奪還にロケットを打ち上げます。 宇宙船ではサンタ・クローズやおもちゃに大反対の火星人の反逆者が画策して危うくサンタと子供たちが宇宙のチリとなってしまう災難を逃れ、サンタの一行は無事火星に到着して歓待を受けます。 サンタは普通はドアからは入ってきませんが火星には煙突がないので仕方ありません。 サンタと地球の子供に会った火星の子供はそれまでの暗さなんて吹っ飛んでなんと笑い出したのです。 それを見た火星パパとママも大喜び。 最新機器のロボット(ブリキのおもちゃ?)も作れる頭脳明晰の火星人が住む惑星ではテクノロジーが進んでいるのです。 とはいえ、1956年の「Forbidden Planet(禁断の惑星)」に登場したロボット(Robby the Robot)と違ってこちらのロボットは有名にはなっていません。 工場のオートマティックのおもちゃ製造機ではボタン一つで次々と火星っ子ちゃん達の注文をこなすサンタ・・・おお、こりゃ便利じゃ!早い、早い! 指が痛い、痛い。 Ho, Ho, Ho!

その後、地球の子供達は当然ながらホームシックにかかってしまいます。 そして、まだあきらめていないあの反逆者の火星人とサンタの攻防があり、子供たちはおもちゃの武器で悪者に対抗します。 水鉄砲、シャボン玉、紙飛行機、くるみ割り人形やおもちゃの兵隊・・・Ho, Ho, Ho!
やれやれ、やっとサンタクロースと子供たちは地球に帰れることになりました。
エンディングも同じく子供たちの歌う”Hooray for Santa Claus!”

☆英語のサイトですが「宇宙大戦争」のレビューと写真と音声ファイルとビデオ・クリップが楽しめる大変愉快なSanta Claus Conquers the Martians – Audio clips in wav format – Bad Movies.org

Santa Claus Conquers the Martians (1964) DVD (Region 1)
Santa Claus Conquers the Martians
santa_martians_new.jpg上記は2012年に発売されたリージョン1の輸入版のDVDですからプレーヤーによっては観られませんが同じカバー画像のBlu-ray(ASIN: B008N2Z1F6)もあります。
☆ページトップの画像は「サンタ 対 火星人の宇宙大戦争」のDVDがたくさんリリースされているので参考にあれこれ貼ってあります。 ビデオのカバー画像はどれも色鮮やかなカラーですが映画は古ぼけたようなカラーです。

Hooray for Santa Claus! – MUSIC
Hooray for Santa Claus CD (ASIN: B000000U93)
Hooray for Santa Claus by Al HirtCDは現在入手困難となりましたが試聴はHooray For Santa Claus! CD – CD Universe
映画のオープニングとクロージングで子供たちが歌っている曲はアコーディオン奏者のMilton Delugg(ミルトン・デラッグ)と作詞家のRoy Alfred(ロイ・アルフレッド) によって作られた”Hooray for Santa Claus”です。 ワンフレーズが映画の随所に使用されています。 ”Hooray for Santa Claus”はロックのアーティストが取り上げていますが、こちらのクリスマスソングが収録されているロックのアルバムでの”Hooray for Santa Claus”はAl Hirt(アル・ハート)の演奏が収録されています。
Hooray For Santa Claus – YouTube

Lonely Christmas by Sloppy Seconds
パンクロック・バンドの”スロッピー セカンズ”が1992年にリリースしたシングル盤の「Lonely Christmas(ロンリー・クリスマス)」にも「Santa Claus Conquers the Martians」のパンクバージョンのテーマ曲”Horray for Santa Claus”が収録されています。
詳細は「Hot’n Cool」のLonely Christmas – Sloppy Seconds

The Golden Turkey Award Album: The Best Songs From The Worst Movies
1985年にRhino Recordsからリリースされた低予算で制作された史上最低の映画のテーマ曲(サウンドトラック)を集めたLPアルバムの「The Golden Turkey (Golden Turkeys)」(ASIN: B00008FO5X)がありますが現在は入手困難です。 Golden Turkey Award(ゴールデン・ターキー賞)とはゴールデン・ラズベリー賞やスティンカーズ最悪映画賞のように、最低映画に賞を与える映画評論の本で1978年(1980年?)に兄弟が執筆して出版されたそうです。
「サンタ 対 火星人の宇宙大戦争」で使用されたMilton Delugg & The Little Eskimosの”Hooray for Santa Claus”の他には、最低映画賞を与えられた1959年のSF映画「Plan 9 From Outer Space(プラン9・フロム・アウター・スペース)」のテーマで”Grip of the Law”、「The Great Escape(大脱走)」で有名なSteve McQueen(スティーヴ・マックィーン)が本名のSteven McQueenとして初めて主演した1958年のエイリアン映画「The Blob(マックィーンの絶対の危機)」で使用されたBurt Bacharach(バート・バカラック)作曲の”The Five Blobs”、1962年の青春コメディ映画「Eegah(イーガー!)」で主演した監督の息子のArch Hall Jr.(アーチ・ホール・Jr)が自作して歯笛を入れて歌う”Valerie”、1957年のロックンロール映画「Rock Baby – Rock It」で双子の” Bobby & Benny Belew”が歌った”Lonesome”、Bob Scobey(ボブ・スコビー)のバンドも出演しているのにとてもじゃないが正視に耐えない1964年のホラースプラッター「Two Thousand Maniacs(2000人の狂人)」でThe Pleasant Valley Boysが歌うテーマソングの”Robert E. Lee Broke His Musket On His Knee”、次々と美女がボロの固まりのような宇宙生物に襲われる1964年のなんじゃらほいSFホラー「The Creeping Terror(クリーピング・テラー)」でDr. Fredrick Kopp(フレデリック・コップ)が音楽を担当した”Dance Hall Twist”、1958年の「Frankenstein’s Daughter」で使用されたPage Cavanaugh Trioと Jack Smalleyのオーケストラの演奏で歌う”Special Date”、最低題名賞を与えられた1966年のコメディ映画「Rat Pfink a Boo Boo」で「Lemon Grove Kids Meet the Monsters 」にも出演したロッカーのRon Haydock & The Boppers(ロン・ヘイダック&ボッパーズ)が歌う”You Is A Rat Pfink”でロン・ヘイダックは”Big Boss A-Go-Go Party”も収録してあります。
ちなみに「Eegah」のアーチ・ホール・ジュニアは”Vickie”や”Yes, I Will”も、フレデリック・コップはShe Left Me Lonelyもこのアルバムに収録されています。
アルバム「Golden Turkey」から”Hooray for Santa Claus”がフルで聞けるwfmuラジオのプレイリストはサンタ特集のThree Chord Monte December 20, 2005(ページ中ほどのHooray For Santa Claus!の項目で右端の1:07:55 (Real) をクリック!)

「The Golden Turkey」の試聴はThe Golden Turkey Album – MadMusic.com

「Audio-Visual Trivia」内のクリスマス関連映画
ディケンズのクリスマス・キャロルはA Christmas Carol
1940年の街角 桃色の店はThe Shop Around The Corner
1946年の素晴らしき哉、人生!はIt’s a Wonderful Life
1947年の三十四丁目の奇蹟はMiracle on 34th Street
1954年のホワイト・クリスマスはWhite Christmas
1958年の媚薬はBell, Book and Candle
1968年のクリスマス・ツリーはL’arbre de Noel
2004年のポーラー・エクスプレスはThe Polar Express
2006年のクリスマス大決戦!はSanta Clause 3: The Escape Clause
2007年のブラザーサンタはFred Claus
2008年のヴィンス・ヴォーンのXmas映画はFour Christmases