オスカー・ピーターソン Oscar Peterson

Nigerian Marketplace
Nigerian Marketplace by Oscar Peterson
One of the greatest pianists in the jazz scene: Oscar Peterson

Oscar Peterson from Little Burgundy (1925-2007)
“鍵盤の皇帝”とも呼ばれたオスカー・ピ-ターソンは2007年12月23日に82歳で亡くなるまでBill Evans(ビル・エヴァンス)などと並んで偉大なジャズピアニストとして君臨してきました。 伝統的なジャズピアノのスタイルを守りながらもスイングする驚異のソロ・テクニックは半世紀に渡り世界中のジャズファンに戦慄を感じさせてきました。 オスカー・ピ-ターソンの出身はカナダですが、アメリカでのデビューは1949年のCarnegie Hall(カーネギーホール)だったそうです。 ケベックにあるLittle Burgundy(リトル・バーガンディ)で1925年に生まれ、幼少よりクラシックピアノを学んだオスカー・ピーターソンはジャズに転向しましたが、オスカー・ピーターソンの姉は音楽の教師になったそうです。 1937年から演奏しているジャズピアニストのErroll Garner(エロール・ガーナー)のように奏法が独特のオスカー・ピーターソンが、手の届かぬ神のごとく崇めていたのは片目のピアニストのArt Tatum(アート・テイタム)、そして歌手としても有名なNat “King” Cole(ナット・キング・コール)からピアノ奏法の影響を受けたといわれます。 オスカー・ピーターソンが一緒に仕事をしたジャズ仲間には同じピアニストの)Teddy Wilson(テディ・ウィルソン)、Count Basie(カウント・ベイシー)、Coleman Hawkins(コールマン・ホーキンス)やBen Webster(ベン・ウェブスター)などのテナー奏者、Dizzy Gillespie(ディジー・ガレスピー)やRoy Eldridge(ロイ・エルドリッジ)といったトランペッター、Barney Kessel(バーニー・ケッセル)やJoe Pass(ジョー・パス)などのギタリスト、元MJQのMilt Jackson(ミルト・ジャクソン)と元Milt Jackson QuartetのRay Brown(レイ・ブラウン)、そしてヴィブラフォン奏者のLionel Hampton(ライオネル・ハンプトン)などたくさんいました。 George Shearing(ジョージ・シアリング)とエロール・ガーナーとアート・テイタムをミックスしたような演奏から独自のカラーを築き上げたオスカー・ピーターソンはブルース(ブルーズ)を得意とする一方、Tommy Dorsey(トミー・ドーシー楽団)で有名なBlue MoonやDuke Ellington(デューク・エリントン)でお馴染みのキャラバンなど沢山のスウィング(スウィング)ジャズのスタンダード曲も演奏しています。
オスカー・ピーターソン・が育ったリトル・バーガンディは1880年代後期にモントリオールの鉄道や工場に従事する労働者階級の黒人に社会の場を提供してきた黒人居住地域だそうです。 当時黒人たちは主にニューヨークやワシントンから来たそうですがカリブからの黒人も多かったそうです。 その未来を求めて黒人たちが集まって住んだのがリトル・バーガンディです。 当時のひどい差別や貧困を和らげるために音楽(ジャズ)が盛んとなりましたが、ジャズピアニストとしてはオスカー・ピーターソンがその歴史上で一番の出世頭です。 現在のリトル・バーガンディは1980年代から再開発が進み高級化して住んでいる人種もさまざまになったとか。
※関係あるかどうか、Burgundy(バーガンディ)についてはAudio-Visual Trivia内のBurgundy Street Blues by Albert Burbank

O.P. Has The Magic Fingers, tickling the ivories
正統派ジャズピアニストのRay Bryant(レイ・ブライアント)も大きな手で有名ですが、「魔法の指を持つ少年」だったオスカー・ピーターソンは又格別です。 Cから次のCまでの1オクターブは12音ですが、なんとオスカー・ピーターソンはそれ以上の13音まで届くという華麗にしてごつい指の持ち主なのです。 このページトップにあるCD画像をご覧下さい! オスカー・ピーターソンがレコーディングで共演したことがあるパリのジャズ・ピアニスト「Michel Legrand(ミシェル・ルグラン)」もオスカー・ピーターソンのその手を欲しがったそうです。(くれてやるわけにはいきません) 逆にレイ・ブラウンが演奏するベースはオスカー・ピーターソンの左手を不要にしたのかもしれません。

Oscar Peterson Trio
オスカー・ピーターソンは卓越したピアノソロが引き立つコンボが主で、ビッグバンドでは滅多に演奏していません。 MJQ(The Modern Jazz Quartet)時代の1959年に私の好きな”Pyramid”という曲を作ったベース奏者のRay Brown(レイ・ブラウン)と1950年代にデュエットで録音したことから、1951年にオスカー・ピーターソンとレイ・ブラウンにドラムのCharlie Smith(チャーリー・スミス)を加えて組んだのがオスカー・ピーターソン・トリオの始まりです。 このトリオはナット・キング・コールの1940年代のピアノトリオ(コンボ)を真似たのだそうです。 「オスカー・ピーターソン・トリオ」の名が有名になったのは1952年にギタリストのBarney Kessel(バーニー・ケセル)と組んだ時期で、この稀なギターとのトリオは誰でもが知るところとなりましたが、その後、バド・パウエルと組んでいたシカゴ出身のドラマーのEd Thigpen(エド・シグペン)と組んだトリオは最高と言われていますが、エド・シグペンは1966年にトリオを離れました。 ベイシストのレイ・ブラウンはオスカー・ピーターソン・トリオが解散する1966年までずっと一緒でしたがその後はTVショーなどでFrank Sinatra(シナトラ)やBilly Eckstine(ビリー・エクスタイン)などの伴奏を引き受けたり、1960年の終わり頃にGrammy Award(グラミー賞)を得たThe Steve Allen Show(スティーヴ・アレン・ショー)で使用されたテーマ曲の”Gravy Waltz”などTVドラマのテーマ曲の作曲もしました。 1980年代に結成したRay Brown Trio(レイブラウン・トリオ)として2001年のFujitsu Concord Jazz Festival(富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル)に来日しています。 「レイブラウン・トリオ」の演奏としてはピアノのGene Harris(ジーン・ハリス)が演奏した”Summertime(サマータイム)”が大好きです。
Ray Brown Trio with Gene Harris – Summertime – YouTube

有名なベイシストというとCharles Mingus(チャールズ・ミンガス)、Paul Chambers(ポール・チェンバース)、Ron Carter(ロン・カーター)、Oscar Pettiford(オスカー・ペティフォード)などが私がすぐに名をあげられる範囲ですがやはり素晴らしいピアニストと組むレイ・ブラウンが一番良く聴きます。 レイ・ブラウンは”Ray Brown: Triple Play – Bassface, Seven Steps To Heaven, Live At Kuumbwa Jazz Center”などのアルバムでもたくさんの曲を自作自演していますが、”Phineas Can Be”という曲も作曲しているのです。 そのPhineasとはレイ・ブラウンがその才能を認め支援した幻の名ピアニストのPhineas Newborn Jr.(フィニアス・ニューボーン Jr.)に捧げた曲だそうです。
ドラムのJeff Hamilton(ジェフ・ハミルトン)が加わったレイブラウン・トリオのアルバム”Bam Bam Bam”ではジーン・ハリスのサマータイムやA Night In Tunisia(チュニジアの夜)が収録されています。
レイ・ブラウンのオスカー・ピーターソン・トリオ時代やレイブラウン・トリオの試聴ができるPost-Gazette.com内の2002年7月4日の訃報記事はObituary: Ray Brown, acclaimed jazz bassist from Pittsburgh
レイ・ブラウン作曲のGravy Waltzはアルバム”Ultimate Ray Brown”で試聴出来ます。

オスカー・ピーターソンのソロ演奏が聴けるアルバムには14曲収録の2002年の輸入盤「Solo: Live: Oscar Peterson」や、”身も心も”や”A列車で行こう”など9曲収録の1997年の「ソロ」、そして中古LPだとOscar Peterson SOLO Terry’sTuneがあるそうです。 A列車で行こう”や”酒とバラの日々”など12曲が試聴できるアルバムには「酒とバラの日々/オール・オブ・ミー オスカー・ピーターソン・ベスト」(ASIN: B00FW67EQU)があります。

1965年のオスカー・ピーターソンのヴォーカルを収録したMemorial Tribute to Nat King ColeのLP盤「To Nat with Love 」から”Straighten Up and Fly Right”が聴けるwfmuラジオのプレイリストはBob Brainen’s playlist – October 23, 2005(Listen to this show! RealAudioをクリックしてクリップ・ポジション(再生バー)を46:20:に移動)
※TenderlyについてはAudio-Visual Trivia内のサラ・ヴォーン Sarah Vaughan

Sweet Lorrain by Nat King Cole with Oscar Peterson Trio & Coleman Hawkins on The Nat King Cole Show 1957 – YouTube
Oscar Peterson Trio(Ray Brown & Herb Ellis) – A Gal In Gallico (1958) – YouTube
Oscar Peterson Solo Medley (Duke Ellington’s Take The A Train, Don’t Get Around Much Anymore, In A Sentimental Mood, I’m Beginning To See The Light, Satin Doll, Lady Of The Lavender Mist, and Caravan)
Oscar Peterson – Cubano Chant

Soundtrack for Les Tricheurs
オスカー・ピーターソンが参加している映画音楽ではパリで録音した1958年にPascale Petit(パスカル・プティ)が主演したMarcel Carne(マルセル・カルネ)監督の「Les Tricheurs(危険な曲り角)」があります。 ”Oscar & Pete’s Blues”をPete Rugolo(ピート・ルゴロ)が演奏している「危険な曲がり角」を収録した抱き合わせサントラでEdouard Molinaro(エドゥアール・モリナロ)監督の「殺られる」と一緒になった”Des Femmes Disparaissent/Les Tricheurs”には、米国の名だたるジャズメンを集めたJATP(Jazz at the Philharmonic/ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック)の豪華メンバーで、「危険な曲り角のテーマ」をオスカー・ピーターソン、レイ・ブラウン、ギターのハーブ・エリスのトリオとドラムがガス・ジョンソン、トランペットがロイ・エルドリッジとディジー・ガレスピーとStan Getz(スタン・ゲッツ)、そしてテナーサックスがコールマン・ホーキンスなどが演奏しています。

☆オスカー・ピーターソンがレイ・ブラウンとエド・シグペンの最強のトリオ編成でカウント・ベイシー、デューク・エリントン、Thelonious Monk(セロニアス・モンク)などと共演した”Newport Jazz Festival”が1968年にアメリカのTVスペシャル番組で放映されたそうです。
Oscar Peterson Trio (Ray Brown & Ed Thigpen ) Live at Newport 1968 – YouTube

Oscar Peterson plays West Side Story
West Side Story [12 inch Analog] by Oscar Peterson trio1961年にNatalie Wood(ナタリー・ウッド)が主演したRobert Wise(ロバート・ワイズ)監督のWest Side Story(ウエスト・サイド物語)では音楽はLeonard Bernstein(レナード・バーンスタイン)が作曲しましたが、オスカー・ピーターソンが”Something’s Coming”、”Jet Song”、”Tonight”、”Maria”、”I Feel Pretty”などを編曲し、VerveからリリースしたLPアルバムが1962年のGrammy(グラミー賞)にノミネートされたそうです。 演奏はベースがRay BrownでドラムがEd ThigpenのOscar Peterson Trioで、1994年に”CD”化されています。(試聴ができる1989年盤はASIN: B0000046SN、2011年盤はASIN: B004QEF7SQ)

Original Score from The Silent Partner (Pablo)
Silent Partner (1978) VHS
The Silent Partner VHS映画音楽を手掛けるのは向きではないと言うオスカー・ピーターソンですが、カナダ政府が初の補助金を出してカナダのDaryl Duke(ダリル・デューク)が監督した1978年の映画「The Silent Partner(サイレント・パートナー)」ではサウンドトラックを担当したそうです。 1979年にリリースされたオリジナルLP盤ではピーターソンの他に、トランペットがClark Terry(クラーク・テリー)、アルトサックスがBenny Carter(ベニー・カーター)、テナーサックスがZootSims(ズート・シムズ)、ヴィブラフォンがMilt Jackson(ミルト・ジャクソン)、ベースがJohn Heard(ジョン・ハード)でドラムがGrady Tate(グラディ・テイト)だったそうです。(国内盤もあり) 銀行強盗と銀行員の略奪金をめぐる密かなる共謀を描くカナダのヒッチコック風ミステリー「サイレント・パートナー」にはPicking Up The Pieces(ヴァージン・ハンド)やOcean’s Twelve(オーシャンズ12)などに出演したElliott Gould(エリオット・グールド)が主演しました。 してやったり!と内心ほくそえんだ銀行員の眼に映ったのは、なんと!第三のサイレントパートナー。
サントラは異例なオールスター7重奏団で、アルトサックスのBenny Carter(ベニー・カーター)、フリューゲルのClark Terry(クラーク・テリー)、テナーサックスのZoot Sims(ズート・シムズ)、ヴィヴラフォンのMilt Jackson(ミルト・ジャクソン)、ベースのJohn Heard(ジョン・ハード)とドラムのGrady Tate(グラディ・テイト)といった豪華メンバーでした。
オスカー・ピーターソンが作曲したとはいえ、依頼されたのが日本公演に向かう最中だったためか時間が取れず、銀行員と同僚の女性とのバーでのシーンで流れますが、音楽と映画とは浮いた感じだとも言われます。 RCAからLPでリリースされた当時のサントラはCD化されていないので中古レコードかVHSで聴くしかありません。 と思っていたら、なんと!そのLPが日本のamazonn.co.jpでイギリスからの輸入盤が見つかりました! 但しChristopher Plummer(クリストファー・プラマー)が演じた残虐な殺人も辞さない強盗(G! 商戦サンタのハリー転じて沈黙の共犯者)の銀行員を見張る眼のレコードジャケット画像も試聴もありません。 ”Silent Partner [12 inch Analog]”はもうないかも。
Oscar Peterson – The Silent Partner (1979) – YouTube

A Norman Granz Legacy: Songbooks Etcetera – Volumes 1 & 2 to 7 & 8
50年代から60年代にヴァーヴとパブロを創設したプロデューサーのノーマン・グランツ(Norman Granz)に見出されたオスカー・ピーターソンの2006年のシリーズアルバムでは1929年にCole Porter(コール・ポーター)が作曲した”What Is This Thing Called Love?”が「Volumes 1 & 2」のDisc 1に、1942年にHarry Warren(ハリー・ワーレン)が作曲した”There Will Never Be Another You”が収録されているのは「7 & 8」のDisc 2というようにポピュラーなジャズソングが満載です。
オスカー・ピーターソンはNorman Granz(ノーマン・グランツ)がプロデュースしたJATP(ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック)のメンバーとしてギターのHerb Ellis(ハーブ・エリス)やベースのRay Brown(レイ・ブラウン)やElla Jane Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)と共に初来日の1953年以降2004年まで何度も日本公演を行っています。 その1953年にはBud Powell(バド・パウエル)の奏法にそっくりという評判だった秋吉敏子(穐吉敏子)にオスカー・ピーターソンがバークリー音楽大学で学ぶよう勧めたのだそうです。
☆ちなみに1945年にチャーリー・パーカーが作曲した素晴らしい”Billie’s Bounce”が収録されているアルバムは稀でピーターソン・トリオの「Encore at the Blue Note」くらいしか見つかりません。(試聴はASIN: B000003D4I)

オスカー・ピーターソンのアルバム
Nigerian Marketplace
☆オスカー・ピーターソン名義のアルバムは何百枚もリリースされていますが、ページトップのCD画像はオリジナルが1981年にリリースされたファンキーな人気アルバムです。 アルバムのタイトル曲になっているオスカー・ピーターソンのオリジナル曲で”Nigerian Marketplace”このライヴがお披露目だったそうですが他に自作の”Cakewalk”、メドレーでスタンダードの”Misty”と”Waltz For Debby”を収録したスイスのMontreux Jazz Festival(モントゥルー又はモントルー・ジャズ・フェスティバル)でのライヴ盤で、ドラムがTerry Clarke(テリー・クラーク)、ベースが2005年に亡くなったデンマーク出身のNHOPことNiels-Henning Orsted Pedersen(ニールス・ヘニング・ペデルセン)のトリオです。 ちなみに”Waltz For Debby(ワルツ・フォー・デビイ)”というBill Evans Trio(ピアニストのビル・エヴァンスのトリオ)が演奏した珠玉の名曲”Waltz For Debby”を収録した1961年のVillage Vanguard LIVE(ヴィレッジ・ヴァンガード・ライブ)を録音したアルバムのタイトルがDizzy Gillespie(ガレスピー)の1967年の「Live at the Village Vanguard」と共に有名です。 ちなみに「Oscar Peterson Trio’77(ジャズ・アット・モントルー1977)」(ASIN: B002SZR2IS)というDVDがあります。
Misty(ミスティ)はオスカー・ピーターソンと同様に独特の奏法で人気を得ていたジャスピアノの先駆者と呼ばれたErroll Garner(エロール・ガーナー)の代表作でこの曲を弾くアーティストは滅多にいませんが、オスカー・ピーターソンが演奏する”ミスティ”はコンピレーション・アルバムの「ミスティ」や2012年に発売される国内盤の「Live At Tivoli Gardens(ライヴ・アット・ザ・チヴォリ・ガーデン)」(ASIN: B007QWFBZO)にも収録されています。
アルバム「Nigerian Marketplace」の全曲試聴はNigerian Marketplace – Amazon.com
Oscar Peterson Quartet – Nigerian Marketplace – YouTube

The Trio
「ザ・トリオ」はオリジナルが1961年の名盤と言われるドラムのエド・シグペンとのレイ・ブラウン・トリオの国内リマスター盤です。
The Trio by Oscar Peterson TrioTrio: Live From Chicago
オスカー・ピーターソン・トリオが1961年にシカゴのロンドンハウスで演奏したライヴを録音したアルバムは心が和む選曲でハードバップのサキソフォン奏者であるBenny Golson(ベニー・ゴルソン)が作曲した”Whisper Not”やDavid Mann(デヴィッド・マン)作曲の”In the Wee Small Hours of the Morning”や”The Gravy Walt”など7曲を収録しています。
国内盤は「ザ・トリオ/オスカー・ピーターソン・トリオの真髄」で試聴ができますが、海外でのタイトルは「Live From Chicago」とかボーナス・トラックを追加した「Trio Live In Chicago」となっています。

※オスカー・ピーターソンが作曲したBlues Etudeの他、Chicago Blues、Easy Listening Blues、Come Sunday、Secret Loveのみを収録したオスカー・ピーターソン・トリオのアルバムは「The Trio
試聴はThe Trio – Amazon.com
国内盤の「ブルース・エチュード」は2012年6月にも発売されます。(ASIN: B007QWFBDG)

Ben Webster Meets Oscar Peterson
Bye Bye Blackbird、How Deep Is the Ocean?、In the Wee Small Hours of the Morningといったスタンダードを演奏しているオスカー・ピーターソンとテナーサックス奏者のBen Webster(ベン・ウェブスター)との共演盤です。
Ben Webster Meets Oscar PetersonMeets Oscar Peterson (20-Bit Master)
試聴は類似した2枚組アルバムの「Ben Webster Meets Oscar Peterson – CD Universe」(Disc 1の7番目まで)
Oscar Peterson with Ben Webster – Bye Bye Blackbird – Amazon.com (MP3 Download)
Oscar Peterson – Bye Bye Blackbird – YouTube

Oscar Peterson Sings Nat King Cole
オスカー・ピーターソンがナット・キング・コールそっくりのボーカルで”Unforgettable”などを歌った1965年のNat King Coleへのヴォーカルトリビュート盤の”With Respect to Nat”以前にも無難なスタンダード曲やスローバラードをVerveから1952年と1954年にLP盤をリリースしたそうです。 ナット・キング・コールの死後、ベースはレイ・ブラウンでギターがハーブ・エリスのトリオを再編成して”Gee, Baby, Ain’t I Good to You”などを収録した”With Respect to Nat”を1965年にリリースしました。 1998年のアルバム「Romance -Oscar Peterson Sings」というアルバムはオリジナルが1965年のWith Respect to Natで試聴できます。
With Respect to Nat by Oscar PetersonWith Respect to Nat

Oscar Peterson plays Samba!
下記の画像はSamba SensitiveやSoulville Sambaなどピーターソンのオリジナルを収録した2002年にリリースされたMP3で試聴ができるアルバム「Soul Espanol」です。 お馴染みのMas Que NadaやSamba de OrfeuやCariocaなどのラテンナンバーを含みます。(ポルカじゃないのよ、キャリオカの歌詞でThe Andrews Sistersが歌いました) オリジナルの録音は1966年でベイシストのSam Jones(サム・ジョーンズ)とドラマーのLouis Hayes(ルイ・ヘイズ)とのトリオ演奏にラテン特有のパーカッションを加えたコンボです。 1960年代にはブラジルで始まったBossa Nova(ボサノバ)旋風がアメリカのジャズ界にも吹き荒れてStan Getz(スタン・ゲッツ)をはじめ、ミュージシャン達はこぞってサンバを演奏しました。 私でさえ1960年代になって、1959年の映画「Orfeu Negro」又は「Black Orpheus(黒いオルフェ)」は観たし、Astrud Gilberto(アストラッド・ジルベルト)の”Garota de Ipanema(イパネマの娘)”やSergio Mendes(セルジオ・メンデス)の”Mas Que Nada(マシュ・ケ・ナダ)などは知っていたほど日本でもサンバは一時期流行ったのでした。
Soul Español by Oscar PetersonSoul Espanõl
Ray Brown – Solo Bass on “Black Orpheus” 2001- YouTube

Count Basie Encounters Oscar Peterson
オリジナルは1974年の二大ピアニストであるオスカー・ピーターソンとカウント・ベイシーの”S & J Blues”が収録された人気のセッション盤「Satch and Josh(オスカー・ピーターソン・プレイズ・カウント・ベイシー)」ではジャージーなピーターソンとブルージーなベイシーのピアノを聴き比べることが出来ます。
Satch and Josh - Oscar Peterson and  Count Basie Satch and Josh
アルバムの名義はCount Basie(カウント・ベイシー)ですが、メンバーはオルガンとピアノがカウント・ベイシー、ピアノがオスカー・ピーターソン、ベースがレイ・ブラウン、ギターがFreddie Green(フレディ・グリーン)、ドラムはLouie Bellson(ルイ・ベルソン)
試聴はSatch and Josh – Amazon.com

The Complete Quartets & Quintets by Lionel Hampton & Oscar Peterson
1953年のVerveレーベ時代のオスカー・ピーターソンとLionel Hampton(ライオネル・ハンプトン)のカルテットとクインテットの演奏50余曲を収録した5枚組アルバムです。 ベースのRay Brown(レイ・ブラウン)とドラムのBuddy Rich(バディ・リッチ)の他、スイング時代にBenny Goodman(ベニー・グッドマン)に傾倒したクラリネット奏者のBuddy de Franco(バディー・デ・フランコ)やギターのHerb Ellis(ハーブ・エリス)などがメンバーです。
The Complete Quartets & Quintets - Lionel Hampton & Oscar PetersonThe Complete Quartets & Quintets
George Gershwin(ジョージ・ガーシュウィン又はジョージ・ガーシュイン)の名曲、”Someone to Watch over Me“が試聴できるBuddy de Franco(バディデフランコ)とオスカー・ピーターソンのアルバムは「Buddy DeFranco & Oscar Peterson Play George Gershwin」

Piano Power
2005年リリースの4枚組CDに全60曲余が収録されているオスカー・ピーターソンの集大成、レイ・ブラウンとバーニー・ケッセル又はHerb Ellis(ハーブ・エリス)とのトリオ演奏で、この時期のハーブ・エリスが一番評価が高いようです。
Piano Power [IMPORT] [BOX SET]Piano Power
試聴はF.Y.E: Jazz – Piano Power – CD Universe

Toni Harper Sings
1947年の”Candy Store Blues”がヒットしたToni Harper(トニー・ハーパー)は11歳で歌いだしたというティーンエイジャー歌手でしたがハーパーとハーブ・エリスが参加していたオスカー・ピーターソン・トリオの1955年のVerveでの共演盤で、Bewitched, Bothered and BewilderedやLike Someone In Loveを収録している「toni(トニ)」は日本でリリースされた1998年のCDしか見つかりません。
国内盤のCD画像が見られるドイツのAmazon.de – Toni
※1955年のLP「Toni Harper Sings 」から”You Took Advantage of Me”が聴けるwfmuラジオのプレイリストはGive the Drummer Some – July 19, 2002(Hear the show in RealAudioをクリック、クリップ・ポジション(再生バー)をに42:00移動)
At the Stratford Shakespearean Festival [Live]
オリジナルが1956年の録音のハーブ・エリスとのオスカー・ピーターソン・トリオのライブ盤は1993年にCD化されています。

Piano Moods: the Definitive Collection
1950年代から1971年代頃が最全盛だったオスカー・ピーターソンのほぼ半世紀に及ぶキャリアの集大成、ロンドンやマンチェスターでの公演などを録音したVerveやMPS盤のライブLPがあったそうです。 「Piano Moods: The Definitive Collection」として1998年にCD化されて全33曲が2枚組セットになっていますが入手困難です。
Piano Moods: the Definitive Collection
♪ ヴィンテージというべきオスカー・ピーターソンのピアノが奏でるジャズのスタンダード曲集のリストが見られるPiano Moods: 2cd – Allmusic.com

Canadiana Suite
2005年にカナダで80歳を記念して切手の肖像となったオスカー・ピーターソンですが、1964年に日本でリリースされた異色アルバム「カナダ組曲」ではピーターソンの故郷であるカナダの大自然を表現した美しい曲を自作自演しています。メンバーはベースがレイ・ブラウンでドラムがエド・シグペンです。
試聴はCanadiana Suite – AllMusic.com
oscar_canada.jpgカナダ組曲
※アルバム内のHogtown(ホグタウン)とはトロントで有名な実業家のJames Hogg(ジェームス・ホグ)のことを指し、”Hogtown Toronto”としてカナダのトロントのニックネームとなっているそうです。 オスカー・ピーターソン・トリオ の「カナダ組曲」は2012年6月にも発売されます。(ASIN: B007QWFC3U)

カナダでは1979年にオスカー・ピーターソンのTV番組”Oscar Peterson’s Canadiana Suite”が放映されたそうですが、1964年の「カナダ組曲」の発表から40年経った2000年に録音されたアルバムが”Trail of Dreams: A Canadian Suite”

The Very Tall Band: Live At The Blue Note (Oscar Peterson, Ray Brown and Milt Jackson)
1998年にニューヨークのブルーノート・クラブで録音されたミルト・ジャクソン最後のセッション盤です。 Ray Brown(レイ・ブラウン)、Milt Jackson(ミルト・ジャクソン)との回復したオスカー・ピーターソンのトリオが演奏するライヴアルバムで、Eden Ahbez(エデン・アーベ)が作曲したミルト・ジャクソンお気に入りののNature Boy(ネイチャー・ボーイ)やミルト・ジャクソン自作のS.K.J.、又I Remember Cliffordなどが収録され、レイ・ブラウンのソロ・メドレーではなんとNat Adderley(ナット・アダレイ)の代表曲であるWork Song(ワーク・ソング)も聴けます。
Very Tall Band by Oscar Peterson, Ray Brown and Milt JacksonThe Very Tall Band: Live At The Blue Note
試聴はOscar Ray & Milt: Very Tall Band [Live] – Amazon.com
SACDの互換機が必要ですが2001年販売の輸入盤Hybrid SACDの「Oscar Ray & Milt: Very Tall Band (Hybr) 」(ASIN: B00003ZA8X)もあります。

Oscar Peterson In Paris: Paris Jazz Concert 1958
オスカー・ピーターソンのパリでの公演録音オリジナルは「Paris Jazz Concert 1958」(ASIN: B00000J7T2)で現在はCD「Paris Jazz Concert [Malaco]」が販売されています。(デユーク・エリントンやベニー・ゴルソンの14曲を収録したCDの試聴はhttp://www.allmusic.com/album/paris-jazz-concert-malaco-mw0000068867)
Oscar In Paris: Oscar Peterson Live At The Salle Pleyel
“Jazz in Paris”シリーズはいくつかリリースされているそうですが、リラックス出来るKelly’s Blues(ケリース・ブルース)やSweet Georgia Brown(スウィート・ジョージア・ブラウン)を収録した2枚組CD”Oscar In Paris: Oscar Peterson Live At The Salle Pleyel”のパリ・ライブ盤はオスカー・ピーターソンが健康を害して片手で演奏するようになってからの録音だそうです。

Perfect Peterson: Best of the Pablo & Telarc Recordings
1950年代のハーブ・エリスとのトリオ時代のTenderlyやHow High the Moon、1979年のDjango ReinhardtのNuagesなどをバイオリンのStephane GrappelliとベースのNHOP(Niels Henning Orsted Pedersen)と演奏、Dizzy GillespieとはCaravanとIf I Were a Bell、そしてレアな演奏のSummertime、めまいがしそうなBlues Étudeなどが収録された2007年リリースの2枚組CDの最新アルバムは”Perfect Peterson: Best of the Pablo & Telarc Recordings”
オスカー・ピーターソンの1953年から2000年までの録音で、演奏はClark Terry、Count Basie、Dizzy Gillespie、Herb Ellis、Joe Pass、Milt Jackson、Ray Brown、Stephane Grappelli、Benny Carterなどの豪華メンバーです。
全曲試聴はPerfect Peterson: Best of the Pablo & Telarc Recordings – Amazon.com

Swinging brass with Oscar Peterson & Bursting Out (analog – Vinyl)
The Oscar Peterson Trio - Bursting Out - LP普段はコンボ演奏のオスカー・ピーターソンが珍しいフル・バンド・ジャズをバックにしたレコードがあります。 私の手持ちのオスカー・ピーターソンのLPレコードはアレンジャーでもあるErnie Wilkins’s orchestra(アーニー・ウイルキンス&ヒズ・オーケストラ)のビッグバンドを従えた5日間のニューヨーク録音を編集した1962年のVerve LPの”The Oscar Peterson Trio – Bursting Out”です。
☆このLPはオリジナルが1959年としてCD化されています。
Bursting Out with the All-Star Big Band! /The Swinging Brass
全曲試聴はBursting Out With The All-Star Big Band!/Swinging Brass – CD Universe
※私が持っている1962年リリースLP「Bursting Out」は1950年代末にリリースされた”Swinging brass with Oscar Peterson”の続編でレイ・ブラウンとエド・シグペンとのトリオに大編成のブラスバンドを加えたアルバムで、演奏メンバーとしてはNat Adderley、Clark Terry、Roy Eldridge、James Moodyなどを含みますがレコード会社との契約問題でCannonball Adderley はJud Brotherly名義でクレジットされています。
A面が①Blues For Big Scotia(ビッグ・スコティアのブルース)はNova Scotia(ノヴァ・スコティア)生まれのオスカー・ピーターソンの奥さんのあだ名がビッグ・スコーティアだそうで、ピーターソンのピアノが際立つブルースです。
②West Coast Blues(西海岸ブルース)はジャズギタリストのWes Montgomery(ウェス・モンゴメリー)作曲でD-Natural Bluesにも似たリピート部分が有名な曲です。
③Here’s That Rainy Day(雨の日に)はメランコリックなバラード曲です。
④I Love You(アイ・ラヴ・ユー)はCole Porter(コール・ポーター)作曲のスローバラードをスイングした演奏で聴かせます。
⑤Daahoud(ダーホウド)はClifford Brown(クリフォード・ブラウン)の書き下ろしだそうで冒頭ではレイ・ブラウンのアップテンポなベースのフレーズが聴けます。
B面は①Tricrotism(トリックロティズム)はベイシストのOscar Pettiford(オスカー・ぺティフォード)の作曲のバップ調スイング曲でオスカー・ピーターソンのピアノとレイ・ブラウンのベースのかけ合いが見事です。
②I’m Old Fashioned(アイム・オールド・ファッションド)は1942年にジェローム・カーンとジョニー・マーサーが作った曲でJames Moody(ジェイムス・ムーディ)のテナーサックスソロが聴けます。(ジェイムス・ムーディのテナーサックスソロといえば1949年の”I’m in the Mood for Love”が「Moody’s Mood for Love」として有名)
③Young and Foolish(ヤング・アンド・フーリッシュ)ではピーターソンのピアノから徐々にオーケストラが入るという最高といわれる作品です。
④Manteca(マンテカ)はジャズトランペッターのディジー・ガレスピーの作曲でピッコロやフルートやチューバに合わせてピーターソンのピアノが躍動します。
※オスカー・ピーターソンがコール・ポーターの作品を演奏したアルバムには「Oscar Peterson Plays the Cole Porter Songbook」があり、In the Still of the Night、Love for Sale、I’ve Got You Under My Skin、Night and Day、 I Love Parisなどが収録されています。

The Trio: The Best Of Oscar Peterson (analog – Vinyl)
The Trio: The Best Of Oscar Peterson - Verve LP
ベスト盤の試聴はThe Best Of Oscar Peterson – Allmusic.com
私の手持ちのアナログレコードはもう1枚あります。 オスカー・ピーターソン・トリオの編成は1952年の設立以降時代を経てメンバーが変りましたが、1958年にドラムのエド・シグペンが参加して1959年にはたった3週間で100曲以上もの録音をしたのだそうです。 その中にオスカー・ピーターソン・トリオの初レコーディングとなる「A Jazz Portrait of Frank Sinatra(フランク・シナトラの肖像)」(試聴ができる限定盤CDはASIN: B01FFVTAD6)があり、”Witchcraft”や”I Get A Kick Out Of You”などシナトラのレパートリーで有名な12曲をカバーしています。
オスカー・ピーターソンもレイ・ブラウンも若い!
そのトリオが1958年から1964年にVerveでスタジオ録音した6枚のアルバムを編集したLP「Verve SMV-1040」です。
A面のNight Train(ナイト・トレイン)はデューク・エリントン楽団のテナーサックス奏者だったJimmy Forrest(ジミー・フォレス)が1951年に作曲した名曲で後にソウルテナーのKing Curtis(キング・カーティス)でも有名になりました。 オスカー・ピーターソン・トリオのアルバムにはこの曲をタイトルにした傑作といわれる1962年のスタジオ録音盤「Night Train」(ASIN: B0000047D4)があり、Happy-Go-Lucky Local (AKA ‘Night Train’)をはじめC-Jam Blues、Bags’ Groove、 I Got It Bad (And That Ain’t Good)、My Heart Belongs To Daddy、Now’s The Timeなど全17曲を収録しています。
Tonight(トゥナイト)は1957年のミュージカル「ウエストサイド物語」で有名になったレナード・バーンスタイン作曲のバラードですがスイングのアレンジが素晴らしい。
Something’s Coming(何か起こりそう)も「ウエストサイド物語」の主題歌をアレンジして華麗なるピーターソンのアドリブが入ります。
Shiney Stocking(シャイニー・ストッキング)はカウント・ベイシー楽団のアレンジャーでもあったテナー奏者のFrank Foster(フランク・フォスター)の1956年の作曲です。
Girl From Ipanema(イパネマの娘)はAntonio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)が作曲したボサノバでスタン・ゲッツとアストラッド・ジルベルトの共演で大ヒットした曲です。
B面のI Could Have Danced All Night(一晩中踊れたら)は1956年のミュージカルで映画では1964年の「My Fair Lady(マイ・フェア・レディ)」の主題歌で、この曲だけドラムが最初のトリオに参加していたGene Gammage(ジーン・ギャメージ)なんだそうです。
Fly Me To The Moon(フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)はBart Howard(バート・ハワード)が1954年に”In Other Words”として作曲したバラードでPeggy Lee(ペギー・リー)がテレビ番組で歌って世に知れるところとなりました。 演奏はもとより歌では男性歌手のフラン
ク・シナトラやNat King Cole(ナット・キング・コール)からJulie London(ジュリー・ロンドン︉)やJune Christy(ジューン・クリスティ)、Ella Fitzgerald(エラフィッツ・ジェラルド)やAstrud Gilberto(アストラット・ジルベルト)といった女性ジャズヴォーカリストも好んで歌うスタンダード曲。
Corcovado(コルコヴァド)もアントニオ・カルロス・ジョビンが作曲したボサノバ曲で、タイトルの”コルコヴァド”とは巨大なキリスト像が立っているリオ・デ・ジャネイロの丘のことでそうです。
④Bag’s Groove(バグズ・グルーブ)はModern Jazz Quartetのメンバーだったヴァイヴ奏者のMilt Jackson(ミルト・ジャクソン)が作曲して自身のニックネームを冠したブルース曲。
Close Your Eyes(そっと目をとじて)はトリオの1959年の録音ですが、女性作曲家のBernice Petkere(バーニス・ペトケレ)による1933年の甘い曲でDoris Day(ドリス・デイ)が1962年に、Peggy Lee(ペギー・リー)が1963年に録音するなどたくさんの女性ヴォーカリストが歌っています。

Oscar Peterson Live at Olympia
度々パリ公演を行ったオスカー・ピーターソンは1957年5月、1960年4月、1961年2月28日、1963年5月と3年3月23日などのオリンピア劇場でのライヴ盤がリリースされています。
「Olympia-March 22th 1963」、「Olympia, 1963 – The Champs Élysées, 1964」、「Olympia, Mai 1957, Avril 1960, Février 1961, Mars 1963」、「Live Olympia 1961 Et 1963」、「Oscar Peterson – Live: Olympia Mai 1957, Avril 1960, Février 1961, Mars 1963」